『ピースメイカー』シーズン2更新へ
米国で話題を呼んでいるDCドラマ『ピースメイカー』が、シーズン2へ更新されることが分かった。配信サービスのHBO Maxで最終話となる第8話が配信された後、ピースメイカー役のジョン・シナと監督を務めるジェームズ・ガンがTwitterで発表した。
That’s right, #Peacemaker is coming back for Season Two. Thanks to Peter Safran, @JohnCena, our incredible cast & crew, our wildly supportive & lovely friends at @HBOMax – and mostly all of you for watching! @DCpeacemaker pic.twitter.com/wZSZBivrDQ
— James Gunn (@JamesGunn) February 16, 2022
その通り、『ピースメイカー』はシーズン2で帰ってきます。(プロデューサーの)ピーター・サフラン、ジョン・シナ、素晴しいキャストとクルー、HBO Maxの協力的でラブリーな友人達、そして観てくれた皆さんに感謝します!」
Learning about and eventually becoming #PEACEMAKER was an exercise in exploring the fun and absolutely genius mind of @JamesGunn. It’s been a privilege to work on this show and with the cast, crew and @hbomax team. Elated to say we’ll be back to create more peace for Season ✌️! pic.twitter.com/ujeeXODvOn
— John Cena (@JohnCena) February 16, 2022
ピースメイカーについて学び、ピースメイカーになるということは、愉快で真の天才であるジェームズ・ガンのマインドを探求することでした。このドラマでこのキャスト、クルー、HBO Maxのクルーと仕事ができたことは栄誉なことでした。更なる平和を創り出すためにまたシーズン2で戻ってくると言えるのは最高です!
また、『ピースメイカー』公式Twitterアカウントもシーズン2への更新を発表している。
billions of you begged me for it, and im happy to answer the call. ill be returning for #peacemaker season ✌️ pic.twitter.com/gJnZCkCiTT
— Peacemaker on HBO Max (@DCpeacemaker) February 16, 2022
『ピースメイカー』はDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)初のドラマシリーズとして、2022年1月13日にHBO Maxでの米国配信を開始した作品。映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2020) のその後を描いた作品でもある。
MCUドラマの競合がない時期の配信で大きな注目を集めており、米Insiderは『ピースメイカー』がNetflixドラマ『ウィッチャー』シーズン2とDisney+ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』を上回る需要で「今世界最大の配信ドラマ」と報じていた。
監督を務めたのは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で知られるジェームズ・ガン監督。米Deadlineは、シーズン2でもジェームズ・ガンが監督を務め、全エピソードの脚本を手がけるとしている。
全8話の内の第5話が配信された時点では、『ピースメイカー』シーズン2への更新について、米Deadlineで以下のように話していた。
(『ピースメイカー』シーズン2製作の)可能性は非常に高いです。今、世界で最大のショーですからね。
ジェームズ・ガン監督によると、ドラマ『ピースメイカー』シーズン1の配信後、HBO Maxの有料会員数は大きく増加したという。NetflixやAmazonプライムビデオ、Disney+といった配信プラットフォームの競合に迫るためにも、HBO Maxが今後『ピースメイカー』を重要な主力として位置付けていく可能性もある。
別のスピンオフ企画も
HBO MaxはDCEUを展開するワーナーメディアが運営する配信プラットフォームで、ワーナー傘下にあるDC作品はHBO Maxで配信されていくことになる。Deadlineは、ジェームズ・ガン監督が「スーサイド・スクワッド」内のあるキャラクターを中心に据えた別のシリーズ製作をHBO Maxに持ちかけたことも紹介している。まだ許可は降りていないというが、HBO Maxはそのアイデアを高く評価しているという。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド』では、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインやダニエラ・メルシオール演じるラットキャッチャー2、イドリス・エルバ演じるブラッドスポートらが活躍を見せた。DCEUドラマが『ピースメイカー』と共に好調な滑り出しを見せたことで、『ザ・スーサイド・スクワッド』からの更なるスピンオフ誕生にも期待できそうだ。
何より、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に復帰したジェームズ・ガン監督が今後もDCEU作品を手がけることに意欲を見せていることが重要だ。DCEUからは、映画『バットガール(原題)』や、映画『ジャスティス・リーグ:ダーク(原題)』に登場するメンバーの単独ドラマ作品がHBO Maxオリジナルとして配信されることが決まっている。DCEUとHBO Maxの共闘は、ジェームズ・ガン監督と共に進んでいくことになるのだろうか。
注目を集めるドラマ『ピースメイカー』は、日本ではU-NEXTで2022年4月15日(金)より配信される。U-NETの新規登録者は1ヶ月の無料トライアルを体験できる。
Source
Insider / Deadline 1 / Deadline 2
ドラマ『ピースメイカー』の予告映像の解説&考察はこちらから。
『ピースメイカー』最終話はHBO Maxの視聴数で最高記録を更新したという。詳しくはこちらから。
『ピースメイカー』につながる映画『ザ・スーサイド・スクワッド』のラストについての解説はこちらの記事で。
ラットキャッチャー2を演じたダニエラ・メルシオールは次作ではヴィランとして登場したいと語っている。
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』のジョーカー登場シーンの解説はこちらから。
3月11日(金)日本公開予定の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』がDCEUに含まれない理由はこちらから。