ローディは〇〇?『シークレット・インベージョン』第3話ネタバレ考察 これまでにあったヒントとは | VG+ (バゴプラ)

ローディは〇〇?『シークレット・インベージョン』第3話ネタバレ考察 これまでにあったヒントとは

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『シークレット・インベージョン』第3話の展開を考察

『シークレット・インベージョン』は2023年6月から配信を開始したMCUフェーズ5最初のドラマ作品。かつてアベンジャーズを立ち上げ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) 以降地球を離れたニック・フューリーが、スクラルによる地球侵略を受けて舞い戻るストーリーだ。

『シークレット・インベージョン』の特徴は、擬態能力を持つスクラル人との戦いの中では、誰が人類で、誰が擬態したスクラル人なのかが分からない点だ。政界にも多くのスクラル人が入り込んでいる状況で、国家規模の陰謀が動くポリティカル・サスペンスとしての色が強くなっている。

今回は、やはり驚きの展開を迎えた『シークレット・インベージョン』第3話の配信を受けて、ある可能性について考察してみよう。以下の内容は第3話までのネタバレを含むので注意していただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『シークレット・インベージョン』第3話までの内容に関するネタバレを含みます。

ローディはスクラル?

今回考察したいのは、ジェームズ・“ローディ”・ローズがスクラルである可能性だ。『シークレット・インベージョン』第1話では、かつてウォーマシンとしてアベンジャーズでも活躍したローディが米リットソン大統領の側近として登場。ニック・フューリーとマリア・ヒルが無断離隊したと厳しい態度を見せた。

ロシアでのテロの現場に居合わせ、マリアを死なせたフューリーに対し、第2話ではローディの口からフューリーに「クビ」が言い渡される。米政府をクビになったフューリーはパートナーでスクラル人のプリシラ/ヴァーラの元へ行くが、第3話ではそのプリシラに何者かからの指令が下り、プリシラは銃を手にした。

普通に考えればプリシラはグラヴィクと繋がっていて、フューリーの暗殺指令が下されたと考えられる。だが、ことをややこしくしているのが、最後にプリシラが電話で話した相手の声がローディの声に聞こえるということだ。第3話の解説記事にも書いたが、この声がアメリカ英語で話していることもあって、ローディがプリシラ、延いてはグラヴィクと繋がっている可能性が浮上したのだ。

ローディの怪しいポイント

あの電話の主がローディだとすれば、ローディはフューリーにクビを言い渡した時点でスクラル人と入れ替わっていたのだろうか。実は第3話まででローディがスクラル人だと疑うに足りる怪しいポイントがいくつか存在する。そのポイントを以下にまとめておこう。

フューリーを「ニック」と呼んだ

第3話では、ニック・フューリーとタロスはスクラル人が擬態したロバート・フェアバンクス准将の家に侵入。フューリーはタロスからの通信で准将を捕えたと知らされるが、その時に「ニック」と呼ばれたことからこの通信が罠であることに気が付く。映画『キャプテン・マーベル』(2019) では、フューリーは周りが自分のことを「ニック」ではなく「フューリー」と呼ぶと発言していた。フューリーの周りの人間は、親しくてもフューリーのことを「ニック」とは呼ばないのだ。

ところが、第2話でフューリーとローディが話し合う場面では、ローディは最初はフューリーのことを「フューリー」と呼んでいるものの、一度だけフューリーのことを「ニック」と呼んでいる。それはフューリーにクビを言い渡した直後で、字幕で「そのためにあなたと会っている」となっているところで、英語では「That’s what this moment right here, right now is about, Nick.」と、最後に「ニック」をつけているのだ。吹き替えでもこの「ニック」はカットされているため気づきにくいのだが、ローディ(擬態)はここで尻尾を出してしまっていたのかもしれない。

気になるのは、フューリーがここで「ニック」と呼ばれたことに反応していない点だが、もしかするとこの場面のメガネをかけたフューリーもまたタロス側のスクラル人の擬態なのかもしれない。あるいは、フューリーはこの偽ローディを泳がせておこうと考えた可能性もある。

会話の内容

それだけでなく、このシーンのローディとフューリーの会話には、思い出せば気になる点がいくつかある。まずは、ローディが15年前からスクラルのことを知っていたと主張したことだ。スクラルのことを知っていたのだとすれば、フューリーの主張にもっと親身になってもいいのではないかと思う気もするし、そもそも目の前のフューリーがスクラル人の擬態でないかどうかを疑ってもよいはずだ。

また、ローディが同じ歴史を背負うアメリカ黒人のフューリーにクビを言い渡した展開は衝撃的ではあったが、視聴者の多くは「フューリーの老い」と「ローディの変化」、または「価値観の違い」として受け止めたはずだ。だが、このローディがグラヴィクの部下でしかなかったとすれば、歴史は関係なく、フューリーを孤立させるために台本通りにことを進めているに過ぎない。

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021) では、サム・ウィルソンとアメリカ黒人としての立場を共有していたローディ。フューリーとの距離感は“本物”なのか、それとも……。

気になる緑色

最後に、『シークレット・インベージョン』では内容以外のところにもスクラル人を見分けるヒントが潜んでいるように思える。それは、各シーンにスクラルを象徴する“緑”のアイテムが散りばめられているという演出だ。

例えば評議会の集まりが開かれた建物は壁が全て緑色に塗られていた。また、ローディを呼び出したEU+英首脳たちが座る椅子は全て緑色で、何人かは緑色のネクタイを付けていたり、緑色の服を着たりしている。特にスクラル人の擬態であることが明らかになっている英首相は、鮮やかな緑のネックレスを身につけている。

つまり、『シークレット・インベージョン』で緑色のアイテムと一緒に映っている人物はスクラル人の擬態であることを示している可能性があるのだ。そして、フューリーと会った時のローディの背景には、非常口を示す看板が緑色に光っている。また、フューリーがこの店に入る時にも入り口に飾られた緑色の植物が写されており、スクラル人がいないはずのこの空間にもスクラル人の影があるような演出がなされているのだ。

もちろんこれらは視聴者を疑心暗鬼にさせるためのミスリードかもしれない。そもそもローディが擬態だったとすれば、それはいつからの話なのか、そして本物のローディは無事なのか等々、疑問は尽きない。一体誰が誰を裏切っているのか、分岐点となる『シークレット・インベージョン』第4話の配信で答え合わせがなされることを願おう。

ドラマ『シークレット・インベージョン』は2023年6月21日(水)より、ディズニープラスで独占配信。

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第3話のネタバレ解説はこちらから。

第2話のネタバレ解説はこちらから。

第2話で見えた米国の孤立とソコヴィア協定廃止との関係に関する考察はこちらの記事で。

エミリア・クラークが演じるガイアの原作での設定はこちらから。

第1話のネタバレ解説はこちらから。

マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズは第1話ラストの展開についてメディアに語った。詳しくはこちらから。

 

『シークレット・インベージョン』では、ローディは「大統領の右腕」として登場するとされている。詳しくはこちらから。

サミュエル・L・ジャクソンが語ったニック・フューリーが消えた理由についてはこちらの記事で。

『シークレット・インベージョン』は映画『アーマー・ウォーズ』に繋がっていく要素もあるという。詳しくはこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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