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北野勇作・剣先あやめ・堀部未知・不破有紀・伊藤螺子「200文字怪談」一般公開
オンラインでSF短編小説を配信するKaguya Planetより、北野勇作・剣先あやめ・堀部未知・不破有紀・伊藤螺子による「200文字怪談」の一般公開を開始しました。「200文字怪談」は、7月のKaguya Planet先行公開作品として配信された作品です。カバーイラストは、浅野春美さんが手掛けました。
Kaguya Planetは、オンラインでSF短編小説を定期掲載していくプロジェクトです。500円で“応援”の登録をして頂くと、各作品やインタビューを約1ヶ月の先行公開期間に読むことができます。Kaguya Planetについての詳しい説明は、記事の後半「Kaguya Planetに応援を!」をご覧ください。
北野勇作「立っている」、剣先あやめ「オマイリ」
剣先あやめ「オハライ」、堀部未知「照明係」
堀部未知「49」、不破有紀「ふわふわ」
不破有紀「仮面舞踏会」、伊藤螺子「むじな」
伊藤螺子「警告! 読め!」、北野勇作「トイレの怪談」
北野勇作
プロフィール
1962年生まれ。小説家、SF作家、役者。1992年に『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。2001年、『かめくん』で第22回日本SF大賞を受賞。近年はマイクロノベルの伝道師として、ほぼ毎日Twitterに【ほぼ百字小説】をあげており、2020年にはそのうち200編を収録した『100文字SF』(早川書房)を出版。毎週水曜日21時より、谷脇クリタ、蜂本みさと共に「犬と街灯とラジオ」(通称:犬街ラジオ)をツイキャスで配信。トークと共に朗読を披露している。
剣先あやめ
プロフィール
ライター。2011年、第三回『幽』怪談実話コンテストにて優秀賞受賞。2012年、第二回みちのく怪談コンテストにて優秀賞を受賞。2013年、第三回みちのく怪談コンテストにて佳作を受賞。2014年には京都フラワーツーリズム編集の「ガラシャ物語」シリーズ中の一編として、「ガラシャ物語18 城跡の宴」を発行。共著には、「怪談実話コンテスト傑作選3跫音」(2012年, 文庫ダ・ヴィンチ)、「怪談実話NEXT」(2013年, 文庫ダ・ヴィンチ)、「世にも怖い実話怪談」(2019年, 白夜書房)があり、幅広く怪談の執筆活動を行なっている。
堀部未知
プロフィール
400文字以下のショートショートを投稿できる小説投稿サイト「ショートショートガーデン(SSG)」にて活動している。「犬の果て」が「BOOK SHORTS」で2018年度3月期優秀作品に選出される。2020年にはベリーショートショートマガジン「ベリショーズ」vol.5と「ベリショーズ Light」に短編を寄稿。『ただ白くてほそ長い鳥』が小鳥書房の主催する第1回小鳥書房文学賞を受賞。太田靖久の企画編集するインディペンデント文芸ZINE『ODD ZINE』のvol.6に「入所から出所後、入社から退社方向で」を寄稿するなど、活動の幅を広げている。
不破有紀
プロフィール
小説投稿サイトカクヨムにて活動している。2020年、長編小説『はじめてのゾンビ生活』が第1回令和小説大賞の最終候補に選出され、『Eat me』が第1回かぐやSFコンテストにて最終候補作品に選出された。2021年には、「So Eagerly Awaiting」(翻訳Kamei Toshiya)がNew World Writingに掲載されたのを皮切りに、Insignia Storiesの「Mythical Creatures of Asia」など英語圏の媒体にも作品を掲載している。またジャンルを横断した文芸コンテスト、第1回SHIBUYA的文芸コンテストにてSF小説『REC』が優秀賞を受賞。『SHIBUYA NIGHT vol.1』に収録が予定されている。掌編から長編まで多彩に活動している書き手だ。
伊藤螺子
プロフィール
会社員兼小説家。 2011年に『オクターバー・ガール 螺旋の塔に導くものは』(徳間文庫)でデビュー。2013年には『秘密結社来夢来人 まほうびんぼう』(徳間文庫)を出版。その後同人活動に移り、『ビンダー』(発行:ククラス)や『トラベシア』(発行:鈴木並木)など、複数のリトルプレス・同人誌に寄稿。自身のサークル・ホテルニューオバケから、2019年に短編集『UFOを待っている』、2021年にはツイッターで書いた140字小説を100本まとめた掌編集『エイプリルフールの国』を刊行した。
アヴラ・マルガリティ「ミツバチたちの死」(翻訳:日本橋和徳) 、ジョイス・チング「まめやかな娘」(翻訳・解説:紅坂紫) 一般公開
アヴラ・マルガリティ「ミツバチたちの死」(翻訳:日本橋和徳) とジョイス・チング「まめやかな娘」(翻訳・解説:紅坂紫) の一般公開を開始します。「ミツバチたちの死」と「まめやかな娘」は7月のKaguya Planet先行公開作品として配信された作品です。カバーイラストは、浅野春美さんが手掛けました。
アヴラ・マルガリティ「ミツバチたちの死」(日本橋和徳 訳)
過保護な両親と暮らすサラ。サラのオンライン友だちアナスタシアはミツバチの個体数激減について論文を書いているのだが、サラの家の裏庭には多数の蜂が飛んでいる。疑問を持ったサラは、ある行動を起こす。
アヴラ・マルガリティ(Avra Margariti)
作者プロフィール
ギリシャ出身。ソーシャル・ワーカーを目指して勉学に励みながら執筆活動をしている。『The daily Science Fiction』にて複数の作品を発表。2021年1月・2月号の『Asimov’s SF Magazine』に詩を掲載している。若手SF作家の中でも注目株の一人である。
日本橋和徳
翻訳者プロフィール
埼玉県在住。内外のSFを愛読。特にエドモンド・ハミルトン、スターウォーズ、アレステア・レナルズに耽溺するスペースオペラ野郎。2021年春からローカル・コンベンションである、はるこんのスタッフを勤める。
ジョイス・チング「まめやかな娘」(翻訳・解説:紅坂紫)
若いアラーナがどんなに才能豊かで優秀でも、仕事に没頭している多忙な父親は一向に振り向いてくれない。そんな父親を振り向かせるために、アラーナは一つの計画をたてた。
ジョイス・チング(Joyce Chng)
作者プロフィール
シンガポール生まれ。主にサイエンス・フィクションとヤング・アダルトを執筆している。Crossed Genres、The Apex Book of World SF II、We See A Different Frontier、Cranky Ladies of History、Accessing The Futureなどに作品を掲載。スチームパンクや変身/変容の物語が好き。
紅坂紫
翻訳者プロフィール
2001年生まれ。小説家、詩人、翻訳家、エッセイスト。New World Writing、The Wondrous Realを始め海外文芸誌に作品の英訳が多数掲載(翻訳はいずれもToshiya Kamei)。2021年、『万象: アジアSFアンソロジー』に短編を掲載。
8月は大竹竜平「祖母に跨る」を先行公開中
Kaguya Planetでは現在、大竹竜平さんのお盆を舞台にした仏壇SF「祖母に跨る」を先行公開しています。会員登録をしてお読みください!
ある寒村都市で、故人を夜な夜な動かす奇妙な供養が流行っている…
仏壇仏具のベンチャー企業の社員、黒田から亡き祖母の家に呼び出された私は、ある記録動画を見せられる。
大竹竜平
プロフィール
グラフィックデザイナー、劇作家。チーム夜営にて、脚本や宣伝美術を担当。2017年、第5回せんだい短編戯曲賞の大賞を受賞。2019年には、美術手帖2019年10月号掲載の漫画「The Space Potter」の原作を担当。2020年には「祖父に乗り込む」が第一回かぐやSFコンテストの審査員長賞を受賞。また、「瞬きのカロリー」がかながわ短編戯曲賞2020の大賞を受賞。翌年のかながわ短編戯曲賞2021では、戯曲コンペティションの一次審査委員をつとめている。デザインでの仕事に加えて、戯曲、小説、漫画の原作など、多岐にわたるジャンルの執筆活動をしている、多彩な書き手だ。
Kaguya Planetに応援を!
Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正、② 新人賞以外の入り口を作ること、③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。
2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさんは、邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。
より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。
引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。
また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。
※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項
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