第2期17話/41話ネタバレ感想『呪術廻戦』もはや大怪獣バトル、神回更新の宿儺vs魔虚羅 | VG+ (バゴプラ)

第2期17話/41話ネタバレ感想『呪術廻戦』もはや大怪獣バトル、神回更新の宿儺vs魔虚羅

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

アニメ『呪術廻戦』第2期17話放送

2020年に放送と配信を開始し、世界的な人気アニメとなった『呪術廻戦』。その第2期が2023年7月から放送および配信されている。これまでにないレベルで特級呪霊たちが登場する「渋谷事変」編も佳境に入っている。

今回は第2期17話/41話の感想をネタバレ有りで記していこう。以下の内容は、アニメ『呪術廻戦』第2期17話/通算41話のネタバレを含むが、アニメでまだ扱われていない範囲の原作漫画のネタバレは行わない。アニメの方を視聴してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、アニメ『呪術廻戦』第2期17話/通算第41話の内容に関するネタバレを含みます。

アニメ『呪術廻戦』第2期17話/41話「霹靂-弐-」ネタバレ感想&解説

恵の十種影法術

アニメ『呪術廻戦』第2期17話/41話は、意外にも第1話の「お前は強いから人を助けろ」という虎杖の祖父からの言葉で幕を開ける。虎杖悠仁にとっては、これが死にゆく人から受け継いだ言葉=呪いだった。

前回ラストで瀕死の姿を見せていた伏黒恵は、自らの術式「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」について解説していく。この術式では最初に2匹の玉犬が与えられ、その後、別の式神を扱えるようになるためには式神を召喚して調伏(ちょうぶく)しなければならない。全ての式神を調伏できれば、十種の式神を手にすることができる。

複数人で調伏に挑むこともできるが、それで式神を倒したとしてもノーカウント扱いになる。だが、複数人での調伏にはトリッキーな使い方がある。この術式では、調伏するために最強の式神を呼び出すこともできるため、術式の使い主に自らが式神に殺されるという覚悟あれば別の人物を巻き添えにすることができるのだ。

回想シーンでは、久しぶりに登場した五条悟が禪院家と五条家の因縁について話す。かつて両家の当主同士が御前試合(将軍や大名が見ている前で行う試合)で戦ったが、五条家の当主は悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いで、禪院家の当主は恵と同じ十種影法術使いだったという。禪院家の当主は、調伏に相手を巻き込み、自らの死と引き換えに五条家の当主を道連れにしたのだった。

五条悟や両面宿儺が伏黒恵に一目置いていた理由はここにあった。禪院家相伝の術式である十種影法術を使える恵は、五条悟を倒せる可能性を持った唯一の術師であると言える。恵は「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」を発動。魔虚羅(まこら)という最強の式神を呼び出したのだった。

なお、「十種影法術」の元ネタは、『先代旧事本紀』に登場する「十種神宝」だと考えられている。十種神宝には死者蘇生の言霊である「布瑠の言」というのがあり、これが「布瑠部」の部分の元ネタだ。十種神宝には「八握剣」も含まれている。

重面の術式

原作漫画では描かれなかった魔虚羅が縛りから解き放たれるシーンもアニメでは描かれている。魔虚羅の召喚を受けて、虎杖の身体を操る両面宿儺は裏梅の元を離れる。恵は心の中で虎杖に謝り魔虚羅から吹き飛ばされると、重面は魔虚羅と二人きりの状態に。恵が虎杖に謝ったのは、第2期12話で虎杖が「死んだら殺す、だろ?」、恵が「分かってるならいい、後でな」と告げる会話を交わしていたからだ。

ここで重面春太の術式が明かされる。原作漫画よりも早い展開だ。重面の術式は、日常の小さな奇跡を記憶から消えることと引き換えに奇跡を蓄積できること。目の下の紋様に色が入ると奇跡が蓄えられていることになるが、この時点で紋様の色は無くなっている。ナナミンとの戦いの時にはこの紋様に色が入っており、そのため重面はナナミンの攻撃を受けても奇跡を放出して死を免れたのだ。また、重面自身はこの術式を自覚していない。

重面はすんでのところで宿儺に助けられるが、おそらくこれは奇跡ではなく宿儺の意思である。重面が死ねば調伏の儀式が確定し、大事な恵の死が確定してしまう。そこで宿儺は調伏の儀式の最後の当事者である重面を生かした状態で、第三者としてこの儀式に介入し、魔虚羅を倒して儀式を無効にしようとしたのだ。

魔虚羅 vs 両面宿儺

先週特級呪霊の漏瑚と戦ったばかりの宿儺は、今週は最強の式神と戦うことに。魔虚羅の「対魔の剣」が宿儺に効かなかったのは、その肉体が虎杖のものだからだ。対魔の剣は対呪霊に特化しており、五条悟の反転術式と同じく正のエネルギーをまとっているという。

戦いの最中にジュースとポップコーンを口にして「まずい」と悪態をつくのはアニオリだ。魔虚羅との戦いでは宿儺はビルの壁を駆け上がる高速バク転を披露するなど、今週も大活躍。それでも、魔虚羅も宿儺の斬撃では簡単に切れない強靭さを見せている。

魔虚羅と宿儺はガトリングパンチバトルを見せながらも、渋谷の街の車やビルも駆使しながら戦いを重ねる。もはや大怪獣バトルだ。というか神レベルの作画。「渋谷事変」編は毎回ベストを更新していて恐ろしくなる……。

魔虚羅の倒し方

電車や飛行機、学校のプールまで巻き込む二人の戦いはなかなか決着を見ないが、宿儺は全ての攻撃を受け切る魔虚羅の能力を見切ることに成功する。その能力とは、法陣が回転する度にあらゆる事象に適応できるというものだった。宿儺は「最強の後出し虫拳」と言っているが、原作漫画では「虫拳」に「ジャンケンのこと」と注釈が入っている。

宿儺は「あの時の俺なら敗れていたかも」とこぼすが、これはコミックス第2巻9話で伏黒恵と対峙した場面のことだ。この時、恵は魔虚羅を呼び出そうとしており、「布瑠部由良由良 八握」まで唱えようとしたところで虎杖の意識が戻って発動しなかった。この時、宿儺の指はまだ3本しか集まっていなかった。魔虚羅を呼び出せば宿儺を倒せたのだろうが、もちろん恵と虎杖悠仁は犠牲になっていたはずだ。

もはや『DEVILMAN crybaby』(2018) を思わせる作画になってきた頃、両面宿儺は領域展開「伏魔御廚子(ふくまみづし)」を発動。結界で空間を分断しない伏魔御廚子は、生得領域を現実に具現化する神のような業だ。宿儺は伏黒が巻き込まれないように半径140mの範囲を定め、通常の斬撃「解」と呪力差と強度に応じて一太刀で対象を卸せる「捌」を絶え間なく魔虚羅に浴びせる。

初見の技で適応される前に倒すというのが魔虚羅の唯一の倒し方だった。仕上げに「開(フーガ)」で焼き尽くして勝負あり。宿儺はかつて五条悟と同じ力を持っていた五条家当主を倒した魔虚羅を倒すことに成功したのだ。

帰ってきた虎杖

半径140mを破壊し尽くした宿儺は、重面を惨殺。前述の通り重面はナナミン戦で奇跡を使い果たしていた。宿儺は恵を硝子の元へ連れていくと、わざわざ半径140mの前に戻って虎杖と意識を交代する。虎杖の脳内には宿儺として行った数々の蛮行が再生され、虎杖はそれを受け入れきれずに嘔吐、涙ながらに自らに「死ねよ」と言い放ち、パニックに陥ってしまう。

なんと第2期17話/41話はここでようやくオープニング曲の「SPECIALZ」が流れ始める。「あなたは特別」と歌われるこの歌は、この場面では残酷にも思えるが、それでも虎杖は「戦わなきゃ」と意を決して立ち上がる。原作漫画では、ここでアニメ版冒頭に入った「お前は強いから人を助けろ」という祖父の言葉が入る。

ただの人殺しで終わらないために、まだ戦うことを決めた虎杖。一方、地下には左半身が焼き爛れたナナミンの姿が。漏瑚からの攻撃を受けてもまだ生きていたのだ。ナナミンの攻撃を“奇跡”で生き延びた重面との格の違いを感じさせる。心がボロボロになった虎杖と、身体がボロボロになったナナミンの次の戦いが示唆されて第2期17話/41話は幕を閉じる。第2期は残り7話、一体どんな結末が待っているのだろうか。

アニメ『呪術廻戦』第2期は2023年7月6日(木) より、毎週木曜23:56~、MBS/TBS 系列全国28局にて放送中。配信先は公式サイトで。

アニメ『呪術廻戦』公式サイト

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齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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