「キャプテン・アメリカ4」は『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』に改題 2025年2月14日米公開 | VG+ (バゴプラ)

「キャプテン・アメリカ4」は『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』に改題 2025年2月14日米公開

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「キャプテン・アメリカ4」タイトルが変更に

MCU映画「キャプテン・アメリカ」シリーズ第4弾のタイトルが『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題:Captain America: New World Order)』から『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド(原題:Captain America: Brave New World)』に変更されることが発表された。

元のタイトルは2022年7月24日にサンディエゴ・コミコンで発表されていたが、2023年6月6日(火)、米マーベル公式からタイトル変更がアナウンスされている。現在、ハリウッドでは全米脚本家組合が15年ぶりのストライキに入っているが、本作の全米公開日は2024年5月3日(金) から変更はないようだ。その後、2025年2月14日(金) の全米公開に変更された。

今回公開された写真には、主演のアンソニー・マッキーと、大統領となったサディアス・E・“サンダーボルト”・ロス将軍を演じると報じられているハリソン・フォードの姿が収められている。ディレクターズ・チェアには『ブレイヴ・ニュー・ワールド』の新たなロゴも見られる。

「キャプテン・アメリカ4」と呼ばれてきたシリーズ最新作は、アンソニー・マッキー演じるサム・ウィルソンが新たなキャプテン・アメリカとして主人公を務める。これまで副題とされていた「ニュー・ワールド・オーダー (New World Order)」は、「新世界秩序」を意味する言葉で、冷戦以降の新たな世界の体制を示す言葉でありつつ、近年は陰謀論者の間でも使用されている言葉でもあった。

新たな副題である「ブレイヴ・ニュー・ワールド(Brave New World)」は、オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説のタイトルとしても知られる。同作は日本語では『すばらしい新世界』という邦題で刊行されている。

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新たなキャプテン・アメリカと共に描かれる物語に注目が集まる。

新たなキャプテン・アメリカ

MCUフェーズ4におけるドラマ第2弾としてDisney+で配信された『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では、アメリカ黒人としてスティーヴ・ロジャースから受け取った盾との向き合い方に苦悩するサム・ウィルソンの姿が描かれた。同作では、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズとの共闘の中で、世間が「テロリスト」と呼ぶ人々が置かれている環境にまで想いを巡らせるサムの新たな“キャプテン・アメリカ”像が形成されていった。

新たな時代のキャプテン・アメリカは、世界にどんな新秩序をもたらすのか、あるいは壊してくれるのか。日本公開を楽しみに待とう。

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド(原題:Captain America: Brave New World)』は2025年2月14日(金)全米公開。

Source
Marvel.com

キャプテン・アメリカの新スーツについての考察はこちらから。

『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』についてはこちらから。

『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』についてはこちらから。

MCU版『ファンタスティック・フォー』についての発表はこちらの記事で。

 

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に込められたメッセージの解説はこちらから。

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齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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