ドラマ『ピースメイカー』が4月15日配信開始
「スーパーマン」や「ワンダーウーマン」「バットマン」といったDCコミックスのキャラクターたちが共有した世界観の中で活躍するDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)より、初のドラマシリーズが動き出す。米国ではHBO Maxでシーズン1の全話が配信されたドラマ『ピースメイカー』が、日本ではU-NEXTで2022年4月15日(金)の午前0時より配信を開始する。
ドラマ『ピースメイカー』は、2021年に公開された映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で活躍を見せたピースメイカーを主人公に据えた作品だ。同役を演じたジョン・シナが主演として、ジェームズ・ガン監督が制作総指揮と脚本で続投。本作にはエミリア・ハーコート役でジェニファー・ホランド、ジョン・エコノモス役でスティーブ・エイジー、クレムゾン・マーン役でチュクーディ・イウジ、レオタ・アデバヨ役でダニエル・ブルックス、ビジランテ/エイドリアン・チェイス役でフレディ・ストローマらも出演している。
“平和のためなら人も殺す”という一見矛盾した思想を持つピースメイカーだが、本作は批評サイトの「Rotten Tomatoes」で批評家からの満足度が95%(2022年2月17日時点)を記録している。その『ピースメイカー』より、日本での配信決定にあたってティザー映像が公開されている。
アメリカ合衆国の国鳥であるハクトウワシのイーグリーをペットにしているピースメイカー。仲間たちと無茶な騒動を巻き起こす姿が映し出されている。
初映像をチェック
2021年9月に公開された『ピースメイカー』初の劇中映像もチェックしてみよう。この映像は、米国で『ピースメイカー』を配信するHBO Maxの新作案内動画に含まれていたものだ。
**whispers** this is the place. pic.twitter.com/nTDZ8bsN8n
— HBO Max (@hbomax) September 20, 2021
数秒程度ではあるが、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の時と変わらないピースメイカーの姿を見ることができる。星条旗カラーに染めた愛車は、フォード社のブランドであるマーキュリーのコメットだ。ナンバープレートを「PSS-MKR(ピースメイカー)」にしている辺り、芸が細かい。
ド派手なコスチュームを着たままレストランに入ったピースメイカーは「なんでコスチュームを?」と聞かれ、「ユニフォーム(制服)なので」と答えている。直後には銃を乱射し、弾痕でピースマークを作り出す映像も。ピースメイカーの横には、DCキャラのビジランテが見切れている。
ビジランテはドラマ『ARROW/アロー』(2012-2020) にも登場しており、ドラマ『ピースメイカー』では俳優のフレディー・ストローマが演じることになっている。ジェームズ・ガン監督は、この映像を見たファンからの「これはビジランテですか?」という指摘を受け、Twitterで「正義は完全には明かされない」とはぐらかしていたが、日本配信にあたってはビジランテの登場は既に明かされている。
Justice can not be fully revealed. #Vigilante #Peacemaker #BFFs https://t.co/oE1nsv6y6p
— James Gunn (@JamesGunn) September 20, 2021
『ピースメイカー』は初のDCEUドラマになるが、MCUドラマのように映画並みのクオリティになっていることは間違いなさそうだ。
ドラマ『ピースメイカー』はU-NEXTで4月15日(金)より見放題で独占配信。U-NETの新規登録者は1ヶ月の無料トライアルを体験できる。
ここから先は、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のネタバレ込みで、その内容を考察してみよう。
以下の内容は、映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の結末部分に関するネタバレを含みます。
雇われの身のピースメイカー
映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』では、死んだかに思われていたピースメイカーがポストクレジットシーンで登場。喉に銃弾を受けながらも、瓦礫の下で死にかけていたところを助けられたピースメイカーは、政府職員のジョン・エコノモスとエミリア・ハーコートが“担当”することに。つまりピースメイカーは引き続き政府に雇われることになっている。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のポストクレジットシーンについては、こちらの記事で詳しく解説している。
ドラマ『ピースメイカー』の映像でレストランでピースメイカーに話しかけているのは、ジェニファー・ホランド演じるエミリア・ハーコートだ。その隣にはスティーヴ・エイジー演じるジョン・エコノモスの姿も。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のポストクレジットシーンでピースメイカーの担当につかされた二人は、ファミレスで打ち合わせをしているのだろうか。
また、ダニエル・ブルックス演じるレオタ・アデバヨがピースメイカーの隣に座っている。レオタ・アデバヨはピースメイカーとは異なる政治観を持つ人物とされており、「平和のためなら誰でも殺す」という偏った考えを持っているピースメイカーにとっては重要な人物になりそうだ。画面の奥にはチャック・イウジ演じる クレムソン・ムルンと思われる人物の姿もある。
なお、ピースメイカーは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で島国のコルト・マルテーゼを救ったことになっている。ピースメイカーは世間からどのように見られているのだろうか。ワンダーウーマンやアクアマン、シャザムといったヒーローと同じように扱われているとすれば、かなり厄介な存在になる。
加えて気になるのは、『ピースメイカー』に『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』からのキャラクターや、スーパーマンやバットマンといったキャラクターの登場があるのかどうかという点だ。また、MCU同様にDCEUでもドラマ作品が映画作品にも大きな影響を与える作りにしていくのかどうかにも注目したい。DCEU初のドラマシリーズに期待が高まる。
これまでを振り返る動画も公開
また、U-NEXTからは、映画『新スースク』のネタバレありでドラマ『ピースメイカー』までの流れを振り返る動画も公開された。ジョン・シナ演じるピースメイカーとジェニファー・ホランド演じるエミリア・ハーコートがコミカルな掛け合いを見せる動画になっている。
ドラマ版でも日本語吹き替えは映画と同じくピースメイカーを大塚明夫、エミリアを水樹奈々が担当する。
ドラマ『ピースメイカー』はU-NEXTで4月15日(金)より見放題で独占配信。U-NETの新規登録者は1ヶ月の無料トライアルを体験できる。
「新スースク」ラストのネタバレ解説はこちらから。
『ピースメイカー』はシーズン2の製作が決定している。詳しくはこちらの記事で。
「新スースク」で使用された全17曲はこちらの記事で詳しく紹介している。
過去作と比較したハーレイ・クインの変化についてのネタバレ解説はこちらから。
Amazonプライムビデオ配信の『アップロード』シーズン2は3月11日より米配信を予定している。詳しくはこちらから。