第5話ネタバレ解説!『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』サムの決意とジョン・ウォーカーの失意にある背景とは あらすじ・考察・音楽 | VG+ (バゴプラ)

第5話ネタバレ解説!『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』サムの決意とジョン・ウォーカーの失意にある背景とは あらすじ・考察・音楽

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『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』いよいよクライマックス

Disney+オリジナルドラマとして配信されているMCU最新作『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、いよいよクライマックスに差し掛かっている。全6話で構成される同作は、残すところ2話となり、遂に第5話の配信を開始。毎回衝撃のラストを重ねてきたが、ここからどのようにストーリーをまとめていくのかにも注目が集まる。

今回は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第5話「真実」のあらすじと解説をネタバレありで紹介していく。これまでよりも少し長く設定されている第5話に込められたメッセージを、じっくり解き明かしていこう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第5話あらすじ&ネタバレ解説

引用されたあの言葉

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第5話のタイトルは「真実」。毎回驚愕のラストを見せてきた『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』だが、今回はどのような事実が明らかになるのだろうか。冒頭、前回までの振り返りではカーリ、ジモ、そして歴史の闇に葬られた超人兵士イザイアの言葉が流れる。スーパーヒーローの栄光の影で生まれた被害者たちだ。そして、第4話ラストでのジョン・ウォーカーの“凶行”。血に塗れたキャプテン・アメリカの盾は一体どうなってしまうのだろうか。

前回のラストの直後、逃げ出したジョン・ウォーカーはパニックに陥っていた。レマー・ホスキンスの言葉を思い出しながら縦に寄りかかり、頭を抱えるウォーカー。それでも「仕事の時間だ」と“次”に向かおうとする。そんなウォーカーを止めようとするバッキーとサム。盾を引き渡して出頭・釈明するよう求めるサムをジョン・ウォーカーは逆恨みし、遂に“ファルコン&ウィンター・ソルジャーvsキャプテン・アメリカ”の戦いが始まる。

「お前、変だぞ (This isn’t you, John. =こんなのお前じゃない)」と語りかけるサムの言葉は、「力によって自分の本質が出るだけ」という第4話のホスキンスの言葉と重なる。圧倒的な力を見せる二代目キャプテン・アメリカの前に苦戦する二人。サムを追い詰めたジョン・ウォーカーは「俺はキャプテン・アメリカだ (I am Captain Amrica.)」と言い放つ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) におけるトニー・スタークの伝説のセリフ「私はアイアンマンだ (I am Ironman.)」は、悲劇的な形で引用されることになってしまった。

フラッグ・スマッシャーズのニコを殺したのと同じ方法でサムを殺しかけたジョン・ウォーカーだが、間一髪でバッキーが止めに入り、二人はなんとか盾を奪取する。それでもジョン・ウォーカーは取り憑かれたように盾への執着を見せる。栄光と名誉の証だったキャプテン・アメリカの盾は、その力の大きさ故に破滅をもたらす“呪いのアイテム”と化してしまったようだ。

バッキーはこの盾をサムに引き渡す。盾を破壊するというサムの考えに反対していたバッキーだったが、抗うことを諦めたようだ。一方でこの事態を招いたのはサムが他者に盾を引き渡したせいであるとも言え、そのことにまだ不満を持っているようにも見える。

“不名誉除隊”の重大さ

戦いを終えた二人の前に、第1話でサムのサイドキックを務めたトレス中尉が再登場。やはりジョン・ウォーカーが暴行を加えたニコは死んでしまったことが明かされる。“キャプテン・アメリカが外国人を殺害”という事態に、アメリカ軍自体が動けない状態となっていた。一方でカーリはSNSを駆使し、市民から援助を受けている。サムはお手上げ状態だ。

サムはキャプテンの盾だけを持ってこの場を離れ、ジョン・ウォーカーに破壊されたレッドウィングを「持ってろ」とトレスに預ける。実はトレスは、原作コミックでは2代目ファルコンを就任する人物。コミック版からの“半歩ずらし”をやってくるのがMCUの常套手段なので素直に受け取ることはできないが、ファルコンがトレスにレッドウィングを譲るという原作を思わせる演出でファンを喜ばせている。

ジョン・ウォーカーは人々から非難の声を浴びせかけられ、キャプテン・アメリカとしての肩書きも権限も剥奪される。これまでの功績から軍法会議にかけられることを回避されたが、経緯の供述は拒否され、米軍も不名誉除隊となってしまう。除名に当たっては、階級も恩給も無しだ。

日本ではあまり馴染みがないが、アメリカではほとんどの世代が戦争を経験しており、退役軍人=ベテランに対するケアも広く知られている。大学では学費が格安になり、ベテランに割引をする飲食店も存在する。毎年11月11日はVeterans Day (復員軍人の日) として祝日に設定されており、全米各地でパレードやイベントが開催される。このパレードやイベントでは、国に奉仕した愛国者として、地域に住む退役軍人を市民皆で称える。退役後の人生をどのような立場で送るかということは、アメリカ軍人にとっては非常に重要なことなのだ。

つまり、ここでのジョン・ウォーカーは、米国政府の操り人形として人生と命を捧げてきたにもかかわらず、後の人生には何も残らない不名誉除隊を宣告されたのだ。この決定を言い渡した国防長官に対し、ウォーカーは再び「I am Captain America.」と言い放ち、怒りをあらわにする。

ジョン・ウォーカーを演じたワイアット・ラッセルが語ったジョンの心情はこちらの記事で。

落胆するウォーカーの前に現れたのはヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌという人物。新キャラだ。“ヴァル”と (頭の中で) 呼んでいいと話すこの人物は、「私でも殺したと思う」とジョン・ウォーカーに寄り添う。振る舞いからして間違いなくヴィランだ。

ヴァルは、ジョン・ウォーカーが血清を打ったことを知っており、それによってウォーカーの“市場価値”が高騰している、「汚い国家秘密」として、キャプテン・アメリカの盾は政府のものではないと話し、その場を去る。ヴァルが残した名刺には何も書かれておらず、ジョン・ウォーカーがヴァルからの電話に出ると確信を持っているようだ。

原作コミックでの設定を含むヴァルについての解説は、こちらの記事で。

ジモに決着をつけるバッキー

一方、カーリをはじめとするフラッグ・スマッシャーズは、難民たちのキャンプがGRCによって閉鎖されたことを知る。字幕ではカーリのセリフは「何人失えばこの星で暮らせるの」となっているが、英語では「市民権を得られるのか」と話しており、フラッグ・スマッシャーズが直面する問題は、現実の難民/移民の問題と結びついていることが示されている。カーリはこの現実を前に、「時がきた」と、より強硬な手段に打って出ることを決意する。

ドーラ・ミラージュとキャプテン・アメリカ、ファルコンらの戦いの最中に逃げ出したジモはソコヴィアに来ていた。ジモは、そこに現れたバッキーに「カーリは救えない」と告げ、これに抗うサムを「スティーブなみに頑固」と表現する。一方で、バッキーには「プログラムされた殺し屋」としてスーパーパワーを得たカーリの抹殺を期待する。

「自分たちのやり方でやる」と返答したバッキーは、ジモに銃口を向ける。これに対して、ジモは軽く頷く。ジモは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016) でアベンジャーズの分断に成功した時点で、自殺をしようとしていたのだ。しかし、バッキーが持っていた銃の弾倉は空だった。バッキーはジモが言うような「プログラムされた殺し屋」などではないのだ。

そして、そこに現れたのはドーラ・ミラージュの面々。バッキーはジモをワカンダに引き渡したのだ。ジモは「I took the liberty of cossing off my name in your book. = 君のノートブックから私の名前に線を引く自由は私がもらった」と独特の言い回しでバッキーとの因縁に決着をつける。ジモは最後に「さよなら ジェームズ」とバッキーを本名で呼び、バッキーを“人間”として認めるのだった。

このシーンは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で故チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラがジモの話を聞き、復讐の連鎖を止めるために自殺を止めて逮捕したシーンを想起させる。バッキーは過去の自分と決別し「殺さない」という選択を取ると同時に、「生きて罪を償え」というジモに対するティ・チャラの言葉を継承したと言えるだろう。

アヨは、ジモがラフトに収監されると話す。ラフトとは、『シビル・ウォー』でファルコンやホークアイが収監されていた海中の刑務所だ。また、アヨはバッキーに対して、「しばらくワカンダに来ない方が賢明だ」と助言する。この時、バッキーはワカンダ名の「ホワイトウルフ」と呼ばれており、二人が和解したことを示している。

語られた「真実」

一方のサムが降り立ったのはメリーランド州ボルティモア。キャプテン・アメリカの盾を持って、イザイアのもとを訪れていたのだ。流石に緊張した面持ちのサム。イザイアは「星と縞模様 (Stars and Stripes = 星条旗) なんて見たくもない」と盾を見るのを拒否する。国家の暴力によって苦しめられてきた立場の人々がその国旗を忌避するのは、どの国においても当然のことだ。

「理解したい」と話すサムに、イザイアは「黒人なら理解してるだろ」と返す。だがサムは、どこで誤ったか分からない、と率直な言葉を口にする。するとイザイアは、国のために戦ったレッド・テイルズが帰国後に白人至上主義の集団から人種差別を受けたという話をする。 レッド・テイルズとは、実際に第二次世界大戦で活躍した黒人部隊で、その貢献が一時期は歴史の闇に葬られていたことで知られる。例え命をかけて戦争で祖国に貢献しようとも、黒人であればなかったことにされるという時代が存在していたのだ。

スーパーパワーがあれば次のキャプテン・アメリカになれたのでは、と言いかけるサムに「金髪で青い目のアメリカの象徴に? (Blue eyes and blond hair, Stars and Stripes?)」と切り返す。このシーンはイザイアとサムがお互いの言いたいことを先取りする形で言葉を交わしており、曖昧な言葉が続く。それでも、圧倒的な力を持っていても大衆の人種差別感情を前にしては、キャプテン・アメリカ=アメリカの象徴にはなれないというイザイアの主張は汲み取ることができるだろう。

イザイアは家の中にサムを招き、政府が破傷風の予防だと偽り黒人兵士達を選んで超人血清を打ったこと、イザイア以外は体調不良を訴えたが敵の捕虜となりイザイアに彼らを殺す指令が下されたこと、イザイアはそれを拒否して彼らを救おうとしたがイザイア以外は死に、イザイアは30年もの間実験台にされていたことを明かす。イザイアを救ってくれたのは一人の看護師。イザイアは彼女を愛していたが、投獄されている間に彼女は死んでしまっていた。

この“真実”を聞いたサムはイザイアに事実を世界に明かすよう説得するが、イザイアの意思は固い。「500年前から同じ手口」と、奴隷制の時代からアフリカン・アメリカンの歴史を抹消してきたホワイト・アメリカ (白人のアメリカ) に対する強い不信を口にする。

そして、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』という作品そのものに対して、視聴者もうっすらと抱いていたであろう決定的な疑念/諦観を口にする。

「奴らは絶対に黒人をキャプテン・アメリカにはしない」

イザイアは、自尊心がある黒人は引き受けないと付け加えるが、その表情にはやり切れない思いが現れていた。

サムが向き合うのは…

サムは真実を知ることはできたものの、昔積の、歴史を背負い込んだ問題を前に、行き先を見失ってしまう。サラの元に戻ったサムは、まずは自分にとって身近な問題から取り掛かる。サラが両親から引き継いだ船を売らないと決めたことを知り、両親に恩がある地元のコミュニティの人々の力を借りて、何とかこの船を復活させようとするのだ。政府も銀行も助けてくれないのなら、歴史を紡いできた市井の人々を頼ればいいのだ。

そこに現れたのはバッキー。なんとワカンダ人に頼んだというギアらしきものを持参している。だが、今のサムにとって大切なのはウィルソン家の船を直すこと。二人仲良く船の修繕作業に取り掛かるこのシーンで流れている曲はミーターズの「Hey Pocky A-Way」(1974)。ミーターズは黒人で構成されたバンドで、サムの地元であるルイジアナ州のバンドだ。ニューオーリンズを代表するバンドの楽曲を使用するニクい演出である。

ビールを飲んで一休みする二人。サムはバッキーに家に泊まるよう提案する。町の人々はバッキーがチビTを着ていようが歓迎してくれると語るサムだったが、姉のサラに手を出すなら容赦しないと警戒している。

その頃、ジョン・ウォーカーはレマー・ホスキンスの家族のもとを訪れ、自分が殺したニコがホスキンスを殺した犯人だと嘘をついていた。盗品の絵画に囲まれたシャロンは、ある人物に仕事の依頼を行う。

バッキーの謝罪とサムの決意

ウィルソン家のリビングで目を覚ましたバッキーは、誰かがそばにいる朝に穏やかな表情を見せる。今日も仲良く修理作業に取り組むサムとバッキー。この場面で流れている曲は、オークランドのファンタスティック・ネグリートの楽曲「Chocolate Samurai」(2020) だ。

サラに船の修理作業から追い出された二人は、キャプテン・アメリカの盾を手にしていた。ここで盾を介した二人の“キャッチボール”が行われる。バッキーは、スティーブと共に安易に黒人であるサムに盾を託そうとしていたことを謝罪する。アメリカ黒人の歴史と感情は、簡単に盾の継承ができるほど単純なものではない。サムはこの謝罪を謙遜することなく、しっかり受け入れる。

その上で、バッキーは盾を家族同然に思っており、頼れるのはスティーブのノートだけだったという自身の悩みを打ち明ける。これに対し、サムは「彼 (スティーブ) の思いは関係ない。自分が何者かを決めるのは自分だ」とバッキーに諭し、今でも悪夢を見続けるというバッキーに、復讐 (avenging) ではなく償い (amending) をするよう助言する。過去に手助けした人間を始末して自分の気を晴らすのではなく、誰かの力になること——それが本当の償いだというのだ。

バッキーはサムにカーリが動き出したら連絡を入れることよう伝え、“償い”にむけて動き出す。そしてこの別れのシーンは、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』屈指の名シーンだ。互いを「チームとは違う」「仕事上のパートナー」と言いながら、最終的に「ただの二人」という意見に落ち着き、礼を言って別れる。この時のキャプテン・アメリカの盾を持つサムの姿はどこか清々しい。

船は修理したものの、やはりサラは両親の名前を消して船を売ることはできなかった。サムは「勝てない戦いがあるのはいい」「これは俺たちの歴史だ。負けられない」と自分たちが背負った小さな歴史に誇りを持つ。イザイアからの影響を心配するサラに対し、サムは「イザイアの痛みや犠牲を無駄にしないよう戦い続けないと」と決意を表明する。

そして、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のエンディング・テーマであり、サムのテーマ曲である「ルイジアナ・ヒーロー」と共に、サムはキャプテン・アメリカの盾で訓練を繰り返す。今まさに“黒人のキャプテン・アメリカ”が誕生しようとしているのだ。

動き出したカーリ

しかし、同時に動き出していたのはカーリだ。第1話でファルコンに任務を邪魔されたバトロックを味方に付け、更にSNSを使って人々をコントロールする。何よりも衝撃なのは、既にカーリがニューヨークに降り立っていたという事実だ。必ずファルコンは現れると自信を見せるカーリ。GRCが2,000万人の難民を強制帰国させようとする採決を狙ってテロを起こそうとしているのだ。

トレスからの連絡でニューヨークでのフラッグ・スマッシャーズの作戦をかぎつけたサムは、遂にバッキーから渡されたワカンダ製の荷物を開く。そこには一体何が入っているのか——ここで一度、第5話はエンドクレジットに入る。最初のエンドクレジットが終わった後、映し出されるのは何かを作ろうとしているジョン・ウォーカーの姿。そう、ウォーカーはキャプテン・アメリカの盾を自ら作り、再びキャプテン・アメリカに返り咲こうとしていたのだった。

第5話目にして、いつもの“衝撃の展開”ではなく、次回に大いに期待を持たせるラストを用意してきた『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』。次回はいよいよ最終回。サムが受け取ったアイテムは何だったのか、サムは“黒人のキャプテン・アメリカ”としてカーリの前に現れるのか、それとも“新たなファルコン”になる可能性はあるのだろうか。

そして、シャロンが電話をしていたのはパワー・ブローカーだろうか。サムが恩赦を勝ち取ることを約束したシャロンはどうなるのか、ジョン・ウォーカーの前に現れたヴァルとは誰なのか、バッキーの償いは……考えだすとキリがないが、全ては『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』最終話となる第6話に託された。イザイアの思いを背負ったサムの戦いを、その目に焼き付けよう。

なお、最終話を迎えた時点で、MCUは「かつてない領域に達する」と、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の作曲家は語っている

第5話「真実」で生まれた『ブラックパンサー』との繋がりについてはこちらの記事で。

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』はDisney+で独占配信中。

Disney+

最終話 第6話のネタバレ解説はこちらの記事で。

第1話のネタバレ解説はこちらの記事で。

第2話の解説はこちらから。

第3話の解説はこちらから。

第4話の解説はこちらから。

アヨの“消された過去”についてはこちらの記事で。

シャロンに期待がかかる新たな役割についてはこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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