【Kaguya Planet】1月のジェンダーSF特集、なかむらあゆみさん、ジェーン・エスペンソンさん、虫太さんの書き下ろしSF短編小説、先行公開開始! | VG+ (バゴプラ)

【Kaguya Planet】1月のジェンダーSF特集、なかむらあゆみさん、ジェーン・エスペンソンさん、虫太さんの書き下ろしSF短編小説、先行公開開始!

Kaguya Planetにて、ジェンダーSF特集を開催中!

SFウェブメディア バゴプラが主宰するオンラインSF誌 Kaguya Planetにて、ジェンダーSF特集を開催中。以下の3編のSF短編小説を先行公開しています。カバーイラストは浅野春美さんが手掛けました。

  • なかむらあゆみさんによる老姉妹SF「玉田ニュータウンの奇跡」
  • ジェーン・エスペンソンさんによるケアSF「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)
  • 虫太さんによるケアSF「上と下」

500円で会員登録をしていただくと、こちらの三作品を約一ヶ月の先行公開期間にお読みいただけます。ご登録よろしくお願いいたします!

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※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を!」をお読みください。

なかむらあゆみさんによるおばあちゃんSF

なかむらあゆみさんは徳島県在住。徳島文学協会の会員です。2017年に第15回とくしま文学賞の随筆部門にて『フツウ?』が最優秀賞を受賞しました。2020年には短編小説『檻』が第3回阿波しらさぎ文学賞にて徳島新聞賞を受賞。そして翌年の2021年には『空気』が第4回阿波しらさぎ文学賞にて大賞を受賞しました。

ブンゲイファイトクラブのオープンマイクに投稿した「赤いパプリカ」が、オンライン雑誌Déraciné Magazineの2020年冬号に掲載されたことを皮切りに、第二回ブンゲイファイトクラブの本戦出場作品「ミッション」が「Mission」としてThe Ekphrastic Reviewに、「檻」が「The Cage」としてOddville Pressに掲載されました。翻訳はいずれもToshiya Kameiさんが手がけています。「Mission」はこちらになかむらさんによる朗読とともに掲載されており、「The Cage」はこちらから読むことができます。

現在は、阿波しらさぎ文学賞の賞金を使って、徳島の女性の書き手による文芸誌『巣』(あゆみ書房)を制作中。その様子を綴ったエッセイ「地方文学賞の賞金で文芸同人誌をつくる」を「文学+web版」に連載しています。

なかむらあゆみ「玉田ニュータウンの奇跡」

フヨさんとハルさんは「ニュータウン熊原」の一角に住んでいる老姉妹だ。客商売を生業にしている二人が何もよりも大切にしているのは、庭でサマーベッドに横たわり日光浴をする、二人だけの「補給」の時間だ。

なかむらあゆみ
徳島県在住。徳島文学協会会員。2020年に短編小説『檻』が第3回阿波しらさぎ文学賞にて徳島新聞賞を受賞。翌年の2021年に『空気』が第4回阿波しらさぎ文学賞にて大賞を受賞。「赤いパプリカ」が、オンライン雑誌Déraciné Magazineに掲載されたことを皮切りに、第二回ブンゲイファイトクラブの本戦出場作品「ミッション」がThe Ekphrastic Reviewに、「檻」がOddville Pressに掲載された。翻訳はいずれもToshiya Kamei。現在は阿波しらさぎ文学賞の賞金を使って、徳島の女性の書き手による文芸誌『巣』(あゆみ書房)を制作中。2月初旬の刊行を予定している。その様子を綴ったエッセイ「地方文学賞の賞金で文芸同人誌をつくる」を文学+WEB版に連載中。

ジェーン・エスペンソンさんによるケアSF

ジェーン・エスペンソンさんはアメリカの脚本家、プロデューサー、小説家。アイオワ州生まれで、UCバークレーを卒業しています。

『バフィー 恋する十字架』『ギルモア・ガールズ』『ゲーム・オブ・スローンズ』をはじめとする数多くのテレビシリーズのシナリオライター、またプロデューサーとして活躍しています。『バフィー 〜恋する十字架〜』のエピソード「死者との会話」が2003年のヒューゴ賞の短編映像部門を受賞、『バトルスター・ギャラクティカ』が2009年にエミー賞にノミネートされ、『ゲーム・オブ・スローンズ』の「ブラックウォーターの戦い」が2012年のヒューゴー賞の短編映像部門を受賞するなど、脚本を手がけた映像作品が複数の賞を受賞しています。

翻訳を手がけるのは岸谷薄荷さんです。岸谷薄荷さんは1993年生まれ。海外文学と博物館が好きなフェミニストです。

今回掲載する「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」は2021年にFuture Science Fiction Digestに掲載された英語の小説「Nobel Prize Speech Draft Of Paul Winterhoeven, With Personal Notes」を岸谷薄荷さんが日本語訳した作品です。原文はこちらから読むことができます。

ジェーン・エスペンソン「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)

自分の心の痛みがどれほど大きいか、なんとか他人にわからせたい男は、自分の痛みを人に複製するペイン・ガンを発明する。男のしんどさとそのケアはどこへ向かっていくのだろうか

ジェーン・エスペンソン
作家プロフィール
アメリカの脚本家、プロデューサー、小説家。アイオワ州生まれ。UCバークレー卒業。『バフィー 恋する十字架』『ギルモア・ガールズ』『ゲーム・オブ・スローンズ』をはじめとする数多くのテレビシリーズのシナリオライター、プロデューサーとして活躍している。『バフィー 〜恋する十字架〜』のエピソード「死者との会話」が2003年のヒューゴ賞の短編映像部門を受賞、『バトルスター・ギャラクティカ』が2009年にエミー賞にノミネートされ、『ゲーム・オブ・スローンズ』の「ブラックウォーターの戦い」が2012年のヒューゴー賞の短編映像部門を受賞するなど、脚本を手がけた映像作品が複数の賞を受賞している。
岸谷薄荷
翻訳者プロフィール
1993年生まれ。海外文学と博物館が好きなフェミニスト。

虫太さんによるケアSF

虫太さんは秘密結社サンカクカンケイのメンバーです。小説投稿サイトカクヨムに短編小説を投稿しています。架空のラジオ番組の書き起こし「権威、モグラ太郎先生の回」は思わずくすりと笑ってしまう、ユーモアに満ちた連作です。

また、ドイツ在住で、自身のブログにてドイツの移民、トランスフォビア、フェミニズムなどについての動向や記事を紹介されています。

Kaguya Planetにて、犬と街灯主催の「島アンソロジー」の参加作品「わたしが島ならことばは海」を掲載中!

虫太「上と下」

ドイツに働きにきている移民労働者アルマンは、ある日仕事に入っていた工事現場で事故に遭う。後遺症によってねじれてしまった世界から、アルマンに見える景色とは…

M.C.エッシャー「上と下」がモチーフになったケアSF。

虫太
秘密結社サンカクカンケイのメンバー。『サンカクカンケイ』vol.2「穴」に、O市を舞台にした連作ショート・ショート、突・究・穽・窃・窺・空という怪作を執筆している、隠れた鬼才だ。また、小説投稿サイトカクヨムにも短編小説を投稿している。架空のラジオ番組の書き起こし「権威、モグラ太郎先生の回」は思わずくすりと笑ってしまう、ユーモアに満ちた連作。Kaguya Planetに犬と街灯による「島アンソロジー」参加作品「わたしが島ならことばは海」を掲載中。ドイツ在住。自身のブログにてドイツの移民、トランスフォビア、フェミニズムなどについての動向や記事を紹介している。

 

ジェンダーSF特集の三作品、一般公開中!

Kaguya PlanetのジェンダーSF特集では、「おばあちゃん」「ケア」「魔女」という三つのテーマにスポットを当ててSF短編小説と論考を掲載しています。現在は以下の三つのコンテンツを一般公開中です。

Kaguya Planetにてシェアード・ワールド企画開催!

Kaguya PlanetとSF同人誌SFGによるコラボ、シェアード・ワールド企画を開催します!

枯木枕さんによる姉妹編のSF短編小説、「となりあう呼吸」と「演奏(仮)」をKaguya Planetと「SFGvol.4」に掲載します。こちらの姉妹編は、世代を経るごとに人の体が脆くなる世界を共通の舞台にしたSF短編小説です。そして、この世界をシェアード・ワールドとして、世界観を共有したSF短編小説を公募します

「となりあう呼吸」はKaguya Planetにて2月5日(土)に先行公開開始!詳細はこちらからご確認ください。

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさん、アヴラ・マルガリティさんとジョイス・チングさんは邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

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また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。

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※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項

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    American Express

 

これまでのKaguya Planet公開作品

ジェンダーSF特集

書き下ろしSF短編小説

翻訳SF短編小説

マイクロノベル

犬と街灯「島アンソロジー」参加作品

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