Amazonドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』トレーラー公開 配信開始日は2020年4月3日 SFアートで知られるシモン・ストーレンハーグ原作【あらすじは?】 | VG+ (バゴプラ)

Amazonドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』トレーラー公開 配信開始日は2020年4月3日 SFアートで知られるシモン・ストーレンハーグ原作【あらすじは?】

©️Amazon Studios

シモン・ストーレンハーグ原作ドラマが登場

Amazonプライムビデオがおくる最新SFドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』の第一弾予告編が公開された。同作はスウェーデン人アーティストのシモン・ストーレンハーグが2014年に発表したストーリー付きのイラスト集『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』が原作。配信開始日は2020年4月3日(金)。

 

予告編では、原作を思わせるシーンがいくつも登場している。

©️Amazon Studios

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あらすじは?

シモン・ストーレンハーグのイラスト作品は、日常の中に突如としてSFの世界が入り込んだようなノスタルジックな作風が特徴。原作のイラスト集『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』では、舞台は1969年のスウェーデン、ストックホルムの郊外。世界最大の粒子加速装置“ループ”が完成したことで、周囲では感情を持つロボットや恐竜、空を飛ぶ船が出現するという超現実的な現象が起きはじめる。

ドラマ版のみどころ

ドラマ版の予告編では「誰もが“ループ”とつながっている」というセリフが登場するが、舞台はアメリカの中西部に変更されている。『ザ・ループ』の舞台は懐かしい田舎の村でありながら、そこに住む人々は進歩し、ダイバーシティにあふれ、そしてループによる影響を受けている。

ループの施設は、球状の謎の物体を取り囲むようにして建てられており、そこではその物体を使った実験が行われている。この実験の影響により、ループの外では様々な異常現象が起こる。10年間に渡って行われた実験は、時間、空間、認知、感情、記憶といった様々な概念に大きな変化をもたらしていた。

製作総指揮の一人で、ショーランナーと脚本を担当したナサニエル・ハルパーンは、「『ザ・ループ』は人々が世界とのつながりを見出す物語。見ている人がそのつながりを見失わず、自らを登場人物に重ね合わせられることが目標」と語っている。

ナサニエル・ハルパーンが語った原作者シモン・ストーレンハーグとの共同作業については以下の記事に詳しい。

また、ナサニエル・ハルパーンはシーズン2の製作についても語っている。

メイキング映像も公開中

ドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』からはメイキング映像も公開されている。メイキングの冒頭には、『タクシー・ドライバー』(1976)『羊たちの沈黙』(1991)で知られるジョディ・フォスターが登場。近年ではNetflix『ブラックミラー』(2011-)シーズン4に収録されている短編ドラマ「アークエンジェル」の監督を務めており、ドラマ『ザ・ループ』でもエピソードの一つで監督を務めたことが明らかになっている。『ザ・ループ』について、「映画を愛する人のためのドラマ作品になっていると感じる」と語っている。

また、メイキングの終盤では、ジョディ・フォスターは以下のようにも話している。

一つ一つの物語はとても小さなお話で、パーソナルなものなのですが、それらがSF的な世界観と混じり合う様子がとても美しいんです。

シモン・ストーレンハーグの原作に忠実に

『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』に出演する俳優のポール・シュナイダーは、原作であるシモン・ストーレンハーグのアートの世界観が再現されていることを約束してくれている。荒涼とした風景にとぼとぼと歩く子ども、その後ろには巨大なロボット——こうしたビジュアルだけでも、人々が各エピソードを視聴し始めるポイントになるだろう、というのがポール・シュナイダーの見立てだ。

製作総指揮・脚本のナサニエル・ハルパーンは、「とにかくシモン・ストーレンハーグの作品に忠実なものになるように挑みました。彼が描いたものと全く同じ姿の建築物やロボットが数多く登場します。」と語る。

メイキングには原作者のシモン・ストーレンハーグも登場。原作『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』について、以下のように話している。

画家、あるいはアーティストとしての『ザ・ループ』における仕事は、子どもになるということです。そして成長していく中で、大人たちは何が起きているのか見当もついていないということを知るんです (笑)

このシモン・ストーレンハーグの考えが如実に反映された第1話のレビュー&解説は以下の記事からご覧いただきたい。

小島秀夫監督、ルッソ兄弟も注目の才能

なお、シモン・ストーレンハーグは、『DEATH STRANDING』(2019)で知られるゲームクリエイターの小島秀夫監督も注目する才能の持ち主として知られる。『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』は、2016年に『Tales From The Loop RPG』というタイトルでテーブルトークRPGとしてゲーム化もされている。2018年に発表されたイラスト集『エレクトリック・ステイト THE ELECTRIC STATE』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム 』(2019)の監督として知られるルッソ兄弟が映画化権を獲得した。また、2020年1月9日(木)には最新邦訳作品となる『フロム・ザ・フラッド 浸水からの未知なるもの』が発売されている。

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Amazonは現在、SF作品に“倍賭け”中。続々と注目のSF作品が登場する予定だ。詳細は以下の記事からご覧いただきたい。

SFドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』は2020年4月3日(金)よりAmazonプライムビデオで独占配信。

第1話「ループ」のレビュー&解説は以下の記事から。

 

VG+編集部

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