ネタバレ考察『ムーンナイト』第3話の謎展開、既にヒントがあった? ポスターにも注目 | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ考察『ムーンナイト』第3話の謎展開、既にヒントがあった? ポスターにも注目

© 2022 Marvel

ドラマ『ムーンナイト』第3話配信

MCUドラマ『ムーンナイト』は2022年3月30日(水)から配信開始。原作コミックでも異色のマーベルキャラクターをオスカー・アイザック主演で実写化した注目の作品だ。ドラマ『ムーンナイト』は全6話で構成され、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の日本公開日である5月4日(水・祝)に最終話が配信される。

ミステリ要素も強い『ムーンナイト』は、4月13日(水)には折り返しとなる第3話が配信され、新たな謎も提示された。しかし、第3話で提示された新たな謎は、第1話と第2話で既にヒントが提示されていた。原作コミックの要素も踏まえて、その謎について考察していく。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ムーンナイト』第3話までの内容に関するネタバレを含みます。

第三の人格が?

ドラマ『ムーンナイト』第3話では、主人公のスティーヴン・グラント、マーク・スペクター以外に第三の人格が存在していることが示唆された。アーサー・ハロウが向かったアメミットの墓の場所を聞き出すために、マークはハロウの信者を追いかけるが、意識が飛んだ際に信者の三人中二人を刺殺してしまっていたのだ。

制御権を取り戻したマークはスティーヴンを疑うが、スティーヴンはやったのは自分ではないと否定する。確かに、博物館の売店で働く内気なスティーヴンがやったとは思えない。結局何が起きたかは分からないまま物語は進んでいき、第3話ではその答えが示されることはなかった。

一方で、実は『ムーンナイト』第1話と第2話では、スティーヴンとマーク以外にもう一人の人格が存在していることが示唆されていた。まず、第1話の冒頭でスティーヴンが博物館に出勤した時のシーン。ここでスティーヴンは自分が知らない内に博物館職員の女性とデートの約束をしていたことを知る。

この約束を勝手にした相手はマークかと思われていたが、第2話で明らかになったように、マークのプライオリティはコンスのアバターとして任務を果たすことだ。コンスはマークの次にレイラをアバターにするとマークを脅しており、マークはレイラを守るためにコンスの指示に従っている。そんなマークがスティーヴンの人格を利用してデートの約束をするとは思えないのだ。

第1話でスティーヴンがアルプスに行ったシーンについては、コンスが「マークに体を返せ」と言っているので、直前に制御権を握っていたのはマークだと考えられる。しかし、その後ロンドンに戻ってきた時に、スティーヴンのペットで右のヒレがない金魚のガスがヒレのある金魚に入れ替えられていた場面はどうだろうか。やはりマークにはそんなことをする動機がないのだ。

スティーヴンでもマークでもないもう一人の人格は、どうもスティーヴンの生活に干渉しようとしている節がある。加えて、第2話のラストでは、マークは急にカイロへと飛ぶが、この時、割れた鏡にはスティーヴンと思われる気弱そうな人物が映っている。

一方で鏡の外の人物は荒れ果てた部屋でウイスキーを瓶ごと飲んでいる。これもまた、元傭兵で、コンスの任務を果たそうとする神経質なマークの印象とは少し異なる。享楽的でエゴイスティックなもう一人の人格が登場していたと考えてもおかしくないだろう。

鏡もヒントに

第三の人格が示唆されたシーンはそれだけではない。ドラマ『ムーンナイト』では鏡が象徴的に使われているが、ここにもヒントがある。スティーヴンがデートの準備の時に映る鏡も、エレベーターの中の鏡も、三つの顔が映るようにセッティングされているのだ。

第1話でスティーヴンが閉館後の博物館を歩く際には、奥の鏡に映るマークのその奥にもう一人の人物が映っている。マークが二重に映っているだけと考えることもできるが、実はマーベルはこの場面を公式のスチール写真として採用している。この場面は三人の人格の記念すべきスリーショットだったのだろうか。

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また、エンドクレジットシーンではオスカー・アイザックの顔が三つになるシーンもあり、第三の人格は最初から示唆されていたと言える。

ネタバレ注意
以下の内容は、『ムーンナイト』の原作コミックの設定に関するネタバレを含みます。

原作コミックでは?

そのもう一人の人格とは誰なのか。原作コミックでは、マーク・スペクターとスティーヴン・グラント以外に、ジェイク・ロックリーという名の人格が存在する。コミックでは、マーク・スペクターはドラマと同じく元傭兵という設定で、スティーヴン・グラントは富豪のビジネスパーソンという設定になっている。オリジナルの人格であるマークは幼い頃にスティーヴンと出会い、十代の頃に第三の人格であるジェイク・ロックリーが生まれた。

この時に両親に病院に送られ、それから逃れて米海軍に入ったという経緯がある。ジェイクはタクシードライバーという設定で、犯罪社会の情報収集に長けている。原作のジェイク・ロックリーは二人と比べると暗い性格で、ストリート・スマートな人物であり、ドラマの第2話ラストでウィスキーをラッパ飲みしていた姿とも重なる。ドラマ版でも、マークとスティーヴンとは一味違うワイルドな人格として登場する可能性はあるだろう。

原作コミックではジェイク・ロックリーがメインの人格に取って代わる展開もある。ドラマ版でジェイクが登場するとして、マークはジェイクの存在に気付いていないのだろうか。そして、コンスは敵の人間を躊躇なく刺殺してしまえる人格としてジェイクを利用しているのだろうか。

なお、ドラマではMr.ナイトはスティーヴンが変身した姿ということになっているが、原作コミックではMr.ナイトは犯罪コンサルタントとしての別の人格という扱いになっている。ドラマ版ではマークがムーンナイトに変身し、スティーヴンがMr.ナイトに変身するというオリジナル設定も醍醐味の一つ。ジェイクが第三のコスチュームを身にまとうのかどうかにも注目したい。

また、『ムーンナイト』配信前に公開された公式ポスターには、ムーンナイトとMr.ナイト、そしてオスカー・アイザックの姿が映し出されている。もしかするとこのポスターは、ムーンナイト=マーク、Mr.ナイト=スティーヴン、そしてジェイクと、一つずつの人格を映し出していたのかもしれない。その答えは遅かれ早かれ明らかになるだろう。

ドラマ『ムーンナイト』は2022年3月30日(水)よりDisney+で独占配信。

『ムーンナイト』(Disney+)

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第4話は監督が「大きなサプライズ」があると話している。詳しくはこちらから。

『ムーンナイト』第3話のネタバレ解説はこちらから。

アーサー・ハロウの設定変更について製作陣が語ったエピソードはこちらから。

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第2話のMr.ナイト登場シーンの裏側はこちらの記事で。

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齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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