ネタバレ! パズ・ヴィズラは〇〇〇?『マンダロリアン』シーズン3最終話の謎にスター・ウォーズ公式が回答 | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ! パズ・ヴィズラは〇〇〇?『マンダロリアン』シーズン3最終話の謎にスター・ウォーズ公式が回答

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『マンダロリアン』シーズン3閉幕

「スター・ウォーズ」の人気ドラマシリーズ『マンダロリアン』(2019-) のシーズン3が2023年3月より配信を開始し、4月19日(水)に最終回を迎えた。『マンダロリアン』は、賞金稼ぎとして生きるディン・ジャリンと孤児のグローグーの出会いと冒険を描くドラマで、多くのファンを獲得し「スター・ウォーズ」のドラマシリーズの道を切り拓いた。

シーズン3の最終話第8話では、本シーズンのみならずシリーズ全体の謎が解き明かされる展開も待っていた。一方で、とある気になるポイントについては、本編では触れられないままラストを迎えることになった。そのポイントについて、「スター・ウォーズ」の公式が公式サイトで事実を示している。

なお、以下の内容は『マンダロリアン』シーズン3の重大なネタバレを含むため、必ずディズニープラスで本編を鑑賞してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『マンダロリアン』シーズン3第7話と第8話の結末に関するネタバレを含みます。

パズ・ヴィズラはどうなった?

『マンダロリアン』シーズン3最終話で触れられなかった気になるポイントというのは、パズ・ヴィズラの安否である。シーズン3第7話では、モフ・ギデオンが呼び寄せた3人のプレトリアン・ガードが登場。『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』(2017) で最高指導者スノークの近衛兵として登場した精鋭部隊だ。

パズ・ヴィズラはマンダロリアン一同を逃すために一人でベスカーのアーマーをまとったトルーパー部隊に立ち向かい、勝利するが、消耗したところに現れたプレトリアン・ガードには敗れてしまう。だが、プレトリアン・ガードのブレードで倒されたパズ・ヴィズラからは血も出ていないし、明確に死んだかどうかが分からないまま第7話は幕を下ろした。

第8話でその安否が明らかになるのかと思いきや、パズ・ヴィズラのその後については触れられることはなかった。一方で、終盤でパズ・ヴィズラの息子のラグナーが宣誓を行う場面にはパズ・ヴィズラの姿はなく、パズは戻らなかったことがうかがえる。パズ・ヴィズラは死んでしまったのだろうか?

公式サイトに答えが

「スター・ウォーズ」公式サイトはシーズン3最終話配信の前日にシーズン3第7話の振り返り記事を更新。その最後に「ヴィズラの最後の抵抗」と題した項を置き、こう解説している。

すでに大きな損失を被っていたパズ・ヴィズラは、ボ=カターンたちを救うために格納庫のドアを封鎖。彼は大勢のトルーパーに勇敢に立ち向かったが、ギデオンのプレトリアン・ガード(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』以外では初登場)までは抑えきれなかった。彼の死は残酷で悲劇的だが、それこそが戦士の最期であり、ふさわしいものであった。彼の犠牲により、マンダロリアンたちは新たな一日を戦うために生きるのだ。我らの道。

英語では「his death(彼の死)」と、パズ・ヴィズラが死んだことがはっきりと書かれている。公式としてこの部分をボカさなかったということは、正式にパズ・ヴィズラは亡くなったということなのだろう。

パズ・ヴィズラはシーズン1から登場しており、シーズン3のマンダロリアンにとっては唯一の哀しい結末となった。しかし、公式は「それこそが戦士の最期」と、パズ・ヴィズラが戦いの中で最期を迎えたことに対して前向きな姿勢を示している。

ラグナーの宣誓とヘルメット

『マンダロリアン』シーズン3では、パズ・ヴィズラの息子のラグナーが紹介された。マンダロリアンの中ではグローグーと初めて対戦した相手であり、同じ時期にマンダロリアンの弟子になったグローグーの同期でもある。ラグナーの父パズは最後まで戦士としてマンダロリアンのために戦い、命を落とした。パズがいなくなった今、ラグナーが今後どんな風に成長していくのかにも注目したい。

なお、シーズン3最終話では、ラグナーがアーマラーと共に改めて「マンダロアの道を歩む」と宣誓を行うが、第1話とは宣誓の内容が異なっていることに注目が集まっている。宣誓の内容から「この時からヘルメットを脱がない」という一文がなくなっているのだ。

それまでの文言は第1話と同じ。第1話では「この時からヘルメットを脱がない」とラグナーが宣誓しようとしたところで海の怪物が現れ、ラグナーの宣誓は中断されている。つまり、ラグナーは「ヘルメットを脱がない」という誓いは立てないままマンダロリアンになったのだ。

これは明確にボ=カターン・クライズらデス・ウォッチ/ナイト・アウルのメンバーと合流したことが理由だろう。アーマラーは宣誓の中から「ヘルメット着用義務」の文言をなくし、個々の判断に委ねたものと理解できる。その証拠にグローグーはヘルメットを被らないままディン・ジャリンの弟子になっている。

それでもラグナーは、父のようにヘルメットを被り続けるかもしれない。一方のグローグーは、ヘルメットを脱ぐボ=カターンのことも見ているし、ディン・ジャリンが掟よりグローグーに顔を見せることを優先した姿も見ているので、ヘルメットを被らない道を選ぶかもしれない。それぞれのバックグラウンドを背負い、自分で道を選んでいく新しい世代のマンダロリアンたちの成長を見守っていきたい。

今後のシリーズでラグナーの成長が描かれていくことが、パズ・ヴィズラへの最大の弔いになるだろう。我らの道。

『マンダロリアン』シーズン3最終話第8話のネタバレ解説・感想・考察はこちらから。

シーズン4の情報はこちらの記事にまとめている。

ドラマ『マンダロリアン』はシーズン3までディズニープラスで独占配信中。

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Source
StarWars.com

ドラマ『アソーカ』特報予告に登場した『スター・ウォーズ 反乱者たち』からの繋がりについてはこちらの記事にまとめている。

尋問官の登場も? 新キャラたちが並ぶ『アソーカ』のヴィランについての考察はこちらの記事で。

8月配信開始の『アソーカ』は『マンダロリアン』と同じく全8話になることが明かされている。詳しくはこちらから。

 

「スター・ウォーズ」映画の新三部作についての発表の詳細はこちらの記事で。

シリーズで最も過去を描くジェームズ・マンゴールド監督の作品については、同監督が「フォースの始まり」と「最初のジェダイ」を描くと話した。詳しくはこちらの記事で。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト(原題)』の情報はこちらから。

ドラマ『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』の情報はこちらの記事で。

 

アニメ『バッド・バッチ』シーズン2最終回第16話のネタバレ解説はこちらの記事で。

ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』最終回のネタバレ解説はこちらから。

高い評価を受けている「スター・ウォーズ」ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン1の解説はこちらから。

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の解説はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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