郝景芳「折りたたみ北京」が映画化! 脚本に『メッセージ』のエリック・ハイセラー | VG+ (バゴプラ)

郝景芳「折りたたみ北京」が映画化! 脚本に『メッセージ』のエリック・ハイセラー

万达电影

「折りたたみ北京」が映画化

中国時間の2020年9月22日(月)、中国のワンダ (大連万達) グループが2021年から2022年にかけて公開を予定する新作映画群を発表した。新作40本の製作が公開された中で、ラインナップに名を連ねたのは、郝景芳 (ハオ・ジンファン) のSF小説「折りたたみ北京」を原案にした『折叠城市』だ。

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『折叠城市』の脚本は、テッド・チャンのSF小説「あなたの人生の物語」(1998)を実写映画化した『メッセージ』(2016) の脚本を手掛けたエリック・ハイセラーが担当することも明らかになっている。

「折りたたみ北京」は、中国のSF作家・郝景芳の代表作にして、2016年にSF最高賞の一つであるヒューゴー賞の中編小説部門を受賞した作品。ごみ処理施設で働く労働者の主人公・老刀が、“折りたたまれる北京”で社会階層を駆け巡るストーリーで、7月にはイタリア語版も出版されるなど、世界的に知られるSF小説だ。

「折りたたみ北京」を原作にして製作される映画『折叠城市』の詳細は明らかになっていないが、公開は2021年から2022年の間を予定している。タイトルは「折りたたみ都市」を意味するものになっており、あえて「北京」という固有名詞を外しているようにも思える。なお、ワンダグループはハリウッド版「ゴジラ」シリーズや「パシフィック・リム」シリーズを手がける米レジェンダリーを傘下に置いている。『折叠城市』は、果たしてどのような作品になるのだろうか。

追記:2021年4月には、製作陣の陣容が明らかになった

 

郝景芳の作品では、小説「最後の勇者」も映像化の話が進んでいる

「折りたたみ北京」に先駆けて2015年にアジア初のヒューゴー賞を受賞した劉慈欣の『三体』もNetflixでのドラマ化が決定している。

次々と映像化が決まる中国SF。快進撃はまだまだ続きそうだ。

郝景芳の「折りたたみ北京」は、早川書房から発売されている『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』(ケン・リュウ 編、中原尚哉、大谷真弓、古沢嘉通、鳴庭真人 訳) 、および白水社から発売されている『郝景芳短篇集』(及川茜 訳) に収録されている。

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なお、「折りたたみ北京」と『三体』の翻訳を担当したケン・リュウの作品では、短編小説「The Hidden Girl (邦題: 隠娘)」がテレビドラマ化されることが発表されている

 

VG+編集部

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