全話網羅! ドラマ『ロキ』吹き替え&出演俳優まとめ 日本語版の声優キャストも紹介。ミス・ミニッツの声は? | VG+ (バゴプラ)

全話網羅! ドラマ『ロキ』吹き替え&出演俳優まとめ 日本語版の声優キャストも紹介。ミス・ミニッツの声は?

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ドラマ『ロキ』俳優&吹き替え声優は?

『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に続く2021年のMCUドラマ第3弾『ロキ』は、2021年6月9日(水)より配信を開始。これまでDisney+のMCUドラマは金曜日に配信されてきたが、『ロキ』は水曜日の配信になる

ドラマ『ロキ』は、2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の劇中において、四次元キューブを使って逃亡したロキのその後を描く。マルチバースを監視するTVA (Time Variance Authority) という組織に捕らえられたロキは、『エンドゲーム』におけるタイムトラベルによって時間軸が分裂してしまったMCU世界を修復するミッションを依頼される。

今回は、いつものMCU世界とはちょっと変わった舞台に設定されているドラマ『ロキ』より、出演俳優と吹き替え声優をご紹介しよう。お馴染みのロキと、新たな面々を演じた俳優と声優達のバックグラウンドにも注目だ。なお、本記事は最新話が公開されるごとに更新していく。

ドラマ『ロキ』俳優&吹き替え声優まとめ

ロキ役 トム・ヒドルストン/平川大輔

主人公ロキを演じるのは、もちろんトム・ヒドルストン。ロキを演じるのは、これで7作品目になる。今回登場するのは2012年の『アベンジャーズ』におけるニューヨーク決戦の後のロキであるため、後の「マイティ・ソー」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズにおける経験はリセットされた状態のロキを演じている。

トム・ヒドルストンは1981年ロンドン生まれで、元舞台関係者の母と物理学者の父の間に生まれた。7歳の時からウィンドルシャム・ハウス・スクールで寮生活を始め、13歳の時には全寮制のイートン・カレッジに進学している。ケンブリッジ大学のペンブルック・カレッジ在学中に舞台に出演すると、演劇を学ぶことを決め、王立演劇学校に進学した。

キャリア初期のトム・ヒドルストンはテレビドラマへの出演を続けていたが、2006年に公開された『Unrelated』で映画初出演。舞台でも『シンベリン』(2007) などで主演を務め、シェイクスピアの『オセロ』(2008)、チェーホフの『イワーノフ』(2008) などに出演。順調にキャリアを積んでいく。

『イワーノフ』では、『TENET テネット』(2020) のアンドレイ・セイター役で知られ、後に『マイティ・ソー』(2011) の監督に就任することになるケネス・ブラナーが主演を務めていた。トム・ヒドルストンは、ケネス・ブラナーが主演・制作総指揮を務めたドラマ『刑事ヴァランダー』(2008) でもケネス・ブラナーの同僚役を演じている。そして2011年、そのケネス・ブラナーが監督を務めたMCU映画『マイティ・ソー』のオーディションに招待され、トム・ヒドルストンの人生に一つの転機が訪れる。

トム・ヒドルストンは当初、『マイティ・ソー』(2011) のソー役でオーディションを受けていたことは広く知られている。ケネス・ブラナーがトム・ヒドルストンは、『マイティ・ソー』においては悪役に向いていると判断し、ロキ役に指名されたのだ。10年後にMCUのヴィランでは初の単独主演ドラマが製作されることになる名ヴィランの誕生である。

MCU合流後は、映画『ミッドナイト・イン・パリ』(2011) でジャズ・エイジの小説家F・スコット・フィッツジェラルドを演じ、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013) で主演を務めるなど、活躍を続ける。2015年には『アイ・ソー・ザ・ライト』『ハイ・ライズ』『クリムゾン・ピーク』の三作品で主演を務めた。なお、『クリムゾン・ピーク』はMCUでドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチの降板に伴い、トム・ヒドルストンが主演に就任している。

また、2017年には『キングコング: 髑髏島の巨神』で主演を務め、MCUでキャプテン・マーベルを演じるブリー・ラーソンと共演している。2018年のアニメ映画『アーリーマン 〜ダグと仲間のキックオフ!〜』では悪役であるヌースの声優を務めるなど、主役から悪役までこなす魅力のある俳優だ。そして『ロキ』では“悪役で主役”のロキを演じる。

ロキの日本語吹き替えを担当したのは、お馴染み平川大輔。『マイティ・ソー』から『ロキ』まで7作連続でロキの声を担当している。また、『アイ・ソー・ザ・ライト』『ハイ・ライズ』『クリムゾン・ピーク』等でもトム・ヒドルストンの声を担当しており、『マイティ・ソー』以降はトム・ヒドルストンの担当声優となっている。平川大輔はロキのことを「いつも周囲を裏切るのに何故か憎めない魅力を持つヴィラン」と語っている。

吹き替えではオーランド・ブルームやポール・ダノ、韓国の俳優ではチャン・グンソクなどを担当している。ディズニー映画『アラジン』(2019) ではビリー・マグヌッセン演じるアンダース王子の声を担当した。アニメでは、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの花京院典明や、『亜人』(2016) の田中功次の声で知られる。大ヒットしている「鬼滅の刃」シリーズでは魘夢の声を演じる。

なお、平川大輔は『ワンダヴィジョン』では日本語のTVCMでナレーションを務めた。

メビウス役 オーウェン・ウィルソン/志村知幸役

ドラマ『ロキ』でロキの“相棒”となるメビウスを演じるのはオーウェン・ウィルソン。1968年アメリカのテキサス州に生まれ、アイルランド系の両親のもとで育った。テキサス大学オースティン校に在学中にウェス・アンダーソンと組んで脚本の執筆を始め、『アンソニーのハッピー・モーテル』(1996) や『天才マックスの世界』(1998) といった作品を世に送り出していく。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001) ではウェス・アンダーソンと共にアカデミー脚本賞にノミネートされた。

脚本を書きながら『アナコンダ』(1997) や『アルマゲドン』(1998) といった作品にも出演していたオーウェン・ウィルソンは、2000年には『シャンハイ・ヌーン』で、2003年には続編『シャンハイ・ナイト』でジャッキー・チェンとタッグを組む。『ウェディング・クラッシャーズ』(2005) などのコメディ映画でも主演を務め、アニメ映画『カーズ』(2006) では、主人公ライトニング・マックィーンの声を演じる。

しかし、2007年には自殺未遂で病院に搬送されたことも。自殺を試みた理由は不明とされているが、すぐに俳優として復帰し、2008年には『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』で主演を務めた。その後も「ナイト ミュージアム」シリーズや「カーズ」シリーズではお馴染みの存在となり、『ワンダー 君は太陽』(2017) では父親のネートを演じた。2021年2月に公開されたSF映画『ブリス -たどり着く世界-』では主演を務めるなど、近年はダンディな役を演じることが多い。

オーウェン・ウィルソンは、今回の『ロキ』では、トレードマークのブロンドヘアを短い白髪に変えた新たな姿を見せている。一方で、コメディ映画で活躍してきたスタイルは『ロキ』でも健在。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のローンチイベントでは、トム・ヒドルストンとの軽妙なやりとりを披露している

オーウェン・ウィルソン演じるメビウスの日本語吹き替えを担当する声優は志村知幸。オーウェン・ウィルソンの吹き替えは森川智之が担当することが多いが、新たな姿のウィルソンを志村知幸が演じる。志村知幸の担当俳優はニール・マクドノーやボキーム・ウッドバインなど。『ダークタワー』(2017) では、「マイティ・ソー」シリーズでヘイムダルを演じたイドリス・エルバの声を担当している。

志村知幸は、アニメ作品では『鋼の錬金術師』(2003-2004) のハイマンス・ブレダ役などで知られる。アニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』(2021) では陸上自衛隊一佐の松原美保の声を演じている。

トム・ヒドルストンは、ロキにとってメビウスがどのような存在かについて語っている

ラヴォーナ・レンスレイヤー役 ググ・バサ=ロー/鶏冠井美智子

TVAのメンバーであるラヴォーナ・レンスレイヤーを演じるのは、俳優のググ・バサ=ロー。1983年にイングランドで生まれたググ・バサ=ローは、トム・ヒドルストンと同じく王立演劇学校の出身だ。20代前半の2006年に『MI-5 英国機密諜報部』(2002-2011) 、2007年に『ドクター・フー』(1963-) と、著名なイギリスドラマに複数話出演すると、2011年にはアメリカ映画『幸せの教室』でタリア役を演じる。

2013年にイギリス映画『ベル -ある伯爵令嬢の恋-』で映画初主演を務めると、2016年には『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』『砂上の法廷』『女神の見えざる手』と、いずれも社会派のアメリカ映画で重要な役を演じる。ドラマではNetflixの『ブラック・ミラー』(2011-) シーズン3の「サン・ジュニペロ」で主演。同作はエミー賞作品賞テレビ映画部門を受賞するなどファンの間では「神回」と呼ばれている。

その後も、ディスニー映画『美女と野獣』(2017) ではプリュメットを演じ、SF映画『クローバーフィールド・パラドックス』(2018) では主人公エヴァ・ハミルトンを演じた。2019年には映画『マザーレス・ブルックリン』で、2020年には『サマーランド』で重要な役を演じている。

そして、2021年に満を持してMCUドラマ『ロキ』に出演し、MCUへの参戦を果たした。『ワンダヴィジョン』では、テヨナ・パリス演じるモニカ・ランボーが今後のMCUにとって重要なキャラクターとなったが、ググ・バサ=ロー演じるラヴォーナ・レンスレイヤーは、どのような役割を果たすのだろうか。

ラヴォーナ・レンスレイヤーの日本語吹き替えを担当するのは、声優の鷄冠井美智子。アニメ『進撃の巨人』(2013-) ではリコ・ブレツェンスカ役、「ガンダム Gのレコンギスタ」シリーズではミック・ジャック役、『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』(2021) では戸隠タイジュの声をあてている。2019年のリメイク版『ブギーポップは笑わない』では、マンティコアの声を演じた。吹き替えではレイチェル・ニコルズの声を担当している他、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020) ではメアリー・エリザベス・ウィンステッドが演じたハントレスの声を担当。『ロキ』と同じDisney+のオリジナルドラマでは、『マンダロリアン』(2019-) でジーナ・カラーノ演じるキャラ・デューンの声をあてている。

ハンターB15役 ウンミ・モサク/斉藤貴美子

TVAのハンターB15を演じるのはウンミ・モサク。1986年、ナイジェリアに生まれたウンミ・モサクは、1歳の時にイングランドのマンチェスターに移住した。ナイジェリアでは両親は共に教授をやっていたが、イギリスでは同じ職に就くことができなかった。母はビジネスを始め、父は最終的にナイジェリアに戻っている。ウンミ・モサクはマンチェスターのカトリック学校であるザベリアン大学に通った後、やはり王立演劇学校へ進む。ドラマ『ロキ』は配信開始前に発表されたキャスト4人の内、アメリカ育ちのオーウェン・ウィルソンを除く3人が王立演劇学校出身なのだ。

ウンミ・モサクは2007年に王立演劇学校を卒業した後、舞台俳優として活躍する。2009年には舞台『Ruined』で主演の座を掴むが怪我で降板を余儀なくされる。それでも、BBC Twoのドラマ『Moses Jones』(2009) に出演すると、その演技が高い評価を受けローマフィクションフェスティバルのミニシリーズ部門で最優秀女優賞を受賞した。2010年には映画『I Am Slave』に主演し、こちらでも数々の賞を受賞している。

2016年にはググ・バサ=ローと同じく『ブラック・ミラー』シーズン3に登場。後に『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でジョン・ウォーカーを演じるワイアット・ラッセルが主演を務めた「拡張現実ゲーム」に出演した。2016年に出演した『Damilola, Our Loved Boy』では、英国アカデミー賞テレビ部門で助演女優賞を受賞。2020年のNetflix映画『獣の棲む家』では主演を務め、英国インディペンデント映画賞女優賞を受賞した他、英国アカデミー主演女優賞にもノミネートされている。2020年はHBOドラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』(2020-) にもルビー・バティスト役で出演している。

ウンミ・モサク演じるハンターB15の日本語吹き替えを担当するのは、声優の斉藤貴美子。アニメ『DEATH NOTE』(2006-2007) ではレム役を、『海月姫』(2010) では千絵子役、『ガイコツ書店員 本田さん』(2018) ではランタン役、『BNA ビー・エヌ・エー』ではメリッサ・ホーナー声を担当した。アニメ『ONE PIECE』(1999-) ではボア・マリーゴールドやカタリーナ・デボンの声を担当している。吹き替えではアンジェラ・バセットやメリッサ・マッカーシー、「スター・ウォーズ」続三部作でキャプテン・ファズマを演じたグェンドリン・クリスティーらの声を担当している。

第1話で登場したキャストと吹き替え声優

そしてここからは、ロキ第1話「大いなる目的」で判明したキャストと吹き替え声優をご紹介しよう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第1話の内容に関するネタバレを含みます。

ミス・ミニッツ役 タラ・ストロング/松浦裕美子

その存在は予告で繰り返し登場していたものの、誰が声をあてているかは公表されていなかったミス・ミニッツの声優はタラ・ストロングであることが判明した。タラ・ストロングは北米で著名な声優で、ゲーム『バットマン アーカム・シティ』(2011) と『バットマン アーカム・ナイト』(2015) でのハーレイ・クイン役、「ファイナル・ファンタジーX」シリーズのリュック役、「メタルギア ソリッド」でウルスラ/エルザやパズ役の声優を務めている。

最もよく知られている役はアニメ『パワーパフガールズ』(1998-2005) のバブルス役。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』(2001) では、日本語版で神木隆之介が演じた坊の声を、英語版ではタラ・ストロングが演じている。

ミス・ミニッツの日本語吹き替え版を担当したのは松浦裕美子。アカデミー賞作品賞を受賞した映画『ムーンライト』(2016) では主人公シャロンの幼少期の声を演じている。ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014-2019) ではシーズン4から登場するエコーの吹き替え声優を務めた。Amazonドラマ『高い城の男』(2015-2019) では主人公ジュリアナの妹トゥルーディの声を演じている。

ミス・ミニッツの正体についての考察はこちらから。

ケイシー役 ユージン・コルデロ/山橋正臣

魚の存在を知らなかったユーモアあふれるケイシーを演じたのは、コメディ俳優として知られるユージン・コルデロ。デトロイト育ちのコルデロは、コメディドラマ『タコマFD』(2019-) のアンディ役やアニメシリーズの『スタートレック:ローワー・デッキ』(2020-) のサム・ラザフォード役などで知られる。

『Veep/ヴィープ』(2012-2019) や『The Office』(2005-2013) といった人気コメディにも出演する一方で、Disney+ドラマの『マンダロリアン』(2019-) ではストーク役を演じた。

ケイシーの日本語吹き替えを担当したのは山橋正臣。アニメ『トランスフォーマー アドベンチャー』(2015-2017) ではグリムロックの声を、ディズニーのアニメ『ふしぎの国 アンフィビア』(2019-) ではグライム隊長の声を演じている。2021年公開の実写版『トムとジェリー』ではアッシュの日本語吹き替えを担当した。

ハンターC20役 サッシャ・レイン/胡麻鶴彩


TVA部隊の司令官であるハンターC20を演じたのはサッシャ・レイン。1995年テキサス生まれのアメリカの俳優で、母親は『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017) のタイカ・ワイティティ監督と同じくニュージーランドの先住民であるマオリの血を引いている。2016年にいきなり主演デビューを果たした『アメリカン・ハニー』で第19回英国インディペンデント映画賞の主演女優賞を受賞。『ミスエデュケーション』(2018) や『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(2018) でもメインキャラクターを演じ、リメイク版『ヘルボーイ』(2019) ではアリス・モナハンを演じた。2020年にはAmazonドラマ『ユートピア 〜悪のウイルス〜』にジェシカ・ハイド役で出演している。

C20の日本語吹き替えを担当したのは胡麻鶴彩。サッシャ・レインと同じ1995年生まれの声優だ。Netflix映画『クリスマスに降る雪は』(2019) でイザベラ・モナー演じるジュリー・レイエス役、 Netflixドラマ『ファミリー・ストーリー』(2019-) のシャカ・マッケラン役、同じくNetflixドラマの『スイート・マグノリアス』(2020) のアニー・サリバン役など、近年活躍を見せている声優の一人。アニメ作品では、『半妖の夜叉姫』(2020-) で金烏役を担当している。

第2話で登場したキャストと吹き替え声優

そしてここからは、ロキ第2話「変異体」で判明したキャストと吹き替え声優をご紹介しよう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第2話の内容に関するネタバレを含みます。

変異体役 ソフィア・ディ・マルティーノ/佐古真弓

第2話で姿を現した“変異体”を演じたのはソフィア・ディ・マルティーノ。イギリスのノッティンガム出身、1983年生まれのソフィア・ディ・マルティーノは、2000年代前半からイギリスドラマを中心に活動し、ドラマ『Flowers』(2016-2018) や『Election Spy』(2017) に出演してきた。2019年に公開された映画『イエスタデイ』にはでキャロル役で出演している。ドラマ『ロキ』においては、第2話のエンドクレジットの名前は「変異体」となっており、本当の名前は明らかになっていない。

ソフィア・ディ・マルティーノ演じる変異体の声を演じるのは佐古真弓。スカーレット・ヨハンソンの担当声優として知られ、『アベンジャーズ』(2012) で米倉涼子が担当し始める前の『アイアンマン2』(2010) ではブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの声を担当していた。その他にも、『LUCY/ルーシー』(2014) など多くの作品でスカーレット・ヨハンソンの声を担当している他、マーゴット・ロビーやエマ・ストーンの声も複数の作品で担当。ゲーム『デトロイト ビカム ヒューマン』(2019) のカーラ、『オルタード・カーボン』(2018-2020) のクウェル・フォークナー役など、SF作品の声優も多く務めている。

第3話で登場したキャストと吹き替え声優

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第3話の内容に関するネタバレを含みます。

『ロキ』第3話「ラメンティス」では、新キャラの登場はなかった。だが、ソフィア・ディ・マルティーノ演じる変異体の名前がシルヴィであることは明らかになった。シルヴィに関する考察はこちらから。

第4話で登場したキャストと吹き替え声優

そしてここからは、『ロキ』第4話「分岐イベント」で判明したキャストと吹き替え声優をご紹介しよう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第4話の内容に関するネタバレを含みます。

少女シルヴィ役 ケイリー・フレミング/飯沼南実

少女時代のシルヴィを演じたのはケイリー・フレミング。『ウォーキング・デッド』(2010-) のジュディス・グライムズ役で知られる。「スター・ウォーズ」続三部作では主人公レイの幼少期を演じており、ディズニーグループではロキ(変異体)とレイの幼少期を演じたことになった。

少女シルヴィの声を演じたのは飯沼南実。『ジョーカー』(2019) に登場した少女のジジ、『TENET テネット』(2020) の少年マックスなど、子役の声をあてることが多い。

シフ役 ジェイミー・アレクサンダー/北西純子

シフ役を演じたのはジェイミー・アレクサンダー。これまで映画『マイティ・ソー』(2011)、『マイティ・ソー』(2013) 、ドラマ『エージェント・オブ・シールド』(2013-2020) でシフを演じてきた。スケジュールの関係で『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017) には出演できなかったが、今回ドラマ『ロキ』で復帰。2022年公開予定の『マイティ・ソー ラブ・アンド・サンダー』にも出演が決定している。

シフの日本語吹き替えを担当しているのは北西純子。「イナズマイレブン」シリーズの吉良瞳子役などで知られる。吹き替えではスカーレット・ヨハンソンの声を担当。MCUではシフの他に「アイアンマン」シリーズのクリスティン役を演じている。

クラシック・ロキ(古典的ロキ)役 リチャード・E・グラント/宮田浩徳

ポストクレジットシーンで登場したクラシック・ロキ(クレジットでは“古典的ロキ”)を演じたのはベテラン俳優のリチャード・E・グラント。『広告業界で成功する方法』(1989) や『赤ちゃんにバンザイ!?』(1995) で主演、『LOGAN/ローガン』(2017) ではザンダー・ライス博士を演じた。『ある女流作家の罪と罰』(2018) ではアカデミー助演男優賞にノミネート、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019) ではプライド将軍を演じている。ジブリの『アーヤと魔女』(2020) の英語吹き替えではマンドレークの声を担当した。

クラシック・ロキの声を演じたのは宮田浩徳。ゲーム『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(2006) でガノンドロフの声を担当している。また、 『忍風戦隊ハリケンジャー』 (2002-2003) の風雷丸の声や多くの「スーパー戦隊」シリーズのナレーションを担当している。

キッド・ロキ役 ジャック・ヴィール

キッド・ロキを演じたのはジャック・ヴィール。ドラマ『このサイテーな世界の終わり』(2017)、映画『Come Away』(2020) などに出演してきた若手俳優だ。

自慢好きロキ (Boastful Loki) 役 デオビア・オパレイ

英語版のクレジットで「Boastiful Loki(自慢好きロキ)」となっている人物を演じたのはデオビア・オパレイ。『エイリアン3』(1992) でアーサー役、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011) でガンナー役、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019) でグロム役、『ダンボ』(2019) でロンゴ役を演じている。

加えて“ワニロキ”も登場した第4話のポストクレジットシーンについては、こちらの記事で詳しく解説している。

第5話で登場したキャスト

次に、『ロキ』第5話「道への旅」に参加していた意外なキャストをご紹介しよう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

ソロッグ役 クリス・ヘムズワース

ロキ変異体の一行が地下の基地に向かうシーンで一瞬だけ地中に映るカエルは、ソーがカエルの姿に変えられた時のもの。コミックシリーズでは表紙を飾ることもあったソロッグの鳴き声は、なんとソー役を演じているクリス・ヘムズワース自身があてている。

クリス・ヘムズワースはクレジットには記載されていないが、新規に音声を収録したとケイト・ヘロン監督がFor All Nerdsのインタビューで明かしている。

クリス・ヘムズワースは言わずと知れたオーストラリア出身の大スター。2009年に『スター・トレック』で映画デビューを果たすと、2011年には映画『マイティ・ソー』でソー役に抜擢され、世界的に知られる存在となった。『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020) や『エスケイプ・フロム・スパイダーヘッド』(2021) では作品の製作も務めている。

キッド・ロキ役 高村晴香(声優)

第5話で明らかになったキッド・ロキの吹き替え声優は高村晴香。ドラマ『リバーデイル』(2017-) でベティ・クーパー役、『ワンデイ -家族のうた-』(2017-2020) でアレックス役など、少年少女のメインキャラクターを演じてきた。今回は原作コミックでもメインキャラクターになるキッド・ロキの声を担当したが、今後のMCUでもその声を聞くことはできるだろうか。

自慢好きロキ役 中村和正(声優)

キッド・ロキと同じく第5話で初めて声を発した自慢好きロキの声を担当したのは中村和正。吹き替えでは「ドラゴン・フォー」シリーズなどで俳優のロナルド・チェンの声を担当している。映画『バンブルビー』(2018) ではクリフジャンパーの声を、『ワンダーウーマン1984』(2020) では博物館職員のジェイクの声を演じた。その他にも、テレビ番組のナレーションや舞台でも活躍している。

第6話で登場したキャストと吹き替え声優

そして最後に、『ロキ』第6話「とわに時を いつでも」に登場したあの人のキャストと吹き替え声優をご紹介しよう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第6話の内容に関するネタバレを含みます。

????役 ????/中村和正

最終話に登場した在り続ける者/カーンを演じたのはジョナサン・メジャース。1989年生まれ、アメリカのカリフォルニア州出身の俳優で、インディペンデント映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(2019) への出演で注目を集めた。

SFドラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』(2020) ではメインキャラクターのティックことアティカス・フリーマンを演じ、2021年配信予定のNetflix映画『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』では主人公のナット・ラブを演じる。

配役は不明だが2022年11月公開予定の「クリード」シリーズ第3弾にも出演予定。こちらは映画『ブラックパンサー』(2018) でヴィランのキルモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダンの監督デビュー作品になる予定で、MCUヴィランの二人が意外な形で共演を果たす。

ジョナサン・メジャースは2023年2月に公開予定のMCU映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』にも“征服者カーン”として登場予定。『ロキ』では“征服者カーン”としての登場ではなかったが、ついに原作コミックでも悪名高い大ヴィランとして登場することになりそうだ。

在り続ける者/カーンの声優を担当したのは中村和正。そう、自慢好きロキと同じ配役となっている。カーンはフェーズ4のメインヴィランとなること間違いなし。今後のMCU作品でも、様々な種類のカーンで中村和正の声を聞けることを楽しみに待とう。

 

以上が、ドラマ『ロキ』の出演キャストと吹き替え声優の面々だ。今後、各キャラクターは他のMCU作品での活躍が見られる可能性もある。『ロキ』シーズン2とスピンオフにも期待して今後を見守ろう。

ドラマ『ロキ』はDisney+で全6話を独占配信中。

Disney+

 

最終回を迎え、ロキとメビウスの関係についてトム・ヒドルストンが語った内容はこちらの記事で。

『ロキ』第1話のネタバレ解説&考察はこちらから。

最終話のあらすじ&ネタバレ解説はこちらから。

『ロキ』の音楽についてはこちらの記事で。

 

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の出演者と声優キャストはこちらの記事で。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のネタバレ解説はこちらから。

『ワンダヴィジョン』のネタバレ解説はこちらから。

 

VG+編集部

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