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『ピースメイカー』シーズン2と『ウォラー』の順番が逆転
ジェームズ・ガン共同CEOは現在、映画『スーパーマン』(2025)と『ピースメイカー』(2022-)のシーズン2の脚本を書いていることを認め、それに伴いDCU(DCユニバース)の実写ドラマシリーズの計画に変更があったことを米The Directが明らかにした。ジェームズ・ガン共同CEOはInstagramで映画『スーパーマン』と『ピースメイカー』シーズン2が同時に撮影されると語った。
ジェームズ・ガン共同CEOは映画『スーパーマン』の監督を務めるため、『ピースメイカー』シーズン2のエピソードすべての監督を務められないことを語った他、それに伴いDCU初の実写ドラマシリーズ『ウォラー(原題:Waller)』が『ピースメイカー』シーズン2の後の作品になることになった。『ウォラー』はヴィオラ・デイヴィス主演のアマンダ・ウォラーが主人公の作品で、一部『ピースメイカー』のキャラクターも登場するとのことだ。
DCUの5つのドラマシリーズ
『ウォラー』と『ピースメイカー』シーズン2の順番の変更により、DCUで公開される予定の実写ドラマシリーズにどのような影響が出るのだろうか。現在、制作が発表されている5つのDCU実写ドラマシリーズの内容と共に確認していこう。
『ピースメイカー』シーズン2
ジョン・シナがDCEU(DCエクステンデッドユニバース)よりピースメイカー/クリストファー・スミスを続投することになる『ピースメイカー』だが、シーズン1はDCEUであり、シーズン2からDCUの正史になるとのことだ。シーズン1とシーズン2でユニバースが異なるというのは混乱しそうになるが、ジェームズ・ガン共同CEOによれば混乱しない秘策があるようだ。
『ピースメイカー』シーズン2は、シーズン1でピースメイカー/クリストファー・スミスたちがバタフライを倒したことから始まる。また、ジェニファー・ホランド演じるエミリア・ハーコートとの関係性も進展するとの報道もあった。全8エピソード予定であり、脚本はジェームズ・ガン共同CEOが執筆するが、映画『スーパーマン』の影響で監督は別の人物が担当することが示唆されている。
『ウォラー』
こちらもヴィオラ・デイヴィスがDCEUよりアマンダ・ウォラー役を続投する。アマンダ・ウォラーは『ピースメイカー』シーズン1のラストで娘のレオタ・アデバヨにすべてを暴露されてしまったため、その汚名を雪ぐことが中心になりそうだ。そこではスーサイド・スクワッドことタスクフォースX計画についても深く語られる可能性がある。
ピースメイカーのチームメンバーも登場することが明らかになっており、アマンダ・ウォラーとバタフライなどエイリアンとの関係性なども深掘りされると考察できる。A.R.G.U.S.(アーガス)長官として、アマンダ・ウォラーがどこまでの情報を握っているのか明かされることになりそうだ。
『ランタンズ(原題:Lanterns)』
2代目グリーンランタンであるハル・ジョーダンと3代目グリーンランタンであるジョン・スチュワートが主人公となる探偵ドラマ。2人のグリーンランタンによってDCU10年計画第1章にまつわる大きな謎が解き明かされると報じられている。
また、『ランタンズ』に登場するのは2代目と3代目の2人だが、映画『スーパーマン』にはネイサン・フィリオが演じる4代目グリーンランタンであるガイ・ガードナーが登場する。映画『スーパーマン』とドラマ『ランタンズ』の関係性も気になるところだ。
『ブースター・ゴールド(原題:Booster Gold)』
ブースター・ゴールド/マイケル・ジョン・カーターの登場によってDCUにタイムトラベルといった時間軸の変更が導入されることになる。マイケル・ジョン・カーターは賭博で逮捕されるまで花形のクォーターバックだったが、スターとなるべく未来の技術を持って現代にタイムスリップしてくる。スターになりたいという名声を欲している人間らしいヒーローだ。
DCUではコメディ寄りのドラマシリーズとして制作されることになり、現時点で出演俳優などの交渉が進んでいる。ファンの間では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでスターロード/ピーター・クイルを演じたクリス・プラットを推す声もある。
『パラダイス・ロスト(原題:Paradise Lost)』
ジャスティスリーグでトリニティと呼ばれる3枚看板の1人であるワンダーウーマンの故郷、セミッシラ島を舞台にした「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ風の作品になるのが『パラダイス・ロスト』になるとのことだ。『パラダイス・ロスト』は女性だけの社会の背後にある政治的陰謀に飛び込むストーリーになると報じられている。
また、ガル・ガドットが演じていたワンダーウーマンを主人公にした『ワンダーウーマン3』が中止されており、DCEUからDCUへと移り変わる中で新生ワンダーウーマンの基礎を築く重要な作品になる可能性もあり得る。そのため、DCUの注目作の1つである。
このように5つの実写ドラマシリーズが計画進行中のDCU。ユニバースが刷新されるということで、『ウォラー』と『ピースメイカー』シーズン2の順番の変更はこれらの実写ドラマシリーズにも影響を与えることだろう。今後のDCUから目が離せない。
Source
The Direct/James Gunn Instagram
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