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シェアード・ワールド企画、公募の執筆者発表
SFウェブメディア バゴプラが主宰するオンラインSF誌 Kaguya Planetにて、SF同人誌SFGとのコラボ、シェアード・ワールド企画を開催しています。
シェアード・ワールドでは、枯木枕さんによる世代を経るごとに人の体が脆くなる世界を舞台にした姉妹編SF短編小説「となりあう呼吸」と「ささやかなおとの鳴る」を、Kaguya Planetと『SFG vol.4』にそれぞれ掲載します。
※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を！」をお読みください。
シェアード・ワールド、公募執筆者公開！
シェアード・ワールド企画では、枯木枕「となりあう呼吸」と世界観を共有したSF短編小説を公募しました。公募では計34編の短編小説が集まり、井上彼方さん(Kaguya Planet)、岡野晋弥さん(SFG)、枯木枕さんが執筆者名を伏せた状態で選考を行いました。応募いただいた皆様、ありがとうございました！
公募からKaguya Planetの掲載作品として選ばれたのは2編、暴力と破滅の運び手さんと野咲タラさんの作品です。
暴力と破滅の運び手さんはBL小説を主に執筆しています。pronounsはhe/himあるいはthey/them。
2020年には、『羅生門』、『山月記』、『注文の多い料理店』といった名作のオマージュ作品などを収録した『暴力と破滅の短編集』を刊行しています。
2022年には、没後150周年を記念して複製されたチャイコフスキーたちと、複製を手がけた研究者との交流を描く「チャイコフスキーの亀頭」などを収録した短編集、『ブラームスの乳首』を刊行しています。また、星野いのりさんの主催する、ウクライナへの人道支援のためのチャリティアンソロジー『青空と黄の麦畑』に短編「再訪のポーンハブ（Pornhub Revisited）」を、犬と街灯主催の『島アンソロジー』に「メンズ・ヌーディス島（Men’s Nud-island）」を寄稿しています。
野咲タラさんは大森望 ゲンロンSF創作講座 3期生です。2021年には、「新しい鳥の素材」で第二回かぐやSFコンテスト選外佳作になりました。自身のnoteに自作、エッセイ、批評などを掲載しています。
掌編小説集『新しい鳥の素材史』や、「文字を／紙に／印刷する」ことをテーマにした『ぬなはおふ池に映る夜』など、三冊の冊子を発行。犬と街灯主催の『島アンソロジー』に「象渡りの島」を、超短編小説アンソロジー第2弾『たまゆらのこえ』に掌編小説を寄稿しています。
シェアード・ワールド公募の振り返り配信！
5月11日(水) 21時半から、ツイッターのスペースにて、シェアード・ワールド企画の公募の振り返り配信を行います。井上彼方さん(Kaguya Planet)、岡野晋弥さん(SFG)、枯木枕さんが参加し、公募全体の傾向や選考をしてみての感想、採用には至らなかったけれどもよかった作品へのフィードバックなどを行います。
やんぐはうすらじおに出演！
枯木枕さんとKaguya Planetコーディネーター井上彼方さんが、やんぐはうすらじお第一回放送にゲストとして出演しました。
やんぐはうすらじおは、SF創作講座第5期生の有志のサークル「やんぐはうす」を起点として、SF創作講座第5・6期生の邸和歌さんと岸田大さんがパーソナリティを務めるポッドキャスト番組。パーソナリティのお二人が、いろんな人やコミュニティと繋がりながらSFや小説にまつわるトークを繰り広げます。初回、第0回では、第19回『このミステリーがすごい！』大賞を受賞した新川帆立さんがゲスト出演しています。
今回は枯木さんと井上さんがゲストとして出演し、パーソナリティのお二人と一緒に、シェアード・ワールド企画をした経緯や「となりあう呼吸」の話、Kaguya Planetの理念の話などをざっくばらんに楽しくお話ししています。
一階堂洋「あどけない過去の領土」先行公開中
Kaguya Planetでは現在、一階堂洋「あどけない過去の領土」を先行公開中。AIや言語モデル、環境破壊や故郷というテーマを扱ったSF短編小説です。
『対話処理サービス』の職員ミナイは、父親と二人暮らしをしている引きこもりの少女、碧素に接近する。ローブナーという社会交流基盤に没頭している碧素には、ある特殊なスキルがあった。
Kaguya Planet、5月のスケジュール
最後にKaguya Planetの5月から6月初頭のスケジュールを公表します。
5月28日(土) 暴力と破滅の運び手さん、野咲タラさん新作SF短編小説先行公開開始
5月29日(日) 文学フリマ東京 枯木枕「ささやかなおとの鳴る」の掲載された『SFGvol.4』頒布
6月4日(土) 一階堂洋「あどけない過去の領土」一般公開開始
Kaguya Planetに応援を！
Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、オンラインSF誌です。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正、② 新人賞以外の入り口を作ること、③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。
2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてという作家も数多く、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。
より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。
引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方は、毎月、約一ヶ月の先行公開中のコンテンツをお楽しみいただけます。
また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。
※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項
- GmailおよびHotmailで登録された方は、ログイン情報のメールが「迷惑メール」「ソーシャル」「プロモーション」などのフォルダに振り分けられる可能性があります。ご注意ください。
- Kaguya Planetの決済に対応しているクレジットカードおよびデビットカードは、以下の3社となっています。現時点ではJCBには対応しておりませんので、恐れ入りますがあらかじめご了承ください。
Visa
Mastercard
American Express
![赤坂パトリシア「Linguicide,[n.]言語消滅」](https://virtualgorillaplus.com/wp-content/uploads/2021/06/Linguiciden.%E8%A8%80%E8%AA%9E%E6%B6%88%E6%BB%85_01-320x180.png)
