Kaguya Planet 2月の執筆者紹介! | VG+ (バゴプラ)

Kaguya Planet 2月の執筆者紹介!

Kaguya Planet 2月の筆者発表!

バゴプラの主催するオンラインSF誌 Kaguya Planetより、2月の先行公開作品の筆者を発表します!

2月のKaguya Planetで先行公開する作品は3本!枯木枕さん、宇露倫さん、L.D.ルイスさんによるSF短編小説です。コンテンツを先行公開で楽しみたい方は月額500円の会員にご登録ください。

登録する

※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を!」をお読みください。

宇露倫さん、L.D.ルイスさんによるSF短編小説

宇露倫さんは〈テイルズメーカー〉として小説を執筆しています。執筆している小説のジャンルは主に「ファンタジー」「SF」で、近未来を舞台とした作品を書いています。人間とAIやヒューマノイドがテーマになった作品を多く執筆しています。

ゲンロン大森望 SF創作講座の4期生で、カクヨムにも小説を投稿しています。紅坂紫編「てのひらのうた:超短編小説アンソロジー」に5編の掌編小説を寄稿しています。

¥100 (2024/03/29 10:00:42時点 Amazon調べ-詳細)

L.D.ルイスさんはアメリカの黒人作家で編集者です。黒人についてのSF専門誌で、2021年にヒューゴー賞を受賞したFIYAH Literary Magazineの創設メンバーで、アートディレクターやプロジェクトマネージャーを務めています。また、2020年、2021年に開催された黒人・先住民・有色人種が主役のSF大会、FIYAHCONの大会ディレクターを務めました。

2018年には『A Ruin of Shadows』(Dancing Star Press)を)を刊行、短編小説や詩をFIYAH Literary MagazineやPod Castle、Strange Horizonsなどに寄稿しており、小説家としても幅広く活動しています。

紅坂紫さんによる、L.D.ルイスさんの活動を紹介した記事はこちらから読むことができます。

今回掲載するのは2019年にFireside  Magazineに掲載された「シグナル」というSF短編小説です。原作はこちらから読むことできます。

翻訳を手がけるのは、小説家の勝山海百合さんです。勝山さんは、短篇集『竜岩石とただならぬ娘』(2008, MF文庫ダ・ヴィンチ) で単著デビュー。『さざなみの国』(2011) で第23回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しています。2020年にはトシヤ・カメイさんによる翻訳で、“てのひら怪談”作品を中心に多数の作品が海外媒体に掲載されました。

2020年に開催された第一回かぐやSFコンテストにて大賞を受賞したSF短編小説「あれは真珠というものかしら」が、大森望編『ベストSF2021』(竹書房文庫)に収録されています。

¥1,650 (2024/03/29 10:00:43時点 Amazon調べ-詳細)

2月に先行公開を開始するこちらの2編は、どちらもロボットが出てくるSFです。約一ヶ月の先行公開期間に読みたい方は、500円の会員登録をよろしくお願いします。

応援する ログインする

枯木枕「となりあう呼吸」先行公開中 公募も!

Kaguya Planetでは現在、枯木枕さんによるSF短編小説「となりあう呼吸」を先行公開しています。「となりあう呼吸」は、Kaguya PlanetとSF同人誌「SFG」のコラボによる、シェアード・ワールド作品です。「となりあう呼吸」と共通の世界を舞台にしたSF短編小説「演奏(仮)」を5月に発行される「SFGvol.4」に掲載します。両編は、世代を経るごとに人の体が脆くなる世界を舞台にしたSF短編小説です。

そして、この世界を共通の舞台にしたSF短編小説を公募します!公募に参加される方は、「となりあう呼吸」を読み解きながら作品を構想してください。企画の詳細はこちら

ジェンダーSF特集開催中

Kaguya Planetでは現在、「ケア」「魔女」「おばあちゃん」にスポットをあてた、ジェンダーSF特集を開催中。

なかむらあゆみさんによる老姉妹SF「玉田ニュータウンの奇跡」、ジェーン・エスペンソンさんによるケアSF「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)、虫太さんによるケアSF「上と下」を先行公開中です。月500円または年間5,000円で支援していただくと、先行公開作品を読むことができます。

応援する ログインする

また、高山羽根子による魔女SF「種の船は遅れてたどり着く」、正井によるケアSF「優しい女」、近藤銀河による論考「SFの中で踊る魔女─未来をフェミニストとして生き延びるために─」を一般公開中です。

2月〜3月中旬のKaguya Planetスケジュール

最後に、Kaguya Planetの2月から3月中旬までのスケジュールを公開します。

2月26日(土) 宇露倫新作SF短編小説先行公開開始・L.D.ルイス「シグナル」(勝山海百合訳)先行公開開始
3月5日(土) なかむらあゆみ「玉田ニュータウンの奇跡」、ジェーン・エスペンソン「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)、虫太「上と下」の一般公開
3月12日(土) 枯木枕「となりあう呼吸」一般公開開始

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさん、アヴラ・マルガリティさんとジョイス・チングさんは邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

登録する

また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。

寄付をする

※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項

  • GmailおよびHotmailで登録された方は、ログイン情報のメールが「迷惑メール」「ソーシャル」「プロモーション」などのフォルダに振り分けられる可能性があります。ご注意ください。
  • Kaguya Planetの決済に対応しているクレジットカードおよびデビットカードは、以下の3社となっています。現時点ではJCBには対応しておりませんので、恐れ入りますがあらかじめご了承ください。
    Visa
    Mastercard
    American Express

これまでのKaguya Planet公開作品

ジェンダーSF特集

書き下ろしSF短編小説

翻訳SF短編小説

マイクロノベル

犬と街灯「島アンソロジー」参加作品

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

関連記事

  1. 【御礼】Kaguya Planet二周年!掲載した全作品の紹介

  2. 11月のKaguya Planet、文月あや「パラサイト・ダーリン」、穂崎円「バースデー」先行公開開始!

  3. 6月のKaguya Planetはウクライナ出身のR.B.レンバーグの翻訳短編!

  4. 【Kaguya Planet】溝渕久美子「ほぐさんとわたし」一般公開開始!