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第二回かぐやSFコンテスト、大賞作品の翻訳者発表
SFウェブメディアバゴプラの主催する第二回かぐやSFコンテストにて大賞をとった吉美駿一郎「アザラシの子どもは生まれてから三日間へその緒をつけたまま泳ぐ」の中国語訳・英語訳を手がける翻訳者を紹介します。翻訳を手がけるのは田田さんとToshiya Kameiさんです。
かぐやSFコンテストは、日本のSFを世界につなげる架け橋になることを目指す短編小説のコンテストです。大賞に選出された作品は英語・中国語に翻訳され、バゴプラ内に掲載されます。第二回となる今回は、「未来の色彩」をテーマにした381本のSFショートショートが集まりました。
「アザラシの子どもは生まれてから三日間へその緒をつけたまま泳ぐ」の英語訳・中国語訳は11月30日(火) に公表します。お楽しみに!
中国語訳はすでに完成しているのですが、現在中国の媒体への掲載が検討されているため、30日のバゴプラへの掲載は見送りとします。こちらについては詳細が決定しましたら、お知らせいたします。
中国語訳の翻訳者は田田さん
中国語訳を担当するのは、田田 (でんでん)さんです。日中翻訳家として、上田早夕里、藤井太洋、朝松健、乾緑郎、小川一水、柴田勝家ら数多くの作家のSF作品を翻訳してきました。第一回かぐやSFコンテストでも大賞の勝山海百合「あれは真珠というものかしら」、審査員長賞の大竹竜平「祖父に乗り込む」の中国語訳を手掛けています。
2018年には中国のSF誌「科幻世界」編集部の通訳として早川書房を訪問、2019年には埼玉県大宮で開催された日本SF大会 “彩こん” に記者として参加するなど、日中SFの架け橋として活躍されています。
英語訳の翻訳者はToshiya Kameiさん
英語訳を担当するのは翻訳家で作家のToshiya Kameiさんです。日英翻訳家、日西翻訳家として、西崎憲、大滝瓶太、相川英輔、勝山海百合ら多くの作家のSF作品を翻訳してきました。第一回かぐやSFコンテストでは、大賞の勝山海百合「あれは真珠というものかしら」のスペイン語訳、審査員特別賞の坂崎かおる「リモート」や複数の選外佳作の英語訳を独自に手がけ、多くの作家が海外デビューを果たしました。
翻訳した作品を英語圏の各媒体へ投稿し、大木芙沙子、紅坂紫、原里実など多くの作家の海外デビューを手がけてきました。
審査員特別賞、一階堂洋さんの賞品発表
そして第二回かぐやSFコンテストで審査員特別賞をとった「熱と光」の作者、一階堂洋さんには賞品としてバゴプラの主催するオンラインSF誌Kaguya Planetにて新作の短編小説を執筆していただくことになりました。執筆にあたっては原稿料が支払われます。
2022年3月、4月と二ヶ月に渡って新作のSF短編小説を執筆していただきます。一階堂さんの作風の多彩さを味わえる二本になる予定です。こちらもお楽しみに。
Kaguya Planetとは
Kaguya PlanetはSFウェブメディアバゴプラの主催するオンラインSF誌です。第一回かぐやSFコンテストの結果を受けて得た問題意識をもとに始動したプロジェクトです。月500円で登録していただくと、約一ヶ月の先行公開期間に作品を読むことができます。登録&応援、よろしくお願いします!
現在はもといもとさんとこい瀬伊音さんの新作SF短編小説を先行公開中!もといさんは第二回かぐやSFコンテストで最終候補作品に選出された「黄金蝉の恐怖」の作者です。
※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項
- GmailおよびHotmailで登録された方は、ログイン情報のメールが「迷惑メール」「ソーシャル」「プロモーション」などのフォルダに振り分けられる可能性があります。ご注意ください。
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