ワンダの“強さ”とは
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が2022年5月4日(水・祝)より日本公開された。「ドクター・ストレンジ」シリーズの第2弾でありながら、ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) からも直接繋がるストーリーに注目が集まっている。
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015) からMCUに登場したワンダ・マキシモフは、今では名実ともにMCU最強キャラに。『マルチバース・オブ・マッドネス』でも圧倒的なパワーを見せつけることになるが、ワンダを演じるエリザベス・オルセンはその“強さ”について、どのように考えているのだろうか。
ワンダ役エリザベス・オルセンが語る
「自分で道を選んできた」
ワンダ・マキシモフを演じて7年になるエリザベス・オルセンは、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の公開にあたって米Twitter Moviesでユーザーから寄せられたコメントに回答。まず、「MCUで最強の存在の一人を演じることになった感想は?」と聞かれ、こう答えている。
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— Twitter Movies (@TwitterMovies) May 5, 2022
最高です。もし、こんなことはできない平凡なキャラクターを演じることになっていたら、違う感じ方をしていたと思います。でも、私(ワンダ)はなんでもできるし、正当化することもできる。自分でも楽しんでますよ。
まさに「なんでもできる」の状態にあるワンダ。その強さの秘密はどこにあるのだろう。続いて「スカーレット・ウィッチの一番好きなところと、自分と似ているところ」を聞かれたエリザベス・オルセンはこう話す。
ワンダ/スカーレット・ウィッチの一番好きなところは、自立して考えることができる人という点です。彼女は常に自分で道を選んできました。常に信念があり、自分が間違っていると分かった時にも、誰かに操られるのではなく、自分自身で考えるということです。自分と似ているところは、私も少しは自立して考える人間という点です。それはそれでつまらないですけど。
最強でありながら、誰にも操られることなく、自分で思考して行動ができる——それがエリザベス・オルセンの考えるワンダ・マキシモフ。確かに『ワンダヴィジョン』では、ワンダは自分でヘックスの結界を解除して山の麓で暮らすことを決めていた。
ワンダを止めるもの
そんなキャラクターを演じることの困難について聞かれると、エリザベス・オルセンはこう答えている。
ワンダを演じることの最大の挑戦は、今もですが、彼女の限界を理解することです。彼女の強さと彼女の限界はストーリーテリングにとって重要です。そして私たちが知ったのは、現段階では彼女を止められるのは彼女自身だけだということです。それ以外の誰も彼女を制限することはできません。ですから、彼女はどうやって踏みとどまるのかを理解することを求められてきました。本作まではね。
『エイジ・オブ・ウルトロン』では志願してヒドラの人体実験に参加したとされていたが、ドラマ『ワンダヴィジョン』ではワンダには“カオス・マジック”の力が宿っていることが明らかになった。魔女のアガサ・ハークネスは、スカーレット・ウィッチになったワンダがソーサラー・スプリーム以上の力を持つことも明かした。
シリーズを経るごとに強くなっていくワンダだが、エリザベス・オルセンはワンダを止められるのはワンダ自身だけという状況にあるとしている。
ワンダの変化
また、「『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から今に至るまでワンダに起きた変化」について聞かれ、こう答えている。
私たちは、彼女が『エイジ・オブ・ウルトロン』から一人の女性として成長していく姿を見てきました。特に本作(『マルチバース・オブ・マッドネス』)では、彼女が独りであるということは、一人でも平気でいられる大人の女性になるにあたって非常に重要なことです。それは重要な変化だと思います。
これまで多くの大事な存在を失ってきたワンダだが、エリザベス・オルセンはワンダが成長してきたとも語っている。
また、『ワンダヴィジョン』の最後には「まだこの力を理解していないけど、いつか理解する」と語っていたが、米マーベル公式のインタビューでは、現在のワンダはスカーレット・ウィッチの力を「理解したと思います」とも発言。MCU最強であり、自分の道は自分で決めるワンダ・マキシモフが、次はどんな道を選ぶのか。その結果はぜひ劇場のスクリーンで確かめていただきたい。
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2022年5月4日(祝・水)より劇場公開。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』公式サイト
Source
Twitter Movies / Marvel Entertainment
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