『ロキ』シーズン2第4話はどうなった?
ドラマ『ロキ』シーズン2は2023年10月6日(金)から配信がスタート。シーズン1でタイムラインを解放したロキとメビウス、シルヴィ、そしてTVAのその後が描かれる。MCUでは11月10日(金) から映画『マーベルズ』が公開予定で、人気作品の続編の公開が相次ぐ中、『ロキ』シーズン2も後半に入っていく。
今回は『ロキ』シーズン2第4話の各シーンをネタバレありで解説&考察していこう。以下の内容は重大なネタバレを含むため、必ずDisney+で本編を鑑賞してから読んでいただきたい。
以下の内容は、ドラマ『ロキ』シーズン2第4話の内容に関するネタバレを含みます。
Contents
『ロキ』シーズン2第4話「TVAの心臓」ネタバレ解説
在り続ける者の秘密
ドラマ『ロキ』シーズン2第4話のタイトル「TVAの心臓」は時間織り機のこと。前回までのあらすじでは、シーズン2第1話でロキがタイムスリップ状態に陥ったことが振り返られる。そう、第4話ではあの時の件の伏線回収が行われるのだ。
時間織り機の臨界状態が迫る中、前回シルヴィによって時の終わりに送られたラヴォーナ・レンスレイヤーはミス・ミニッツから在り続ける者の秘密を聞いていた。大方の予想通り、ラヴォーナはかつて在り続ける者と共に戦争を戦い殊勲をあげたが、在り続ける者はラヴォーナからその記憶を消し去っていた。
ミス・ミニッツが再生したラヴォーナと在り続ける者の会話は、シーズン2第1話でロキが過去のTVAにタイムスリップした際に録音機から聞いたものと同じだ。だが、この会話には続きがあり、在り続ける者はミス・ミニッツに「プロトコル42」を発動し全員の記憶を消し去るよう指示したのだった。
ちなみに42という数字は、映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018) でマイルズ・モラレスを噛む蜘蛛の検体番号が42だったり、映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023) で最後にマイルズが飛ぶ世界がアース42だったりと、マーベル作品で時折頻繁に登場する数字だ。今回のエピソードもシーズン“2”の第”4”話なのだが、そもそも「42」という数字は近代野球で初めてメジャーリーガーになった黒人選手のジャッキー・ロビンソンの背番号として知られており、ここでもマイルズと同じく黒人の在り続ける者がこの番号を使用している点が印象的だ。
そして、おそらくこのタイミングから在り続ける者は時の終わりに閉じこもり、タイムキーパーという偽の支配者を立ててTVAを統治し始めたのだろう。ラヴォーナは軍を指揮していたというが、そのまま現場に送られてしまい、在り続ける者は一人玉座に就いた。とはいえ在り続ける者も皆と仲良くやるよりも永遠に孤独な状況を受け入れて時間軸を維持することを選んだのであり、厳しい決断だったと言える。
ラヴォーナの反乱
それでも権力に執着しているラヴォーナは在り続ける者に怒りを向け、ミス・ミニッツも在り続ける者は必要なかったのかもしれないとラヴォーナを扇動。ミス・ミニッツとラヴォーナの共同戦線が完成する。
実は、ラヴォーナ・レンスレイヤーが在り続ける者=カーンに反旗を翻すのは原作コミック通りの展開。ラヴォーナはそもそもTVAとは関係のないキャラクターだったが、征服者カーンに求婚された後に裏切られ、カーンに復讐を果たそうとする。カーンとの繋がりがあるために『ロキ』に起用されたことは明らかだったのだ。
原作ではカーンはアベンジャーズとの戦いの中でラヴォーナの身代わりになり、ラヴォーナはカーンが統治していたクロノポリスを代わって統治することになる。このクロノポリスをTVAに置き換えれば、①カーンに裏切られたラヴォーナ、②カーンに代わって統治者になる、という二つの要素は盛り込めそうではあるが、果たして。
ラヴォーナ・レンスレイヤーの原作の設定はこちらの記事に詳しい。
ウロボロスの意味
TVAに送られたヴィクター・タイムリーは自らの顔が至る所にあることに困惑するが、B-15とロキ&メビウスと合流。疑り深いタイムリーは「シカゴは世界一うろんな町だ」と言っているが、「うろん=胡乱」とは怪しい、胡散臭いという意味である。ここにシルヴィも加わるが、時間織り機の臨界点が近づき余談を許さない状況に。ロキの説得を受け入れたタイムリーは共にウロボロスのもとへ向かうのだった。
B-15はギャンブル判事に拘束しているドックス将軍の待遇を相談。これまでなら剪定していたが、「TVAは変わるべき」というシーズン2第1話でのB-15の言葉を引用してギャンブルはドックスを説得するよう提案する。ギャンブルが「私を変えた」と言うB-15の言葉とは、「信じてきたものに背を向けるのは辛い。でもTVAは変わるべきです。今すぐに」というものだ。
ケイシーとウロボロスの元に到着したヴィクター・タイムリーは、TVAハンドブックに写真があるウロボロスに驚くが、ウロボロスはむしろヴィクター・タイムリーに倣ってハンドブックを書いたと話す。完全にタイムパラドックスだ。タイムパラドックスとは、タイムトラベル後の行動によって矛盾が生じることで、今回の場合は互いが互いを参照したと主張する二人は理論上破綻していることになる。
そしてウロボロスが「自分の尾を噛むヘビだ」と言うのだが、自分の尻尾を噛んで円環を作るヘビは無限や創造などのシンボルで、アステカや中国の古代文化で発見されている。そして、そのヘビのシンボルの名前は“ウロボロス”である。ここではO.B.自身が創造主であることも無限の円環の中にいることも示唆されている。真実は果たして……。
互いのサインを交換して賞賛し合う二人だったが、シルヴィは「いちゃつくのはそれくらいにして修理してくれる?」とツッコミを入れる。散々ロキとメビウスのいちゃつきを見せられてきたシルヴィなのでどこか慣れてすらいる。
メビウスの罪
ウロボロスは自作の時間織り機の模型を披露。スケールや塗装も気にするオタクっぷりを見せている。ウロボロスの作戦は、処理速度倍増器を織り機に発射して織り機のリングを拡大し、多くの分岐が通れるようにするというもの。問題は織り機までの道のりに以前より多くの時間放射線が出ていること。前回ロキのために体を張ったメビウスは「ロキは頑張らないとねぇ」とロキにこの役割を押し付けている。
誰がやるかはさておき、ウロボロスはタイムリーの装置を使って処理速度倍増器を完成させることに。それが出来るまでの間、メビウスはいつも通りパイを食べようとするが、これに怒ったのはシルヴィだ。ロキなら一緒に食べてくれてたのに。
シルヴィにも言い分はある。分岐の人々が死の危機に晒されてもメビウスはお気楽で、自分もまた元の世界から来た変異体であるということを無視してTVAという安全地帯にいる。これも仕事の一部であり、他に広がる世界もモニター上の線に過ぎない、そんな麻痺した感覚にシルヴィは怒っているのだ。
このシルヴィの意見ももっともだ。特にインターネットの時代においては、遠い国の戦争や事件の被害が画面上の数字やマップで示され、そこに一人一人の命があるという感覚が薄れていく。感覚を麻痺させ、日常に慣れて仕事をこなす、そんな状況にメビウスは甘んじている。シルヴィはそんな“麻痺した感覚”であり、勤勉に“仕事”をこなすTVA職員たちに半生を奪われた。そうした背景は改めて思い出しておく必要があるだろう。
一方、B-15はドックス将軍たちの説得を試みるがドックスは硬化した態度を見せる。ザニアックことブラッド・ウルフことX5は俳優だった世界に戻りたがっているが、ここではドックスの後ろで自分の襟を掴むいつものポーズをとっている。かつては制服の手袋に「X」と「5」と書かれていたため「X5」の字面が完成していたが、囚人服を着た今ではただ襟を掴んでいるだけになっている。
ロキの責任感
緑のパイだらけの部屋に来てしまったシルヴィに、ロキはメビウスについて話し始める。ロキはやっぱり「彼も暗闇の中で手探り」とメビウスを擁護し、シルヴィもタイムリーを見逃す甘さを見せたことを指摘。シルヴィがタイムリーは怯えていたからと理由を明かすと、ロキは兄のソーが地球に追放されて帰ってくるとヤワになっていたと、意外な話をする。映画『マイティ・ソー』(2011) の話だ。
ロキは、シルヴィがタイムリーを見逃したことで多くの命が救われたと、その判断を支持する。遠巻きにソーが地球に行って優しくなったことを擁護してもいる。シルヴィもまた地球のマクドナルドで時間を過ごしたことで、少し変化したのかもしれない。
それでもシルヴィは「TVAはいい場所になれないかも」「ここを破壊する方が簡単」とネガティブな言葉を並べる。ロキは、壊すのは容易いが直すのは難しい、希望を持つのは難しいと諭すが、シルヴィは今のロキは「願い事だらけ」と突き放す。希望 (hope) を持つことが難しいシルヴィの姿は、かつてのロキを見ているようでもある。
タイムリーをどうするかについても、シルヴィは「善意で介入する」ことが以前のTVAと同じことだと指摘する。これはその通りで、今のロキはTVAの危機を乗り越えた後の指針がはっきりしていない状態だ。
それでも、ロキは自由意志を与えておいて逃げるだけではダメだと指摘。これは権力の奪取ではなく、権力からの解放だけを求めるアナキズムに対する批判でもある。思想的なことは抜きにしても、ロキに責任感が芽生えているという点においては、10年以上その成長を見守ってきた身としては感慨深いものがある。
ロキは、自分たちが在り続ける者よりうまくやれるかだと主張するが、シルヴィは「神のように振る舞うね」と皮肉る。「我々は神だ」と返すのがロキらしいし、「私は」ではなく「我々は」としている点が、シルヴィにも自信をつけさせようとしているようにも思える。
S2第1話と繋がる展開
話し合いを続けるドックスら囚人グループの前に現れたのはラヴォーナ・レンスレイヤーとミス・ミニッツ。やはりラヴォーナは前回のラストでタイムパッドを持っていたため自由に移動できてしまっている。この点はシルヴィが“ヤワ”になったことの副作用が出たと言える。
ラヴォーナはTVAを安定させた後に望むなら時間軸での人生を与えると一同を取り込もうとするが、X5を除いてこの申し出を拒否。ラヴォーナ自身にはあまり人望がないものと思われる。ミス・ミニッツはシーズン2第2話で使用されたギズモを起動。四角い壁で圧死させる酷いやり方で申し出を拒否したメンバーを殺してしまう。X5は俳優としての“良い人生”を忘れられず、仲間を裏切ってしまったのだった。
ミス・ミニッツの侵入によりシステムが使えない状況になる一方、ヴィクター・タイムリーはホットココア・マシンに夢中。タイムリーはココアを飲んだことがないハンターD-90にココアを振る舞う優しい一面も見せている。やはりどこか人を惹きつけるカリスマ性を持っているように思える。
ところが、そのD-90をラヴォーナについたX5が剪定。タイムリーはラヴォーナとミス・ミニッツの元へ連行されてしまう。誰かがタイムリーを時間軸に戻したと考えるメビウスに対し、ロキはラヴォーナの目的はTVAであり、まだここにいると名推理。シルヴィと共に上階を目指すことになる。
シルヴィがエレベーターに乗ったところでミス・ミニッツのシステム操作によってロキはエレベーターから閉め出され、走って上階を目指す。このシーンはシーズン2第1話の反復だ。そう、ロキが第1話でタイムスリップした未来のTVAは、まさにこの時間織り機が臨界に達しようとしている時のTVAだったのだ。
モニターと手の中の装置を見て「まだ大丈夫」と言っているロキは第1話の過去から来たロキで、背広を着ていない。次のシーンで走っているロキも同様で、基本的に走って焦っているロキは過去のロキである。背広を着ている方が現在のロキであり、エレベーターの前に到着した現在のロキは過去からやってきた自分を見ることになる。
現在のロキはX5が残していった剪定棒を持っていたことから、自分がやるべきことを理解し、その背後から過去の自分を剪定する。これによって過去のメビウスが過去のロキを時間オーラ抽出器で吸い取って、ロキのタイムスリップ状態が解消されたのだった。第1話でシルヴィがエレベーターをこじ開けていた理由は、ミス・ミニッツがシステムを通して移動を妨害していたからだということも明らかになっている。
そして、シーズン2第1話で鳴り続けていた電話の相手はウロボロスだったことも明らかになる。この電話の音に誘われて過去ロキはエレベーター前に来たのであり、やはりウロボロスは円環の象徴として仕事を果たしている。
AIオフ、魔法オン
ミス・ミニッツを止めるため、ウロボロスはシステムを再起動することに。これによりTVAで魔法を使えなくなる機能もオフになり、ロキとシルヴィに有利な状況が作られる。AIが切られて魔法がアクティベートされるというのは、形勢逆転の象徴的なきっかけになる。シャットダウンされるミス・ミニッツは0と1で構成される骨組みが点滅し、最後の言葉としてタイムリーに「彼にはなれない」と告げて消えるのだった。
消えたミス・ミニッツの向こうには、タイムリーを睨むようにして佇む在り続ける者の彫像がある。このミス・ミニッツの宣告は、私怨も込められているだろうが、広く見ればタイムリーが在り続ける者のようなヴィランにはならないというお墨付きでもある。在り続ける者のプランは、最初からタイムリーを自分に成り代わらせるという類のものではなかったようだ。
システムダウンの様子を見に外に出たX5にシルヴィは魔法をかけて操ることに成功する。この魔法はシーズン1第2話のロックスカートにてシルヴィがハンター相手に使っていたものだ。部屋に戻ったX5がラヴォーナに「早い再会だ」と言っているのは、X5を操っているシルヴィが前話のラストで会ったばかりだからだ。
ラヴォーナはX5にあっさり剪定される。これで再び時の終わりに飛ばされることになるが、タイムドアに蹴り出された前回とは違い、今回は普通に剪定された者が飛ばされる虚無へ行くのだろう。シーズン1で登場したロキの変異体たちが再び登場するかもしれない。
衝撃のラスト
助け出したヴィクター・タイムリーの時間オーラで防爆扉が開かれると、タイムリー自らが倍増器を発射しに行くと申し出る。やはりこの人物は在り続ける者や他のカーンたちとは違う、そんな確信を持たせてくれたところで、ヴィクター・タイムリーが時間織り機に向かって踏み出すと、タイムリーはスパゲッティ状になって消えてしまった。
シーズン2第1話でウロボロスが言っていた、スパゲッティ化するという理論が現実のものになってしまった。時間放射線が強すぎたことで、タイムリーはスパゲッティ化してしまったのだ。この演出は映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022) におけるミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズの最期と重なるものがある。ワンダは自力でこれができるのだから凄いものだ。
まさかの事態を受け、各人物の表情が順番に映し出されていく。何が起きたのかを互いに聞き合う状況に、誰もが「分からない」と答えるしかない。人智を超える圧倒的な「分からなさ」に直面したロキたちは、限界を迎えた時間織り機が発する強い光に包まれてドラマ『ロキ』シーズン2第4話は幕を閉じる。
ドラマ『ロキ』シーズン2第4話ネタバレ考察&感想
在り続ける者の計画は?
『ロキ』シーズン2第4話のラストではTVAは時間織り機が臨界点に達して崩壊したように見える。在り続ける者が指名したヴィクター・タイムリーも死んでしまったが、在り続ける者の計画は失敗に終わったのだろうか。
ミス・ミニッツがタイムリーに「彼にはなれない」と告げた通り、在り続ける者のマスタープランはタイムリーがTVAの支配者になるというものではなかったと思われる。在り続ける者がタイムリーに託したのは、処理速度倍増器をTVAにもたらすことと、時間オーラで防爆扉を開くことだけだったのかもしれない。
それでも、今回のケースは明らかに失敗だと考えられる。次の展開についてSF作品のパターンで考えられるのは、“やり直し”である。シーズン2では第1話でタイムスリップ状態が紹介されている。第4話でもロキがタイムスリップしてきた自分を助けるシーンが入っており、この要素を活用してロキらは今回見せられた未来を変えるように動くのではないだろうか。
そのループの中で、TVAの存続にはどうしても在り続ける者の存在が必要だという結論に達し、現在のロキが過去のシルヴィによる在り続ける者殺害を阻止するとすれば、在り続ける者のプランは成功だと言える。もちろん、それではカーン変異体たちが解放されないため、MCU的には問題なのだが。
シーズン1第4話ではロキが剪定されてしまい幕をおろした。シーズン2でも第4話で大きな事件が待っていた。TVAは崩壊してしまうのか、TVAの崩壊で何が起きるのか、ロキが言う通りその答えは誰も「分からない」。前向きな言葉でシルヴィを説得し続けてきたロキが遂に「分からない」と発したことでことの重大さが強調される演出になっている。
ラヴォーナはどうなった?
気になるのは、2話連続でキーヴィランとして登場しては去っていったラヴォーナ・レンスレイヤーだ。第4話では冒頭で、戦争で軍隊を指揮したことが明かされた。この戦争はおそらく、在り続ける者が変異たちと戦った多元宇宙間戦争(マルチバース・ウォー)のことだろう。ともすれば、ラヴォーナはカーン変異体たちとの戦い方を知っているということになる。
それでも、今回ラヴォーナはTVA職員たちを虐殺してしまったので、今後仲間にはなることはないだろう。決定的なヴィランとして確立することになったが、一方でラヴォーナはシーズン1のロキに似た道を辿っているとも言える。
ロキが自らの変異体であるシルヴィを確保しようとし、ラヴォーナに剪定されたのと同じように、ラヴォーナはカーンの変異体であるタイムリーを確保しようとしてシルヴィに剪定されている。第4話ラストで虚無に送られるというのもロキと同じ経験だ。もしラヴォーナがカーンの変異体であり、虚無にはシルヴィが剪定したカーンの変異体たちがいるとすれば、やはりシーズン1の反復になる。今やTVA側になっているロキとシルヴィは、ラヴォーナの”自由意志”とどう対峙するのだろうか。
それぞれの生き方
そして、『ロキ』はやはり哲学的な問答が繰り返される点が面白さの一つでもある。答えのない問いばかりだが、それぞれが悔いのない選択肢を選ぶためには必要な対話ばかりだ。ロキは、シルヴィは、そしてメビウスはどんな生き方を選ぶのか、その点にも注目していきたい。
なお、ロキが居場所を失う/破壊されるのは、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017) で起きたラグナロク以来となる。このロキは2012年のロキなので直接それを経験していないが、ドクター・ストレンジがどのユニバースでもマルチバース間の干渉を生んでしまいがちであるように、ロキもまた居場所が破壊される傾向にあるのかもしれない。
だが、今回の過去から学んだロキには、やり直しのチャンスがあると信じたいところ。やっと見つけたメビウスらファミリーとの穏やかな日々が訪れることを願いつつ、シーズン2第5話の配信を楽しみに待とう。
ドラマ『ロキ』シーズン2は2023年10月6日(金)よりDisney+で独占配信。
ドラマ『ロキ』シーズン1のコレクターズ・エディション スチールブックは12月22日(金)発売で予約受付中。
『ロキ』シーズン1のオリジナルサウンドトラックは配信中。
ダニエル・キブルスミス&ジャン・バザルデュアのコミック『ロキ:地球に落ちて来た神』(吉川悠 訳) は発売中。
『ロキ』シーズン2第5話のネタバレ解説はこちらから。
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