『ニューロマンサー』ドラマ化 サイバーパンクの金字塔、40年の時を経て初の映像化 | VG+ (バゴプラ)

『ニューロマンサー』ドラマ化 サイバーパンクの金字塔、40年の時を経て初の映像化

『ニュロマンサー』Apple TV+でドラマ化

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ウィリアム・ギブスンのSF小説『ニューロマンサー』(1984) をApple TV+がドラマ化する。Appleが発表した。『ニューロマンサー』は“サイバーパンク”と呼ばれるSFのサブジャンルにおける代表的な作品で、後のサイバーパンク作品における定番となる表現を開拓した作品として知られる。

Apple TV+での『ニューロアンサー』ドラマ化にあたっては、ドラマ『プリズンブレイク』の脚本やドラマ『FRINGE/フリンジ』の脚本兼プロデューサーを担当したグラハム・ローランドと、映画『インフィニット』で監督を務めたJ・D・ディラードが製作を手がける。

『ニューロマンサー』は出版された80年代から映画化の話があったが実現しないまま、発表から40年が経過している。映画「マトリックス」シリーズは当初『ニューロマンサー』の映像化を目指した企画だったとされており、その後のサイバーパンク作品に大きな影響を与えた作品である。実写版『ニューロマンサー』では、電脳都市の“チバ・シティ”がどのように映像化されるのかにも注目が集まる。

近年は映像技術の進化も手伝い、映像作品のサイバーパンク熱が高まっている。2020年に発売されたゲーム『サイバーパンク2077』は米ゲームアワードの「Best Ongoing Game」部門を受賞、2022年にNetflixで配信されたアニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』は米アニメアワードでアニメ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。近年の「スター・ウォーズ」ドラマなどでも、サイバーパンクな街が舞台になる“サイバーパンク回”が存在する。

Apple TV+では、アイザック・アシモフが1942年から発表し、1951年に書籍化された『ファウンデーション』を書籍刊行から70年というタイミングでドラマ化した。実写化困難とされた原作を見事な映像美と共にドラマ化しており、『ニューロマンサー』の映像化にも期待がかかる。

原作小説のウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』は黒丸尚の翻訳で発売中。

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Source
Apple

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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