第5話ネタバレ考察『ムーンナイト』〇〇は登場済み? 二つのシーンに注目、最終話の鍵を握る存在か | VG+ (バゴプラ)

第5話ネタバレ考察『ムーンナイト』〇〇は登場済み? 二つのシーンに注目、最終話の鍵を握る存在か

© 2022 Marvel

『ムーンナイト』最終回目前

MCUドラマ最新作『ムーンナイト』が間もなく最終回を迎える。2022年5月4日(水・祝) に配信される第6話が最終話となり、1シーズン限りのリミテッドシリーズとして製作される本作はその“終わり方”に注目が集まる。

『ムーンナイト』はMCU作品の中でもミステリ要素が強く、最終話に向けて残されている謎も多い。一方で、各話に散りばめられたヒントを回収する形で物語が進んでいることも事実。今回は、最終話に向けて残された要素の中でも重要なある描写について考察していく。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ムーンナイト』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

3人目の人格は登場済み?

それは、マーク・スペクター、スティーヴン・グラントに続く主人公の第三の人格についてだ。3人目の人格が存在していることが明確に示されたのは第3話。スカラベを奪ったアーサー・ハロウのカイロでの居場所を突き止めるため、マークはハロウ信者の三人組と戦うことに。

マークとスティーヴンの人格が入れ替わる中、気を失ったマークが目を覚ますと、マークは敵の二人を刺殺してしまっていた。スティーヴンを責めるマークだったが、スティーヴンはやったのは自分ではないと否定する。

一度目にスティーヴンが制御権を握ったのは、マークがナイフに映ったスティーヴンと目が合い、「よせ、やめるんだ」と言われた時だった。二度目も鏡に映ったスティーヴンが「マーク、もうよせ」と言っているが、この瞬間には制御権は移らず、背後から殴られたマークが地面で後頭部を強く打った後に制御権が移り変わっている。つまり、二度目は鏡とは無関係に人格が移り変わっているのだ。

第5話にも3人目が?

この3人目の人格は第4話にも登場したと見られる。マークが棺に入っていたスティーヴンを解放した後、別の部屋にもう一つの棺があり、二人はこれを無視して進んでいる。そしてこの第三の人格は、一見すると第5話では触れられなかったようにも思える。

今回、考察として注目したいのは第5話冒頭のカウンセリングシーンと、マークがコンスと契約してムーンナイトの力を得た経緯を明かすシーンである。まず、カウンセリングのシーンは第5話で三度登場するが、オープニングクレジット後に始まる最初のカウンセリングが怪しい。

マークとスティーヴンがタウエレトに驚き、そのままハロウ医師の部屋で叫ぶマークの姿が映し出されるシーン。視聴者はハロウ医師の「落ち着け、マーク」という言葉で自動的にマークの人格だと認識してしまうが、もしかしてここで原作コミックにおける第三の人格であるジェイク・ロックリーに入れ替わっているのではないだろうか。

まず、この時のマーク/ジェイクは鼻にひどい怪我を負っているのだが、これは第4話にはなかった怪我だ。また、この時のマーク/ジェイクは声が低く、口数も少ない。マークとスティーヴンを見事に演じ分けているオスカー・アイザックが、第三の人格を演じていると考えることができる。

また、スティーヴンの時はイギリス英語で、マークの時はシカゴアクセントの英語を使っているが、この場面ではより発音を崩したアメリカ英語を喋っているように聞こえる。着ている服はマークと同じなのだが、実は第5話後半でスティーヴンの意識がカウンセリングルームに飛んだ時も、服はマークと同じものになっている。この部屋では服は統一されると考えてよいだろう。

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唯一、ハロウ医師との会話の中で「カバと会った」という記憶がある点がマークの経験とつながっている。しかし、このジェイクは棺に入る前の時系列のジェイクであり、棺に入る前に既にタウエレトと出会っていたとしたらどうだろうか。

暴れ出した姿はこれまでのマークの印象とはかけ離れており、ガラスのピラミッドをハロウ医師に向ける姿は、第3話でハロウの信者たちを殺した第三の人格を想起させる。また、第4話の棺は血に塗れていたことからも、この不安定で凶暴な姿はジェイクのものだと予測できるのだ。

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マーク/ジェイクは暴れ出した後に注射を打たれ、場面はタウエレトに驚くマークの姿に戻る。マークはタウエレトを見て「すごい薬だ」と言うのだが、薬を打たれるシーンの前にタウエレトと出会っているわけで、直前のシーンで打たれた鎮静剤のことを言ったのだとしたら不自然だ。つまり、あのカウンセリングシーンはリアルタイムの出来事ではなく、マークが精神病院で目覚める前か同時並行でジェイクの身に起きていた出来事だったのではないだろうか。

第5話後半にも注目

第5話後半にも、3人目の人格についての注目ポイントがある。家族から逃れてマークは家を出た後、軍隊に入るのだが、徘徊によって脱走兵の扱いになってしまったと明かす。マークは元上官のブッシュマンを頼って傭兵になるが、ブッシュマンに裏切られ瀕死の重傷を負ったことで月の神コンスと契約することになる。

ここで引っかかるのは、マークが「徘徊」によって軍をクビになったという点だ。なぜなら第5話では、マークが母の葬儀に出席しようとした時からスティーヴンの意識が混在するようになったと話しており、その時期を現在から「2ヶ月前」としているからだ。※

※字幕では「母の死から2ヶ月後、俺たちが混在し始めた」となっているが、英語では「2ヶ月前の母の死と葬儀 (Mom’s death and shiva two months ago.)」となっており、吹き替えも「2ヶ月前に母さんが死んだ。それから俺たちの生活は混ざり合い始めた」となっている。

マークは自身がムーンナイトの力を得た後=ブッシュマンがレイラの父を殺した後にレイラと出会い、結婚し、離婚を切り出すというステップを踏んでいる。軍をクビになったのがつい2ヶ月前の出来事だとは考えにくい。マークがレイラに離婚を切り出した理由もスティーヴンの人格が混在し始めたからだと予想できる。

つまり、マークが軍隊にいたときに「徘徊」していた人格は、3人目の人格なのではないだろうか。人を殺す軍隊にいて暴力的なジェイクの人格が芽生え、マークがジェイクに軍での任務を担わせていたとすれば辻褄が合う。マークはジェイクをコンロールすることはできないため、徘徊しているところを脱走という扱いになり、除隊となったのではないだろうか。

それが事実だとすれば、マークはジェイクのことを知らないのだろうか。そして、スティーヴンが冥界の砂漠に落ち、マークが葦の楽園に行った今、あの船に乗っているのは3人目の人格だけということになる。『ムーンナイト』最終話で全てを解決する鍵は、ジェイクにあるのかもしれない。

原作コミックにおける第三の人格ジェイク・ロックリーについては、こちらの記事で。

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答え合わせとなる最終話の解説はこちらの記事で。

第5話のネタバレ解説はこちらから。

監督らが第5話の展開について語った内容はこちらから。

第4話のネタバレ解説はこちらから。

第4話のラスト15分についての製作陣による解説はこちらから。

第4話で登場したアレキサンダー大王と映画『ソー:ラブ&サンダー』の繋がりはこちらから。

こちらの記事では、タウエレトがエネアドの一人である可能性を考察している。

第3話のネタバレ解説はこちらから。

第三の人格については、原作コミックの設定も踏まえてこちらの記事で考察している。

『ムーンナイト』に征服者カーンが絡んでいる可能性についての考察はこちらから。

第2話のネタバレ解説はこちらから。

第2話のMr.ナイト登場シーンの裏側はこちらの記事で。

『ムーンナイト』第1話のネタバレ解説はこちらから。

アーサー・ハロウを演じたイーサン・ホークのこだわりはこちらの記事で。

アーサー・ハロウの設定変更について製作陣が語ったエピソードはこちらから。

『ムーンナイト』シーズン2の可能性についての情報はこちらから。

 

遂に公開された映画『ソー:ラブ&サンダー』特報映像の解説&考察はこちらから。

イルミナティ登場が確定した『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』最新予告の解説はこちらから。

6月8日配信開始のドラマ『ミズ・マーベル』の予告解説&考察はこちらの記事で。

ネタバレ注意! 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ラストのネタバレ解説はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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