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Kaguya Planetにて、シェアード・ワールド企画を開催!
SFウェブメディア バゴプラが主宰するオンラインSF誌 Kaguya Planetにて、シェアード・ワールド企画を開催。シェアード・ワールド作品として、枯木枕「となりあう呼吸」を先行配信しています。カバーデザインは梅野克晃さんが手がけました。
Kaguya Planetでは500円で会員登録をしていただくと、枯木枕「となりあう呼吸」を約一ヶ月の先行公開期間にお読みいただけます。ご登録よろしくお願いいたします!
※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を!」をお読みください。
枯木枕さんによる新作SF短編小説
枯木枕さんは1995年生まれ。宮城県七ヶ浜町出身です。趣味は焚き火。2018年に「雪に泳ぐ子供たち」が第28回ゆきのまち幻想文学賞にて入選しました。2021年に開催された第二回かぐやSFコンテストでは、「境界のない、自在な」が、本文とタイトルのみを公開して行われる読者投票にてみごと読者賞を受賞しました。
枯木枕「となりあう呼吸」
子供をうむには適さない土地でも子供はうまれる。その日その街で分娩室にはいった親子は二組だけだった。ひとりは夕暮れの始点にうまれ、もうひとりはぼやけた陽を西の地平がじゅうぶんにまきとり終えたあとにうまれた。
シェアード・ワールド作品を公募!
枯木枕「となりあう呼吸」は、Kaguya PlanetとSF同人誌「SFG」のコラボによる、シェアード・ワールド作品です。「となりあう呼吸」と共通の世界を舞台にしたSF短編小説「演奏(仮)」を5月に発行される「SFGvol.4」に掲載します。両編は、世代を経るごとに人の体が脆くなる世界を舞台にしたSF短編小説です。
そして、この世界を共通の舞台にしたSF短編小説を公募します!公募に参加される方は、「となりあう呼吸」を読み解きながら作品を構想してください。舞台となっている街の過去や未来、同じ世界の違う街の物語、登場人物のスピンオフ作品などなど…どのように世界観を活かすのかは自由です。
「となりあう呼吸」はKaguya Planetにて先行公開中。3月12日(土)に一般公開を開始します。公募期間は4月1日(金)~11日(月)。選考は、枯木枕さん、SFG編集部の岡野晋弥さん、Kaguya Planetコーディネーターの井上彼方さんで行います。採用された作品は5月のKaguya Planetに掲載されます。
公募作品と「演奏(仮)」は同時期にKaguya PlanetとSFGで発表されることになります。こちらの二作品がどのように響き合うのか、読者の皆様もお楽しみに!
シェアード・ワールド企画スケジュール
シェアードワールド企画のスケジュールは以下の通りです。
2月5日(土) 枯木枕「となりあう呼吸」先行公開開始
3月12日(土) 枯木枕「となりあう呼吸」一般公開開始
4月1日(金)~11日(月) シェアード・ワールド作品の応募期間
4月12日(火)~4月24日(日) シェアード・ワールド作品の選考期間
5月末 公募作品、Kaguya Planetにて先行公開開始
5月末 枯木枕「演奏(仮)」が掲載された「SFGvol.4」発行
シェアード・ワールド作品の募集要項
シェアード・ワールド作品の公募に参加される方は以下の規定と注意事項をお読みの上、ご応募ください。たくさんのご応募お待ちしております!
- 対象作品
枯木枕「となりあう呼吸」と世界観を共有したSF短編小説 - 応募資格
不問。プロ・アマ問わず、どなたでもご応募いただけます。 - 文字数
最大5,000字 - 審査員
枯木枕、岡野晋弥(SFG編集部)、井上彼方(Kaguya Planetコーディネーター)
※選考は筆名を伏せ、作品のタイトルと本文だけしかわからない状態で行います。 - 掲載先
Kaguya Planet
※採用された作品は、編集者との改稿作業を経て掲載されます。 - 原稿料
15,000円+消費税 - 募集期間
4月1日(金)~11日(月) - 応募方法
こちらのフォームからお願いいたします。 - 選考期間
4月12日(火)~4月24日(日) - 一人一作品まで
- 採用本数
1編程度
坂崎かおるさんによるシェアード・ワールド作品がバゴプラとSFGに掲載中!
バゴプラとSFGではこれまでもコラボ企画を開催してきました。現在、坂崎かおるさんによるアジアを題材にした姉妹編SF短編小説「パラミツ戦記」をバゴプラに、「常夜の国」を「SFGvol.3」に掲載しています。
「SFGvol.3」は「アジア」をテーマにしており、坂崎かおる「常夜の国」の他に、小川哲さんや立原透耶さん、陳楸帆さんのインタビュー、ピーター・トライアスさんや唐澄暐さんによる短編小説などが掲載されています。
Kaguya Planetでは現在、ジェンダーSF特集を開催中
Kaguya Planetでは現在、「ケア」「魔女」「おばあちゃん」にスポットをあてた、ジェンダーSF特集を開催中。
なかむらあゆみさんによる老姉妹SF「玉田ニュータウンの奇跡」、ジェーン・エスペンソンさんによるケアSF「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)、虫太さんによるケアSF「上と下」を先行公開中です。月500円または年間5,000円で支援していただくと、先行公開作品を読むことができます。
また、高山羽根子による魔女SF「種の船は遅れてたどり着く」、正井によるケアSF「優しい女」、近藤銀河による論考「SFの中で踊る魔女─未来をフェミニストとして生き延びるために─」を一般公開中です。
Kaguya Planetに応援を!
Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正、② 新人賞以外の入り口を作ること、③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。
2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさん、アヴラ・マルガリティさんとジョイス・チングさんは邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。
より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。
引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。
また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。
※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項
- GmailおよびHotmailで登録された方は、ログイン情報のメールが「迷惑メール」「ソーシャル」「プロモーション」などのフォルダに振り分けられる可能性があります。ご注意ください。
- Kaguya Planetの決済に対応しているクレジットカードおよびデビットカードは、以下の3社となっています。現時点ではJCBには対応しておりませんので、恐れ入りますがあらかじめご了承ください。
Visa
Mastercard
American Express