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ネタバレ注意!「スパイダーマン」続編に意欲 『ノー・ウェイ・ホーム』出演俳優がコメント

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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開

MCU映画最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が2022年1月7日(金)より、ついに日本でも公開された。本作はMCU「スパイダーマン」フランチャイズとしては三部作の最終作にあたり、「ホーム」をサブタイトルに冠したシリーズはこれで一区切りとなる。マーベルきっての人気キャラの集大成とあって、既に2021年最高興行収入を記録するなど、高い注目を集めている。

そんな空前の話題作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に出演した俳優の一人が、続編への出演についてコメントしている。「スパイダーマン」は一つの区切りを迎えたばかりだが、その俳優にはまだやり残したことがあるようだ。

以下の内容は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の重大なネタバレを含むので、必ず劇場で観賞後に読んでいただきたい!

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の内容に関する重大なネタバレを含みます。

コメントしたのは…

「スパイダーマン」シリーズの続編を待望している人物とは、アンドリュー・ガーフィールドだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では“アメイジング”なピーター・パーカー役としてサプライズ出演。観客を大いに驚かせた。

アンドリュー・ガーフィールドは、ソニーがリブートした『アメイジング・スパイダーマン』(2012)に出演。サム・ライミ監督によるトビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」三部作の後、『スパイダーマン4』の製作がキャンセルになったことを受けて、新たにピーター・パーカーを演じた。2年後には続編『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) も公開されている。

「アメイジング・スパイダーマン」シリーズは第4作目まで製作の計画があり、『アメイジング・スパイダーマン2』の最後に登場したヴィランのライノも、第3作目で再登場する予定となっていた。アンドリュー・ガーフィールド自身も、契約は第3作目まであるとしていたが、2015年にソニーとマーベルが提携を発表。スパイダーマンのMCU合流と共に『アメイジング・スパイダーマン3』の製作は白紙となっていた。

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アンドリュー・ガーフィールドが語る

トビー・マグワイアのスパイダーマンは「4」が白紙になり、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンも「3」が白紙に。特に「アメイジング・スパイダーマン」に関してはストーリー的にも中途半端な形で幕を閉じていた。

そして今回、アンドリュー・ガーフィールドが『アメイジング・スパイダーマン3』への出演を含むスパイダーマン の再演について、米Varietyのインタビューで言及している。まず、そもそもなぜ『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に出演することにしたのかという質問には、以下のように答えている。

ピーター・パーカーを演じることについて再び話をするとは思ってもいませんでした。またファンに戻れることを嬉しく思ってたんです。でも、(プロデューサーの)エイミー・パスカル、ケヴィン・ファイギ、そしてジョン・ワッツ監督から、今回のアイデアについて話を受けました。すぐに断ることはできませんでしたよ。とても楽しそうで、スピリチュアルで——つまり、魔法みたいで——テーマとしても面白そうでした。スパイダーマンファンとしては、そもそも3人のスパイダーマンが同じ画の中で見られるというアイデアだけで十分でしたけどね。

この提案は本当に本当に魅力的でしたよ。「あなたは自分なりにこのキャラクターを演じましたよね。そしてもう一度機会があれば、どんなことを表現してみたいですか? このユニバース(MCU)に飛ばされて、歳を重ねたあなたが若いあなたに出会ったら、どのように対応しますか?」と聞かれたんですから。

アンドリュー・ガーフィールドは自身が演じたピーター・パーカーを「三兄弟の次男」と表現し、「アメイジング・スパイダーマン」のストーリーを踏まえて「自分が行くはずだった場所に道が繋がっていないことを知っている」と、トムホ版ピーターが行く道の結末を知っていながらどのように接するのかということについて、多くの議論を重ねたことを明かしている。

また、孤独と向き合ってきた「アメイジング・スパイダーマン」版ピーターについて、「自分は決して一人ではなく、同じ経験をしている兄弟がいると知ったらどうなるでしょうか」と、三人が出会ったことの意義についても触れている。そして、アンドフュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンがMJを助けたことについては、以下のように語っている。

私のスパイダーマンは、弟の恋愛を助けることができたんです。そして、弟のために行動することで、彼自身の人生における最大のトラウマになった瞬間を癒すこともできました。弟が同じ運命を辿らないようにすることは非常に美しいことであり、グウェンを助けることに対するセカンドチャンスを得るということでもありました。

アンドリュー・ガーフィールドは今回の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』への出演を通して、多くのものを受け取ったようだ。トム・ホランドとトビー・マグワイアとはスーツ談義も交わしたといい、トム・ホランドはアンドリュー・ガーフィールのスーツに手を出せるポケットがついていたという話を羨ましがったという(トムホは手が出せないため鼻でスマホを操作していたのだとか)。

スパイダーマンを再び演じる?

一方で、「アメイジング・スパイダーマン」の終わり方については「多くの課題があった」として、以下のように話している。

とても感謝しています。自分が演じていたピーターで未解決のまま終わっていたことに取り組むことができて、ただただ感謝しています。あのキャラクターが大好きで、素晴らしい俳優、監督、そしてマーベルとソニーと一緒に仕事ができたことに感謝しています。楽しかったし、自分の中で区切りがついた感じです。私のピーターにはたくさんの未回答の問題があって、私たちはそれを置き去りにしていました。私は再び戻ってきて、彼に癒しを与えることもできました。

そして、「スパイダーマンを再び演じることには前向きですか?」という決定的な質問に、アンドリュー・ガーフィールドはこう答えている。

はい。それが適切だと感じられるものであれば、間違いなく受けます。ピーターとスパイダーマンは、多くの人々への奉仕とより大きな善をテーマにしたキャラクターです。彼はクイーンズ出身の労働者階級の少年で、困難と喪失を知っており、そして人に深く共感することができます。私はピーター・パーカーの倫理的な枠組みを拝借することになるので、もし再び戻ってきてこの物語を更に語る機会があれば、私は確信を持っていなきゃだめでしょうね。

アンドリュー・ガーフィールドがカムバックを果たすなら、それはMCUフランチャイズではなく、かつて約束されていた『アメイジング・スパイダーマン3』という形になるだろう。二人のスパイダーマンとの出会いを経て、中年になったアメイジング・スパイダーマンがどのような道を歩むのか、また、二人のスパイダーマンと出会うまでにどんな道を歩んできたのかはぜひ見てみたい。

なお、アンドリュー・ガーフィールドは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開まで、本作への出演を徹底して否定しており、その“役者ぶり”には称賛も起きている。2021年10月に劇場公開された映画『メインストリーム』や、2021年11月に配信を開始したNetflix映画『チック、チック…ブーン!』でも見事な演技を見せている。

1983年生まれ、『ノー・ウェイ・ホーム』公開時点で38歳になっているアンドリュー・ガーフィールド。再びスパイダーマンを演じるとすれば、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)のピーター・B・パーカーのような、酸いも甘いも経験した大人なピーターの姿が見られるかも……?

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金) より、日本全国の劇場で公開。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公式サイト

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Source
Variety

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