DCEUとDCUでキャストが続投するキャラクターまとめ解説 DCUに移籍するのは誰? | VG+ (バゴプラ)

DCEUとDCUでキャストが続投するキャラクターまとめ解説 DCUに移籍するのは誰?

DC LOGO, BLUE BEETLE and all related characters and elements(C) & DC. Blue Beetle (C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

DCEUからDCUへと世界観がリランチ(再構築)

『アクアマン/失われた王国』(2024)で終わりを迎えたDCEU(DCエクステンデッドユニバース)。『マン・オブ・スティール』(2013)からはじまった10年近いDCEUの歴史が終わるとともに、ジェームズ・ガン共同CEOを中心としたDCU(DCユニバース)がはじまることになる。そこではキャストが変更され、スーパーマン/クラーク・ケントでは、DCEU版スーパーマンのヘンリー・カヴィルからDCU版スーパーマンのデヴィッド・コレンスウェットへとリキャストされる。

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それ以外のキャストも変更されることが発表されており、ファンの間ではどのキャラクターにどのキャストが決まるのかで議論が活発に交わされている。すべてのキャラクターのキャストが変更されると思われていた矢先、ジェームズ・ガン共同CEOによってとあるキャラクター3人がキャスト変更されないことが明らかになった。ジェームズ・ガン共同CEOのもとで新たなるユニバースに飛び込むことになる3人のキャラクターたち。本記事ではその3人のキャラクターについて解説していこう。

DCEUからDCUに移籍していくキャラクター3人を解説

ピースメイカー/クリストファー・スミス

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)で初登場を果たしたピースメイカー/クリストファー・スミスはDCEUからDCUへと続投されることが発表されたキャラクターの1人だ。ジョン・シナ演じるピースメイカー/クリストファー・スミスはHBO Max制作のスピンオフドラマである『ピースメイカー』(2022-)で主人公を務めた。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の後日談にあたる『ピースメイカー』では、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に登場したアマンダ・ウォラーの部下たちも登場し、ジェームズ・ガン共同CEOの脚本と監督のもとで彼らが活躍する姿が描かれた。

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DCコミックスに所属する前のピースメイカー/クリストファー・スミスはチャールトン・コミックスのヒーローだったが、チャールトン・コミックスが消滅してしまい、それをDCコミックスが買収した。そして、ピースメイカー/クリストファー・スミスはジェームズ・ガン共同CEOのもとでキャラクター設定がDCコミックス買収後の設定をもとにした形になり、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で平和のためにはどんな犠牲を払うことも厭わない残忍なマキャベリストとしてリメイクされた。

ドラマ『ピースメイカー』シーズン1はDCEU初のテレビドラマシリーズとなった。このようにドラマ『ピースメイカー』シーズン1ではDCEUに属していたピースメイカー/クリストファー・スミスだったが、ドラマ『ピースメイカー』シーズン2はDCUに属するとのことだ。このDCEUからDCUへの移行は複雑なものにならないようにジェームズ・ガン共同CEOには秘策があるとのことで、その秘策にも期待したい。

しかし、ドラマ『ピースメイカー』シーズン1の監督と脚本を務めたジェームズ・ガン共同CEOは映画『スーパーマン』(2025)の監督と脚本を担当する多忙の身のため、ジェームズ・ガン共同CEOは脚本を書くが監督は別の人物が担当すると考えられている。

アマンダ・ウォラー

『スーサイド・スクワッド』(2016)で初登場し、超人的な能力を持つ犯罪者を束ねて、危険な任務を遂行させるタスクフォースX計画を立ち上げたのがアマンダ・ウォラーだ。ヴィオラ・デイヴィスが演じるアマンダ・ウォラーは冷酷無比な人物であり、任務達成のためなら犯罪者の命がどうなろうと構わない性格の持ち主だ。それだけではなく、アメリカの国益のためなら市民が犠牲になっても厭わないこともある。

ドラマ『ピースメイカー』ではアマンダ・ウォラーに娘がいることが発覚し、その娘のレオタ・アデバヨにピースメイカー/クリストファー・スミスと共に蝶型の宇宙人バタフライの処理の任務を課した。しかし、蝶型の宇宙人バタフライの目的は人類に寄生しながらも地球環境を守り、人類の未来を守ることだった。人類に寄生して命を奪うも、その少数の犠牲によって地球の平和は保たれるという状況のもと、レオタ・アデバヨは倫理的な選択を強いられる。

ドラマ『ピースメイカー』の最後でアマンダ・ウォラーは、娘のレオタ・アデバヨによって、これまでのタスクフォースX計画を含むすべての悪行を暴露されてしまった。アメリカの国益のためとはいえ、重ねてきてしまった悪行が暴露されて失脚された後のアマンダ・ウォラーを描くDCU初の実写ドラマシリーズ『ウォラー(原題:Waller)』が現在計画されている。そこではピースメイカーのチームメンバーも登場することが明らかになっており、対超人先端研究機関であるA.R.G.U.S.(アーガス)長官としてアマンダ・ウォラーが活躍して汚名返上することにも期待できそうだ。

ブルービートル/ハイメ・レイエス

最後に紹介したいのがゴッサム法科大学を卒業したばかりの青年がハイメ・レイエスだ。ハイメ・レイエスは青い甲虫型のエイリアンの遺物である魔法のスカラベに寄生され、スーパーパワーを手に入れることになる。続投する3人のキャラクターの中では明確にヒーローと言える存在がブルービートル/ハイメ・レイエスだと考えられる。DCEU第17作品目の映画『ブルービートル』(2023)としてブルービートル/ハイメ・レイエスは実写化作品にデビューしたが、韓国や日本など一部の国では劇場公開されずビデオスルーや配信スルーとなってしまった。しかし、2024年5月29日(水)にNetflixで映画『ブルービートル』が配信開始されることが発表された。

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映画『ブルービートル』の作中では、魔法のスカラベを隠していた箱がDCコミックスにおけるマクドナルドに近いハンバーガーショップであるビッグベリーバーガーの箱になっているなど、DCEU同士の繋がりを強く感じさせるものとなっている。ハイメ・レイエスを演じる俳優はショロ・マリデュエニャで、Netflixドラマシリーズ『コブラ会』(2018-)で一躍有名になった俳優だ。2001年生まれの新進気鋭の俳優ショロ・マリデュエニャが今後のDCUを引っ張っていくのかもしれない。

原作コミックのブルービートルは初代ブルービートルがフォックスコミックス、2代目ブルービートルがチャールストン・コミックス、3代目ブルービートルがDCコミックスで出版されるなど様々な出版社を渡り歩いてきたヒーローである。初代ブルービートルがダニエル・”ダン”・ギャレットで、魔法のスカラベに選ばれた考古学者だった。その後、スカラベには選ばれなかったが知識を武器に戦ったセオドア・“テッド”・スティーブン・コードが2代目ブルービートルを襲名し、コード社という会社も立ち上げた。3代目ブルービートルはスカラベに選ばれたハイメ・レイエスが襲名した。

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普段は普通の少年であるハイメ・レイエスだが、ブルービートルに導かれる形でスーツを装着して戦うことになる。正体が多くの人物に知られている珍しいヒーローであり、ハイメ・レイエスの祖母も孫がヒーローであることを知っている。今後のDCUでハイメ・レイエスがどのようにユニバースを引っ張っていくのかにも注目だ。

DCEUからDCUへと移動することになるピースメイカー/クリストファー・スミス、アマンダ・ウォラー、ブルービートル/ハイメ・レイエスの3人。この3人がDCEUとDCUを繋ぎ、スムーズなユニバースの移行を成し遂げるのだろうか。また、ユニバースが刷新されるのにも拘らず、何故この3人だけキャスト変更されないのかについての説明などにも注目していきたい。

 

『ピースメイカー』と『ウォラー』を含むDCUのドラマシリーズに関してはこちらから。

映画『スーパーマン』のファーストルックからわかる10のことはこちらから。

映画『スーパーマン』はタイトル変更され、スーツの一部デザイン公開された。詳しくはこちらの記事で。

ロイス・レイン役のレイチェル・ブロスナハンは映画『スーパーマン』の制作陣を完璧なオタクと評している。詳しくはこちらの記事で。

映画『スーパーマン』のクラーク・ケントの設定と撮影開始時期はこちらから。

映画『スーパーマン』に登場するヒーローたちのキャスティングはこちらから。

DCU10年計画『神々と怪物』の全作品の紹介はこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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