『ゴジラ-1.0』を彩るキャラクターたち 豪華キャスト紹介 | VG+ (バゴプラ)

『ゴジラ-1.0』を彩るキャラクターたち 豪華キャスト紹介

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初代『ゴジラ』公開日に70周年記念作品公開

2023年11月3日に公開が決定している山崎貴監督・脚本・VFXの『ゴジラ-1.0』。「ゴジラ」シリーズのはじまりである『ゴジラ』(1954)と同じ公開日である11月3日に公開される70周年記念作品としての『ゴジラ-1.0』だが、劇場に『シン・ゴジラ』(2016)以来7年ぶりの新作「ゴジラ」シリーズ公開の足音が近づいてきている。

『ゴジラ-1.0』のゴジラは、吉岡秀隆から「(『ゴジラ-1.0』のゴジラは)一番カッコいいゴジラだと思っているので、歴代のゴジラの中で。あの、ですからカッコいいゴジラが帰ってきたという感じです!」と評されており、演出面でも山崎貴監督は「とてつものないものに出会うという映画館でしか味わえない体験を100%味わってもらいたいなと思います」と語っている。また、浜辺美波は監督から「監督に(西武園ゆうえんちの)ゴジラ・ザ・ライドのゴジラを見上げた時の感覚が一番近くなると思うから是非観に行ってみて」と言われたとも語っている。

このように出演者からも高い評価を得ており、監督からも映画館でしか味わえない体験を味わえると評された『ゴジラ-1.0』のゴジラ。しかし、「ゴジラ」シリーズはゴジラ一体で成り立っているわけではない。特に災害と反戦としてのゴジラを描き、「戦後、日本。無(ゼロ)から負(マイナス)へ。」「生きて、抗え」というキャッチコピーがつけられた『ゴジラ-1.0』では人間たちのドラマも重要になってくる。本記事では『ゴジラ-1.0』の物語をより重厚なものとしている出演キャストについて紹介していきたい。なお本記事は公式が公開している情報をもとに紹介しているが、前情報を入れたくない方は注意していただきたい。

戦後の日本を生き抜く人々

敷島浩一 演:神木隆之介

第二次世界大戦後、生還するも両親を失い、深く傷ついた青年。戦後、荒廃しきった日本で浜辺美波演じる大石典子と出会うことになる。また、予告映像ではゴジラの被害に巻き込まれるだけではなく、船上からゴジラに機関銃を掃射している場面もあり、戦後の日本でゴジラと対峙していくことになる。ゴジラに対し、「その怪物は許しちゃくれない」という言葉を残している。

演じた神木隆之介は敷島浩一というキャラクターについて、「敷島という役は戦争で心に傷を負った男性なんですけど、その傷の深さは計り知れないもので、どのぐらい自分でその傷を表現すればいいのかというのをすごく悩んでいましたね」と語っており、敷島浩一というキャラクターを演じることに没頭するあまり私生活に影響が出てもいけないというところまで悩んでいたということだ。予告編でも大量の死体を前に絶句するシーンや、生還してきたことを責められる場面などPTSDを思わせる演出がなされている。

神木隆之介は「ゴジラ」シリーズ以外にも『仮面ライダーアギト』(2001-2002)で闇の力の少年の姿、『爆竜戦隊アバレンジャー』(2003-2004)で爆竜トリケラトプス人間態役を演じており、日本特撮シリーズを制覇しつつある俳優である。他にもスタジオジブリ作品や細田守監督作品、新海誠監督作品、庵野秀明監督作品にも出演しているため、子役時代から活躍する実力派俳優というだけではなく、日本オタクカルチャーを支える俳優であるとも言える。

大石典子 演:浜辺美波

焦土と化した戦後の日本で1人で生きる女性。そこで神木隆之介演じる敷島浩一と出会い、共に生活していくことになる。性格としては「守られるヒロイン」などではなく、自立した女性として描かれており、大石典子を演じた浜辺美波に対しても神木隆之介からは「ちょっとクセの強い妹」「戦友」と評するなど、戦後の焦土と化した日本で生きていく逞しい女性であることが強調されていると思われる。

神木隆之介と浜辺美波はNHK「連続テレビ小説」『らんまん』(2023)でも、主人公の槙野万太郎と西村寿恵子という夫婦役で共演している。しかし、撮影日やキャスティングは『ゴジラ-1.0』の方が先であり、このキャスティングの被りは偶然とのことだ。

浜辺美波は庵野秀明監督作『シン・仮面ライダー』(2023)でも緑川ルリ子として出演し、庵野秀明監督は『シン・ゴジラ』の監督も務めており、浜辺美波自身が仮面ライダー好きの特撮ファンでもあるため神木隆之介と同じく日本特撮シリーズを制覇しつつある俳優と言えそうだ。更に浜辺美波は、歴代「ゴジラ」シリーズの出演者を多く輩出してきた「東宝シンデレラオーディション」の第7回でニュージェネレーション賞を受賞してデビューしているため、「ゴジラ」シリーズ70周年にぴったりのキャスティングと言えよう。

水島四郎 演:山田裕貴

戦後処理の特殊任務を請け負う「新生丸」という船に乗り込む見習いの青年。予告編では「なんで俺たち、こんなところに呼ばれたんですか」と意味深な台詞を残している。公開されている画像では三角巾で腕を吊り、マイクに向かって何か叫んでいる様子が描写されている。

演じるのは『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011)でデビューした山田裕貴。山田裕貴は『ゴジラ-1.0』に参加した感想についてインタビューされた際、これまでの「ゴジラ」シリーズとは異なり、ゴジラがどうなるのか行く末を見守るのではなく、『ゴジラ-1.0』は音や映像も含めてゴジラという脅威を体感する作品だと語っている。

秋津淸治 演:佐々木蔵之介

山田裕貴演じる水島四郎が乗り込む「新生丸」という船の班長であり、戦後の特殊任務を請け負う人物。予告編では「誰かが貧乏くじ引かなきゃなんねえんだよ」という台詞を残しており、「新生丸」と思わしき船に機関銃がついていることから戦後の特殊任務とは何なのかなど謎の多い人物でもある。

一方、演じた佐々木蔵之介は秋津淸治というキャラクターについて、「秋津の役はリーダーで、楽しく陽気に愉快に現場を引っ張っていく」と評している。だが、その反面、初号試写会で佐々木蔵之介は秋津淸治で涙を流し、絶望に突き落とされ、それでも希望を見せてもらったとも語っている。「新生丸」の役割も含めて、注目していきたい人物だ。

野田健治 演:吉岡秀隆

第二次世界大戦の最中は海軍工廠で兵器の開発に携わっていた人物。しかし、戦後は日本政府に対して不信感を抱いている描写が見受けられ、ゴジラの情報と思わしきものを調べており、予告編では「政府はこの情報を国民に伏せています」と発言している。

演じた吉岡秀隆は山崎貴監督とは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズからの付き合いであり、『ゴジラ-1.0』に関しては「山崎組の集大成」と評している。試写会後は帰宅し、母親に映画の感想を熱く語ったとも話している。主演の神木隆之介とは「Dr.コトー診療所」シリーズでも共演している。

太田澄子 演:安藤サクラ

神木隆之介演じる敷島浩一の隣家の住人であり、第二次世界大戦によって子供を亡くしている人物。予告編では傷ついた敷島浩一に対して、「この恥知らず」と言うなど、『ゴジラ-1.0』において戦争の被害者を体現した人物だと考えられる。演じた安藤サクラは『ゴジラ-1.0』のゴジラを色っぽい、男前と評する一方、『ゴジラ-1.0』を観ている間はずっと絶叫していたとも語っている。

橘宗作 演:青木崇高

第二次世界大戦下では海軍航空隊の整備部にいた人物であり、予告編では「みんな死んだぞ」と叫んでいる。そのことから市井のの人々としての戦争の被害者である太田澄子と対をなす、戦地に近かったために戦争のトラウマに悩まされる戦争の被害者であると考えられる。演じた青木崇高はゴジラをスーパースターとしつつ、『ゴジラ-1.0』のゴジラに関しては恐ろしいと語っている。

今後の情報解禁に期待

2023年11月3日公開と、公開が迫る『ゴジラ-1.0』。キャラクターなどの情報はまだ少ないが、試写会での感想では災害としてのゴジラ映画、反戦としてのゴジラ映画との評が多く上がっている。また、今後も地上波で『ゴジラ-1.0』の撮影の裏側に迫る「映画『ゴジラ-1.0』公開記念特番 Behind the scenes -No.30-ト云フモノ」の放送が決定しているため、今後の情報解禁に期待していきたい。

『ゴジラ-1.0』は2023年11月3日より全国公開。

『ゴジラ-1.0』公式サイト

映画『ゴジラ-1.0』予告編第1弾はこちらの記事から。

映画『ゴジラ-1.0』予告編第2弾はこちらの記事から。

映画『ゴジラ-1.0』予告編第3弾とラージフォーマットでの上映に関する記事はこちらから。

モンスター・ヴァース版ゴジラの映画最新作の情報はこちらの記事から。

モンスター・ヴァース版ゴジラのドラマ最新作の情報はこちらの記事から。

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』の第1話ネタバレ感想と考察はこちらの記事から。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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