原里実「ひかる水辺のものたち」、宮内悠介インタビュー「暗号通貨技術と小説」一般公開開始!【Kaguya Planet】 | VG+ (バゴプラ)

原里実「ひかる水辺のものたち」、宮内悠介インタビュー「暗号通貨技術と小説」一般公開開始!【Kaguya Planet】

原里実「ひかる水辺のものたち」、宮内悠介インタビュー「暗号通貨技術と小説」一般公開開始!

Kaguya Planetより、原里実「ひかる水辺のものたち」、宮内悠介インタビュー「暗号通貨技術と小説」の一般公開を開始します。

Kaguya Planetは、バゴプラの主催するオンラインSF誌です。500円で“応援”の登録をして頂くと、各作品やインタビューを約1ヶ月の先行公開期間に読むことができます。

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原里実「ひかる水辺のものたち」

カバーデザイン 篠澤隆文

スウが小さな頃から、ユーリはずっといちばん近くにいてくれた。とっておきの昼寝の場所も、ウクワの実の食べ方も、全部ユーリが教えてくれた。でもそんな大好きなユーリのからだが少しずつ変化を遂げていく…

原里実
1991年生。ゲンロン大森望SF創作講座5期生。CINRAの編集者。2014年に「タニグチくん」が第20回三田文学新人賞佳作を、2016年に「レプリカ」が第三回文学金魚新人賞 辻原登奨励小説賞を受賞。2018年には両作を収録した短編集『佐藤くん、大好き』(金魚プレス日本版)を刊行。2021年には「A Family of Plants」(邦題:植物家族)がWorld Literature Todayに掲載。第一回かぐやSFコンテストで選外佳作となった「永遠の子どもたち」が「Eternal Children」としてAsymptoteに掲載。(翻訳はいずれもToshiya Kamei) 揺れ動く心情を確かな手触りで表現した短編小説を多数発表している。

 

宮内悠介インタビュー:暗号通貨技術と小説

写真 SFG

小説家の宮内悠介さんは、2021年4月に文庫版の『超動く家にて』(創元SF文庫)が発売された際、告知ツイートの所有権をNFTで販売するという試みを行いました。またKaguya Planetで一般公開中の「偽の過去、偽の未来」は、暗号通貨技術が一つの大きなテーマとなっています。この暗号通貨技術というテーマは『WIRED』(2021,vol.42) 掲載の「最後の共有地」でも扱われており、今後も創作の中で展開されていくそうです。

今回のインタビューは告知ツイートの販売の件や、SFの題材としての暗号通貨技術について詳しく伺いました。

宮内悠介
1979年生まれ。小説家。日本SF作家クラブ、日本推理作家協会会員。2010年に「盤上の夜」が第1回創元SF短編賞で選考委員特別賞を受賞。同作を収録した連作短編集『盤上の夜』(東京創元社,2012年)にてデビューし、第33回日本SF大賞を受賞。SFや純文学など、ジャンル横断的に活躍しており、作品は韓国語、英語、中国語(繁体字)など、多くの言語に翻訳されている。2021年には『偶然の聖地』 (講談社文庫)が文庫化、『WIRED』(2021,vol.42)に「最後の共有地」を掲載。「最後の共有地」は「偽の過去、偽の未来」と合わせて暗号通貨シリーズとなっている。海外での経験も多く、執筆、翻訳、プログラミング、作曲など幅広い創作活動をしている。

12月のKaguya PlanetはジェンダーSF特集

12月から来年1月にかけてのKaguya PlanetではジェンダーSF特集を開催します。12月には高山羽根子さんと正井さんの新作SF短編小説、近藤銀河さんの論考を掲載します。月500円の“応援”の登録をして、先行公開でお楽しみください!

Kaguya Planetの12月のスケジュールは以下の通りです。

12月18日(土) 高山羽根子と正井の新作SF短編小説先行公開
12月18日(土) 近藤銀河の論考先行公開
12月25日(土) もといもと「境界の街〜僕らの極秘計画〜」、こい瀬伊音「DNAR」一般公開
12月25日(土) 伊藤螺子「浦島さんによると世界は」、星野いのり「ル々の花」、穂崎円「ぱんげあ」一般公開

犬と街灯「島アンソロジー」とコラボ中!

Kaguya Planetでは犬と街灯が主催する「島アンソロジー」とコラボ中です。「島アンソロジー」は、遥か大海原のどこかにあるといわれる「貝楼諸島」を舞台にした、物語、紀行文、伝承、詩歌、観光案内などを集めたアンソロジーです。

現在Kaguya Planetに掲載している島アンソロジー参加作品は以下の通りです。

先行公開中の三作品は、500円で登録をしていただくと読むことができます。

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もといもと「境界の街〜僕らの極秘計画〜」、こい瀬伊音「DNAR」先行公開中!

また、Kaguya Planetでは現在、もといもと「境界の街〜僕らの極秘計画〜」こい瀬伊音「DNAR」を先行配信しています。

もといもとさんは第二回かぐやSFコンテストの最終候補者。今回掲載しているのは巨大化したダチョウをめぐる小学生の冒険SFです。こい瀬伊音さんの「DNAR」は、こい瀬さんの本業を活かした臨場感いっぱいの医療SFです。

もといもと
webディレクター兼ボドゲクリエイター。「不確定要素」を追加しながら箱の中の「ねこ」を観測しあう、新感覚のカードバトル「シュレーディンガーのねこ」の制作者。2020年に第一回かぐやSFコンテストをきっかけにSF小説を書き始め、「嘘つきロボット先生」が同コンテストにて選外佳作に選出された。翌年の第二回かぐやSFコンテストでは、子供時代の思い出を描いた「黄金蝉の恐怖」が最終候補作品に選出され、生き生きとした描写によって多くの読者の心を掴んだ。海外SF、昆虫、化石、お酒、エビフライ、面白い話が好物。特技はルービックキューブと利きビール。
こい瀬伊音
詩人を名乗る小説書き。2020年には「人魚姫の耳」が文芸オープントーナメント第二回ブンゲイファイトクラブで本戦出場を果たした。2021年には五つの単語のみで構成される文芸「伍糸布」を集めた『伍糸布集』(川咲道穂編) 、人魚にまつわるアンソロジー『海界』(阿瀬みち編) に寄稿している。日本初のオストメイトモデル、エマ・大辻・ピックルスさんのオストメイト認知向上活動に賛同し、オストメイトマークの認知向上ポスターのキャッチコピーとボディコピーを担当した。軽やかさと重たさを併せ持つ書き手で、自身のnoteでも詩、短歌、小説を発表している。

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、オンラインSF誌です。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさん、アヴラ・マルガリティさんとジョイス・チングさんは邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

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また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。

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これまでのKaguya Planet公開作品

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