紅坂紫「桜の木の下で」英訳がNew World Writing掲載
紅坂紫の掌編「桜の木の下で」が「Under the Cherry Blossom Tree」の英題でNew World Writingに掲載された。New World Writingは小説家のフレデリック・バーセルミが編集・出版を行うウェブマガジン。今回の掲載は、紅坂紫の作品が『ムーン・デラックス』(中央公論社, 橘雅子 訳) などで知られるフレデリック・バーセルミの目に留まったことで実現した。「桜の木の下で」の翻訳を手掛けたのはToshiya Kamei。
「Under the Cherry Blossom Tree」(New World Writing)
紅坂紫は19歳の女性作家。カクヨムを中心に作品を発表しており、「桜の木の下で」の日本語版は以下のリンク先で読むことができる。
New World Writingは、1977年創刊の文芸誌・Mississippi Reviewの後継誌で、同誌の編集者だったフレデリック・バーセルミが1995年に立ち上げたオンラインマガジンだ。当初の名前はBlipMagazineだったが、2012年に現在の New World Writingに誌名を変更した。New World Writingでは、1,000を優に超える小説や詩を掲載してきており、BlipMagazineから数えても25年の歴史を持つ。
またも、日本から海外の舞台で活躍を見せる新星が登場した。
この11月、Toshiya Kameiが翻訳した作品では、坂崎かおる「リモート」の英訳がDaily Science Fictionへの掲載が決定。佐伯真洋の「母になる」の英訳もWelkin Magazine掲載が決定している。