『GotG4』はある? 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』続編をネタバレありで考察&解説 | VG+ (バゴプラ)

『GotG4』はある? 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』続編をネタバレありで考察&解説

©2023 MARVEL

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』はある?

MCU最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が2023年5月3日(水・祝) より劇場で公開。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの集大成とも言える本作は、公開前から現行メンバーでは最後の冒険になることが明かされていた。

気になるのは、シリーズとして続編があるのかどうか。一旦のフィナーレを迎えた「GotG」だが、『VOLUME 3』の内容と出演者&ジェームズ・ガン監督のコメントを通して今後に迫ってみよう。なお、以下の内容は本作の結末部分に関する重大なネタバレを含むので、必ず本編を劇場で鑑賞してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の内容に関するネタバレを含みます。

『VOLUME 3』の終わり方

それぞれの道へ

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3』は、多くのファンの「ロケットが死ぬのでは」「グルートが死ぬのでは」「いや、スター・ロードが死ぬのでは」という心配とは裏腹に、誰も死なないハッピーエンドを迎えた。一方で、現行のガーディアンズメンバーはロケットとグルートを残して卒業。それぞれの道を行くことになる。

ネビュラとドラックスはノーウェアを理想の街にするため、そこに残ることに。リーダーシップがあって戦闘力の高いネビュラと、子ども達の気持ちと言語が分かるドラックスがいればノーウェアも安心だろう。マンティスは生まれて初めて一人になって旅に出ることに。アビリスクを連れてノーウェアを離れている。

ピーター・クイルは地球の実家に戻ることを決意。祖父のジェイソン・クイルと再会して、これまで得られなかった日常を手にした。一方で、ポストクレジットの最後には「伝説のスター・ロードは帰ってくる」とアナウンスされており、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』(2025) のようなクロスオーバー作品でのカムバックを期待させている。

新生ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

気になるのは“新生ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の動向だ。ロケットが新キャプテンとなり、グルート、コスモ、クラグリン、アダム・ウォーロック、ブラープ、そしてファイラから成るヒーローチームを中心に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』が制作される可能性は十分にある。ガーディアンズを解散させなかったことで、シリーズの存続に望みをつなげる結果になっている。

相変わらず一癖も二癖もあるメンバー達だが、原作コミックでも人気キャラクターであり、ウィル・ポールターという人気俳優が演じるアダム・ウォーロックについてはまだまだ活躍が見たいところ。アダム・ウォーロックの単独作品も期待されていたが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー入りを果たしたことで、「GotG」の新作での再登場の方が現実味は増している。

また、新加入となったファイラは原作コミックでキャプテン・マーベルになるファイラ=ベルがベースになっていると思われ、こちらも今後の活躍に大いに期待が高まる。ミッドクレジットのラストシーンでは目を青く光らせているが、その能力も未知のまま。ガーディアンズメンバーに加わった経緯も気になるところだ。

これまでのガーディアンズが結成から描かれたのに対し、新生ガーディアンズはすでに結成された後。ほとんどのメンバーのバックグラウンドは明かされているので、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』が作られるとすれば、ファイラの出自にフォーカスするか、新メンバーの成長を描いていくことになるだろう。

『ロケット&グルート』も?

実はジェームズ・ガン監督は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3』の内容については別の案があったことを明かしている。米io9に以下のように話しているのだ。

(ロケットのオリジンは)3本目になる予定でした。ピーター・クイルのストーリーを伝えてからロケットの話に入らないといけないと考えていたからです。唯一の問題は、ロケットとグルートの映画にするのか、「ガーディアンズ3」にするのかということでした。当初は「ロケット&グルート」をやるつもりだったんです。

つまり、ジェームズ・ガン監督の中では『VOLUME 3』をロケットのオリジンにするのか、ロケットとグルートの二人のものにするのかで葛藤があったということである。原作コミックでは、ロケットとグルートの旅を描く『ロケット・ラクーン&グルート』がシリーズ化されている。

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そもそもMCU版ではロケットと先代グルートの出会いは描かれていない。ガン監督が監督・脚本を手がけたスペシャルドラマ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』(2022) のポストクレジットシーンでは、グルートがクリスマスの装飾を落として、ロケットが「また番外編を作らなきゃ」と呟いている。番外編で『ロケット&グルート』が作られる可能性もあるだろう。

ジェームズ・ガン監督が“やり残したこと”として『ロケット&グルート』を撮りに帰ってくる展開にも期待したい。

キャスト&製作陣の発言は?

クリス・プラットは注目発言

次に、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のキャストと製作陣の『GotG4』についての発言をチェックしてみよう。ピーター・クイルを演じたクリス・プラットは、米GamesRadar+のインタビューで以下のように話している。

ジェームズなしでピーターの物語を続けるのはおかしなことです。彼は最初の3作で素晴らしい仕事をしました。私たちは共にピーター・クイルの声を見つけたのであり、彼なしではこんな機会を得ることは決してなかったでしょう。彼が脚本を書き、監督を務め、音楽を組み込んだのであり、スクリーン上にあるのは彼のイマジネーションです。

ですから、この物語を続けていくには、彼が最初の3作に敬意を払い、ファンがこのキャラクターを愛するようになったことを尊重するというのが本当に大切です。単にお金を払う人が現れるかもしれないからやるというのではダメなんです。

クリス・プラットは、ジェームズ・ガン監督不在でピーター・クイルの物語の続きを描くのは本意ではないようだ。逆説的だが、ポストクレジットシーンの最後で「伝説のスター・ロードは帰ってくる」とアナウンスされたことは、ジェームズ・ガン監督が今後スター・ロードと共にカムバックするつもりがあるということの意思表示だったのかもしれない。

ジェームズ・ガン監督とMCU版ピーター・クイルの出身地は同じミズーリ州であり、どこか自分を重ね合わせている部分もあるのだろう。クイルが一旦腰を落ち着けて、ガン監督はクイルの復活と共にMCUにカムバックするという展開は妥当な線だ。

ジェームズ・ガン監督の今後

一方、ジェームズ・ガン監督は腰を落ち着けてはいられない状況だ。ガン監督は現在、DCスタジオの共同会長兼CEOに就任し、DC映画全体のクリエイティブ面を統括すると共に、監督と脚本を手がける映画『スーパーマン:レガシー(原題:Superman: Legacy)』の制作に入っている。自身が初めて手がけたドラマ『ピースメイカー』(2022-) もシーズン2制作が決定している。

『スーパーマン:レガシー』は2025年7月11日の米公開を予定している上、共同会長兼CEOとしての最初の任期は4年間となっているため、少なくとも2027年頃まで動くのは難しいと考えられる。ジェームズ・ガン監督はDCスタジオで展開するDCUのシリーズを「神々と怪物 (Gods and Monsters)」と題し、10作品を8〜10年かけて公開していくことも発表している。ガン作品が成功すればするほどマーベルとの再タッグが遠のいていく可能性もあるだろう。

では、ジェームズ・ガン監督自身は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』についてどのようなコメントをしているのだろうか。ガン監督は更なる続編について多くは語っていないものの、Twitterでユーザーからの質問に答えている。

その質問とは、もしマーベル・スタジオとの協業を続けるとしたら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』のアイデアはあったのか、というもの。これに対してジェームズ・ガン監督は「ずっとボリューム3で終わるつもりでした」と返答している。「GotG」は最初からトリロジーとして制作されたものであり、第4作目は念頭になかったということだ。

それでも、2021年5月にジェームズ・ガン監督はTwitterで「4作目を撮りますか?」と聞かれた際には、「Vol 3がVol 1から始めた物語の最後」としつつも「絶対ないとは言えない (Never say never)」とも付け加えている(当該Tweetは削除済み)。DCスタジオのトップ就任で状況が変わったとはいえ、一縷の望みは残っていると信じたい。

他のキャストの発言は?

もちろんジェームズ・ガン監督自身が指揮せずに次の監督にバトンタッチするという展開もあり得る。前述の通り、ピーター・クイル役のクリス・プラットはジェームズ・ガン監督なしでの続編での登場は難しいという反応を見せているが、他のキャストはどうなのだろうか。

ガモーラ役ゾーイ・サルダナと、ドラックス役デイヴ・バウティスタはすでに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3』が最後の出演になると話している。ゾーイ・サルダナは英Total Filmの2023年5月号で「私は退いて次の世代が前に出る時期が来たと思います」としている。10年間も契約を続けられたことは幸運だったとして、次の世代にバトンを繋ぐためにも前に進みたいと話している。

GQマガジンはデイヴ・バウティスタの特集記事で、彼が9年間演じてきたドラックスに「別れを告げた」と報じている。バウティスタは「ドラックスにはとても感謝していますし、大好きです。でも、(役目が終わって)ほっとしている部分もあります」としている。上半身裸で演じるドラックスはメイクのプロセスに相当な時間がかかるらしく「大変だった」、今後は「もっとドラマチックなもの」をやりたいと話している。

これでオリジナルメンバーの5人の内、新生ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに残ったロケットとグルート以外の3人が続編での登場について立場を明確にしているということになる。『VOLME 3』が公開されたばかりということもあり、それ以外の面々からの声は漏れ聞こえてきてない。

だが、願わくば『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4』にも旧メンバーが再集結して、新生ガーディアンズに対して「あれが違う、これが違う」と先輩ヅラして迷惑ムーブをかます姿も見てみたい。MCU全体としては、第4作目まで続編が作られるとすれば「ソー」シリーズ以来のことになる。大人気シリーズに育った「GotG」の再出発に期待して、続報を待とう。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日(水・祝) より劇場公開。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のオリジナル・サウンドトラックは発売中&配信中。

Source
io9 / GamesRadar+ / James Gunn Twitter / Total Film 2023 May / GQ

ラストからポストクレジットシーンまでの解説&考察はこちらの記事で。

『GotG3』に登場したカメオの解説はこちらから。

ジェームズ・ガン監督は前二作のテーマを「母」と「父」、本作のテーマを「自己」と話した。それを踏まえたロケットの変化についての考察はこちらの記事で。

過去作からのロケットの音楽への向き合い方の変化についてはこちらの記事で。

グルートの“あの発言”についてジェームズ・ガン監督が明かした事実はこちらから。

アダム・ウォーロックの“あのハグ”の裏側についてはこちらの記事で。

ジェームズ・ガン監督と俳優のマリア・バカローヴァが語った宇宙犬コスモの魅力についてはこちらから。

これまでのロケットの描写についての総解説はこちらから。

 

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』のネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『シークレット・インベージョン』予告の解説はこちらの記事で。

映画『マーベルズ』予告の解説はこちらから。

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』最新予告の解説はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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