『エターナルズ』特報予告で判明した13の事実 各キャラクターの能力も——解説&考察 | VG+ (バゴプラ)

『エターナルズ』特報予告で判明した13の事実 各キャラクターの能力も——解説&考察

© 2021 Marvel

『エターナルズ』の秘密が次々判明

2021年11月5日(金)に公開を予定しているMCU映画『エターナルズ』特報予告が公開され、遂にその概要が明らかになった。『ノマドランド』でアカデミー賞監督賞・作品賞を受賞したクロエ・ジャオ監督による美しい映像と共に、告知では「アベンジャーズの後を継ぐ、最強のヒーローチーム」とエターナルズが今後のMCUにおいて重要な位置づけとなることも明かされた。

これに合わせてマーベル公式は、特報の映像から明らかになった範囲で、エターナルズの各キャラクターの能力を含む新情報をまとめて公開している。今回はその13の事実を紹介しよう。

『エターナルズ』特報で判明した13の事実

1. イカリスがアベンジャーズのリーダーになれると発言

今回最も話題になっている描写は、スティーブ・ロジャースとトニー・スタークがいない今、誰がアベンジャーズを率いるのかとリア・マクヒュー演じるスプライトが投げかける場面だ。リチャード・マッデン演じるイカリスは「僕かも」と答え、エターナルズの一同は一斉に吹き出す。この場面は、エターナルズの面々がアベンジャーズの状況を詳しく理解しているということを示している。

それにしても、人類を人知れず見守ってきたというエターナルズは、インフィニティ・ウォーの時にはどこにいたのだろうか。

2. ギルガメッシュは料理の名人。チームのために料理を並べている

マ・ドンソク(ドン・リー)演じるギルガメッシュは料理が得意なようだ。エターナルズが食卓を囲むシーンで、イカリスは「Thank you for this.」とお礼を述べている。色とりどりの食事が並ぶが、全て一人で準備したのだろうか。アベンジャーズのメンバーはヴィジョンを除いてあまり料理をしているイメージがないが、やはり数千年以上生きている不死の種族は料理もできるようだ。

マ・ドンソクがギルガメッシュについて語った内容はこちらから。

3. 流れている音楽はスキータ・デイヴィス「この世の果てまで」

今回の特報予告で流れている曲は、こちらの記事でもお伝えした通り、スキータ・デイヴィスの「この世の果てまで (原題: The End of the World)」。こちらはAmazonのSFドラマ『高い城の男』でも予告編に採用された曲だ。途中で音楽が切り替わるが、エターナルズのメンバーが横並びになるシーンでは再び「この世の果てまで」の音楽が戻ってきて、「あなたが“さよなら”と言った時に終わりを迎える」という歌詞が強調されている。

「あなた」とは、人類を見守り続けてきたエターナルズのことなのか、それとも“人類がエターナルズを必要としなくなった時”ということなのか……それは本編で明らかになるだろう。

4. エターナルズは巨大な宇宙船で地球に到着した

予告の冒頭に登場したのはエターナルズの巨大な宇宙船。原始の暮らしをしている人類の前に黒く角ばった宇宙船が現れる。地球の様子を眺めるイカリスにジェンマ・チャン演じるセルシが「美しい星。でしょ?」と話しかける。その後の天井が低い室内の様子は、形状からして宇宙船の中だろう。まだこの宇宙船が存在しているのだとすれば、エターナルズは便利な基地を持っていることになるが、果たして。

5. セルシは地球と人類を美しいと感じている

これはマーベル公式による重要な情報だ。地球に到着したセルシはイカリスに「美しい星。でしょ?」と語りかけているが、セルシが美しいと感じたのは地球の環境だけでなく、人類をも含んでいるのだという。確かに、地球だけを美しいと感じていたのならば、エターナルズにとって、地球の環境を破壊する人類は敵ということになるだろう。

気になるのは、どのような経緯でセルシが人類を美しいと感じ始めたのかという点だ。数千年もの間、人類を見捨てずにいたエターナルズの“感情”とはどのようなものなのだろうか。

6. ファストスは心に描いたことを創造できる

ブライアン・タイリー・ヘンリー演じるファストスは心に描いたものを創造する力を持つ。エターナルズの宇宙船内と思われる場所で、ファストスは精密な金細工のようなものを創り出している。ファストスは手を動かしているだけだ。“創造”する能力とは、神に近い力とも言えるが、どれほどの物までなら創り出せるのかという点にも注目だ。

なお、ファストスはMCUで初めて登場するゲイのメインキャラクターであり、ハーズ・スレイマン演じる夫も登場する。

7. エターナルズの使命は人類を助けること

サルマ・ハエック演じるエイジャックは、「我々はずっとこの星を見守り、人類を導いてきた。そして彼らは、進歩を遂げた」と話している。この点について、マーベル公式はエターナルズの使命は人類を助ける (aid) ことだと表現している。字幕で「見守ってきた」となっているところは「never interfered」と表現されており、「干渉しない」「妨害しない」という意味と取ることができる。エターナルズが具体的にどのように人類を助けてきたのか、気になるところである。

なお、このセリフを話しているエイジャックはエターナルズの精神的支柱で、エターナルズを生み出した存在であるセレスティアルズと対話することができる。

8. セナは優れた戦士

アンジェリーナ・ジョリー演じるセナは見事な槍さばきを見せている。2008年に『ウォンテッド』、2010年に『ソルト』に出演したアンジェリーナ・ジョリーは、アクション映画に出演するのは実に10年ぶり。「トゥームレイダー」シリーズ等でも知られるジョリーのアクションにも期待しよう。

9. マッカリの能力は超スピード

ローレン・リドロフ演じるマッカリの能力は高速移動だけではない。今回の映像では超スピードで本を読む姿も披露している。この力は宇宙を原動力としており、単に“素早いヤツ”ではないマッカリの更なる可能性を示唆するものだ。

10. セルシーとイカリスのロマンスは世紀を跨いで続いている

特報映像にはセルシとイカリスが抱きしめ合う姿が3パターン登場するが、これは時代を超え二人の関係が続いていることが示されている。今回の特報予告ではその二人の姿が特に強調されている気がするが、二人の関係は平穏に続いていくのだろうか。クロエ・ジャオ監督が描く物語に注目だ。

11. キンゴはボリウッドのパフォーマー

パキスタン系のクメイル・ナンジアニが演じるキンゴは、ボリウッド俳優として活躍中。隠れて人類を見守ってきたというエターナルズだが、世を忍ぶ仮の姿も持っているようだ。ボリウッドスターとして活躍するキンゴは“身バレ”に注意しなければならないはずだが、他のメンバーも社会に溶け込んで日常生活を送っているのだろうか。

12. スプライトはカラオケ好き

リア・マクヒュー演じるスプライトは12歳の子どもの見た目を持っているが、中身は大人。今回の予告映像ではマイクを持って歌う姿を見せており、マーベル公式は「スプライトはカラオケが好き」と説明している。数千年生きてきたスプライトが歌っているのは、いつの時代の曲なのだろうか。

13. エターナルズの力は金のエネルギーとして現れる

今回の映像で印象的だったのは、ゴールドの使い方だろう。ファストスが創り出す物体から「MARVEL STUDIOS」の文字が金色で象られ、地面に当てた手から金色のエネルギー体が流れ出している。剣や防具など、エターナルズが身につけているものは金色で、いたるシーンでエターナルズの身体からゴールドのエネルギーが流れ出している。色とりどりの個性を持ったメンバーが集うエターナルズに共通のカラーが金色なのだ。

アベンジャーズ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに続き、新たなスーパーヒーローチームとしてMCUに登場したエターナルズ。徐々にその特徴が明らかになってきた。個性豊かな11人に出会える日を心待ちにしよう。

映画『エターナルズ』は2021年11月5日(金)公開。

『ノマドランド』でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督が『エターナルズ』制作の土台になった経験について話した内容はこちらの記事で。

MCUドラマ『ロキ』は2021年6月9日(水)より配信開始。予告の考察はこちらの記事で。

MCU映画『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木) 劇場公開。あらすじはこちらから。

MCU映画『シャン・チー』は9月3日(金)配信開始。あらすじはこちらの記事で。

 

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