ポストクレジット ネタバレ解説『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ラストの意味は? 徹底考察 | VG+ (バゴプラ)

ポストクレジット ネタバレ解説『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ラストの意味は? 徹底考察

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『アントマン&ワスプ:クアントマニア』公開

MCU映画第31作目にして、MCUフェーズ5の幕開けとなる映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が2023年2月17日(金)より、全国の劇場で公開された。本作は、『アントマン&ワスプ』(2018) に続くシリーズ第3作目だが、アントマンことスコット・ラングの活躍が描かれるの作品は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) に続く5作目となる。

『クアントマニア』から新たにキャスリン・ニュートンが演じる成長したキャシー、ワスプことホープ・ヴァン・ダイン、初代アントマンのハンク・ピム、そして、初代ワスプで30年の時を量子世界で過ごしたジャネット・ヴァン・ダインと共に、スコット・ラングは新たな冒険に挑む。本作で征服者カーンが本格的にMCUに参戦するとあって、非常に注目度の高い作品だ。

今回は、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のエンディングとミッドクレジットシーン、そしてポストクレジットシーンについて、詳細に解説していく。あのラストにはどんな意味があり、フェーズ5ではどんな展開が待っているのだろうか。以下の内容は、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の結末に関する重大なネタバレを含むので、必ず本編を劇場で鑑賞してから読んでいただきたい。また、本作までに公開されたMCU作品のネタバレも含むのでご注意を。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の結末に関する重大なネタバレを含みます。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ラストはどうなった?

征服者カーンの世界

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では、キャシーが開発した量子世界を探索するためのマシンをきっかけに、スコット、ホープ、キャシー、ジャネット、ハンクの5人は量子世界へと吸い込まれてしまう。ジャネットは量子世界での30年間について家族にひた隠しにしていたが、ジャネットの行動が元で量子世界では予期せぬ状況が進行していた。

ジャネットは量子世界に同じく漂着した科学者を助けるが、その正体は他の時間軸を破壊してきた征服者カーンだった。ドラマ『ロキ』(2021-) の最終話第6話では、他のユニバースを征服しようとするカーンの存在について触れられていた。『クアントマニア』に登場した征服者カーンについては、別の記事で解説と考察を行うことにしよう。

マルチバース間を移動できる船(飛行機)を修理して再び征服に乗り出そうとする征服者カーンを一度は阻止したジャネットだったが、カーンはその後、量子世界で自分の軍隊を築いていた。カーンは、キャシーが送信した電波をキャッチして一同を量子世界へ連れ込むと、スコットを使ってかつてカーンとジャネットが開発したマルチバースエンジンのエネルギーコアを手に入れることに成功する。

エネルギーコアを起動した征服者カーンだったが、スコットは『シビル・ウォー』『アントマン&ワスプ』『エンドゲーム』で見せた“ジャイアントマン”の姿に変身して大暴れ。歴代最大規模の姿を見せている。ワスプと、同じく巨大化したキャシーとの協力プレーで要塞に張られたバリアを突破することに成功した。

カーンを倒したのは?

しかし、征服者カーンはその身一つで戦いに挑むと、量子世界で革命を起こそうとする人々を次々と消し去っていく。圧倒的な強さを前に、アントマン、ワスプ、キャシーの3人が苦戦する中、形勢を逆転させたのはハンクの“アリ”たちだった。

「俺はカーンだ。お前らはアリと話すだけ」と、スコットらを見下すカーンだったが、そこにハイテク装備に身を包んだアリたちを率いたハンクが登場する。このセリフは英語では「I am Kang, you talk to ants」と韻を踏んでいる。また、どこか『エンドゲーム』の「私は絶対だ」「私はアイアンマンだ」というサノスとアイアンマンのやりとりも髣髴させる。

『クアントマニア』の冒頭では、ハンクが“アリ科学”の研究を進めていることが明かされた。スコットたちが量子世界へと連れ込まれた際には、ラボのアリが入ったケースも共に吸い込まれていき、その最中にケースが割れてアリたちが飛び出している。時間拡張フィールドを通ったアリたちは数千年の時間を生きて、量子世界で一つの文明を築いていた。そして、アリたちはハンクを見つけたのだった。

アリたちが科学力でカーンを圧倒するこの場面は、マイケル・ダグラス演じるハンク・ピムのドヤ顔が見どころだ。ハンクはカーンと同じ科学者。しかし、二人の科学の使い方は全く異なる。

ハンクはかつて自分の発明したピム粒子やアントマンスーツが悪用されることを恐れ、その存在をひた隠しにしていた。一方で生涯をかけてアリの研究に勤しんでおり、その末に待っていたのが、自分のアリが文明を築いて助けに来るという結果だった。

ハンクvsカーンの解説は別の機会に譲るとして、このシーンに最後のエッセンスを加えたのは、モードック/M.O.D.O.K.だった。映画『アントマン』(2015) のメインヴィランだったイエロージャケットことダレン・クロスは、同作のラストで縮小して消滅したかに思われたが、カーンによって全身兵器のモードックへと改造されていた。ハンクの弟子であり、優秀な科学者でもあるダレンは、カーンの帝国を築くのに一役買ってもいた。

キャシーは、『アベンジャーズ』(2012) でハルクがロキにやってみせたように地面に叩きつけてモードックを撃破。しかし、キャシーから「クソ野郎は今からでもやめられる」という助言を受けたモードックは、命を賭してカーンのバリアを破るのだった。

このシーンは、道を踏み外した科学者が若き科学者の言葉に耳を傾けて贖罪を果たすシーンだ。カーンとハンクの対比に続いて、科学者同士の関係性を描くというのが『クアントマニア』の特徴の一つだ。

カーンとハンクをはじめとする『クアントマニア』での“科学者の物語”は、こちらの記事で深掘りして解説した。

モードックは、ダレン・クロスに戻り最後を迎える。スコットは渋々兄弟のような仲であったことと、ダレンもアベンジャーズの一員であることを認め、ダレンは息を引き取る。

原作コミックの人気キャラであり、アニメ化もされたモードックは早々に退場することになったが、あのギャグキャラ感なら、後で「生きていました」という展開でも違和感はない。また、マルチバースからモードックの変異体が登場したり、別のカーンが別の人間を改造して別のモードックが生まれる展開もあり得るだろう。

スコットとホープの行動の意味

アリたちに連れて行かれた征服者カーンだったが、ジャネットがエネルギーコアを使って元の世界へのポータルを開いたところで再びスコットの前に現れる。スコットはキャシーの背中を押して、自分ひとり量子世界に残ってカーンと戦い、決してカーンを量子世界から出そうとしない。かつてジャネットがそうしたように、自分が元の世界に戻れる可能性を犠牲にしてでも、キャシーが憧れたヒーローとしてカーンを止めようとするのだった。

スコットがピムディスクを使ってエネルギーコアを破壊しようとした時、スコットを助けに来たのがホープだ。スコットはジャネットのような行動をとったが、ホープはかつてハンクが物理的に取れなかった行動をとったと言える。それは、愛する人が量子世界に取り残されようとしているときに、自らも危険を冒してその人と共に過ごすことを選ぶということだ。

カーンは壊れゆくエネルギーコアに巻き込まれ、爆発してしまう。スコットとホープは量子世界に取り残されるが、征服されてきた量子世界の人々には自由が訪れた。さらに、キャシーは元の世界からポータルを開く方法を見つけ、無事に二人を戻してみせる。この展開にスコットが驚いていないのは、キャシーの力を信じていたからだろう。

エンディングの意味は?

元の生活に戻ったスコットには、「量子世界を救った」という武勇伝が増えていた。「人生に意味なんてない」というメッセージを発しながらも、スコットは突如として「倒した? 倒したはず」と不安になり、征服者カーンが言っていた「奴が脱出しないと皆死ぬ? 自分のせいで皆死ぬ?」と気にし始める。

自分が死ねばより大きな被害が出るという主張は、カーンの変異体である“在り続ける者”が『ロキ』シーズン1第6話で発したものと同じだ。自分がいなくなれば状況はより悪くなるという主張は、カーンにとっての常套句とも言えるが、もしかするとカーンは事実を言っているだけなのかもしれない。

「多分大丈夫」と、考えすぎないようにすることにしたスコットだが、キャシーの偽の誕生日を祝う間も、本当にこれで終わりなのかという不安がよぎる。これは視聴者に対して、これで終わりではないということをコミカルに強調するための演出だろう。

なお、スコットが量子世界にいた5年の間、キャシーと一緒にいれなかった分の偽の誕生日を祝うこのシーンは、「失った過去は今からでもやり直せる」というメッセージに見える。カーンのように時を超えなくても、足元にある幸せを大事にする“小さな存在”であるアントマンらしいラストである。

ミッドクレジットシーンの意味は?

3人の正体

そして、お待ちかねのミッドクレジットシーン。登場したのは3人のカーンだ。ここで征服者カーンを量子世界に追放したのは、このカーンたちだったのだ。複数のカーンによる“カーン評議会”は原作コミックにも登場し、カンガルーの姿をした征服者カーンガルーを追放したりしている。

スコットは不安になっていたが、このカーンたちは征服者カーンが死んだかどうかについて話をしている。だが、その話はすぐに「殺したのは奴らだ」と、誰が仕事を果たしたのかという話題に移る。やはりカーンは負けず嫌いで執念深い存在なのだ。

この3人のカーンは、全員ジョナサン・メジャースが演じているが、それぞれ見た目が異なる。原作コミックでもカーンはタイムトラベルを繰り返して複数の姿と名前を持っている。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のミッドクレジットシーンに登場した3人のカーンは、原作コミックでラマ・タトスカーレット・センチュリオン、そしてイモータスに該当する存在だと思われる。

ファラオの格好をしているラマ・タトは古代エジプトを征服した時の名前で、ドラマ『ムーンナイト』(2022) 第3話でその存在が示唆されている。スカーレット・センチュリオンは赤いコスチュームがその特徴だが、ここではシルバーのスーツを身にまとっている。そのスタイルからスカーレット・センチュリオンだと予想できるが、スタイルだけで言えば運命に抗うためにヒーローに転身したアイアンラッドのようにも見える。あるいはMCUオリジナルのカーンだろうか。

イモータスは、ドラマ『ロキ』のTVA(時間変異取締局)のモデルとなった時間の守護者タイムキーパーズの傘下に入った時の姿。“在り続ける者”はイモータスをモデルにしていたが、イモータスは別で登場することになったようだ。

『ロキ』シーズン1のラストでは、時間軸が解放されたことでTVAの銅像がカーンのものに変化していた。もしかすると、このTVAを支配するカーンこそが『クアントマニア』のミッドクレジットシーンで他のカーン達を指揮していたイモータスなのかもしれない。

原作コミックの再現

このカーンたちは、スーパーヒーロー達がマルチバースに触れ始めていることを指摘する。確かに、『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』(2021) ではピーター・パーカーとドクター・ストレンジによって、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022) ではドクター・ストレンジとワンダによって他のユニバースへの干渉が行われている。

「奪われる」と、アベンジャーズへの対抗心をあらわにするカーンは、「時間の猶予はない。出遅れた」と焦りを見せている。この状況に対し、カーンたちはすべてのカーンの変異体を召喚することを決定。様々な種類のカーンが召喚され、雄叫びをあげるシーンで『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のミッドクレジットシーンは幕を閉じる。

このあらゆるカーンが集結するシーンは、原作コミックにも登場するカウンシル・オブ・クロスタイム・カーン(クロスタイム・カーン評議会)の再現だ。プライム・カーンと呼ばれるリーダーのカーンが支配する評議会で、エイリアンを含む様々な姿をしたカーンで構成される。原作コミックでは、プライム・カーンはタイムキーパーズの配下に降ったイモータスを、アベンジャーズと共闘して倒そうとするため、MCUでは原作とは違った展開が用意されていると考えられる。

ポストクレジットシーンの意味は?

あれは誰?

もちろん、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はこれで終わりではない。フェーズ4最後の映画となった『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022) は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) 以来となるポストクレジットシーンがない作品だったが、『クアントマニア』では、『ソー:ラブ&サンダー』(2022) 以来となるポストクレジットシーンが用意されていた。

しかし、ここでも最初に登場したのはカーンを演じるジョナサン・メジャースだ。だが、その名前は、ショーに出されている看板から“ヴィクター・タイムリー”であることが分かる。ヴィクター・タイムリーもまた、原作コミックにおけるカーンの別名である。

ヴィクター・タイムリーはカーンが1901年にタイムトラベルした時に使用した名前で、米国のウィスコンシン州に町を作ってそこの市長となった。ヴィクター・タイムリーは工場を経営し、この時代にロボット工学の基礎をもたらした。その後、タイムリー社はスーパーヒーロー達が使うメカにも影響を与えることになっていく。

『クアントマニア』のポストクレジットシーンでは、ヴィクター・タイムリーは客に向かって「時間はあらゆるもの」「私たちが作れるかもしれない」と、やはり時間の話をしている。

『ロキ』シーズン2へ

そんなヴィクター・タイムリーの姿を客席から見ていたのは、ロキとメビウスだ。二人はドラマ『ロキ』シーズン1で盟友となったが、そのラストではシルヴィによって“在り続ける者が殺され、時間軸(マルチバース)が解放された後、メビウスはロキの記憶をなくしてしまっていた。

『クアントマニア』ポストクレジットのこの展開は、明らかにドラマ『ロキ』シーズン2に続くものである。『ロキ』シーズン2は2023年夏に配信を予定しており、2022年12月には初映像が公開されている。この映像の中では、3人のロキが一緒に映っており、これはロキの分身魔法によるかもしれないが、『クアントマニア』ミッドクレジットの3人のカーンを想起させるものでもある。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』でも3人のスパイダーマンが集っており、「3はマジックナンバー」なのだ。

『ロキ』シーズン2の映像からも、ロキとメビウスは再びタッグを組んで別の時代を訪れることが明らかになっている。『クアントマニア』ポストクレジットのロキとメビウスは明らかにカーンの変異体を探しており、「もっと怖い男かと思った」と言うメビウスに、ロキは「怖いぞ」と言い返している。

『ロキ』シーズン1のラストでは、在り続ける者に復讐しようとしたシルヴィに対し、ロキはより凶悪なカーンたちが解放されることに危惧を表明していた。TVAはカーンの変異体によって支配されているはずだが、ロキとメビウスがその後もTVAのために働いているのだとすれば、ここではTVAを支配するカーン(イモータス?)の指示で勝手に行動するカーンの変異体を捕まえようとしているのかもしれない。

ロキはそうすることで、神聖タイムラインを解放してしまったことの償いをしようとしているのかもしれない。それとも、ロキは解放されたカーンたちを片っ端から消そうとしているのだろうか。いずれにせよ、ロキが今後迫り来るカーンに対するキーパーソンになることは間違い無いだろう。『アベンジャーズ』でメインヴィランを張ったロキが、5作目のクロスオーバーとなる『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』(2025年5月2日米公開) のメインヴィランとなるカーンを倒すことになるとすれば、胸熱展開だ。

倒せないヴィラン

今回は量子世界が舞台になっていたため、サーティーワンアイスクリームのマネージャーのデイルダレン・クロス、そしてFBI捜査官のジミー・ウー以外には、これといったカメオ出演はなかった。ポストクレジットシーンでもカーンの変異体の登場ということで、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』自体、大部分がカーンの紹介にあてられた作品になっていた印象だ。

その中でロキとメビウスが見られたことは嬉しいサプライズだった。ロキは映画『ソー:ラブ&サンダー』でのカメオ出演も期待されていたが、実際にはソーがロキのタトゥーを入れていた描写だけで本人が登場することはなかった。ドラマ『ロキ』シーズン1で生まれ変わったロキが、フェーズ5で更なる活躍を見せることに期待したい。

一方、征服者カーンを倒した後も3人のカーンが登場し、大勢のカーンが召喚され、さらには『ロキ』シーズン2につながる描写でもカーンの変異体が登場するという展開は、早くも食傷気味になっている気もする。『ロキ』シーズン1を観た人は既に「カーンを倒せばカーンが増える」という現象を知っているからだ。

しかし、この“厄介さ”と“ウンザリ感”を感じるところがヴィランとしてのカーンの特徴でもある。在り続ける者も、征服者カーンも、「私を殺せばより悪いことが起きる」と言って退場し、実際にその直後にカーンの変異体が現れる時、“倒せないヴィラン”としてのカーンの脅威を知ることになる。

転じて、フェーズ5とフェーズ6のMCUでは、“倒すことでは解決しないヴィラン”にアベンジャーズがどう挑むのか、という課題がポイントになるのではないだろうか。思えば、そのコンセプトはドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021) から始まり、映画『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』、『ソー:ラブ&サンダー』、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でも引き継がれていたように思える。

ヒーローが正義を振りかざして、勧善懲悪の展開を見せるだけでは終わらない物語。それが、フェーズ4からフェーズ6までを束ねるマルチバース・サーガのテーマだとすれば、『ロキ』シーズン2に『エコー(原題)』、『アガサ:カヴン・オブ・カオス』、『サンダーボルツ』といったヴィラン主人公の作品が増えていくことにも納得がいく。

なお、ポストクレジットシーンの後に映し出された「カーンは帰ってくる」は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) での「サノスは帰ってくる」以来の大物ヴィランのカムバック宣言だ。『インフィニティ・ウォー』は勝利したサノスが主人公だったとも言われる作品だが、今回の『クアントマニア』もカーンの物語と言ってもよい展開だった。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で大々的にスクリーンデビューを果たしたカーン。量子世界のカーンは本当に死んだのかロキは何をしようとしているのか、そして、かつて世界を救い今回も征服者カーンを退けたアントマンはまたやって来るカーン達にどう相対するのか。MCUフェーズ5も最後まで見届けよう。

征服者カーンがどうなったのか、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』に繋がるかもしれない今後の展開の考察はこちらの記事で。

映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日(金) より劇場公開。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』公式サイト

征服者カーンことナサニエル・リチャーズを主人公に据えたコミック『征服者カーン』は邦訳が発売中。

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ハンク・ピムのオリジンを描くコミック『アントマン:シーズンワン』も邦訳が発売中。

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スコット・ラングを主人公にしたコミック『アントマン:セカンド・チャンスマン』の邦訳版も発売中。

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ドラマ『ロキ』シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は2023年夏配信開始予定。

『ロキ』(Disney+)

『クアントマニア』のネタバレありで征服者カーンの強さを考察&解説した記事はこちらから。

キャシーの重要性について、キャストと制作陣が語った内容の解説はこちらの記事で。

ホープが取り組むサノスが残した爪痕についての解説はこちらから。

『クアントマニア』で設定が改変されたモードックについて、キャストが語った内容はこちらから。

 

マーベル公式とペイトン・リード監督は「アントマン」シリーズを「三部作」と表明した。詳しくはこちらの記事で。

一方で、「アントマン」シリーズには早くも『アントマン4』に関する話題も出ている。詳しくはこちらの記事で。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』脚本家が語った征服者カーンとサノスの違いについてはこちらの記事で。

キャシーのこれまでと原作コミックでの展開はこちらの記事で。

『クアントマニア』で描かれた量子世界の原点について、ペイトン・リード監督が語った内容はこちらから。

カーンの「時は檻」というセリフに込められた意味について、演じたジョナサン・メジャースが語った内容はこちらから。

 

『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』のラストからポストクレジットシーンにかけての解説はこちらの記事で。

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ラストの解説はこちらから。

映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ラストとポストクレジットの解説はこちらから。

映画『ソー:ラブ&サンダー』ラストとポストクレジットの解説はこちらから。

 

2023年5月4日(水・祝) 公開の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』新予告の解説&考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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