『GOTHAM/ゴッサム』シーズン5でフィナーレ
「バットマン」シリーズの前日譚として人気のドラマ『GOTHAM/ゴッサム』が、遂に5年にわたった放送のフィナーレを迎えた。日本でもファイナルシーズンとなるシーズン5のデジタル配信が始まっている。
出演陣が再集結
そんな中、米ジョージア州アトランタで8月29日から9月2日まで開催されたドラゴン・コンにて、『GOTHAM/ゴッサム』出演陣が集結した。Comic Bookがその様子を伝えている。後のバットマンことブルース・ウェインを演じたダヴィード・マズーズ、アルフレッド・ペニーワースを演じたショーン・パートウィー、アイビー・ペッパーを演じたマギー・ゲハ、ペンギン役のロビン・ロード・テイラー、ハービー・ブロック役のドナル・ローグが顔を揃え、パネルに登壇している。
DC映画への参加は?
このドラゴン・コンの中で、『GOTHAM/ゴッサム』出演陣はDCコミックスの映画版ユニバースであるDCEUへの出演オファーについて質問された。中でもハービー・ブロック刑事を演じたドナル・ローグは以下のように話している。
オファーはありません。でも、正直に言うと映画とドラマは別々のものにしておくのではないかと思っています。それがいいか悪いかは別ですが、理解はできます。
他の『GOTHAM/ゴッサム』出演者たちも、一様にオファーはないと言うが、ドナル・ローグは「それでいいんです。自分たちの場所があるのは良いことですよ」と肯定的に捉えている。
条件付きでDCEU合流も?
一方で、ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』のメンバーが今後DCEUに合流する可能性について、ドナル・ローグは否定はしない。
他の (出演者の) 皆が関わるならね。絶対一緒にやるべきですよ。
「『GOTHAM/ゴッサム』キャスト皆で」という条件付きではあるが、『GOTHAM/ゴッサム』の世界観ごとDCEUに加わるということであれば、オファーを受けるというのだ。また、ドナル・ローグは『GOTHAM/ゴッサム』のDCEU合流について、「ベンなしでは考えられません」とも述べ、このパネルには参加していなかったジム・ゴードン役のベンジャミン・マッケンジーの存在の大きさについても言及している。
人気ドラマに成長した『GOTHAM/ゴッサム』
『GOTHAM/ゴッサム』は2014年から米フォックスで放送を開始したテレビドラマ。5シーズン、全100話に渡って、「バットマン」シリーズの舞台であるゴッサム・シティが混沌に陥っていく様子が描かれている。
2019年1月よりファイナルシーズンとなるシーズン5が全米で放送され、シリーズはフィナーレを迎えた。バットマンことブルース・ウェインの父トーマス・ウェインの死から、バットマン誕生までの数年間を丹念に描いたドラマシリーズとして、高い評価を受けている。
終わらない「バットマン」シリーズ
『GOTHAM/ゴッサム』の放送終了後、ブルースの執事であるアルフレッド・ペニーワースを主人公にしたドラマ『ペニーワース』の放送が2019年7月から開始。『GOTHAM/ゴッサム』の製作を手がけたブルーノ・ヘラーとダニー・キャノンが製作総指揮に就任している。
また、バットマンなきゴッサム・シティを舞台にしたドラマ『バットウーマン』の放送が2019年10月より始まる。同月にはバットマンの宿敵・ジョーカーのオリジンを描いた映画『ジョーカー』の公開が予定されており、「バットマン」フランチャイズの拡大はとどまるところを知らない。
一方で、これらの「バットマン」スピンオフ作品は、いずれも別々の世界観で構築されている。“ユニバース化”の流れに逆行する展開の仕方だ。ドナル・ローグが言うように、それぞれの作品は独立したまま進行していくのか、それとも、各々の世界観を保ったままの合流が実現するのだろうか。その行方に注目しよう。
『GOTHAM/ゴッサム』<ファイナルシーズン>は、2019年9月6日(金)よりデジタル先行配信を開始。DVDレンタルは9月20日(金)より開始。DVD&ブルーレイは11月6日(水)発売予定。
Source
Comic Book 1 / Comic Book 2