2月のKaguya Planet、宇露倫「チャールズと約束のメカニック」、L.D.ルイス「シグナル」(勝山海百合訳) 先行公開開始! | VG+ (バゴプラ)

2月のKaguya Planet、宇露倫「チャールズと約束のメカニック」、L.D.ルイス「シグナル」(勝山海百合訳) 先行公開開始!

Kaguya Planetにて、宇露倫、L.D.ルイスのSF短編小説先行公開開始

SFウェブメディア バゴプラが主宰するオンラインSF誌 Kaguya Planetにて、2月の先行公開作品として宇露倫「チャールズと約束のメカニック」、L.D.ルイス「シグナル」(勝山海百合訳) を配信しています。「チャールズと約束のメカニック」のカバーデザインは梅野克晃さんが、「シグナル」のカバーデザイン は大谷津竜介さんが手がけました。

500円で会員登録をしていただくと、二作品を約一ヶ月の先行公開期間にお読みいただけます。ご登録よろしくお願いいたします!

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※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を!」をお読みください。

宇露倫さんによる新作SF短編小説

宇露倫さんは〈テイルズメーカー〉として小説を執筆しています。執筆している小説のジャンルは主に「ファンタジー」と「SF」で、近未来を舞台とした作品を書いています。人間とAIやヒューマノイドがテーマになった作品を多く執筆しています。

ゲンロン大森望 SF創作講座の4期生で、カクヨムにも小説を投稿しています。紅坂紫編「てのひらのうた:超短編小説アンソロジー」に5編の掌編小説を寄稿しています。

¥100 (2024/04/23 12:51:25時点 Amazon調べ-詳細)

宇露倫「チャールズと約束のメカニック」

ヒューマノイドのアリスは、腕の立つ修理工で客からの信頼も厚い。今日も弟子の少年チャールズと一緒に、ヒューマノイドのパーツを修理している。だが街には不穏なニュースが流れていて…

宇露倫
〈テイルズメーカー〉として小説を執筆している。執筆している小説のジャンルは主に「ファンタジー」と「SF」で、近未来を舞台とした作品を書いている。人間とAIやヒューマノイドがテーマになった作品を多く執筆している。ゲンロン大森望 SF創作講座の4期生で、カクヨムにも小説を投稿している。2021年には、紅坂紫編「てのひらのうた:超短編小説アンソロジー」に5編の掌編小説を寄稿。

L.D.ルイスさんのSF短編小説

L.D.ルイスさんはアメリカの黒人作家で編集者です。黒人についてのSF専門誌で、2021年にヒューゴー賞を受賞したFIYAH Literary Magazineの創設メンバーで、アートディレクターやプロジェクトマネージャーを務めています。また、2020年、2021年に開催された黒人・先住民・有色人種が主役のSF大会、FIYAHCONの大会ディレクターを務めました。

2018年には『A Ruin of Shadows』(Dancing Star Press)を)を刊行、短編小説や詩をFIYAH Literary MagazineやPod Castle、Strange Horizonsなどに寄稿しており、小説家としても幅広く活動しています。

紅坂紫さんによる、L.D.ルイスさんの活動を紹介した記事はこちらから読むことができます。

今回掲載するのは2019年にFireside  Magazineに掲載された「シグナル」(原題:Signal) というSF短編小説です。原作はこちらから読むことできます。

翻訳を手がけるのは、小説家の勝山海百合さんです。勝山さんは、短篇集『竜岩石とただならぬ娘』(2008, MF文庫ダ・ヴィンチ) で単著デビュー。『さざなみの国』(2011) で第23回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しています。2020年に開催された第一回かぐやSFコンテストにて大賞を受賞したSF短編小説「あれは真珠というものかしら」が、大森望編『ベストSF2021』(竹書房文庫)に収録されています。

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翻訳を手がけたトシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」をKaguya Planetにて公開中。

L.D.ルイス「シグナル」勝山海百合訳

巨獣ビーストによって人類の大半が滅ぼされた。残っているコロニーでは、子どもたちがビーストと戦う”捨て駒”として使われている。おんぼろ戦闘メカと一緒に大陸の端に配備された少女兵、シグナルを待ち受ける運命は…

L.D.ルイス
筆者プロフィール
アメリカで活躍する黒人作家で編集者。2021年にヒューゴー賞ベストセミプロジン賞を受賞した黒人についてのSF専門誌FIYAH Literary Magazineの創設クリエイター、アートディレクター、プロジェクトマネージャーを務める。また、黒人、先住民、有色人種を主役とするSF大会FIYAHCONの大会ディレクターを務めるなど、多彩な活躍をしている。著書に『A Ruin of Shadows』(Dancing Star Press, 2018)があり、短編小説や詩は、FIYAHやPod Castle、そしてStrange Horizonsなどに掲載されている。

勝山海百合
翻訳者プロフィール
短篇集『竜岩石とただならぬ娘』(2008, MF文庫ダ・ヴィンチ) で単著デビュー。『さざなみの国』(2011) で第23回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。翻訳を手がけたトシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」をKaguya Planetにて公開中。

Kaguya PlanetにてジェンダーSF特集を開催中!

Kaguya Planetでは現在、「ケア」「魔女」「おばあちゃん」にスポットをあてた、ジェンダーSF特集を開催中。

なかむらあゆみさんによる老姉妹SF「玉田ニュータウンの奇跡」、ジェーン・エスペンソンさんによるケアSF「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)、虫太さんによるケアSF「上と下」を先行公開中です。

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また、高山羽根子による魔女SF「種の船は遅れてたどり着く」、正井によるケアSF「優しい女」、近藤銀河による論考「SFの中で踊る魔女─未来をフェミニストとして生き延びるために─」を一般公開中です。

枯木枕「となりあう呼吸」先行公開中、公募も!

Kaguya Planetでは現在、枯木枕さんによるSF短編小説「となりあう呼吸」を先行公開しています。「となりあう呼吸」は、Kaguya PlanetとSF同人誌「SFG」のコラボによる、シェアード・ワールド作品です。「となりあう呼吸」と共通の世界を舞台にしたSF短編小説「演奏(仮)」を5月に発行される「SFGvol.4」に掲載します。両編は、世代を経るごとに人の体が脆くなる世界を舞台にしたSF短編小説です。

そして、この世界を共通の舞台にしたSF短編小説を公募します!公募に参加される方は、「となりあう呼吸」を読み解きながら作品を構想してください。企画の詳細はこちら

宮澤伊織さんのインタビュー先行公開中!

Kaguya Planetにて漫画化・アニメ化もされた「裏世界ピクニック」シリーズ(早川書房)などで知られる宮澤伊織さんのインタビューを先行公開中です。

自作のアニメ化を経て、今、宮澤伊織さんは何を書き、どんな景色を見ているのでしょうか。『裏ピク』アニメ化を振り返りつつ、近作や今考えていること、ハマっているものなどについて語っていただきました。

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。ユキミ・オガワさんやジェーン・エスペンソンさん、L.D.ルイスさんなど、邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてという作家さんも複数人おり、海外で活躍している作家さんを日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

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また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。

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※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項

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これまでのKaguya Planet公開作品

ジェンダーSF特集

書き下ろしSF短編小説

翻訳SF短編小説

マイクロノベル

犬と街灯「島アンソロジー」参加作品

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