『ドクター・ストレンジ MoM』イルミナティを解説
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が2022年5月4日(水・祝) より日本の劇場で公開。世界最速での上映となり、一足早く盛り上がりを見せている。「ドクター・ストレンジ」シリーズ2作目、MCU映画としては『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021) に続く最新作となる重要な作品だ。
そのタイトルの通り、マルチバースを舞台にした本作では、様々なサプライズが待っていた。その内の一つが、予告編で登場が明かされていたイルミナティに関する内容だ。イルミナティの登場自体は明かされていたが、そのメンバーは伏せられており、ファンにとっては楽しみな要素の一つだった。
今回は映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場したイルミナティのメンバーについて、ネタバレありで徹底解説していく。以下の内容は、重要なネタバレを含むので、必ず劇場で本編を鑑賞してから読んでいただきたい。
以下の内容は、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の内容に関する重大なネタバレを含みます。
Contents
イルミナティ登場
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でイルミナティが登場したのは、アメリカ・チャベスが飛んだ未来的なユニバース、アース838でのこと。ここではS.H.I.E.L.D.でもなくアベンジャーズでもなく、イルミナティがスーパーヒーロー代表として世界を守っているようだ。
このユニバースのモルドは、ドクター・ストレンジの死後、ニューヨークのサンクトラムを任されており、“マスター・モルド”という肩書になっている。モルドは、このユニバースでサノスとの戦いの中で禁断の書ダーク・ホールドに手を出して別の宇宙を消滅させたドクター・ストレンジを危険視していた。そして、他のイルミナティメンバー達も。
捉えられたドクター・ストレンジは、モルドからイルミナティとの面会を指示されるが、聴きなれない名前に「イルミ何? (Illumiwhati?)」と聞き直している。絶妙な翻訳だ。イルミナティは原作コミックでも登場する各界のリーダーによる秘密結社である。
イルミナティと面会したドクター・ストレンジは、そのメンバーがソーサラー・スプリームになったモルド、“ファースト・アベンジャー”ことキャプテン・カーター、インヒューマンズの王ブラックボルト、マリア・ランボーバージョンのキャプテン・マーベル、ファンタスティック4のリーダーであるミスター・ファンタスティック、そしてプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの6人で構成されていることを知る。
イルミナティはこのユニバースでドクター・ストレンジがダーク・ホールドに手を出したこと、ブラックボルトの声によってストレンジを処刑したこと、大衆のためにストレンジを偽りの英雄として祀っていることを明かす。ここのイルミナティは随分と現実的な運営を行っている印象だ。
一方でイルミナティはワンダの脅威を正しく把握することはできず、新たに現れたドクター・ストレンジの対処に囚われてしまったことも確かだ。モルドを動員し、アメリカ・チャベスとドクター・ストレンジも戦力にすればワンダとも戦えたかもしれないが、そうしなかったことで悲惨な結果を招くことに。その中でプロフェッサーXだけは「君がどんなドクター・ストレンジか見てみよう」と、その可能性を制限しないことを告げている。
ここからは、イルミナティメンバーそれぞれの特徴と演じた俳優、そして結末を整理していこう。
アース838におけるイルミナティのメンバー
マスター・モルド
イルミナティを創設したドクター・ストレンジが処刑された後、新たにイルミナティメンバーに加わったモルド。おそらく魔術師代表と思われる。このユニバースでは至高の魔術師=ソーサラー・スプリームになっており、公式のクレジットは“マスター・モルド”になっている。
前作『ドクター・ストレンジ』(2016) ではエンシェント・ワンが長年ソーサラー・スプリームを務めており、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではウォンが新たなソーサラー・スプリームになったことが明かされていた。『マルチバース・オブ・マッドネス』の序盤では、アメリカ・チャベスが別のユニバースのドクター・ストレンジはソーサラー・スプリームになっていると明かしていたし、案外多くの人物にその可能性が宿っているようだ。
マスター・モルドはイルミナティの中でも下っ端のようで、ドクター・ストレンジを面会のために呼びに行ったり、対ワンダでメンバーが出動する中でストレンジの見張り役になったりしている。ストレンジから「私に嫉妬している」と挑発されて戦いを挑んだ末にストレンジを逃してしまったが、イルミナティメンバーでは唯一ワンダの手にかかることなく生き延びている。
前作で信念を持って戦っていたMCUのメインユニバースであるアース616のモルドとは少し違うキャラクターになっており、今後再登場するかどうかは微妙なところである。
マスター・モルドを演じたのは前作に続きキウェテル・イジョフォー。映画『キンキーブーツ』(2005) のローラ役でゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート、『それでも夜は明ける』(2013) のソロモン・ノーサップ役で英国アカデミー主演男優賞受賞など、輝かしい経歴を持つ俳優だ。『ライオンキング』(2019) ではヴィランのスカーの声を演じた。
キャプテン・カーター/ペギー・カーター
モルドから「ファースト・アベンジャー」と紹介されたキャプテン・カーターは、ペギー・カーターが超人血清を打った姿。アニメ『ホワット・イフ…?』ではスティーブ・ロジャースに代わって血清を打ち、ファースト・アベンジャーとして活躍する姿が描かれた。
おそらくこのアース838のキャプテン・カーターは『ホワット・イフ…?』のペギーとは同一人物ではない。終盤に登場したシニスター・ストレンジも『ホワット・イフ…?』の闇堕ちストレンジとは少し違う背景を持っていたし、このキャプテン・カーターはアニメ版のような明るさや情熱も見られない。
何より『ホワット・イフ…?』ではキャプテン・カーターの物語はこの先も続いていくことが示唆されている。『ホワット・イフ…?』では、ドクター・ストレンジの闇堕ちも含め、どんなことが起こりうるのかという可能性を示したに過ぎないのだろう。
ちなみにペギーが「ファースト・アベンジャー」と呼ばれているということは、アース838にはアベンジャーズも存在しているということなのだろうか。イルミナティの中ではキャプテン・カーターは人類代表、アベンジャーズ代表、あるいは軍人代表といったところだろう。
背中にジェットパックを背負ったキャプテン・カーターは、同じ“キャプテン”のキャプテン・マーベルと共にワンダに挑み善戦するが、盾を投げ返され、腹部を切り裂かれたようだ。戦闘中には、スティーブのお決まりのセリフである「まだやれる (I can do this all day.)」を引用する一幕もあった。
キャプテン・カーターを演じたのはヘイリー・アトウェル。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011) で初めてペギー・カーターを演じた後、単独シリーズ『エージェント・カーター』(2015-2016) で主演。その後も複数のMCU作品でペギー役のカメオ出演を続け、『ホワット・イフ…?』で晴れてキャプテン・カーターになったペギーの声優を務めた。2023年には『ミッション:インポッシブル:デッド・レコニング(原題)』に出演する。
ブラックボルト/ブラッカガー・ボルタゴン
インヒューマンズの王ブラックボルトの登場は予告でも明かされていなかったサプライズだ。マーベル・スタジオとは別組織だったマーベル・テレビジョンとABCが製作したドラマ『インヒューマンズ』(2017) からの参戦である。
ドラマ『ホークアイ』(2021) にはヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンが、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にはチャーリー・コックス演じるデアデビルが、それぞれマーベル・テレビジョンとABC製作のドラマ『デアデビル』(2015-2018) から登場。これと同じパターンで、『マルチバース・オブ・マッドネス』には『インヒューマンズ』からアンソン・マウント演じるブラックボルトが登場したのだ。
ただ少し違うのは、ブラックボルトが登場したのはMCUのメインユニバースではなく、アース838での登場になったこと。このユニバースではドクター・ストレンジの処刑を実行した人物で、ワンダに口を閉じられるとその状態で声を出してしまいあっさり自爆してしまう。イルミナティのメンバーで最初に散った人物になってしまった。
ドラマ『インヒューマンズ』でも、原作コミックと同じくその声はとてつもない破壊力を持っているという設定だったが、そちらは威厳のある人物だった。ブラックボルトが本格的にMCUに参戦するのならば、きちんと描きなおされることになるだろう。アース838のイルミナティには、超人種のインヒューマンズ代表として参加していたと考えられる。
原作コミックではインヒューマンズはクリー人が人類に遺伝子改造を加えたことで誕生している。また、インヒューマンズはドラマ『エージェント・オブ・シールド』(2013-2020) にも登場する。
前述の通り、ブラックボルトを演じたのはアンソン・マウント。ドラマ『インヒューマンズ』からの再演となる。「スタートレック」シリーズのクリストファー・パイク役でも知られる。同じく「スタートレック」に出演してきたパトリック・スチュワートがプロフェッサーX役で『マルチバース・オブ・マッドネス』に出演したことで、二人の共演が実現している。
キャプテン・マーベル/マリア・ランボー
イルミナティにトリッキーな形で加わったのがマリア・ランボー版のキャプテン・マーベルだ。既存のキャラが別のポジションで登場するというのは、キャプテン・カーターのパターンと同じだが、マリアの場合は『ホワット・イフ…?』などでその展開は描かれていない。
マリア・ランボーは映画『キャプテン・マーベル』(2019) に登場。90年代にキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースのかつての同僚だったが、このユニバースではキャロルに代わってマリアが実験に志願したのだろうか。
ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) では大人になった娘のモニカが登場し、指パッチンでモニカが消えていた間にマリアは病死したことが明かされた。その後、モニカはワンダが作り出したヘックスの力を得てスーパーパワーを身につけている。
2023年7月28日(金)米公開の『ザ・マーベルズ(原題)』にはモニカが登場する予定だ。モニカ・ランボーは原作コミックで二代目キャプテン・マーベルになるため、アース616でキャプテン・マーベルになる可能性は高い。だとすれば、別ユニバースで親子でキャプテン・マーベルになるということだ。
なお、イルミナティのキャプテン・マーベルは、キャロルを洗脳していたクリー人っぽいコスチュームを着ている。クリー人代表か、宇宙の守護者代表としてイルミナティに参加しているのだろう。マスクは、原作コミックのモニカと同じく目の部分だけを覆うマスクを着けている。
マリア・ランボー版のキャプテン・マーベルは流石の強さを見せ、ワンダと互角に渡り合った。お互いに吹き飛ばされたが、最後は念力が使えるワンダが巨大な像をマリアの上に倒して下敷きになっている。キャプテン・カーターと同じく生きている可能性はある、というか、「実は生きていた」という後付けが可能な演出にはなっている。
アース838のキャプテン・マーベルを演じたのはラシャーナ・リンチ。『キャプテン・マーベル』に続く出演で、『ワンダヴィジョン』でその死が明かされてから登場することはないかと思われていたが、意外な形で登場することになった。映画『エターナルズ』ではエイジャック役のサルマ・ハエックが今後の再登場について「無限の可能性がある」としていたのは、案外突拍子のない話でもないのかもしれない。
なお、ラシャーナ・リンチは映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021) で007のコードネームが割り当てられるノーミ役を演じて話題になった。
ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ
こちらは予告でも示唆されていなかったサプライズ。過去に二度、旧20世紀フォックスから映画化された「ファンタスティック・フォー」からリーダーのミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズが登場した。ただし、演じているのはジョン・クラシンスキーで、6人のイルミナティメンバーの中では唯一完全な新顔となっている。
「X-MEN」や「ファンタスティック・フォー」といったのマーベル作品の映像化の権利を持っていた旧20世紀フォックスは、2019年にマーベルの親会社であるディズニーが買収を完了。20世紀スタジオに社名が変更されると共に、「X-MEN」や「ファンタスティック・フォー」の製作はマーベル・スタジオが引き継ぐことが発表された。今回のミスター・ファンタスティックとプロフェッサーXの登場は、両作の権利を自由に扱えるようになったマーベル・スタジオのテスト飛行のようなものだと考えられる。
原作コミックでは、ミスター・ファンタスティックはブラックボルトとプロフェッサーXと同じくイルミナティの創設メンバー。ファンタスティック4の代表であり、科学者の代表としてもイルミナティに参加していた。
アース838のミスター・ファンタスティックは、6人の中で一番見せ場がなかったのではないだろうか。ゴムのように体を伸縮させる能力を持つミスター・ファンタスティックは、ブラックボルトが殺されたのを見てワンダに腕を伸ばすが、あっさりと身体をゴム紐のようにバラバラにされてしまった。ワンダは全員にこの技が使えれば最強なのだが、なぜミスター・ファンタスティックだけこんなにあっさりやられてしまったのだろうか……。
一方、リード・リチャーズはクリスティーンが働くバクスター・ファウンデーションのリーダーでもある。バクスター・ファウンデーションは映画『ファンタスティック・フォー』(2015) にも登場しており、“バクスタービル”はファンタスティック・フォーの基地としてもお馴染みだ。
演じたジョン・クラシンスキーは「クワイエット・プレイス」への出演と監督・脚本・製作兼任で知られる多彩な人物だ。実は英語圏では、リード・リチャーズ役の配役として長年ファンに支持されてきた。今回、マーベルはファンセオリーを採用するサービスを見せたことになる。
ジョン・クラシンスキーは、2022年はこのMCU映画に参戦しつつ、DCコミックスのアニメ映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月28日公開) でスーパーマンことクラーク・ケントの声を演じる。
プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア
そして、イルミナティの大トリとして登場したのは、プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。予告映像でも示唆されていたが、アニメシリーズ『X-メン』(1992-1997) の姿で登場。登場シーンでは「X-Men ’97 Theme」を弾き直した音楽が流れている。
アニメ版プロフェッサーXの特徴は、映画版「X-MEN」シリーズのような車椅子ではなく、黄色いホバーチェアに乗っているという点だ。また、緑のスーツに青いネクタイというのも、アニメ版のデザインを完コピしている。演じているのは旧20世紀フォックス版「X-MEN」シリーズのパトリック・スチュワートだが、ファッションをアニメ版にしているのは、恐らく過去の映画版とは違うキャラであることを強調するための演出だろう。
なお、90年代版のアニメ『X-メン』はDisney+でも配信されている。また、2023年には新作アニメ『X-MEN ’97(原題)』が2023年にDisney+で配信されることも決定している。こちらも要チェックだ。
イルミナティの良心とも言えるプロフェッサーXは、ワンダと対峙すると精神世界の中で解決を試みる。サイキックバトルとしては最高峰の戦いだ。この真っ白な精神世界では、自分の足で立って歩くプロフェッサーの姿を見ることができる。プロフェッサーXは瓦礫に埋もれた心の中のワンダを助け出そうとするが、最後にはスカーレット・ウィッチの力が上回り、首を折られて殺されてしまう。
パトリック・スチュワートは、『LOGAN/ローガン』(2017) 以来、5年ぶりにプロフェッサーXを演じたことになる。最初に演じたのは2000年の『X-MEN』で、実に22年にわたってこの役を演じている。「スター・トレック」シリーズでは、1987年のドラマ『新スタートレック』からピカード艦長を演じ、2020年スタートのドラマ『スタートレック:ピカード』でもピカードを再演している。恐るべき大俳優である。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』公開時点で、パトリック・スチュワートは81歳だが、プロフェッサーX役はこれで見納めとなるのだろうか。パトリック・スチュワートが初めてこの役を演じたのは60歳の頃。「X-MEN」新シリーズで若き日のプロフェッサーを演じたジェームズ・マカヴォイもまだ43歳だ。MCUではどのように「X-MEN」を再始動するのかにも注目したい。
パトリック・スチュワートがプロフェッサーXの再演と今後について語った内容はこちらから。
なお、本作ではプロフェッサーXのセリフに映画『X-MEN:フューチャー&パスト』からの引用が含まれていた。詳しい解説はこちらの記事で。
以上が、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場したイルミナティのメンバーだ。こうして見ていくと、それぞれのキャラは念入りに今回限りの存在であることを示唆しているのが分かる。それでも、いずれのキャラクターも別ユニバースには存在するという事実を提示したことで、今後メインユニバースにも登場させやすい状況を作ったとも言える。
少し残念なのは、イルミナティが壊滅してしまったことで、本作からイルミナティの物語が始まることはなかったという点だ。本作でドクター・ストレンジを脅威とみなし、投票でその処遇を決めるという展開は、各界の首脳が集まり脅威に対して未然に対処するという原作の設定には忠実だった。
原作コミックでは、ハルクを潜在的な脅威とみなして宇宙に追放したことで大惨事(ハルク・ウォー)を巻き起こす。この辺りは各界のリーダーによる話し合いになるため、個人の集まりであるアベンジャーズよりも複雑な駆け引きが行われる。MCUでも再びイルミナティが結成されることに期待したい。
原作におけるイルミナティの詳しい情報はこちらの記事で。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ラストとポストクレジットシーンの解説はこちらから。
エリザベス・オルセンが語ったワンダの今後、X-MEN合流の可能性についてはこちらの記事で。
ベネディクト・カンバーバッチが今後について語った内容と次回作についての考察はこちらから。
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2022年5月4日(祝・水)より劇場公開。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』公式サイト
侵略者カーンが登場しなかった理由について脚本家が語った内容はこちらの記事で。
ドクター・ストレンジとワンダのこれまでの道のりについてはこちらの記事で。
本作におけるドクター・ストレンジの変化についての解説はこちらから。
エリザベス・オルセンが語った“ワンダの強さ”についてはこちらから。
アメリカ・チャベスが重要なキャラである理由はこちらの記事で。
ドラマ『ムーンナイト』最終話のネタバレ解説はこちらから。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ラストの徹底解説はこちらの記事で。
『モービウス』のラストのネタバレ解説はこちらから。
『ザ・バットマン』ラストのネタバレ解説はこちらの記事で。
『エターナルズ』ポストクレジットの徹底解説はこちらから。
7月8日公開のMCU映画『ソー:ラブ&サンダー』の予告解説はこちらから。
6月8日配信開始のMCUドラマ『ミズ・マーベル』の予告解説はこちらの記事で。