『ロキ』シーズン2初映像公開
2020年にシーズン1が配信され人気を集めたドラマ『ロキ』より、シーズン2の初映像が公開された。米Disney+の2023年の配信予定を紹介する動画の中で、わずかな時間だが『ロキ』シーズン2の模様が映し出されている。
今回公開された映像の冒頭では、ロキの変異体でソフィア・ディ・マルティーノが演じるシルヴィの姿が映し出されている。ヘッドホンで何かを聴いている様子だが、服装はシーズン1のコスチューム姿ではなく私服のように見える。シーズン1のラストで世界を混沌に導いたシルヴィの物語は、シーズン2でも続くようだ。
そして、トム・ヒドルストン演じるロキと、オーウェン・ウィルソン演じるメビウスの姿もしっかり映し出されている。シーズン2でもこのバディが復活し、何らかのミッションに取り組むことになりそうだ。
SNS上の縦型／正方形の動画では確認できないが、フルサイズの動画ではタキシードを着たロキがメビウスの前に3人並ぶシーンも挿入されている。メビウスの「このハンサムな人たち、ちょっとダークすぎない？」というセリフも聞こえる。これらのロキがシーズン1で紹介された変異体なのか、ロキが得意とする分身魔術を使用しているのかは不明だが、シーズン2でも変わらぬ“悪戯の神様”ぶりを見せてくれるだろう。
また、映像の終盤では落下していくロキの姿も。“落下するロキ”といえば『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017) でドクター・ストレンジから30分間落下させ続られた場面を思い出す。今回公開されたのはわずかなシーンだが、実際の映像を見ると2023年夏の配信が間近に迫っていることが実感できる。
MCUドラマ初のシーズン2
ドラマ『ロキ』は、映画『アベンジャーズ／エンドゲーム』(2019) で逃走した2012年のロキのその後を描いた作品。シーズン1ではTVA（時間変異取締局）という組織がMCU世界の時間軸を管理していることが明かされ、ロキは時間軸の分岐によって生まれた“変異体”の自分であるシルヴィと出会う。
シーズン1ではTVAを支配する“在り続ける者”をシルヴィが倒し、時間軸の分岐が解放された。これはMCU世界全体に影響を与える重大事件で、そこからMCU全体のマルチバース化が進行していくことになった。
『ロキ』はMCUドラマ史上初めてシーズン2へ更新されるドラマ作品になり、2022年6月にイギリスのパインウッド・スタジオでシーズン2の撮影をスタートした。シーズン1のケイト・ヘロン監督に代わり、シーズン2ではラマ『ムーンナイト』(2022)を手がけたジャスティン・ベンソン＆アーロン・ムーアヘッドが監督を務める。
シーズン1の脚本家で、映画『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』(2022) で脚本家としてマルチバースを扱ったマイケル・ウォルドロンは、シーズン2では製作総指揮に就任。シーズン2の脚本は、シーズン1で最終話を含む2話の脚本を手がけたエリック・マーティンが担当する。
『ロキ』シーズン2の出演者についてはこちらの記事に詳しい。
MCUフェーズ5に期待
ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) から始まったMCUフェーズ4は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』(2022) で幕を閉じ、2023年からフェーズ5へ移行する。2023年2月17日(金)公開の映画『アントマン&ワスプ：クアントマニア』に続き、今回の映像でもフィーチャーされていたドラマ『シークレット・インベージョン』が2023年春にディズニープラスで配信される予定となっている。アニメ『ホワット・イフ…？』シーズン2は2023年初頭の配信を予定している。
日本のゴールデンウィークにあたる2023年5月3日(水・祝)には映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』が公開。映画『ザ・マーベルズ（原題：The Marvels）』は2023年7月28日(金)に全米公開される。ドラマ『エコー』は2023年夏の配信が予告されているが、配信延期の報道も出ている。 『ロキ』シーズン2は2023年夏の配信開始を予定しており、2023年もMCUは盛りだくさんの内容になりそうだ。
ドラマ『ロキ』シーズン2は2023年夏にディズニープラスで独占配信。シーズン1は全6話が配信中。
ドラマ『ロキ』シーズン1でのロキの変化についてはこちらの記事で。
シーズン1最終話でのシルヴィの行動について演じた俳優本人が語った内容はこちらから。
『ロキ』シーズン1最終話のネタバレ解説はこちらから。
ジェームズ・ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』でロケットのオリジンを描くと話している。詳しくはこちらの記事で。
ドラマ『シークレット・インベージョン』予告編の解説＆考察はこちらから。
