【Kaguya Planet】坂崎かおる「アネクドート」、阿部屠龍「父のある静物」一般公開開始! | VG+ (バゴプラ)

【Kaguya Planet】坂崎かおる「アネクドート」、阿部屠龍「父のある静物」一般公開開始!

Kaguya Planetにて、果樹園の出てくるSF短編小説一般公開開始

オンラインSF誌 Kaguya Planetにて、坂崎かおる「アネクドート」と阿部屠龍「父のある静物」の一般公開を開始しました。カバーデザインは梅野克晃さんが手がけました。

こちらの二作品は、Kaguya Planetで開催した「果樹園の出てくるSF短編小説」の公募で採用された二作品です。

※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を!」をお読みください。

坂崎かおる「アネクドート」

19世紀のアメリカの科学者サミュエル・ピープルズ、通称サムは、兄の営む果樹園の経営を申し訳程度に手伝いながら、水星軌道の内側にあるとされる未知の惑星バルカンを発見するために毎日望遠鏡を覗き込んでいる。

坂崎かおる
2020年、十数年ぶりに書いた小説「リモート」で第一回かぐやSFコンテストの審査員特別賞を受賞。「リモート」は、Toshiya Kameiによる英訳がDaily Science Fictionに掲載された。2021年2月にVG+バゴプラにSF短編小説「パラミツ戦記」を寄稿。2021年、2022年には、「電信柱より」「噓つき姫」で、第3回・第4回百合文芸小説コンテストのSFマガジン賞・大賞を続けて受賞。「電信柱より」は大森望編『ベスト SF2022』(竹書房) に収録された。 2021年には「ファーサイド」で第1回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストで日本SF作家クラブ賞を受賞、2022年には「あたう」で第28回三田文学新人賞の佳作に入賞してる。新作は、井上彼方編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(Kaguya Books) に寄稿したロボットをめぐる裁判を描いたSF短編小説「リトル・アーカイブス」。
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阿部屠龍「父のある静物」

何かを磨き清めると汚れは別の場所に移るけれど、汚れの総和は変化しない。農業も一緒だ。土の中の養分の偏りが、野菜となる。そんな「偏り」を自覚しながら生きてきた娘は、父に問うてみたいことがあった。

阿部屠龍
北海道出身。ドラゴンと百合とSF・ファンタジーが好き。普段はカクヨムに小説を投稿している。ファンタジー小説『竜の骸布』(2017年)、百合小説短編集『百合以外全部嘘』(2018年)、短歌集『喪失と妄執』(2019年)と、三冊の作品集を発行している。アーシュラ・K・ル=グウィン『文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室』(訳 大久保ゆう/フィルムアート社)の課題に取り組み、大戸又(サ!脳連接派)主催の合評会で腕を磨いている。2021年には第12回創元SF短編賞の一次選考を通過し、第14回GA文庫大賞(前期)では最終候補に選出。2022年9月に刊行された文芸サークル《汽水域観測船》による『時間百合SFアンソロジー』に「n回目のエピローグ」を寄稿している。
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2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてという作家も数多く、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

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