Kaguya Planet 11月の筆者・スケジュール公開! | VG+ (バゴプラ)

Kaguya Planet 11月の筆者・スケジュール公開!

Kaguya Planet 11月の筆者発表!

バゴプラの主催するオンラインSF誌 Kaguya Planetより、11月の先行公開作品の筆者を発表します!

11月のKaguya Planetで先行公開する作品は5本!もといもとさん、こい瀬伊音さん、伊藤螺子さんによる新作SF短編小説、星野いのりさんの俳句連作、穂崎円さんによる短歌連作です。伊藤さん、星野さん、穂崎さんの作品は犬と街灯主催の「島アンソロジー」参加作品です。コンテンツを先行公開で楽しみたい方は月額500円の会員にご登録ください。

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※Kaguya Planetについての詳細は、記事の最後にある「Kaguya Planetに応援を!」をお読みください。

11月のKaguyaPlanet はもといもとさんとこい瀬伊音さん

もといもとさんはwebディレクター兼ボドゲクリエイターです。「不確定要素」を追加しながら、箱の中の「ねこ」を観測しあう新感覚のカードバトル「シュレーディンガーのねこ」の制作者です。

バゴプラの主催する第一回かぐやSFコンテストをきっかけにSF小説を書き始め、「嘘つきロボット先生」が同コンテストにて選外佳作に選出されました。そして第二回かぐやSFコンテストでは、子供時代の思い出を描いた「黄金蝉の恐怖」が最終候補作品に選出され、多くの人の心を掴みました。

今回先行公開を開始するのは大型鳥類への愛が詰まったSF短編小説です。お楽しみに!

 

こい瀬伊音さんは詩人を名乗る小説書き。自身のnoteに詩、短歌、小説をあげています。オンライン文芸サークル〈六枚道場〉にて活動されていました。

2020年には「人魚姫の耳」が文芸オープントーナメント第二回ブンゲイファイトクラブで本戦出場を果たしました。2021年には五つの単語のみで構成される文芸「伍糸布」を集めた『伍糸布集』(川咲道穂編) や人魚にまつわる小説や俳句のアンソロジー『海界』(阿瀬みち編) に寄稿しています。

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また、日本初のオストメイトモデル、エマ・大辻・ピックルスさんのオストメイト認知向上活動に賛同し、2020年にはオストメイトマークの認知向上ポスターのキャッチコピーとボディコピーを担当しています。

今回先行公開をする作品は、本業を活かした医療SFです。お楽しみに!

11月の島アンソロジー参加作品は3作品!

また11月のKaguya Planetでは9月、10月に引き続き、犬と街灯が主催する「島アンソロジー」参加作品の先行公開を開始します。「島アンソロジー」は、遥か大海原のどこかにあるといわれる「貝楼諸島」を舞台にした、物語、紀行文、伝承、詩歌、観光案内などを集めたアンソロジーです。

11月に先行公開を開始する島アンソロジー参加作品は、伊藤螺子さんによる短編小説「浦島さんによると世界は」、星野いのりさんによる俳句連作「ル々の花」、穂崎円さんによる短歌連作「ぱんげあ」の3本です。

伊藤螺子さんは会社員兼小説家です。 2011年に『オクターバー・ガール 螺旋の塔に導くものは』(徳間文庫)でデビュー。2013年には『秘密結社来夢来人 まほうびんぼう』(徳間文庫)を出版しています。

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自身のサークル・ホテルニューオバケから、2019年に短編集UFOを待っている』2021年にはツイッターで書いた140字小説を100本まとめた掌編集『エイプリルフールの国』を刊行しています。Kaguya Planetの特別企画「200文字怪談」に怪談を二本寄稿しています。

星野いのりさんは作家・俳人。現代俳句協会と俳句結社「炎環」に所属しています。

2018年には第二回全国俳誌協会新人賞にて正賞を受賞しました。また、2020年には俳句連作「自由帳」(田中大河名義)が第14回鬼貫青春俳句大賞を受賞しました。2021年には俳句連作「あかねさす」が第4回俳句四季新人奨励賞を受賞しました。同作は『俳句四季』(2021年7月号) に収録されています。これをきっかけに『文藝春秋』(2021年8月号) にも俳句を寄稿しています。

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BL俳句誌『庫内灯』、BL短歌合同誌『共有結晶』など多くの同人誌に寄稿しています。また、YouTubeやFMラジオに出演したり、自作の解説をnoteに載せたり、より多くの方に俳句を楽しんでもらうための活動も多数されています。

現在は、文芸オープントーナメント、第三回「ブンゲイファイトクラブ」に本戦出場中!

 

穂崎円さんは2012年から短歌を作り始め、新聞歌壇や同人誌などで短歌を発表されています。2018年に活動を休止したBL短歌誌『共有結晶』の編集メンバーの一員としても活動していました。

2017年には私家版歌集「ヴァーチャル・リアリティー・ボックス」を発行されています。2019年には短歌連作「くりかえし落日」が第一回笹井宏之賞の最終選考候補作に、「草の心臓」が第三十回歌壇賞佳作に選出されました。

3本の島SF、お楽しみに!

Kaguya Planetで現在先行配信している島アンソロジー参加作品は、虫太「わたしが島ならことばは海」奈良原生織「エスケープ・フロム」です。

一般公開している島アンソロジー参加作品は、f3hito「archipelago」(翻訳:f3hito)北野勇作「ひゃくじま」佐々木倫「風の鳴る島」の3本です。

原里実「ひかる水辺のものたち」先行公開中!

Kaguya Planetでは現在、原里実「ひかる水辺のものたち」を先行公開しています。

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スウが小さな頃から、ユーリはずっといちばん近くにいてくれた。とっておきの昼寝の場所も、ウクワの実の食べ方も、全部ユーリが教えてくれた。でもそんな大好きなユーリのからだが少しずつ変化を遂げていく…

原里実
1991年生。ゲンロン大森望SF創作講座5期生。CINRAの編集者。2014年に「タニグチくん」が第20回三田文学新人賞佳作を、2016年に「レプリカ」が第三回文学金魚新人賞 辻原登奨励小説賞を受賞。2018年には両作を収録した短編集『佐藤くん、大好き』(金魚プレス日本版)を刊行。2021年には「A Family of Plants」(邦題:植物家族)がWorld Literature Todayに掲載。第一回かぐやSFコンテストで選外佳作となった「永遠の子どもたち」が「Eternal Children」としてAsymptoteに掲載。(翻訳はいずれもToshiya Kamei) 揺れ動く心情を確かな手触りで表現した短編小説を多数発表している。

 

11月のスケジュール発表!

最後に11月と12月初頭のKaguya Planetのスケジュールを発表します。

20日(土) もといもとさん、こい瀬伊音さん新作SF短編小説先行公開
23日(火・祝) 名倉編インタビュー一般公開
27日(土) 伊藤螺子「浦島さんによると世界は」、星野いのり「ル々の花」、穂崎円「ぱんげあ」先行公開

27日(土) 虫太「わたしが島ならことばは海」、奈良原生織「エスケープ・フロム」一般公開
12月4日(土) 原里実「ひかる水辺のものたち」、宮内悠介インタビュー「小説と暗号通貨」一般公開

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催するオンラインSF誌です。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさん、アヴラ・マルガリティさんとジョイス・チングさんは邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

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また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。

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これまでのKaguya Planet公開作品

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