『シークレット・インベージョン』最終回はどうなった?
MCUドラマ『シークレット・インベージョン』は、MCUフェーズ5発のドラマ作品として2023年6月より配信を開始。7月26日(水) の配信であっという間に全6話の最終回を迎える。MCUの歴史を揺るがす様々なサプライズが用意されていた『シークレット・イベージョン』。最終回ではどんな結末が待っていたのだろうか。
今回はドラマ『シークレット・インベージョン』最終話となる第6話の各シーンをネタバレ有りで解説していく。以下の内容は重大なネタバレを含むので、必ず本編をDisney+で鑑賞してから読んでいただきたい。
以下の内容は、ドラマ『シークレット・インベージョン』最終回第6話の内容に関するネタバレを含みます。
Contents
ドラマ『シークレット・インベージョン』最終回 第6話「故郷」ネタバレ解説
ヴァーラへの言葉
第5話でグラヴィクとの決戦に挑むことを決意したニック・フューリー。その背景にあったのは、フューリーがアベンジャーズのDNAを採取するためにグラヴィク率いるスクラル人を使ったという過去だった。フューリーは戦争で故郷を失ったスクラル人に新たな故郷を用意するという約束を果たせず、さらにグラヴィクは超人のDNAを利用してスーパーパワーを擬態できるスーパースクラル人を使い地球を侵略しようとしていた。
アベンジャーズの力は借りず、自ら決着をつけようとするニック・フューリーは、ヴァーラに電話をかける。ヴァーラは第5話でガイアと共闘し自宅を襲ったグラヴィクの部隊を片付けた後、ガイアを外で見送っていたが、これはガイアを送ってあげただけだったようだ。自宅で敵を迎え撃った前回から一貫して、ヴァーラは自分の家を手放していない。
フューリーはヴァーラに対して、もう戻らないことを示唆。フューリーの最後の言葉は「気をつけてな」だが、英語では「Take care of yourself.」と言っている。第4話ではフューリーは追手が来るかもしれないとヴァーラの身を案じていたが、ヴァーラは自分でケアできると言い返していた。
ここでフューリーがヴァーラに電話をかけた理由は、ヴァーラが無事だったかどうかを確かめたかったからだろう。ヴァーラがガイアと共に敵を退けたことを知ったフューリーは、ようやくフューリーがいなくてもヴァーラは自分で対処できると理解したのだろう。それはフューリーが最後に確認しておきたかったことなのかもしれない。
アイパッチをつけ、ニュー・スクラロスを訪れたフューリーは完全復活。あっさりと門番を排除して侵入に成功する。容赦のないフューリーの復活を印象付けるオープニングとなっている。
地球の醜い一面
第5話で病院に運ばれた米国のリットソン大統領は、第4話ラストでの攻撃への対応についてのブリーフィングを受けていた。前回大統領を守ったのはもちろんフューリーだ。米軍の将校は確認に時間をかけることを提案するが、スクラル人の擬態である偽ローディはもちろんロシアへの報復攻撃を勧める。なお、2025年のMCUの世界におけるロシアの大統領がウラジモフという名前であることが明かされている。
ローディはさらにロシア軍の戦車がフィンランドとウクライナの国境に配置されている映像を見せると、大統領から米国民にロシアの仕業であることを宣言する草案にサインを求める。現実においてはフィンランドはEUとNATOの加盟国であり、アメリカにとっては同盟国であるため、ここではフィンランドも入れたのかもしれない。
政治危機が訪れる中、ニック・フューリーはニュー・スクラロスに侵入。しかし、そこはグラヴィクが逆らうスクラル人たちを殺し、残りの者を閉じ込めた後だった。ニュー・スクラロスは廃炉になった跡地に作られているため放射線量をはかるガイガーカウンターが高い数値を示す中、フューリーは苦しみながらもスーパースクラル人生成装置があるラボに到着。そこで待っていたのはグラヴィクだった。
フューリーは内部被ばくへの防護効果があるヨウ素剤を持ってきていたが、それも尽きてしまい息も絶え絶えに。そんな中、グラヴィクは自分がコピーした見た目は、フューリーに言われて自身が初めて殺した人間のものであることを明かす。故郷を約束したフューリーの指示に従い多くの人を殺したと怒るグラヴィクの怒りはもっともだ。それでも、最後に手を下すことは自分自身の選択でもあることを見落としている気もする。
何より、グラヴィクの目的はフューリーが守ってきた人類を滅ぼすことだった。それはスクラル人のためというよりも私怨に近いように思える。このグラヴィクがフューリーに怒りをぶつけるシーンは音楽もなく、ひりつくような冷たい怒りがぶつけられている演出が特徴的だ。
そしてフューリーは、スクラル人が新たに住める故郷を探したが地球以外には見つからなかったこと、80億人の命を救うより、考えを変えることのほうが難しいことを正直に明かす。80億人というのは現実の現在の人口と同じで、指パッチンの影響もあってか2025年も人口はそれほど増えていないことが分かる。
フューリーは、スクラル人が地球で表に出て定住できなかった理由を、地球人の心の問題だと明かす。これまで、MCU世界における地球は、魅力的で、最後まで諦めないヒーローたちがいる特別な星だとされてきた。『シークレット・インベージョン』はスクラルの物語を通して、地球の閉塞的で、本来持つ排外主義的な側面をしっかり指摘している。
サノスにブラックパンサーも
一方で、フューリーは指パッチンで消える時に安堵感を感じたとも吐露する。「お前は正しい」と自分の弱さを認め、地球に戻った理由をグラヴィクへの責任だと話すと、「戦いを諦めるな」と伝えるつもりだったとして、フューリーはキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースを含むアベンジャーズのDNAを手渡す。第5話から名前が登場した「収穫」である。
そして、フューリーが出した条件は、グラヴィクたちが地球を出ていくことだった。だが、グラヴィクは力を手に入れてしまえばそんな約束を守る必要もない。グラヴィクはDNAを装置にかけると、それが本物であることを確認する。どうやらダルトン博士はいなくてもスーパースクラル人を生む装置は使えるようである。
装置には、キャプテン・マーベルやブラックパンサーの名前の他に、ドラックスやヴァルキリー、アボミネーション、サノスやその側近のコーヴァス・グレイヴらの名前もある。アベンジャーズ以外のキャラクターについても、フューリーはスクラル人にDNAを採取させていたらしい。
グラヴィクは「本物だ」と言っているところは英語で「It’s pure.」と言っており、ドラッグの取引を思わせる表現を使っている。フューリーが追い込まれる中、グラヴィクは装置を起動。ハルクの力を得てムキムキになったグラヴィクはフューリーにトドメを刺そうとするが、フューリーは片腕でそのパンチを止めると、左腕をハルクのように変化させてグラヴィクを吹っ飛ばす。そう、このフューリーはガイアの擬態であり、ここまでのやり取りはアベンジャーズのDNAを取り込んだスーパースクラル人の力を得るための芝居だったのだ。
第5話のラストでアベンジャーズのDNAを取りに行ったのは本物のニック・フューリーだ。第6話の冒頭でヴァーラに電話をかけたのも、おそらく本物だろう。あの電話には、ガイアが無事にヴァーラを助ける任務を果たしたことを確認する意味もあったのかもしれない。フューリーは、アベンジャーズのDNAを、グラヴィクとガイアの両方がその力を得させることで、それを集めてきたスクラル人に返したのだろう。老兵が去り、今、若い二人のスクラル人が決着をつけようとしている。
人の心を変えるのは難しい
前回、フューリーからローディがスクラル人の擬態であることを聞いたソーニャは、それを知らないふりをして偽ローディにフューリーが近づいていると警告。フューリーに対する警戒心からその罠にハマった偽ローディはまんまと大統領を廊下に出してしまい、ソーニャと本物のフューリーに制圧されてしまう。MI6の新長官とS.H.I.E.L.D.の元長官からの説得を受ける米国大統領の姿は見ものだ。
フューリーはスクラルの反乱軍は世界中の要人を誘拐して成り代わっていること、要人たちはニュー・スクラロスの地下に閉じ込められていることを明かす。だとすれば内部被ばくしている可能性もあるが、大丈夫だろうか。
一方、両親(ソレンとタロス)を殺されたガイアは、グラヴィクへの復讐を果たそうとする。グラヴィクが「弱っている」と指摘されたのは、前回でビトら反乱分子がグラヴィクを襲撃したからだろう。
ドラックスの左腕に消える技はゴーストの量子フェージングだろうか、ガイアは様々なキャラクターの能力を駆使している。岩の腕はコーグのもの、氷の腕はフロストビーストのものだろう。 対するグラヴィクはサノスの側近であるエボニー・マウの念力能力を使って岩をぶつけると、右腕をサノスのものに変えて応戦。二人は互いにキャプテン・マーベルの力を使い空中でぶつかるが、最後はガイアがマンティスのエンパシー能力でグラヴィクを眠らせると、キャプテン・マーベルの力で腹部を突き破って勝負あり。
一方のフューリーも偽ローディの頭を撃ち抜き、ついに大統領にロシアへの攻撃を中止させることに成功する。最後の説得のシーンについては、ソーニャもフューリーも大統領に対して「普通に考えたら分かるだろ」という類の苛立ちすら見せていた。だが、これこそがフューリーに擬態したガイアが語った、「人類の心を変える方が難しい」という現実を端的に表したものだろう。大統領ですら理論的な判断ができなくなるのだ。
ガイアはニュー・スクラロスに捕えられていた人々を解放。その中には、本物のローディや、第1話に登場したエヴェレット・ロスの姿もあった。ロスは映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022) で米政府に逮捕された後、ラストでミッドナイト・エンジェルに助けられたようだったが、その後、ワカンダに入り込んでいたスクラル人に誘拐されていたのだろうか。あるいはミッドナイト・エンジェルのスーツを使ったオコエがすでにスクラル人だったのかもしれないが……。
平和が戻ったかに思われたが、リットソン大統領は地球人以外の種族を敵とみなす緊急法案を提出。スクラル人を最後の一人まで殲滅することを宣言する。この危機を救ったのはスクラル人だというのに、やはり人の心を変えるのは難しい仕事だったようだ。
ソーニャとガイアのその後
そんな中、ソーニャがガイアに接触。ガイアを新たなリーダーと認め、リットソンとの戦争を助けると手を差し伸べる。父は似たような契約を結んで失敗したと警戒するガイアは、グラヴィクから戦いの中で「お前は父親と同じ」と言われたことを気にしているのだろう。だが、ソーニャは親切心からではなく、失敗を繰り返さないように愛や友情は脇へ置いて、あくまで互いを利用しあってこの星を安全にするというビジネス上のパートナーシップをオファーする。ある意味では、これこそが対等な関係だ。
スクラル人を敵視する米国に対し、英国の諜報機関がスクラル人と手を組む展開に。スクラル人だと思われた英国首相が殺される映像も挿入されており、疑心暗鬼から無実の人々まで殺されるような混乱の中で、ソーニャがクレバーで巧みな動きを見せたと言える。
そしてソーニャは、多くの人間が眠らされている施設へガイアを連れていく。これは100万人いると言われているスクラル人が捕らえて成り代わった人々だろうか。ソーニャの部下と思われる人物は銃を構えているため、英国側の施設ではないことは明らかだ。同時にソーニャはこの施設を見て驚きの表情を見せている。
フューリーの「お願い」
大統領の決定に怒るフューリーは、あの演説を「hateful-ass speech」とまで言っている。悪い状況をさらに悪化させたリットソンを「一期で終わる大統領」呼ばわり。歴史上、現職で敗れて一期で終えた大統領はドナルド・トランプを含めて11人しかいない。また、リットソンは一期目ということだが、『シークレット・インベージョン』の舞台は2025年だと思われるため、2024年の大統領選で当選したと予想できる。
まだ1年大統領の座に着いただけにも関わらず、リットソンは「私の星 (my planet) から追い出せ」という傲慢な指示をフューリーに出す。だが、フューリーは意外にもこの指示に逆らうことはなく、S.A.B.E.R.宇宙ステーションへ帰ることを決めたようだ。
フューリーはヴァーラのもとを訪れ、また宇宙に発つことを伝える。そして、S.A.B.E.R.へ向かうフューリーの前に現れたヴァーラに、クリーがスクラルとの和平交渉の席につくという情報を明かす。ヴァーラの助けを借りたいフューリーは、「頼む (please)、一緒に来てくれ」とお願いする。亡きタロスに第3話で言われた「言葉にしろ」という忠告を守ったのだ。
ヴァーラは、出だしは手伝う、でも仕事はここにあるから戻ってくると、自分のポリシーを守りながらもフューリーの願いを受け入れる。いつもフューリーの前では姿を変えてきたヴァーラが、本来のスクラル人の姿に戻ると、ヴァーラはヴァーラ自身としてフューリーを愛していることを、フューリーはヴァーラ自身を愛していることを互いに告げて口づけを交わすのだった。
人間社会はスクラル人に対して一段と厳しくなったが、地球人とスクラル人の間の平和を最後まで信じる象徴的な二人は再び手を携えることになった。スクラル人を巡る物語の終わりではなく、何かまた新しい物語の始まりを予感させて、ドラマ『シークレット・インベージョン』最終話の第6話は幕を閉じる。
『シークレット・インベージョン』最終話第6話ネタバレ考察
繋がる三つの映画
ということで、『シークレット・インベージョン』では、MCUフェーズ5の目玉になるような映画作品へのセットアップが行われたように思える。一つ目は当然11月10日(金) 公開を予定している『マーベルズ』だろう。映画『キャプテン・マーベル』(2019) の続編にあたる作品で、予告編にもニック・フューリーの姿がある。
それだけでなく、『マーベルズ』のヴィランはダー=ベンだとされている。ダー=ベンはクリー人の将軍で、予告編でもクリー人の部隊を率いているような姿を見せているほか、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014) で同じくクリー人のロナンが持っていたコスミ・ロッドを操っている。ダー=ベンは、原作コミックではクリー帝国に対してクーデターを起こすキャラクターだが、クリー人の重要人物であることは確かだ。
『シークレット・インベージョン』のラストでは、クリーとスクラルの和平交渉が行われるという話だったが、『マーベルズ』ではキャプテン・マーベルとクリーは対立しているように見える。これはダー=ベンの一派だけの話なのか、和平交渉と関わる問題なのか、『マーベルズ』ではスクラル人たちの故郷の行方にも注目したい。
なお、7月に公開された新たな予告編ではキャロル・ダンヴァースがダー=ベンについて、「私たちが『故郷』と呼ぶ星を全て狙う」と、ダー=ベンの並々ならぬ執念について触れている。もしかするとフューリーがスクラル人の新たな故郷を見つけられなかった理由は、このキャラクターにあるのかもしれない。
ローディはいつから?
『シークレット・インベージョン』は映画『アーマー・ウォーズ(原題)』にも繋がる。ローディ役を演じるドン・チードルは、「『アーマー・ウォーズ』で何が起きるのか、その一端をお見せします」と2023年1月に語っている。
その一端とは、どの話のことだったのだろうか。気になったのは、最終話でローディのことを知るロスがローディに「いつから?」と聞いたがローディがそれに答えなかったことだ。その疑問をあえてロスに口にさせて、答えさせずに謎として残したことが『アーマー・ウォーズ』への布石だったのではないだろうか。
つまり、ローディは相当前からスクラル人に入れ替わられており、『アーマー・ウォーズ』ではその事実に対するローディの苦悩が描かれるのかもしれないということである。『アーマー・ウォーズ』では、ローディの親友だったトニー・スタークのアイアンマンスーツのデータが流出してしまい、悪の手に渡ることになる。
もしローディが『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) の時もニュー・スクラロスに捕えられており、トニー・スタークの死に立ち会うことができなかったのだとすれば、亡き親友への思いについてももう一段階、物語にレイヤーが加わることになる。『シークレット・インベージョン』最終話では、一人で歩けないほどに弱っていたことから、相当長い時間捕えられていたものと想像できるが、果たして。
『キャプテン・アメリカ4』にも繋がる?
そして、2024年5月米公開を予定している映画『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド(原題)』にも『シークレット・インベージョン』は関係している。同作にはサンダーボルト・ロス大統領役でハリソン・フォードが出演することが決定しているからだ。
『シークレット・インベージョン』の最終回でフューリーがリットソン大統領に「いかにも一期で終わる大統領」と吐き捨てたのは、今後の大統領交代の伏線だったのだろう。大統領の交代劇の原因がスクラルとの戦争にあるのかどうかは定かではないが、本作でしっかり見せられた指パッチン後の政治状況が『ブレイヴ・ニュー・ワールド』にも繋がっていくことは確かだろう。
また、サム・ウィルソンが黒人のキャプテン・アメリカになった経緯にもローディは関わっていたが、あれもスクラル人の擬態だったのだとすれば、サムとローディの関係の再構築も必要になるだろう。
もちろん、ソーニャとガイアの今後も気になるところ。ガイアは現状、MCU最強レベルの力を持つ存在だ。英国政府がスーパースクラル人と手を組んだことで、世界はどのように変化していくのか、今後のMCUからも目が離せない。まずは映画『ザ・マーベルズ』の11月10日公開を楽しみに待とう。
ドラマ『シークレット・インベージョン』は全6話がディズニープラスで独占配信中。
監督が語った、最終回にポストクレジットシーンがなかった理由はこちらの記事で。
第5話のネタバレ解説はこちらから。
第4話のネタバレ解説はこちらから。
第3話のネタバレ解説はこちらから。
ローディが偽者であることを示していたヒントはこちらから。
第2話のネタバレ解説はこちらから。
第2話で見えた米国の孤立とソコヴィア協定廃止との関係に関する考察はこちらの記事で。
エミリア・クラークが演じるガイアの原作での設定はこちらから。
第1話のネタバレ解説はこちらから。
マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズは第1話ラストの展開についてメディアに語った。詳しくはこちらから。
サミュエル・L・ジャクソンが語ったニック・フューリーが消えた理由についてはこちらの記事で。
『シークレット・インベージョン』は映画『アーマー・ウォーズ』に繋がっていく要素もあるという。詳しくはこちらから。
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』ラストに残された9つの謎はこちらから。
【ネタバレ注意!】『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』にあったMCU要素の解説はこちらから。
ドラマ『ロキ』シーズン2は2023年10月6日(金)より配信開始予定。詳しくはこちらの記事で。
映画『マーベルズ』のヴィランについてはこちらから。