ネタバレ! アダム・ウォーロックの〇〇の裏側『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で演じたウィル・ポールターが語る | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ! アダム・ウォーロックの〇〇の裏側『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で演じたウィル・ポールターが語る

©2023 MARVEL

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』公開

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が2023年5月3日(水・祝) より日本の劇場で公開。MCUきっての人気シリーズの最新作にして三部作の完結編となり、現行メンバーでの冒険はこれで最後になる。

そんな中、注目を集めているのが『GotG3』で初登場になるウィル・ポールター演じるアダム・ウォーロックの存在だ。アダム・ウォーロックは原作コミックでも人気のキャラクターで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017) のポストクレジットシーンで登場が示唆されてから6年越しの登場になる。

演じるウィル・ポールターもイギリスきっての人気俳優で、『デトロイト』(2017)、『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』(2018) 、『ミッドサマー』(2019)、などへの出演で順調にキャリアを重ねてきた。『GotG3』では、MCU初参戦で非常に印象的な姿を見せている。

そのウィル・ポールターが、本作の終盤にあったアダム・ウォーロックのあるシーンについてその裏側を明かしている。オーディエンスからも特に人気のシーンになっているということだが、一体どのシーンのことなのだろうか。

以下の内容は本編のネタバレを含むので、必ず劇場で本作を鑑賞してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の結末に関するネタバレを含みます。

最後のあのシーン

アダム・ウォーロックは終盤にグルートに助けられて「やり直せばいい」と言われたことで、宇宙空間に放り出されたピーター・クイルを助け出す。ミケランジェロの『アダムの創造』パロディのシーンもありつつ、クイルはなんとか生還。ロケットに続きクイルまで生死の境を彷徨う展開で、アダム・ウォーロックのファインプレーを心から喜んだ方も多かったことだろう。

その後、クイルは目を覚まして「かっこよかった?」とネビュラに聞き、ガモーラをのぞく一同はクイルの周りに集まっていく。皆がクイルにハグをする感動的なシーンだが、アダム・ウォーロックはその輪の外側からぎこちなく手を伸ばして辛うじてその輪に加わる。

アダム・ウォーロックはソヴリンの出産ポッドから生まれたばかりで、あんな形のハグをしたことがなかったのだろう。異様に腰の浮いたウォーロックのハグは、緊張と緩和の落差もあって思わず笑ってしまうほっこりシーンだった。

ウィル・ポールターが裏側を語る

アダム・ウォーロックを演じたウィル・ポールターは、ハイ・エボリューショナリーを演じたチュクウディ・イウジと共に米Colliderのインタビューに登場。このハグシーンについて裏側を明かしている。

本作の中にぎこちないハグのシーンがありますが、あれはジェームズ(・ガン監督)がモニターの向こうから追加したものです。私たちはいくつか違うパターンをやってみたのですが、彼は「もっとぎこちなく、もっとぎこちなく!」と。私は「私に得意なことがあるとすれば、それはぎこちなくすることだ」という感じで臨みました。あれは楽しかったですね。

アダム・ウォーロックのあのぎこちないハグは脚本にあったものではなく、撮影現場でジェームズ・ガン監督が指示を出したものだったという。チュクウディ・イウジは「観客はとても気に入ってましたから、とてもいい瞬間でしたよ」とフォローし、ウィル・ポールターは「私は普通にハグしようとしただけなんですけどね(笑)」とジョークで笑いを誘っている。

アダム・ウォーロックの今後に期待

母を失ったアダム・ウォーロックは、その後はノーウェアで佇む姿が見られたが、ミッドクレジットシーンではロケットが率いる新たなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに加わっていた。生まれたばかりなのにすっかり音楽の知識も身につけており、キング・クリムゾンなどをお気に入りのアーティストとして挙げている。

アダム・ウォーロックは本編中には母のアイーシャから「本気を見せてあげて」と言われ、捕虜を焼き殺してしまう場面もあり、まだまだ教育が必要な様子だった。今後、アダム・ウォーロックはガーディアンズメンバーから様々なことを学んで成長していくのだろう。

ウィル・ポールターは先のインタビューで、ガーディアンズメンバーと一緒に演じて初めてアダム・ウォーロックのモラルがどこに着地するのかが見えてきたとも話している。二代目グルートはガーディアンズの中で、ロケットの下で音楽を聴いて育ち、心優しい大人になった。アダム・ウォーロックもまた善良な人物に育っていくことに期待しよう。

なお、俳優のウィル・ポールター自身も多くのチャリティに取り組み、「マジョリティの責務」を口にするなど、その人間性は高く評価されている。詳しくはこちらの記事で。

ウィル・ポールターがアダム・ウォーロックの今後について語った内容はこちらから。

ウィル・ポールターが語ったアダム・ウォーロックの人物像はこちらから。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日(水・祝) より劇場公開。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のオリジナル・サウンドトラックは5月4日(木) 発売&配信中。

Source
Collider

ラストからポストクレジットシーンまでの解説&考察はこちらの記事で。

アダムが飼うことにしたブラープについての解説はこちらから。

ジェームズ・ガン監督が明かしたブラープのお気に入りの曲はこちらから。

『GotG3』に登場したカメオの解説はこちらから。

グルートの“あの発言”についてジェームズ・ガン監督が明かした事実はこちらから。

ジェームズ・ガン監督は前二作のテーマを「母」と「父」、本作のテーマを「自己」と話した。それを踏まえたロケットの変化についての考察はこちらの記事で。

過去作からのロケットの音楽への向き合い方の変化についてはこちらの記事で。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』についての情報と考察はこちらから。

これまでのロケットの描写についての総解説はこちらから。

ジェームズ・ガン監督と俳優のマリア・バカローヴァが語った宇宙犬コスモの魅力についてはこちらから。

 

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』のネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『シークレット・インベージョン』予告の解説はこちらの記事で。

映画『マーベルズ』予告の解説はこちらから。

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』最新予告の解説はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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