Kaguya Planetにて「ジェンダーSF特集」開催!公募も! | VG+ (バゴプラ)

Kaguya Planetにて「ジェンダーSF特集」開催!公募も!

Kaguya Planetにて、ジェンダーSF特集を開催

SFウェブメディア バゴプラが主宰するSF短編小説の定期掲載プロジェクトKaguya Planetにて、ジェンダーSF特集を開催します。期間は2021年12月から2022年1月の二ヶ月です。

Kaguya Planetについて詳しく知る

今回のジェンダーSF特集では、以下の三つに当てはまるSFにスポットをあてて、短編小説と論考を掲載します。

・おばあちゃんを主人公にしたSF
・「魔女」をテーマにしたSF
・「ケア」をテーマにしたSF

この三つのテーマは「ジェンダーSFのポテンシャルをもっと発掘したい!」という思いを込めて設定したテーマです。

ジェンダーSFというと生殖や出産がテーマになった名作が数多くありますが、現代社会において、ジェンダーはもっと幅広く重層的に社会に根を張っています。

SFは、より多様な視点から、ジェンダーにまつわる社会で支配的な感性や倫理観をときほぐす可能性、不可視化されている存在を描く可能性を持っていると思います。その可能性を発掘する一つのステップとして、今回のジェンダーSF特集を企画しました。

Kaguya Planetで特集を組もうと思ったわけ

Kaguya Planet202012月にプロジェクトを開始して以降、多くのSF短編小説を配信してきました。いろんなことが手探りの中始まったこのプロジェクトですが、書き手の皆様と読者の皆様に支え、育てていただいて、こうして継続できていることにまずは心から御礼申し上げます。

Kaguya Planetの準備を始めてから一年近くが経とうとしていますが、この一年の活動を通して、SFも短編小説ももっと面白いことをやれるという思いは強まっています。やりたいことの一つに、小説の紹介の仕方や宣伝の仕方をもっと模索したいということがあります。

これまでのKaguya Planetの掲載作品は、書き手や読者の皆様にSNS等でたくさん話題にしていただいております。そして、普段はSF、あるいは小説を読まないけれど話題になっていたから読んだなど、嬉しい声をたくさん聞きます。皆さまのお力によって多くの人に作品が届いています。本当にありがとうございます。同時に、公開後も末長く読まれるための工夫や、誰かのもとにひっそりと作品を届けるということも大切にしていきたいです。

活動歴もファン層も様々な書き手の皆様に集まっていただいているので、Kaguya Planetという場を介して、知らない作家や読んだことのない作家と出会えるような場にしていきたいという思いもあります。

そのために、Kaguya Planetの「場」としての機能を拡充していきたいと思い、特集を組むことにしました。今回は「ジェンダーSF」をテーマにしますが、今後も様々なテーマで特集を組んでいきたいと思います。

また、第二回かぐやSFコンテスト期間に開催した「執筆活動に関するアンケート」で、Kaguya Planetでテーマを決めた公募や特集を組んでほしいという声もいただいております。

「Kaguya Planetに行ったらなんか面白いことしているな」と思ってもらえるような場にしていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

「ジェンダーSF特集」に掲載するSF短編小説を公募します

また、今回の「ジェンダーSF特集」では、上記の三つのテーマに沿ったSF短編小説を公募します。応募される方は、下記の募集要項をご確認の上、ご応募ください。

既存の「ジェンダー」についての感覚や価値観をほろほろと崩していくような作品をお待ちしています。

・対象となる作品
-おばあちゃんを主人公にしたSF

-「魔女」をテーマにしたSF

-「ケア」をテーマにしたSF

上記のいずれかに当てはまる、日本語で書かれた国内未発表のSF短編小説(翻訳作品を含む)
※ウェブ上や非商業同人誌など、いかなる媒体でも既に発表した作品は応募不可とします

 

・応募資格
不問。プロ・アマ問いません

 

・字数
4,000字程度。最大12,000字

 

・著作権
著作権は執筆者が保有
(掲載にあたっては、Kaguya Planetを主催するVGプラス合同会社が掲載の利用承諾をいただきます)

 

・原稿料
4,000字以上:15,000円+消費税
4,000字以下:15,000円÷4,000×文字数+消費税
(※依頼原稿よりも低い設定になっています)

 

・翻訳作品について
翻訳作品の応募は事前に原作者から許可を取ってから行ってください

 

・応募期間・選考期間(二回に分けて応募、選考を行います)

第一回

応募期間:10月25日(月)〜11月3日(水・祝)

選考期間:11月4日(木)〜11月10日(水)

第二回

応募期間:11月21日(日)〜11月30日(火)

選考期間:12月1日(水)〜12月10日(金)

 

・応募方法

原稿(Wordファイル、textファイルなど)を添付の上、下記アドレスまでお送りください。
kaguyaplanet@virtualgorillaplus.com
メールの件名を「ジェンダーSFの公募/筆名」にしてください。

24時間以内に受領メールをお送りいたします。
受領メールが届かない場合、お手数おかけしたしますが、こちらからお問い合わせください。

 

※11月5日(金) 追記
応募は各回、一人一本のみとします。
第一回に応募された方は、別の作品を第二回に応募することができます。

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

Kaguya Planetについて詳しく知る

9月25日(土)からは、宮内悠介さんの新作SF短編小説を先行公開します。詳細はこちら。先行公開で楽しみたい方は月額500円の会員にご登録ください。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします!

登録する

※Kaguya Planet 登録に際しての注意事項

  • GmailおよびHotmailで登録された方は、ログイン情報のメールが「迷惑メール」「ソーシャル」「プロモーション」などのフォルダに振り分けられる可能性があります。ご注意ください。
  • Kaguya Planetの決済に対応しているクレジットカードおよびデビットカードは、以下の3社となっています。現時点ではJCBには対応しておりませんので、恐れ入りますがあらかじめご了承ください。
    Visa
    Mastercard
    American Express

 

これまでのKaguya Planet公開作品

井上 彼方

1994年生まれ。VG+合同会社クリエイティブ・ディレクター。2020年、第1回かぐやSFコンテストで審査員を務める。同年よりSF短編小説をオンラインで定期掲載するKaguya Planetでコーディネーターを務める。編著書に『社会・からだ・私についてフェミニズムと考える本』(2020, 社会評論社)、『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(2022, 社会評論社)。
¥2,970 (2024/10/07 17:10:22時点 Amazon調べ-詳細)

関連記事

  1. 『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』、無料公開のためのクラウドファンディング実施中!

  2. オバマも絶賛! 『三体』劉慈欣の登場がSFを変える。

  3. 【Kaguya Planet】1月のジェンダーSF特集、なかむらあゆみさん、ジェーン・エスペンソンさん、虫太さんの書き下ろしSF短編小説、先行公開開始!

  4. Kaguya Planet 12月ジェンダーSF特集、高山羽根子さん&正井さんの書き下ろしSF短編小説、近藤銀河さんの論考、先行公開開始!