映画『マーベルズ』と『ワンダヴィジョン』『ミズ・マーベル』が繋がる! 初映像で明かされた3人の状況を解説 | VG+ (バゴプラ)

映画『マーベルズ』と『ワンダヴィジョン』『ミズ・マーベル』が繋がる! 初映像で明かされた3人の状況を解説

©2023 MARVEL

『マーベルズ』初映像が公開

2023年11月10日(金) に公開されるMCU映画『マーベルズ』の初映像となるティーザー予告がついに解禁。4月11日(火)に米人気番組の『グッド・モーニング・アメリカ』(1975-) で初お披露目となった。

解禁された特報映像では、『梨泰院クラス』(2019) の主人公パク・セロイ役などで知られる韓国出身の俳優パク・ソジュンが演じるキャラクターも登場。さらに、『キャプテン・マーベル』(2018) 以来となる猫/クラーケンのグースの姿も確認できた。

そんな中でも今回は、謎に包まれていたドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) と『ミズ・マーベルズ』(2022) の展開が映画『マーベルズ』へと繋がっていく点に注目してみよう。各キャラクターの立ち位置がようやく見えてきたことで、更に期待が高まる作りになっている。

ニック・フューリーのその後

まず、ティーザー映像の冒頭で登場するのは、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが現在拠点にしている「S.A.B.E.R. SPACE STATION」という名の宇宙ステーションだ。おそらくここは映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019) のラストでニック・フューリーがくつろいでいた場所だろう。

今回はその場所が、ニック・フューリーが長年在籍していたS.H.I.E.L.D.でも、『ワンダヴィジョン』でモニカ・ランボーが所属していたS.W.O.R.D.でもないことが明かされる。S.A.B.E.R.という名の組織は原作コミックでも登場していないと思われ、映画オリジナルの組織である可能性が高い。

ニック・フューリーは『ファー・フロム・ホーム』でのラフな格好から一転して、ジャケットを着てモニカ・ランボーと仕事の会話をしている。2023年6月21日(水) から配信されるニック・フューリー主人公のドラマ『シークレット・インベージョン』においては、ニック・フューリーはアイアンマン、ブラック・ウィドウを失った影響で動揺しており、宇宙に身を隠しているとサミュエル・L・ジャクソンが明かしている。

ドラマ『シークレット・インベージョン』では、トレードマークのアイパッチ(眼帯)をしていないことがフューリーが弱っている証だということだが、今回の『マーベルズ』特報ではニック・フューリーはアイパッチをしている。もう精神的に復活できたということなのだろうか。

モニカ・ランボーのその後

そのニック・フューリーと無線越しに会話しているモニカ・ランボーは、ドラマ『ワンダヴィジョン』以来の登場。前作『キャプテン・マーベル』では幼少期の姿が描かれ、キャプテン・マーベルのコスチュームデザインを決める重要な役割を果たした。『ワンダヴィジョン』では、ニック・フューリー同様、サノスの指パッチンで消えていたことが明かされ、指パッチンで消えていた間に母マリア・ランボーが病死していたことを知った。

その後、モニカはS.W.O.R.D.のエージェントとしてワンダがウエストビューの街に“ヘックス”と呼ばれるエネルギーフィールドを張って町人達を軟禁した“マキシモフ事変”の解決に当たる。その中で、生身でヘックスに突入し、青いオーラを身にまとう超人的な力を手に入れた。

『ワンダヴィジョン』のラストでは、スクラルのエージェントから「彼が会いたがっている」と告げられている。「どこで?」と返したモニカに対し、エージェントは上を指差し、宇宙でニック・フューリーが待っていることが示唆された。だが、ニック・フューリーの名前は出ておらず、モニカがフューリーに合流したのかどうかは不明のままだった。

今回の特報映像では、モニカ・ランボーは宇宙服を着てフューリーと通信していることから、フューリーと共にS.A.B.E.R.に所属していることが予想でき、ここで『ワンダヴィジョン』と『マーベルズ』が繋がる。モニカは「ジャンプポイント」へ行くと言い、何やらワンダが作ったヘックスのようなエネルギー波に触れるが、その瞬間にミズ・マーベルことカマラ・カーンと入れ替わってしまう。ここでドラマ『ミズ・マーベル』と『マーベルズ』が繋がるのだ。

カマラ・カーンのその後

ドラマ『ミズ・マーベル』では、ニュージャージーに住むパキスタン系のティーネイジャーであるカマラ・カーンが魔法のバングルから宇宙エネルギーの力を手に入れる。最後には、カマラ・カーンがミュータントであることも示唆されたが、その後、突然自室でバングルが光り出すとキャプテン・マーベルと入れ替わってしまい、「ミズ・マーベルは『マーベルズ』で帰ってくる」と予告が出て『ミズ・マーベル』は幕を閉じる。

ところが、『マーベルズ』の特報では、カマラ・カーンはキャプテン・マーベルと場所が入れ替わったわけではなく、モニカ・ランボーがいた場所に飛ばされていたことが明らかになる。どこかの惑星に飛ばされたモニカは迫り来る敵に対して能力を使おうとすると、今度はキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースがカマラの部屋にジャンプしてしまう。

カマラの部屋にいるキャロルのシーンは『ミズ・マーベル』のラストと同じで、字幕も「嘘でしょ」で統一されているが、英語ではドラマ版は「No, no, no…」映画版の特報では「What the…」となっている。後者は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) のラストでニック・フューリーがポケベルでキャプテン・マーベルを呼んだ後、指パッチンによって消えゆく最中に漏らしたセリフ「What the f…」のオマージュとなっている。

ここでニック・フューリー、モニカ・ランボー、カマラ・カーンの三人の状況をまとめておくと以下の通りとなる。

  • ニック・フューリー:『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』後、『シークレット・インベージョン』を挟んで復帰?→S.A.B.E.R.の宇宙ステーションに滞在
  • モニカ・ランボー:『ワンダヴィジョン』のラストでニック・フューリーからリクルート→S.A.B.E.R.の宇宙飛行士に
  • カマラ・カーン:『ミズ・マーベル』のラストでジャンプ→S.A.B.E.R.宇宙ステーション付近のモニカ・ランボーと入れ替わる

チーム結成?

モニカは「ジャンプポイント」へ行くと言っていたが、この「ジャンプポイント」が三人のジャンプに関わっているのだろうか。ニック・フューリーはモニカと共にカマラに会いに行き、三人のパワーが共鳴したことが語られる。そしてカマラがその能力を見せようとするとキャロル・ダンヴァースと場所が入れ替わってしまうのだった。

このシーンでは、モニカは自らの能力が光のエネルギーを操ることだと話している。カマラも同様に「ヌール」と呼ばれる光の力を得ている。キャプテン・マーベルの力についてはインフィニティストーンの一つであるスペースストーン由来のものとなっている。

キャロルと入れ替わったカマラは、モニカと同様敵に迫られる状況に置かれるが、ここはグースが助けてくれる。グースがいてくれてよかった。グースはその後、キャロル・ダンヴァースと行動を共にしていたようだ。

その後はカマラ、モニカ、キャロルの三人が共に冒険する姿も描かれる。パク・ソジュン演じる新キャラの姿や、ゾウイ・アシュトン演じる新たなヴィランの姿も見える。『マーベルズ』のヴィランについては、こちらの記事で解説&考察している。

ようやく合流した三人、スーパーヒーローに憧れてきたカマラの「チーム結成?」という問いかけに、モニカとキャロルはそれを否定するが、喜びを抑えきれないカマラの姿が映し出されて特報は幕を閉じる。

概要も公開

なお、『マーベルズ』の特報の公開にあたっては、英語で新たな概要が公開されており、以下の内容になっている。

マーベル・スタジオの『マーベルズ』では、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースが専制的なクリーから自らのアイデンティティを取り戻し、スプリーム・インテリジェンスに復讐する。しかし、意図せぬ結果によってキャロルは不安定になった宇宙の責任を背負うことになる。任務でクリーの革命家と繋がったワームホールへと送られた時、彼女の力はジャージー・シティのスーパーファンであるカマラ・カーン、またの名をミズ・マーベル、そしてキャロルと疎遠になった“姪っ子”で、現在はS.A.B.E.R.NO宇宙飛行士となったモニカ・ランボーと絡まり合うことになる。チームになりそうにないこのトリオは一緒にトリオを組み、“ザ・マーベルズ”として宇宙を救うために協力することを学ばなければならない。

キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースがことの発端であるように書かれているが、真相はいかに……。11月の劇場公開を楽しみに待とう。

映画『マーベルズ』は2023年11月10日(金)日米同時公開。

『マーベルズ』公式サイト

『マーベルズ』のヴィランについての解説&考察はこちらの記事で。

パク・ソジュンが演じるのが一体どんな役になるのかについては、原作コミックの設定と合わせてこちらの記事で考察している。

2023年1月には『マーベルズ』の影響か、『ミズ・マーベル』の最終話のあるシーンが差し替えられている。詳しくはこちらから。

2月には新ポスターが公開され、同時に7月の公開予定が11月公開に変更された。ポスターでは原作コミックに登場するスペクトラム/フォトンのマークが確認できる。詳しくはこちらの記事で。

6月21日配信開始のドラマ『シークレット・インベージョン』の予告解説&考察はこちらの記事で。

5月3日(水・祝)公開予定の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』新予告編の解説&考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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