Netflixドラマ『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』
DCコミックス原作の新作ドラマがNetlfixで配信を開始する。ドラマ『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』は、「ジョーカー」や「グリーン・アロー」シリーズを手がけるジム・レミアが生み出したコミックシリーズが原作。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアイアンマンことトニー・スターク役で知られるロバート・ダウニー・Jr.と、妻のスーザン・ダウニーが製作総指揮を務めることで話題を呼んでいる。
『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』は、そのタイトル通り、鹿の角を持って生まれた少年ガスを主人公に据えた作品だ。ガスを演じるのは若手俳優のクリスチャン・コンベリーで、その相棒になるジェパードをノンソ・アノジーが演じる。配信開始日を2021年6月4日(金)に控え、日本時間の5月18日(火) にガスとジェパードの関係性がよく分かる公式予告映像が公開された。
この2週間前に公開されたティーザー予告では、スイート・トゥースと呼ばれる主人公のガスにフォーカスした内容だった。だが、今回の予告編ではその世界観が明らかになり、そのダークな側面が見えてきた。
『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』のあらすじ
『スイート・トゥース』の舞台は、文明が崩壊するほどの惨事により社会が荒廃した後の世界。10年前に“大惨事”が起きた後、「悪い人々」に支配された地球には暴力が蔓延り、人々は病に侵された。そして、その惨事に後に、動物と人間の“ハイブリッド”の子ども達が生まれてくるようになる。しかし、人類はハイブリッドの人々を恐れ、攻撃するようになる。
鹿と人間のハイブリッドであるガスは、「悪い人々」から逃れるために10年もの間、森に隠れて生きていた。人間からは逃れ、隠れるよう育てられたガスだが、ある日その前に世界を放浪している人間のジェパードが現れる。ガスはジェパードと共に、ハイブリッドの子ども達のための保護区があるコロラドを目指すことに。
予告編の冒頭に登場するのは、北アメリカ最大の火山地帯であるイエローストーン国立公園。ワイオミング州に位置しており、ここにガスが住んでいるのだとすれば、隣州とはいえコロラド州までは徒歩で2〜3週間以上はかかるだろう。ジェパードは「俺と一緒にいるのはよくない」と、ガスに対して消極的な態度を見せる。ジェパードはどのような過去を抱えているのだろうか。
そして、二人の旅を通して過去に世界に何が起きたのか、ハイブリッドの人々の秘密に迫っていく。製作総指揮のロバート・ダウニー・Jr.は、「原作からそのまま出てきたようでした」とその世界観を絶賛している。ダークファンタジーとおとぎ話が組み合わさった冒険譚を、ダウニー夫妻がどのようにリードしたのか、刮目して見届けよう。
ドラマ『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』は2021年6月4日(金) よりNetflixで独占配信。