赤坂パトリシア「Linguicide,[n.]言語消滅」 | VG+ (バゴプラ)

赤坂パトリシア「Linguicide,[n.]言語消滅」

カバーデザイン 浅野春美

先行公開日:2021.6.19 一般公開日:2021.7.31

赤坂パトリシア「Linguicide,[n.]言語消滅」
7,240字

ぽっかりと朝の空にひっかかった白い月を見ながら人気のない日曜の街を歩く。学生のころ授業で触れた月の姫の話がふわりと記憶の底から浮かび上がってくる。手に入れることなどできるはずのない宝物を要求した光り輝く姫の話。これが日本最古の物語です、と手渡されたその物語に私はその時、とてつもなく惹かれた。もしも彼女を目にしたら私もまた、彼女に求婚した人々のように、心を奪われたに違いない。選ばれる可能性など全くないとわかっていても魅了されることはある。

ユーストン駅近の寂れた食堂グリーシースプーンに足を踏み入れると、ジョーはすでに座って薄いコーヒーを口にしていた。

「よ」

低く声をかけると、唇の片方だけをぎゅっと上げて歪めて「よお」と答えが返ってきた。言葉にもならないような音だったが、それは明らかに英語ではなく、日本に住んでいた人間のもので、私の頬にひきつった笑顔が浮かぶ。

「生きてるか」

「なんとか」

「こっちはひどいもんだよ」

「どこもひどいもんでしょ」

「原因はまだわからないんだろ」

「わからないみたいだね」

ジョーは頭を抱えた。

「かんべんしてくれ」

「そっちも仕事は消えた?」

答えはなかったが、わずかに下げられた頭が何よりも雄弁に是を示していた。私は肩をすくめる。私の仕事もすっからかんだ。まるで大きな車がきしむブレーキ音を立てて止まるように、半年前、私を取り巻く世界の一部が停止した。ほどなくして全ての仕事が——隙間時間にやっていた日本語家庭教師の仕事に至るまで——干上がった。一番の稼ぎをたたき出していた企業向けの翻訳が、まず消えた。それから日本事情を簡単にまとめるウェブ記事の連載。次から次へとドミノを倒すように、仕事が目前で減っていくのはいっそ爽快ですらあった。

「落ち着いてんな」

「いや、もう焦るのを通り越したというかね」

私は苦笑する。あまりにも酷いことが起きると、時々人間は笑うしかなくなるものだ。

「クロエ、大変だったみたいだね」

「パートナーと子供が同時にだってさ」

「子供の日本語教育、頑張ってたもんね」

「報われないよなあ」

ジョーは溜息をついた。

「継承語話者では逃げ切った奴もいたのにさ、なまじ頑張ったせいで……

「そうだね」

私は首をコキコキと鳴らした。

異変の兆候は、まず、日本国内ではなく、海外大都市で発見された。日本は本格的な暑さを迎えようとしている梅雨明けの火曜日、日本時間19時46分。北京で、ロンドンで、ニューヨークで。日本人の配偶者、友人、同僚が忽然と消えた、という報告が相次いで上がったのだ。まるで魔法のように目前でかき消えた、という訴えは最初失笑をもって、後には困惑をもって受け入れられた。

日本との時差13時間。ようやく目覚め始めたワシントンDCに、日本に何か大変なことが起きているらしい、という話が入ってきたのは日本時間で20時、現地時間では午前7時のことだった。まず伝えられたのは飛行機の事故だった。成田を含む空港の管制塔が一切の指示を出さず、何機かの飛行機が大きな事故を起こした。次々と失速する飛行機や、ゆっくりと正面から衝突する飛行機の動画は今にいたるまで悪夢のように私達の記憶に鮮明だ。

事故が起きたにもかかわらず、救急車や消防車その他が出動した形跡さえなく、結果として助かるはずだった人命も失われている。多大な人的被害を出したはずのそれらの事故の詳細は半年たった現在でもまったく不明だ。「はずの」と言うのは、満員だったはずのそれらの飛行機から見つかった遺体の数が極めて少なかったからだ。それらの飛行機のうち何機かのブラックボックスからは機長、および乗務員の声が現在でも一切検出されていない。

何かが起きていることに気づいた各国政府は日本政府にコンタクトをとろうと試みたが、日本政府からの応答はなかった。在日米軍基地からはかなり初期時点で米政府に緊迫した報告があがったという。さほど遅れることもなくAPやロイターをはじめとする通信社の特派員から半狂乱の速報が全世界に届き始めていた。

いわく。

日本人が、消えた。

忽然と、ほぼ全ての、日本人が消えている。

正確に言うと、日本国籍保有者の大半が杳として姿をくらませたのだった。赤ん坊から老人にいたるまで。しかし、ごく稀に奇妙な形で「残される」日本人もいた。その多くは幼少期に海外滞在経験を持っていたり、複雑な文化的背景を持っていたが、年齢や職業、現在の健康状態などはまったくまちまちで、一見してすぐにわかる共通項はそれ以外になかった。

海外でのもっぱら困惑を基調とした初期の反応とは対照的に、日本国内の混乱は最初から切実だった。外国人人口が15%を超える新宿区からは、悲痛な叫びがSNSを通じて全世界に発信された。「隣のアパートから赤ん坊の泣き声が聞こえる。助けたいが、ドアを開けようがない。声はどんどん小さくなっていく。どうすれば良いのかわからない」「隣家で泣いていた3歳ぐらいの子供を保護した。真夏の都内でクーラーもなかったらしく、脱水症状を起こしかけており酷い有様だが病院が機能していない」「火災が起きているのに119番に返答がない」「運転者のいなくなったトラックが建物に突っ込んできた」

そしてごく稀に「うちの子供が消えた。私達は日本人ではないのになぜ」——

東京株式市場は閉鎖され世界経済は混乱の極みにたたき落とされた。物流がストップしインフラが止まり、やがて在日外国人たちの声もなかなか届かなくなった。

事件発生から2日後、国連は健康な民主主義が保たれていると目される独立国に対しては異例の介入を決定し、日本に軍を派遣した。それは賢明な判断だった。管理する人間のほとんどいなくなった原子力発電所に直ちに技師を派遣する必要があることがわかったからだ。第二第三のFukushimaが起きなかったことは僥倖というしかなかった。

在日外国人たちが訴えたように、日本からは90%に近い人間が消えていた。原因は一切不明である。

ほどなくして一つの仮説が提示された。

——消えたのは「日本人」ではなく「日本語母語話者」であり、そこに国籍、性別、年齢の区別はほぼなかったのではないか。

ただし、この仮説は説明よりも多くの疑問を引き起こした。

一体どこから人は「母語話者」になるのか。母語話者として認定されるための線引きとは何か。もしも線引きがなされているのだとすれば、日本語を構成する各種要素のどれが一体その基準となっているのか。

手がかりとなりそうな研究はもちろん数多く行われていた。しかし、日本語を対象とした母語獲得の研究にせよ、文法や音韻の研究にせよ、その多くを第一線で担っていたのは、言うまでもなく日本語母語話者たちであり、彼らはことごとく消滅していた。彼らの残した大量の研究成果こそ消滅せずにあったものの、第二言語話者である残された研究者たちにとって、膨大な資料の海を把握する作業が一朝一夕に終わるようなものではないことは明らかだった。

さらに、そこには、もう一つ大きな問題があった。そもそも「日本語」の範囲とは何であるのか。ユネスコによって絶滅危惧言語に指定されていた八重山方言を母語とする年配の話者が数人残ったこともあり、「日本語」の範囲が必ずしも国によって規定されるものでないことは明らかだった。現に日本手話母語話者は——6万人弱いたが——厳然として残っており、混乱した状況下でも固有の領土である日本の自治とそれを可能にする各国の援助を強く求めていた。対照的に絶滅危惧言語レッドリストに指定された他の国内少数言語話者は消失しており、6ヶ月たった現在でも言語の区分は依然不明である。

一体何が言語による人間の抹消を引き起こしたのか、その機序は。また——全く考えたくないことではあったが——こういった言語による抹消が他の言語話者に起こる可能性はあるのか。先進諸国では研究機関がこぞって自国の母語話者が消失した場合の被害をシミュレートした。東京は人口の均質性が高いという意味で明らかに被害が大きかった。とはいえ、その他の国も決して安全とは言い切れず、少なくとも基幹産業には様々な言語を母語とする労働者を採用するべきではないか、という議論も高まりを見せた。

運転者を失い止まることのなかった観覧車から二日ぶりに救出された観光客の衰弱しきった映像は、こうした議論をヒステリックなものにした。

全世界が緊張する中、私は突然自分が「世界第三位の経済規模を誇る国の言語を解する人間」から「死語話者」へと転落したことに気づいた。それはそれで別種の頭痛を私個人に引き起こした。仕事が激減したのだ。全世界的な大災害が起きていても来月の家賃は払わなくてはならない。さらに言うならば学費ローンも残っている。日本語を習得するためにこしらえた借金だ。私は後期資本主義社会の現実を生きていた。

「SOASが日本語保全プロジェクトを始めるって……」

ジョーがぼそっと言った。無精ひげが生えている。昔からあまり見た目を気にしない男だった。

「ああ、聞いた。イザベルが一枚かんでるんだって」

話題は大学時代の知人に飛ぶ。日本語科を卒業した後大学院に進み言語学を専攻したはずだ。確か日本語文法が主分野だった。

「イザベルが残ったのって意外だったよな……

ジョーは言う。日本人の母親を持つ継承語話者の彼女の日本語はクラスの他の人たちから頭一つん抜きん出ていて、私は常に彼女を母語話者のようなものだと思っていた。その彼女が残ったのだと聞いて、どこかで頷いている自分がいた。

そうか。彼女が選ばれなかった・・・・・・・のであれば、しかたない。私が選ばれて・・・・、日本語とともに消える可能性など万に一つもなかったのだ。——いや、消えたかったわけでは、まったく、ないのだが。

「もうこれからはそっちの方にしか、仕事はこないかもしれないな」

友人の声は重い。

「そっちの方って?」

「研究関連。日本語保全とか、母語話者のラインはどこにあるのかとか、人間消失の機序とか」

私は頷いた。特に最後の二つはすでに現在あちらこちらで研究が進められている。各国政府から多大な研究費用が注ぎ込まれているはずだ。一気に干上がった日本語周辺の産業において、そこだけが今も金回りがよかった。

「被害者のライン確定の判断が難しいみたいだね」

「母語話者がそもそもいなくなっちゃったからなあ。どうやって規範確認してるんだろう」

「コーパスだとか、録画や録音使ってるんだろうけど」

「オックスフォードだったっけ、AIだとかディープラーニングだとかあのあたりと組み合わせてるって言ってなかったっけ」

「まあ、今となっては別に目新しい技術ってわけでもないしね」

言語の習得が未だに生きた人と紙とペン、それに録音された音源に多くを頼っているのに対し、言語の研究自体はすでにコンピュータと最新技術を駆使しており、私達の知識を遙かに超えたものだ。それはすでに学生の時に感じていた。私達はデジタルインクジェットプリントが席巻する社会の中で古典的な漆塗りを学ぶ職人のようなものだった。

「——北京も相当力入れてるって聞いた」

「やるだろうな。地理的にも近いしね。普通話で同じことが起きたらすごく混乱しそうじゃないか」

「ただ、あれだね、キャリアとしては先がなさそうな感じが」

「使い捨てられそうだよね。まあ、そもそも学部までしか出ていない人間にはね」

たまたまその言語に魅せられただけの人間にできることは驚くほど少なかった。軽く溜息をつくと、友人は唇を歪めたまま言葉を続けた。災害っていうのは、こういうもんだよな。本当、お手上げだ。

「研究の意義とか、わかるっちゃあわかるんだけどさ……俺さあ、そういうのやりたくて日本語を勉強したんじゃないんだよね、やっぱり」

ゲームだとか、ラノベだとかさ、たいして金になるわけじゃないんだけど、今生きて動いているものを同時に翻訳していくのがさ、楽しかったんだよ。誰より先に面白いモノを見つけてさ。二つの世界をつなげて行くみたいな——わかるかな。このリアリティとあのリアリティをつなぐのが自分だ、みたいな感じ。

一億二千万人が消えたときにこういうの、どうかと思うんだけどさ。知り合いも一杯消えているし、そういうのもあるんだけどさ。でも、それでも、こう、日本がどうのだとか、外の世界がどうっていう以前に自分の世界が半分消えたみたいな喪失感っていうか。他人にはとても言えないんだけどさ。

「わかる」私は頷く。「そういうのとは全然別の場所で自分が半分消えたみたいな気分だよね」

「わかる?」

「まあねえ。あんたが『おいしいから』って言えずに『おいしいだから』って言ってたころからのつきあいだし」

「やめて」

初めて苦笑らしきものが浮かんだ。津波のように記憶が押し寄せ、私達を海底に沈める。大学の教室の眠たげな空気。フラッシュカード。リスニングテスト。長母音と短母音の違いについて。複合語になると変化する高低アクセント。なぜか日本語話者には直感的に意味がわかるらしいのに私達にはよそよそしい表情しか見せないオノマトペ。少しずつ、少しずつ、重い綱をたぐるように、私達はその言語を習得した。それは長く重い道のりで、どこまで行っても終わりが見えないのに、確かに私達を魅了していた。

「酷い言語だったな」

「書記システムがめちゃくちゃでね」

「そのうえカタカナ言葉の発音のランダムだったこと……!」

「こっちが全然しゃべれなくて打ちのめされてるときに、情け容赦なく『日本語上手ですね』って褒めてくる母語話者とかね」

「それ言ったら箸だよ、箸。何年使っててもかなりの頻度で褒められる」

くつくつと笑いながら私達は運ばれてきた脂っこい朝食を口に運んだ。褒められることで傷つくということも世の中にはあるのだ。繰り返し、繰り返し、お前は異物だ、と言われているような。

……なくなったんだな」

「なくなったんだね」

私が20代を注ぎ込んだ言語と社会は全く予想もできないような形で消えた。母語ではないのに私の中では母語に近い存在感を放つ——言うなれば私の継母語。私は母語以上に彼女を愛していた。世界のどこにも居場所がないような気持ちでいたころに、私に居場所をくれた言語。今でも母語での思考につまると私は彼女のもとに走る。

「イザベルさ、落ち込んでた」

「イザベルが? 保全プログラムに夢中なのかと」

「復元に成功したとしてさ——もしも再び母語話者を育成できるようになったとして、その子供が消えない保証はないじゃないか」

「ああ——」

——まあ、倫理的に無理だろ。日本語母語話者の再生なんて。学習者数だって激減したんだ」

ベイクトビーンズの味付けが甘すぎる。ベーコンはペラペラのプラスチックのようだ。私はその時初めて継母語の死を実感した。本当にこの言語は死んでしまうのか。私の中に決して完全なものになることのない大きな痕跡だけを残して。

「まあ、言語っていうのはわりとすぐに死ぬものだけどね」

同窓生の抑揚のない言葉に私は頷く。どこかで帝国が拡大するたびに、どこかで少数言語コミュニティが政治的、経済的な圧力にさらされるたびに地球上の言語は減っていく。「自然に」消えることもあれば、殺されることもある。珍しい話ではない。21世紀初頭に地球上に存在していた言語の90%は2050年までに消失するのではないかと言われている。かつて現代日本共通語が誕生するときに数多くの日本語「方言」が駆逐されたように——強い言語は弱い言語を喰らう。弱小言語は弔われることなく消滅するのだ。私達は狭い教室で確かにそんな講義を一緒に聴いた。まだ日本に足を踏み入れたことさえなかったころのこと。

決して悼まれることなく消えていった様々な人々の「世界」のかけら。今私達が吐き気とめまいをもって日本語の消失と向き合っているように、多くの人がおそらく過去に「母語ですらない」言語で誰にも届かない悲痛な叫び声を上げたに違いないし、なんなら、きっと今この瞬間も地球上にはそんな叫びが——誰にも届かないまま——虚空へ投げられているに違いなかった。一緒に向き合って弔いのベーコンを食べることができる相手がいるだけ私の立場はまし、ではあるのかもしれない。

「イザベルがさ——光につつまれたんだって」

昔、ジョーは彼女と寝ていた。それ以上の何かがあったのかは知らない。お互いをボーイフレンド、ガールフレンドと呼ぶような仲でなかったのは確かだ。ふと私は彼らがこの未曾有の大災害の中で再び抱き合っているということに気づき、心からうらやましく思った。こういう時に抱き合える相手がいるのはいい。

——光」

「そ。それでとても幸福になって——それでそのままどうなっても良いと思ったのに光は消えたって」

——母語話者じゃないとされたわけだ」

「だろうね」

継承語話者の中には何人か、そんな経験をした奴がいるみたいだよ、とジョーは呟く。まあ俺はそんな経験はしなかったわけだけど。当然。彼の笑顔は歪んでおり、私も唇を歪めてそれに応える。まあ——ね。わかってはいたけど。

まるで天の羽衣のようにイザベルの体をうち包んだであろう光。

——ふと天の羽衣うち奉りつれば、「いとほし、愛し」と思しつることも失せぬ。この衣着つる人は物思ひなくなりにければ。

蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、仏の御石の鉢、龍の首の珠、燕の子安貝。

助詞の正しい選択、高低アクセントの完全なる習得、漢字の正しい書き方と読み方、無数にあるオノマトペの記憶、言葉を超えてなおかつ理解を阻む文化的差異の克服。

胸焼けがしそうなほど脂っこい朝食を終えて、私と男は食堂を出る。薄っぺらい紙のような昼の月は跡形もなく消えていた。それから私達は軽い抱擁を交わし——日本語の消えた世界を反対方向に歩き始めた。

それでも見えない月は空のどこかにひっかかっているはずなのだ。

私と彼と彼女に見えないだけで。

 

 

 

 

※作中の言語獲得描写に関して池田友美氏の助言をいただいた。ただし全ての誤謬は赤坂に帰する。

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赤坂パトリシア

イングランド在住。仕事と子育てをしながら、小説投稿サイト「カクヨム」にて執筆活動をしている。2019年には、カクヨムで連載していた『ネコばあさんの家に魔女が来た』が第4回カクヨムWeb小説コンテストでキャラクター文芸部門・特別賞を受賞、2020年にKADOKAWAから単行本として出版された。イギリスの文化や歴史に関わる分野の博士号を取得しており、バイリンガルの子どもを育てていることもあり、言語、特に継承語については日頃から考えている。背後にある社会問題を射程に入れた、細やかな人物描写が魅力の作家だ。
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