シーズン4第8話 最終話 ネタバレ解説『ザ・ボーイズ』ラストの意味は? 憲法と大統領の国 あらすじ&考察 | VG+ (バゴプラ)

シーズン4第8話 最終話 ネタバレ解説『ザ・ボーイズ』ラストの意味は? 憲法と大統領の国 あらすじ&考察

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『ザ・ボーイズ』シーズン4最終回第8話はどうなった?

2019年にシーズン1の配信を開始したAmazonプライムビデオの人気ドラマ『ザ・ボーイズ』がいよいよクライマックスを迎えている。腐敗したヒーローのセブンに挑むザ・ボーイズの姿を描いた本作は全5シーズンで構成され、2024年7月18日(木) にシーズン4の最終話となる第8話が配信された。

ファイナルシーズンへ向けてシーズン4はどのように締め括られることになったのだろうか。今回はドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン4の最終回となる第8話をネタバレありで解説&考察して行こう。以下の内容は本編のネタバレを含むので、必ずAmazonプライムビデオで本編を鑑賞してから読んでいただきたい。また、本作は視聴対象が18歳以上の成人向けコンテンツになっている。露骨な残虐描写や流血描写、性描写、性暴力への言及が含まれるのでご注意を。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン4最終回第8話の内容に関するネタバレを含みます。

『ザ・ボーイズ』シーズン4最終話第8話「フィナーレ」ネタバレ解説

公式からの声明

まず、ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン4最終回第8話の配信にあたって、『ザ・ボーイズ』とAmazonプライムビデオの公式Instagramから声明が出されている。米国でのトランプ前大統領の暗殺未遂とそれに伴い死傷者が出た事件が本エピソード配信の5日前にあたる7月13日に発生したためだ。

声明には、シーズン4第8話にはこの事件を想起させるシーンがあること、撮影は2023年に行われており現実と酷似している点は偶然であること、Amazon、ソニー、『ザ・ボーイズ』の製作陣は現実世界におけるあらゆる暴力を否定することが宣言されている。

『ザ・ボーイズ』シーズン3の最終話は、日本では安倍晋三元首相銃撃事件が発生した日に配信された。『ザ・ボーイズ』はフィクションの世界で暴力を誇大に表現することでエンターテインメントとして成立しているが、現実世界に暴力が蔓延る中では楽しむのは難しくなる。それはイスラエルによるガザ侵攻についても同じことであり、世界から少しでも暴力が減っていくことを願いたい。

「大統領の認定投票」とは

ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン4最終回第8話の冒頭は、モーニングショーの『VNN トゥデイ』から幕を開ける。Aトレイン主演の映画『トレーニング・Aトレイン』は公開中止となった模様。Aトレインは前回、ディープとブラック・ノワールに襲撃されたザ・ボーイズを助けて、ヴォートから逃亡している。

報道では「完成後の判断」と伝えられ、CEOのアシュリーが「利益のための損切り」と説明している。これは2022年8月にワーナーがDC映画『バットガール(原題)』を完成後にお蔵入りとしたのを皮切りに、多くの作品を「損切り」としてお蔵入りとしたことをネタにしたものである。

ファイアクラッカー、ブラック・ノワール、ディープによる公共広告では、ハッシュタグ「#AllLivesMatter(すべての命が大切)」が掲げられている。「オール・ライブズ・マター」は現実にも存在するスローガンで、黒人への暴力と差別に抵抗する「ブラック・ライブズ・マター」へのカウンターとして使用される。

主張を「すべての命が大事」にすり替えることで、論点を人種差別からずらすものなのだが、ディープは「人種差別に責任を負う」と言っており、“逆に差別されている”と感じる白人からも支持を得ることができる言い回しにしていることが分かる。

議会では「大統領の認定投票」が行われている。米国では11月に大統領選が実施されるが、この時に有権者が投票を行うのは特定の大統領と副大統領のコンビに投票することを誓った選挙人団に対してである。選挙人は全部で538人おり、各州で選挙人の数=票数は異なる。例えばカリフォルニア州は55、ハワイ州は4となっており、ほとんどの州では得票数が多かったコンビがその州の選挙人の票を総取りすることになっている。

大統領選挙の日に得票数の結果は出るが、次は選挙人団が1月に委託された通りに大統領と副大統領のコンビに投票を行わなければならない。これが「大統領の認定投票」であり、この投票がそつなく行われて初めて大統領と副大統領が正式に任命されることになる。ちなみに2016年にトランプが当選した際には10人の選挙人が造反したが、選挙時点で74人の差がついていたため選挙結果がひっくり返ることはなかった。

アニーらしくないセリフ

大統領の認定投票が進められる中、MMはフレンチーにウイルス制作を急かしていた。シーズン4最終回第8話のMMのトレーナーは「dead prez」というニューヨークのヒップホップデュオのものとなっている。dead prezの名前の由来は「Dead President=死んだ大統領」だが、これは米国のスラングで「ドル紙幣」を意味する。アメリカの紙幣に描かれている顔はほとんどが過去の大統領(死んだ大統領)だからだ。

ロバート・シンガーが大統領に認定され、暗殺されれば副大統領のニューマンが大統領に就任してしまう……そんな状況で縁起の悪いトレーナーを着ているMM。一方、アニーになりすましたシェイプシフターはドレスを着て登場する。さすがのヒューイも「国全体が『1984年』になろうとしてるのに」と引いている。『1984年』(1949) はジョージ・オーウェルによるディストピアSF小説で、全体主義の監視国家を描いた名作として知られる。

しかし、アニー(シェイプシフター)は曾祖父が出征する前に曾祖母にプロポーズしたというエピソードを披露し、ヒューイにプロポーズする。ヒューイはシーズン4第5話で母ダフネからプロポーズ用にもらった指輪を持ってきて逆プロポーズ。この絶望的な状況にアニーと共に立ち向かえることが幸運だと告げる。これは、前回「絶望的な世界で子どもを産みたくなかった」と語ったアニーへのアンサーだろう。

ヒューイが偽アニーとの婚約を果たした一方、シェイプシフターは変身が解けてきており、慌てて外出する。この時、シフターは外出の理由を「冷蔵庫には安物しかないから、お祝いのシャンパンを買いに行く」としているが、英語では「安物」のところを「Kirkland shit」と発言している。カークランドは倉庫型卸売店コストコのプライベートブランドだ。

筆者の印象だが、コストコは労働環境への取り組みなどから米国でリベラル層に愛されているし、実際に民主党への献金も行なっている(共和党にも行なっているが、額は民主党の方が圧倒的に多い)。それに政治的なスタンス以前に、アニーが米国では庶民的なコストコの商品を「安物」と吐き捨てるのも違和感があり、あれはシェイプシフターならではの発言と考えることもできる。

そして、アニーがあっさりと車のキーを取って出て行った姿を見て、ヒューイは怪訝な顔をしている。アニーらしくない姿が引っかかっているようだ。

ブッチャーとライアンの意地

前回のラストで意識を失ったブッチャーは病室で選挙人団の投票の中継を観ていた。空想のジョー・ケスラーが現れると、ウイルスを手放したこと、形勢を逆転できる手段としてケスラーが残されていることを告げる。やはりケスラーは空想以上の存在であることが示唆されており、続けてケスラーは「頭と体の中で増え続けるVによる腫瘍こそが現実」「スーパーキャンサー(癌)だ」とおどけてみせる。

やはりジョー・ケスラーはブッチャーの中でうごめいていた腫瘍ということらしい。ケスラーは、ブッチャーが仲間のことも気にせず振り切りさえすればエゼキエルを倒したときのように手を貸すという。だが、この時点でブッチャーはケスラーの申し出を意に介していない。

そこに現れたのはグレース・マロリーで、前回倒れたブッチャーを助けたのはマロリーだったことが明かされる。だがマロリーはブッチャーのためではないと言い、それを受けてブッチャーは仕事に取り掛かると、電話である人物に連絡を入れるのだった。

ホームランダーは陰毛の白髪を取り出し、「気持ち悪い」と吐き捨てていた。結局この白髪、なんだったのだろう。しかし、以前よりかなり量は溜まっており、ホームランダーの老化が進んでいることは確かなようだ。

ホームランダーにとって、それ以上に問題だったのはライアンのバッグの中からブッチャーたちの写真が見つかったことだ。ホームランダーはDV親父に豹変して部屋を破壊。帰ってきたライアンに激怒し、ブッチャーの写真を投げて「私が父親だ」と「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーを思わせるセリフでライアンに迫るのだった。

しかし、ライアンも反抗的な表情を見せ、その場を立ち去る。ホームランダーはライアンの名を叫ぶが、手をあげないだけマシかもしれない。もちろんホームランダーがライアンと戦えば物理的にも世間的にも大変なことになるということも分かっているのだろう。

シェイプシフターの嫌がらせ

シェイプシフターに監禁されているアニーは、ブラック・ノワールの絵が描かれた「リーン・ラッド・ダイエット・ランチ」を食べさせられている。アメリカでは少し前に食物繊維の摂取量を増やす「Fファクターダイエット」が流行したが、あるインフルエンサーが発売したFファクター食品が腎臓結石やアレルギー反応の原因となっているとして訴訟が起きている。ここでもシフターは「腎臓結石の原因になる」「集団訴訟も起きてる」と説明している。

シフターはアニーに触れて“チャージ”。定期的に相手に触れなければ変身は解けてしまうようだ。ついでにアニーの心を読む。シェイプシフターはマインドリーダーでもあり、変身する相手か触れた相手の心も読めるらしい。つまり、ヒューイに話した曾祖父の話は本当のことだったということだ。

ヒューイと婚約して関係を持ったことを告げたシフターは、「ここ蒸し風呂みたい」と、前回の初登場時と同じ発言をしている。人より体温が高いのか、これがシフターの口癖であることが示されている。自分の体温の問題なのに部屋の温度のせいにする人は、いる。

シフターは人生で初めて変身した幼稚園の先生の話を披露する。非倫理的な行いをしていた人物だったが、心も読み取れるシフターは、彼女がそれらを正当化していることを興味深く思ったと話す。そしてアニーは「自分だけが善良だと思ってる」と挑戦を受けるのだ。起きた悪いことを「自分のせいじゃない」と正当化していると言われ、アニーはそれを否定するも、力が使えない理由については説明できない。

ここでシェイプシフターは、「想定外であんたを乗っ取ったけどメチャクチャ」と発言する。シェイプシフターがアニーを乗っ取ったのは、セージの計画にはない段取りだったようだ。シフターは、「あんたは刑務所で悩み続ける」と言い、アニーの姿で大統領暗殺をやり遂げることを宣言している。

意外と大事な憲法第2条

一方のヒューイはブッチャーと電話で話している。着信はヒューイの方からで、「15回もかけた」と言っているので、先ほどブッチャーが電話しようとしていた相手ではなさそうだ。ブッチャーの助けを借りたいと話すヒューイに対し、ブッチャーは弟のレニーにトップレスの女性が食事を運ぶステーキハウスの話をしたときの思い出を話す。

ブッチャーはもう死期を悟っているようで、ヒューイに最後の頼みを告げる。レニーと二人で行こうと言っていたそのステーキハウスに、二人の代わりに行ってほしいというのだ。ブッチャーは死にゆくベッカとの約束を果たそうと残りの人生を生きてきた。ここでヒューイに“使命”を託さなかったのは、ブッチャーの優しさなのかもしれない。そして、ブッチャーは涙ながらにザ・ボーイズに謝ってほしいとも頼むのだった。

体調が悪そうなファイアクラッカーの番組にホームランダーとニューマンが出演。ファイアクラッカーがロバート・シンガー大統領についての話をしようとするが、ホームランダーは突如としてニューマンが能力者であることを暴露する。シーズン2第4話でクイーン・メイヴがレズビアンであることを同意なく明かしたのと同じ展開だ。

ジョークとして扱い否定するニューマンに、ホームランダーは目からビームをお見舞いすると、ニューマンは白目を剥いてこれを無効化する。シーズン4第1話ではヒューイがニューマンに硫酸をかけたが効果はなく、ニューマンの防御能力はすでに描かれている。

生放送で正体を暴かれたニューマンは動揺を隠せない。ホームランダーとしては同じ能力者の息子であるライアンが非能力者のブッチャーに肩入れしていたことで吹っ切れたのかもしれない。「子ども達やその子ども達のために世界を変える」として、ニューマンに「初の能力者の大統領」になるよう迫っている。しかし、ニューマンは憲法第2条をあげてうまくいかないと否定する。

合衆国憲法第2条は、人民の武装する権利を保障するものだ。イギリスの植民地が武装蜂起して独立したという歴史的な経緯から、米国では不当な政府に対抗できるように人民が武器を持つ権利を認めている。全米ライフル協会が銃所持の保護を訴える論拠にもなっている一方で、リベラル派の中には、この権利は個人ではなく州兵を組織する州に対して認められた権利であるとして個人が武装する権利を否定する声もある。

不当な政府は人民の手で転覆させることができる——不正によって大統領に就任しようとしているニューマンが怯えている理由は、ニューマンがアメリカという国の歴史と精神をよく理解しているからだと言える。そんな主張も「新しい世界は新しいルールで治める」と意に介さないホームランダーは、やはり歴史認識も憲法の精神も理解していないと言わざるを得ない。いわゆる“保守”として歴史に根ざしているわけではなく、幼稚さに根付いた存在がホームランダーなのだ。

社員や市民の半分を逮捕する気かと聞かれたホームランダーは、それを否定せず。徹底した分断の時代を予感させ、ホームランダーはアシュリーに、セブンに対して不利な情報を知る社員のリストを作るよう指示する。アシュリーは前回Aトレインに誘われて逃げる機会を逸したが、最終回では再びホームランダーから重用されるようになった。とは言っても、雑用係としてなのだが。

ホームランダーにも危険が

テレビではカルフーン下院議長が選挙結果の認定を行っている。カルフーン議員はシーズン1でも登場した人物で、ドッペルゲンガーに嵌められて国防にヒーローを取り入れる計画に協力させられていた。ニューマンが能力者と判明した直後にこの認定は行われ、全国で抗議が行われる事態に。大統領暗殺が近づき焦るMMは、ヒューイにニューマンを脅せるデータを確認させるが、データは消された後だった。前回、アニーに化けたシェイプシフターが金庫からラップトップを盗んでデータを削除していたのだ。

ザ・ボーイズが防御に転じる中、シンガー大統領はニューマンの正体が明かされたことで、新たな選挙を実施することを会見で宣言。副大統領候補は大統領候補が指名することになっている。シンガーはニューマンが能力者であることを以前から知っているため、ここでは新政府が正当な政府ではないことを強調し、暗殺される可能性にも言及して計画の実行を妨げようとしているのだ。

病室のブッチャーのもとにやってきたのはライアンだ。ケスラーは「うまくいくわけない」と呟いている。冒頭でブッチャーが電話で連絡した相手はライアンで、「あなたのためじゃない」と言っていたグレースはライアンのためにここに来たのだろう。ブッチャーはライアンにタワーへ戻らずグレースと暮らすよう説得する。

「ママの死はお前のせいじゃない」とシーズン2のラストでライアンがベッカを死なせてしまったことに触れている。そして、「ママはお前を守れと言った」として、ホームランダーといて安全だと感じるならそれでいいと言ってやる。その手段がなんであれ、ライアンが守られるという結果が大事ということだ。そして二人は、シーズン3第1話とシーズン4第3話で遊んでいたコネクト4を一緒にプレイするのだった。

タワーではセブンのミーティングが開かれている。アシュリーはリストをクビにする人たちだと思っているが、ホームランダーはそうではない様子。そして、ホームランダーに母乳をあげたファイアクラッカーは、咳き込んでいて明らかに体調が悪そうだ。母乳を出すために飲んでいた薬の副作用だという。

これを知ったホームランダーはミルクの容器を置くと、ファイアクラッカーに離れて座るよう言い渡す。掌返しの速度がすごい。ホームランダーはすでに何度かファイアクラッカーの母乳を飲んでいるため、ホームランダーにも薬の影響が及ぶ可能性がある。意外なところでホームランダーに危機が訪れるのかもれしない。

ニューマンが大統領になれば、ニューマンを守るためにヴォートの全ヒーローでペンタゴンを包囲すると話すホームランダー。まずはヴォート社の不穏分子を片っ端から殺すよう指示を出す。アシュリーも標的にされ、これを盗み聞きしていたアシュリーはホームランダーの部屋でコンパウンドVを自らに注射する。そしてアシュリーは苦しみながら変形していくのだった。

その後のアシュリーは描かれていないが、同じく成人後にコンパウンドVを打ったヒューは力が制御できなかった上に記憶障害になってしまっていた。ちなみにアシュリーが逃げ出す際にが、手前にはAトレインの像が映っていた。ヴォートに残ることを選んだアシュリーの運命やいかに。ちなみに誰も答えられなかったアシュリーの苗字は「バレット」である。

暗殺者との決闘

ロバート・シンガー大統領はニュージャージー公共事業局の地下に避難。「私の指示通りにニューマンを殺せていれば——」と愚痴っている。ザ・ボーイズはシンガーの護衛にあたっているが、この時点でアニーに化けた暗殺者のシェイプシフターが潜り込んでしまっている。しかし、ヒューイはシフターが汗をかいて「蒸し風呂みたい」と発言したことでその正体に気がつく。

フラッシュバックされたシーンは、シェイプシフターが最初に「蒸し風呂みたい」と言った場面、偽アニーがコスチュームを着て現れた場面、ドレスを着て現れた場面、車の鍵を見つけた場面。違和感の点が線になったのだ。

監禁されているアニーの方は、これもちょっと見てられないシーンだったが、手の皮を削いで手錠から手を抜くという荒技に出る。皮を剥いで変身するシェイプシフター顔負けのど根性技でアニーは脱出に成功するのだった。

ヒューイはMMにアニーがシェイプシフターだとこそり伝えるが、MMとヒューイの演技が下手すぎてシフターにバレたことがバレてしまう。シェイプシフターが暴れ出す中、開くのがめちゃくちゃ遅いドアを抜けて、一同はシンガーを逃す。ここでキミコがいてくれるのは大変心強いが、能力者が味方に一人しかいないという状況が厳しいことも確かだ。

偽アニーvsキミコの戦いは偽アニーがキミコの首を180度回転させて勝利するが、そこに現れたのは脱出してきたアニーだった。能力が戻らないアニーは素手の殴り合いに挑む。まさに“自分との戦い”だ。優位な体勢に持ち込んだアニーは、監禁中に言われたことに対して、自分が何者なのかはわからないが、あんたにとどめをさすクソ女であることは確かと告げて首を締め上げてシフターを倒す。シフターに指摘された通り、自分は善良ではないということを受け入れたのである。キミコも復活し、ザ・ボーイズはシンガー暗殺を未然に防ぐことに成功したのだった。

暗殺が失敗して焦るニューマンに対し、ホームランダーは「必要なら私がシンガーを殺す」と相変わらず大局が見えていない。一方でニューマンが操り人形にならなければ娘のゾーイを痛めつけると宣言。この時点でニューマンに何の得もないディールになってしまっている。

赦すことの大切さ

ザ・ボーイズが基地に戻ると、フレンチーはウイルスを完成させていた。ヒューイは10日間も偽物と見抜けず婚約して性交渉までしていたことで、アニーから責められてしまう。しかしヒューイは、偽物がドレスを着て鍵を一瞬で見つけ暑がっていたのに対し、本物はノーブラでスウェット、鍵は見つけられないし、冷え性だから見抜けたと語る。変わり者で問題があって、だからこそアニーであり、それが好きなんだと語るのだ。この時は許してもらえなかったものの、互いにありのままを受け入れるからこそこの二人はうまくやっていけているのだろう。

そんなヒューイに助けを求めたのはニューマンだ。絶望的な状況で、ゾーイをCIAで保護するよう依頼するのだ。CIAの方が保護しようとしているホームランダーの息子ライアンとは逆パターンだ。やられたらやり返すでは戦いは終わらないとかたるニューマンは、映画『ウォー・ゲーム』(1983) の例えを出している。シーズン4第1話でもニューマンは「相互確証破壊」の件で同作の名前を挙げている。

ニューマンは、レッド・リバーでの恐怖から逃れるために走り続けたのに、結局恐怖から逃れることができなかったと吐露する。今度は娘のゾーイを失う恐怖に怯えているのだ。レッド・リバーはヴォートが能力者の子どもを集めていた施設で、ニューマンはそこで育っていた。ドラマ『ジェン・ブイ』(2023-) の主人公マリーもレッド・リバー出身だ。そして、ニューマンの本心を疑うヒューイに、ニューマンはゾーイを託すことを約束するのだった。

ヴォートタワーではリストの社員狩りが進められていた。その中には、広報のエヴァンも。ディープは散々弄んだのちエヴァンの顔面を貫いて殺してしまう。さらに新人ノワールはアシュリーのアシスタントのアシュリーを間違えて殺害。そこで初めて殺しの快楽を味わっている。シーズン4第6話でディープが先代ノワールが殺しに性的な快楽を感じていたと話した通り、新人ノワールも悪徳ヒーローとして成長しようとしている(すな)

ヒューイはザ・ボーイズメンバーに、ニューマンの合流について説得していた。今までは殺しを解決手段としてきたが、怪物に勝つためには人間らしくあらなければならないというのがヒューイの意見。暴力で答えるのではなく、赦し、情けをかけることが勇敢なことだと熱弁する。シンガー暗殺未遂の描写以上に、現実の状況とリンクするメッセージだ。

念の為ウイルス銃は用意するが、一同はニューマンを受け入れることで同意。アニーはヒューイに性病の検査を受けるよう指示して、遠回しにヒューイを許すと伝えている。「赦そう」というヒューイの訴えが響いたのはキミコとフレンチーだ。キミコは自分達を赦すことを少しずつ試していこうとフレンチーに提案している。

そして、コリンと一緒にいていいと告げたのは嘘だったと伝える。正直にそう言えることもまた、自分をゆるすということなのだろう。フレンチーはキミコより良い人なんていないと伝えて、二人はよりを戻したのだった。

最悪の展開

ブッチャーとライアンはコネクト4で遊んでいる。もうこの二人はずっとこうさせておいてあげてほしいが、ここでグレース・マロリーがライアンに真実を話し始める。シンガー暗殺の計画、シーズン1の37便墜落事件、多くの殺人事件、そして、母ベッカがホームランダーから性的暴行を受けたこと……。ここで言ってしまうのかー、という感じだが、ブッチャーの腹はもう決まっていたようだ。

ブッチャーはついに、ライアンにホームランダーと戦うように頼む。ブッチャーは、自分の中のケスラーに屈し、ライアンを兵器することを選んだのだろうか。暗殺失敗がシンガー陣営の戦略で報道されておらず、ニューマンの投降も含めて外で起きていることを知らないブッチャーは、能力者の大統領誕生を前にこれしか手段がないと判断したのかもしれない。

あるいは、どこかでライアンが自ら進んで自分たちと過ごし、なんとなくうまいことホームランダーと戦ってくれるようになるという淡い期待があったとも考えられる。ショックを受けて帰りたがるライアンは、この場所がCIAの能力者収容施設だと知る。この部屋ではボタンを押せばシーズン4第3話でブッチャーが使用を拒んだハロタンが充満するとされている。

そしてライアンは「閉じ込めて兵器にする」という父がされたことを自分にされそうになっていると怒り始める。グレースは孫を失ったがライアンに出会えた、愛していると告げるがその手はハロタンのボタンに伸びている。グレースはシーズン2ラストからシーズン3の間にライアンと暮らしており、愛情については本物だったはずだ。しかし、同時に畏れも抱いていたのではないだろうか。

ライアンはグレースを突き飛ばし、グレースの首は折れてしまう。事故ではなく自らの暴力で人を殺してしまったライアンは、その場を立ち去る。長年の戦友であるグレースの死を前にして、残されたブッチャーはケスラーを見て小さくうなづいている。ケスラーとの契約が完了した瞬間だ。

ヒューイはニューマンとゾーイを連れて基地に到着。フレンチーとキミコはシーズン4第1話でゾーイと戦っているので睨み合っている。ザ・ボーイズはニューマン親子を保護する代わりにヴォートとホームランダーの打倒に協力することを条件とする。しかし、そこに現れたのはブッチャーだった。

自分を信じてほしいと訴えかけるヒューイを押し退けると、ブッチャーは胸から生やした触手でニューマンを拘束。真っ先に目を覆うことで能力を発動できないようにしていることが分かる。ニューマンの能力である血管爆破は、白目を剥かなければ発動できないことが分かっている。

触手はおそらく腫瘍の延長で、これこそがケスラーの正体だったのではないだろうか。エゼキエルを爆破したのはこの触手で、さらに牧場でウサギのお腹から触手が生えていたのもブッチャーの身体から出た触手だったと考えられる。

ブッチャーは触手で持ち上げたニューマンの体を真っ二つに引き裂いてしまう。エヴァンにもう一人のアシュリーに、グレース、ニューマンと、シーズンを跨いで登場してきたキャラクターたちが次々と死んでいく。本当にクライマックスという感じがする。ちなみにこの時ニューマンのボディーガードが逃げ出していることから、副大統領暗殺は世間に知られることが示唆されている。

ブッチャーはフレンチーのウイルス銃を受け取る。フレンチーはブッチャーにウイルスを撃つことができたが、ブッチャーの指示に逆らえないのがフレンチーだ。全員を裏切ったブッチャーは、振り返って「礼はいらない」と告げてこの場を去る。いつもの決め台詞の言い方ではあるが、今回ばかりはいつもの笑顔ではない。

大統領の継承順位は?

テレビでニューマン死亡のニュースを観て頭をかかえるホームランダーの前に、セージが現れる。全てが失敗したと漏らすホームランダーに、セージは「全て計画通り」と告げるのだ。するとニュージャージーの地下施設で「私の指示通りにニューマンを殺せていれば——」と語っているシンガーの流出動画がニュースで流され、シンガーが連邦捜査官に逮捕される映像も流される。セージは初めからニューマン暗殺/シンガー告発をゴールに定めていたのである。

なぜか。米国大統領が職務の履行が不可能になった場合の継承順位は、1位が副大統領であり、2位が下院議長となる。3位が上院仮議長、4位が国務長官と続いていく。例えば現在のアメリカでは、上院が民主党、下院が共和党が多数派のねじれ議会となっている。このため、現職の大統領と副大統領が職務の履行が不可能になった場合、共和党議員の大統領が誕生することになる。

『ザ・ボーイズ』の世界では、先のカルフーン下院議長が大統領に繰り上げとなる。現実と同じくねじれ議会であれば、カルフーンは共和党の議員なのかもしれないし、そもそもドッペルゲンガーの件で能力者を恐れているだろう。すでにホームランダーに忠誠を誓うと宣言しているという。そもそも大統領候補のようなリーダーシップもないだろうしね。

ホームランダーは涙を流しながらこの現実を受け入れる。セージは最後まで約束を守ってホームランダーを支えた。自分より賢い人物が自分の失敗の尻拭いをしてほしいものを与えてくれた、という経験がホームランダーにどんな影響を与えるのだろうか。少なくともホームランダーはセージに逆らえなくなったのではないだろうか。あえて失敗させて覚えさせるというのはマネジメントの手法でもある。

セージは「次は話を聞いて」言ってノートを持ち去る。セージの計画はまだ終わっていないようだ。ちなみにこの時セージはホームランダーのことを「Blond ambition(金髪野心)」と呼んでいる。これは1990年のマドンナのツアー名でもある。振り返れば、前回のセージの「私なしでは倒せない人がいる」という言葉は、ニューマンのことだったのかもしれない。しかし、第2章があるというセージには、まだ本当の目的がありそうではあるが……。

それぞれのその後

ホームランダーにとってのハッピーエンド、私たちにとってのバッドエンド。新大統領に就任したカルフーンは、合衆国憲法第1条第9項に基づき戒厳令を発令。全国にスーパーヒーローを派遣してホームランダーが指揮をとるという。ついにホームランダーが望んでいたヒーローによる監視国家が完成する。

大統領からマイクを奪ったホームランダーは、ニューマン殺害をスターライト支持者の仕業だとして、ヒーローによる軍隊が国から裏切り者を排除すると宣言。映像ではブッチャーを除くザ・ボーイズの面々が偽装パスポートを手に違いに別れを告げるシーンが流れている。ホームランダーはスターライターを必ず見つけ出す、スーパーヒーローの新時代が幕を開けたと宣言するのだった。

このラストシーンで流れている曲はニルヴァーナの「Heart-Shaped Box」(1993)。抽象的な歌詞が並ぶ曲で、中絶禁止に抗議した内容という声もあり、その内容については様々な解釈がなされている。サビでは「新しい不満ができた。お前の価値のない助言が永遠の借りになる」と歌われており、見方によってはホームランダーとセージの関係を表現しているようにも受け取れる。

ファイアクラッカーがテレビで「子どもたちは安心して母の腕で眠る」と新時代の幕開けを喧伝する一方で、ニューマンの娘のゾーイは母が育ったレッド・リバーの施設へと連れて行かれる。ザ・ボーイズの5人はそれぞれの逃避行に旅立つが、それぞれに妨害者が派遣されていた。

キミコとフレンチーの前に現れたのは、『ジェン・ブイ』からの登場人物であるケイトとサムだ。ケイトは触れた相手を操ることができ、フレンチーに何かを囁いている。サムはただただ強いので流石のキミコも拘束されてしまう。サム、こんなにデカかったっけ……。キミコはついに声が出て「No」だけは言えたが、フレンチーはケイトに操られて立ち去ってしまうのだった。

空港で手を洗っていたMMはシーズン2とシーズン3で登場したラブ・ソーセージに捕えられる。相変わらずのモザイクなしである。基準が分からない。

アニーとヒューイの前に現れたのは丸刈りのシンディだ。シンディはシーズン2でセージ・グローブ・センターに収容されていた能力者で、念動力の能力を持つ最強クラスの人物だ。施設から脱走した後のことは、YouTube配信のスピンオフ「Seven on 7」で描かれており、複数の凶悪犯罪に関わったとして指名手配されていた。どうやら今は政府の兵器になってしまったようだ。

捕まったヒューイは、能力が戻ったアニーに合図を送りアニーは空へと飛び立っていく。生き延びている人物はもう一人いる。ウイルスを持ったブッチャーだ。ファイアクラッカーが「We will make America super again.」と決め台詞を言ったところで、ブッチャーは後部座席の満足気なケスラーを見やり、車で走り去っていく。つまり、アニーとブッチャー、能力を持った二人だけが野に放たれているという状況だ。

ラストシーンの意味は?

そして、『ザ・ボーイズ』シーズン4最終回にはまだサプライズが待っていた。大統領とある施設を訪れたホームランダーは、そこでカプセルの中で眠る人物を目にする。ソルジャー・ボーイである。ソルジャー・ボーイはシーズン3のラストでグレースによってこのカプセルに入れられていた。グレースはライアンにホームランダーを倒させようとしたし、ソルジャー・ボーイも対ホームランダー用の保険だったのだろう。

ホームランダーは遺伝子条の父であるソルジャー・ボーイの姿を見て、意外にも目に涙を浮かべている。ソルジャー・ボーイが生きていたことはグレースの死によって明らかになったと思われ、親子関係で悩むホームランダーがソルジャー・ボーイを復活させることは想像に難くない……。ちなみにこのシーンでは「アベンジャーズのテーマ」の出来損ないみたいな音楽が流れている。

最後には「ラリー・クリプキに捧ぐ」という文字が現れる。ラリー・クリプキは『ザ・ボーイズ』を指揮するエリック・クリプキの父で、パーキンソン病を発症し、数年間の闘病の末に2024年2月に亡くなっている。シーズン4は、エリック・クリプキの父への思いも込められたシーズンだったようだ。

『ザ・ボーイズ』シーズン4最終話第8話ネタバレ考察&感想

バッドエンドの向こう側へ

やっぱりバッドエンドだった! シーズン5へ向けての地ならしはバッチリ、というところだろう。ついにスープスが掌握する国家が誕生し、ザ・ボーイズメンバーのほとんどが捕えられてしまった。

シーズン4はしばらく能力が使えなかったアニーだが、最後にはヒューイと逃避行に旅立つ中で能力を取り戻した。ヒューイと互いを許し合った直後でもないし、何か法則がありそうな気がする。絶望的な世界でヒューイといれるということが救いになったということかもしれないが、同様のヒューイの告白はシェイプシフターに対するものでアニーは知らないはずだ。

キミコとフレンチーも毎日少しずつ取り組もうという時に『ジェン・ブイ』コンビに捕えられてしまった。やっぱり個人的な幸せを掴めそうな時でも政治や経済といった大きな物語から逃れることはできず、小さな問題も大きな問題も同時に取り組んでいかなければならないのだろう。

ブッチャーは一体どこに車を走らせているのか。ライアンもホームランダーのもとに戻っていないみたいだし、次の展開は読めない。一方でブッチャーはケスラー=スーパーキャンサーを味方につけたことで寿命は伸びたのかもしれない。しかし、もうベッカは現れなくなってしまった。ブッチャーは完全に怪物になってしまったのだろうか。

ホームランダー以降のアメリカでは、非能力者たちは二級市民として生き、反抗的な市民は収容所へと送られるのだろう。一方で、アニーとブッチャーはある程度市民権を認められて生きていけるかもしれない。となれば、ドラマ『ジェン・ブイ』で捕まったマリー・モローらに恩赦が出ることもあるかも? あるいは捕まったザ・ボーイズとマリーらが合流することになれば面白い。

それに、現在制作が進められている『ジェン・ブイ』シーズン2は『ザ・ボーイズ』シーズン4の時系列に当てはまるはず。政治的な地殻変動が起きる中でマリーらがどうサバイブするのかという点にも注目だ。

ホームランダーとセージの次の動きは?

ヴォート陣営で言えば、Vを打って変形していたアシュリーのその後は描かれていない。ファイアクラッカーの薬の副作用も伏線の一つだろうし、それはファイアクラッカーにとっても、ホームランダーにとっても命取りになりかねない要素だ。

さらにセージはまだ次のプランを用意しているというが、もしかするとホームランダーを大統領にするというところまで行ってしまうのだろうか。実は、大統領継承順位2位の下院議長は、憲法上議員でなくてもなることができる。現実においても大統領失職後のトランプを下院議長に推す声もあった。もしホームランダーが下院議長に任命されれば、大統領と副大統領が罷免された時点で選挙を経ずともホームランダーを“初の能力者の大統領”にすることができてしまう。

その展開も面白そうだが、『ザ・ボーイズ』の公式Instagramでは、ホームランダーが世界各地を訪れるシーズン5のポスターが公開されている。これはアメリカを掌握したホームランダーが世界侵略を目指す、アメリカファーストから帝国主義へ、ということだろうか。海外に逃亡したAトレインや復活させたソルジャー・ボーイも登場し、シーズン5はオールスターキャストになるかもしれない。

セージは歴史が好きなので、ローマのように領土を広げていく方に興味を持っていそうだ。シーズン5は2024年11月頃の撮影開始を予定しているということで、ロシアやイスラエルによる侵略戦争を扱うストーリーになる可能性もある。11月に行われる米国内の大統領選の結果を受けて結末が変わる可能性も考えられる。なお、『ザ・ボーイズ』のシーズン5は2026年中に配信される見込みだ。

謎も感情も色々と処理しきれない部分も多い『ザ・ボーイズ』シーズン4だが、最終話の解説&考察は一旦これで締めくくろう。今後の展開や残された謎については、まだまだ考察していきたい。次のシーズンで終わってしまうという寂しさもあるが、ブッチャーのように残された時間を悔いのないように走り切ろう。

シーズン5に向け、シーズン4最終回で残された謎の考察はこちらの記事で。

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『ザ・ボーイズ』シーズン4第7話のネタバレ解説&考察はこちらから。

シーズン4第6話のネタバレ解説&考察はこちらから。

シーズン4第5話のネタバレ解説&考察はこちらから。

シーズン4第4話のネタバレ解説&考察はこちらから。

シーズン4第3話のネタバレ解説&考察はこちらから。

シーズン4第2話のネタバレ解説&考察はこちらから。

シーズン4第1話のネタバレ解説&考察はこちらから。

 

『ザ・ボーイズ』シーズン3最終話のネタバレ解説&考察はこちらから。

スピンオフドラマ『ジェン・ブイ』シーズン1最終回のネタバレ解説&考察はこちらから。

 

『ザ・ボーイズ』のシーズン5での終了についてエリック・クリプキ監督が語った内容はこちらの記事で。

『ジェン・ブイ』シーズン2についての情報はこちらから。

「ザ・ボーイズ」フランチャイズの更なるスピンオフ展開についてはこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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