『ユートピア ~悪のウイルス~』が10月30日配信開始
『ザ・ボーイズ』(2019-)が人気を博したAmazonプライムビデオより、新たなオリジナルSFドラマが登場する。2020年10月30日(金)配信開始の『ユートピア ~悪のウイルス~』は、2013年から2014年にイギリスで放送されたテレビドラマをリメイクした作品で、若者たちが助け合いながらある“予言”に立ち向かっていく物語。パンデミックを題材にしたタイムリーな設定にも注目だ。
『ユートピア ~悪のウイルス~』のあらすじ
『ユートピア ~悪のウイルス~』のキーアイテムになるのは、劇中に登場する『ユートピア』という名のコミック。このコミックはある凶悪なウイルスを作った科学者の物語で、『ユートピア』ファンの若者たちは、このコミックに描かれたことが次々と現実になっていることに気が付く。新たなウイルスがパンデミックを引き起こす中、若者たちは力を合わせて世界の危機に立ち向かう。果たしてこれは誰かの陰謀なのか、それとも“予言”なのだろうか。
『ユートピア ~悪のウイルス~』はパンデミックを扱った作品だが、同じく2020年10月にNetflixで配信を開始した『湖へ』と同様、製作は新型コロナウイルスが広がりを見せる前に完了している。奇しくも『ユートピア ~悪のウイルス~』というドラマ自体が作中のコミックのように、パンデミックを予見する存在となったのだ。
なお、予告編では「知っての通り、世界の終わりだ」と歌われるR.E.Mの「It’s the End of the World As We Know It (And I Feel Fine)」(1987)が使用されている。この曲はコロナ禍で売り上げが伸び、再注目された作品だ。
ドラマ『ユートピア ~悪のウイルス~』は、アメリカでは9月25日に配信を開始し、賛否両論を巻き起こした。日本ではこのタイミングで配信を開始する同作が、日本の視聴者たちからはどのような反応を集めるのか、という点にも注目しよう。
ショーランナーはギリアン・フリン
『ユートピア ~悪のウイルス~』は元々、HBOでデヴィッド・フィンチャーが手がけるプロジェクトとして動いていたが、最終的にAmazonで女性推理作家のギリアン・フリンが脚本・製作総指揮・ショーランナーを手がけることになった。ギリアン・フリンの小説は、HBOで『シャープ・オブジェクツ』(2018)としてドラマ化された『KIZU―傷―』(2006)や、『ダーク・プレイス』(2015)として映画化された『冥闇』(2009)、2014年に映画化された『ゴーン・ガール』(2012)といった作品で知られる。
『ユートピア ~悪のウイルス~』の出演者
出演キャストには、期待の若手俳優たちが揃っている。イアン役をダン・バート、サマンサ役をジェシカ・ローテ、ベッキー役をアシュレイ・ラスロップ、ウィルソン役をデスミン・ボルヘス、アリス役をファラ・マッケンジー、グラント役をジェフォン・ワナ・ウォルトンが演じる。
また、博士のケビン・クリスティー役をジョン・キューザック、コミックキャラクターのジェシカ・ハイドをサーシャ・レーン、マイケル・スターンズ役を『The Office』(2005-2013)や『MEG ザ・モンスター』(2018)で知られるレイン・ウィルソンが演じる。
AmazonプライムビデオのオリジナルSFドラマ『ユートピア ~悪のウイルス~』は、2020年10月30日(金)配信開始。
『ユートピア 〜悪のウイルス〜』シーズンについての情報はこちらの記事から。
同作の評価はこちらの記事から。