ネタバレ解説『バッド・バッチ』シーズン3第14話 アイツが登場、いよいよ最終回へ あらすじ&考察 | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ解説『バッド・バッチ』シーズン3第14話 アイツが登場、いよいよ最終回へ あらすじ&考察

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『バッド・バッチ』シーズン3第14話はどうなった?

「スター・ウォーズ」アニメの最新作『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』(2021-) がシリーズフィナーレを迎える。2024年2月21日から配信されている『バッド・バッチ』シーズン3は、全15話の最終話目前となる第14話の配信がスタート。今回は、『バッド・バッチ』シーズン3第14話の内容について、ネタバレありで解説&考察して行こう。クローン大戦後のクローンたちの行方をめぐる物語はどのように決着するのだろうか。

ネタバレ注意
以下の内容は、アニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3第14話の内容に関するネタバレを含みます。

『バッド・バッチ』シーズン3第14話「敵陣へ」あらすじ&ネタバレ解説

第1話冒頭の伏線が

シーズン3第14話のバッド・バッチはいよいよタンティスへ。前話で帝国の科学船と共にハイパースペースジャンプに成功したバッド・バッチは、科学船に乗ったままのエコーとの合流と、タンティスへのランディングを目指す。

『バッド・バッチ』シーズン3第14話では、第1話冒頭の伏線が効いてくる。そこでは、タンティスが自然に守られた難攻不落の要塞であること、帝国兵でさえも森に墜落した後に森の野獣の犠牲になることが描写されていた。クロスヘアーはタンティスに捕まっていたし、脱出する時に森を抜けているのでその危険性を理解している。それでも、バッド・バッチは基地のスキャナーに探知される前に科学船を離れ、徒歩で侵入する道を選ぶ。

一方のドクター・ヘムロックも、コルサント上空での目撃情報を受けてバッド・バッチの侵入に勘づいていた。シーズン3第14話ではバッド・バッチとヘムロックの部隊との攻防が描かれていくことになる。

見捨てない

オメガの方は、バッド・バッチのシャトルに向けて放たれたレーザー砲の振動によって、「兄弟」たちの到着を知る。オメガには、ハンターに似た優れた感覚が備わっている。今回もオメガはオメガで自分のミッションに挑むことになる。

シャトルが迎撃されたバッド・バッチだが、墜落前に脱出。作戦に慣れていないランパートの存在が、今回の任務にハラハラ感を加えるスパイスになっている。バッド・バッチのメンバーだけだったらそつなくこなしてしまっていただろうが、ランパートが良い意味で不安定要素になっている。ランパートがここまで同行している理由が分かった気がする。

エコーの方はトルーパーの防具とドロイドの腕を奪って隠密行動を続けている。改めてバッド・バッチにはすごいメンバーが揃っているものだ。一足早く森に着地したクロスヘアーは、一度脱出した場所に戻ってきたことについてレッカーに聞かれ、「オメガは俺を見捨てなかった」と返す。

シーズン3第2話では、クロスヘアーは一緒に脱出しようとするオメガに、「俺ならお前を置いていく」と告げていた。これは「俺を置いて逃げろ」という言葉の裏返しだったが、オメガは仲間を見捨てない姿勢を最後まで貫いた。今、クロスヘアーはオメガのように生きようとしているのだ。

クロスヘアーとランパートの違い

オメガは状況を探るべく、緊急事態で人手が薄くなったの機に前回見つけた血液サンプルを送る管を利用することに。他の子ども達に「Cover(援護)」するよう頼むが、その言葉の意味が伝わらない。オメガがいかに特殊な状況で育ってきたかが分かるシーンだ。

クロスヘアー&レッカーはハンター&ランパートと合流しては基地を目指す。クロスヘアーは、突っかかってくるランパートに対して「お互い帝国に裏切られた」と諭すが、ランパートは自分もクロスヘアーも「自分にだけ忠実だ」と返す。確かに帝国に裏切られた二人はもう帝国に忠を尽くしてはいない。自分の居場所を与えてくれる大きな権力に忠実だっただけなのだ。

しかし、クロスヘアーは「俺は変わった」と言い返す。クロスヘアーとランパートは二人とも帝国から切り捨てられたが、二人の最大の違いは、オメガのような自分を見捨てない他者が近くにいてくれたかどうかということだ。願わくば、ランパートも今回のバッド・バッチとの冒険でそうした経験をしてほしいものだが……。

あの生き物は…

森を行く一行は、森の野獣と遭遇。ランパートがもたれかかったのは、岩ではなく野獣だったのだ。あの若くして帝国の高官まで上り詰めたランパートがここまでドジっ子キャラの扱いになるとは……! ちないみに森の野獣との遭遇はシーズン3第3話に続く展開だが、この時はハウンドたちが割って入ってオメガとクロスヘアーはことなきを得ている。

バッド・バッチは野獣と渡り合うも、逃げ惑うランパートが帝国兵に見つかり銃撃戦に。幸い、ブラスターの音に反応した野獣が帝国兵の方に向かうが、ランパートは別のトルーパーたちに捕獲されてしまう。ランパート、ここで退場ということになるのだろうか。本当に任務の不安定要素になる役割を与えられただけだったのだろうか……。

管を通って状況の視察に向かったオメガは、その先で水の中のクリーチャーを目撃する。この生物はシーズン2第11話でも登場したジロ・ビーストだと思われる。ジロ・ビーストは『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020) にも登場した。同作では、パルパティーンがジロ・ビーストの皮膚から装備を作ろうとしていた。

『バッド・バッチ』シーズン2第11話では、タンティスに向かう帝国の護送船にジロ・ビーストが乗っており、パルパティーンの指示でジロ・ビーストの遺伝物質を兵器に利用する研究が進められていたことが発覚した。ジロ・ビーストは電気を取り込んで強化する特性を持っている。今回登場したジロ・ビーストも電撃を当てられており、帝国はジロ・ビーストの力を利用するつもりであることが窺える。

一方の子ども達は偵察に行っているオメガが見つからないように、検診に来たドクター・スカルダーを足止めするチームワークを見せている。結果、オメガは今回もギリギリで房に戻ってことなきを得ている。前回と似たような展開だが、今回は仲間達の連携プレーによってオメガは助けられたという点で、改めてオメガのリーダーシップの強さが演出されている。

エコーとエメリー

施設に侵入したエコーはデータにアクセスするが、エメリーに姿を見られてしまう。ドロイドのものがつけられた右手を見て、エメリーはこれがエコーだと勘付く。オメガはタンティスにいた間、兄弟たちの話をエメリーにしていたのだ。それを指摘されたエコーもまた、この人物がオメガが話をしていたエメリーだと気づく。この二人もまた、オメガの他者を思う力によって活路を見出すことになりそうだ。

エコーは、オメガだけでなく全ての同胞を救うと宣言し、「私は自分の仕事をしただけ」と言い訳をするエメリーに「聞いたことがあるセリフだ」と非難している。「スター・ウォーズ」ではこのテーマは繰り返し描かれているが、ユダヤ人虐殺を実行したアイヒマンもまた、冷徹に自分の仕事をこなしただけの矮小な人物だった。

オメガはエメリーのことを善人だとエコーに伝えており、エコーはそう信じたいと語る。そしてエメリーは子ども達を助けるなら自分を信用してほしいと話す。一方のオメガは、その子ども達に作戦がある、皆の協力が必要だと持ちかけて『バッド・バッチ』シーズン3第14話は幕を閉じる。いよいよパズルのピースが揃い、フィナーレへと突き進んでいく。

『バッド・バッチ』シーズン3第14話ネタバレ考察&感想

本当に次が最終回?

『バッド・バッチ』シーズン3第14話はほとんどがアクションシーンで構成されていたが、おかげで最終回の舞台は整った。シーズン2のラストから匂わせていた通り、エメリーの改心によってタンティスが陥落する流れになりそうだ。

だが、エメリーが裏切った後でも、ヘムロックにはまだ暗殺者がいる。暗殺者の正体は、そしてどのようにしてクローン達は忠実なソルジャーになってしまったのか等、残されている謎は多い。もちろん、パルパティーンが熱をあげる計画の行方も機になるところだ。

この後の時系列に登場しないバッド・バッチの動向も含め、本当にあと1話でシリーズフィナーレを迎えるとはにわかには信じ難い……。だが、これまでにもあったように、最終話は1話が1時間ほどの尺になることもあり得るだろう。あるいは、最終回を迎えると共に新シリーズの発表もあるかもしれない。次週を心待ちにしよう。

アニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3はディズニープラスで配信中。

『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』(Disney+)

『バッド・バッチ』シーズン3第15話の解説はこvちらから。

シーズン3第13話の解説はこちらから。

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『バッド・バッチ』シーズン2最終話の解説はこちらから。

シーズン1で明かされたクローン兵廃止の理由はこちらから。

 

5月4日配信開始の『テイルズ・オブ・エンパイア』の情報はこちらの記事で。

ドラマ『アコライト』の特報予告はこちらから。

映画『マンダロリアン&グローグー』についての情報はこちらの記事で。

2024年公開予定の「スター・ウォーズ」作品についてはこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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