31年ぶりにアメリカから来たウルトラマン! 『Ultraman:Rising』6月14日公開! | VG+ (バゴプラ)

31年ぶりにアメリカから来たウルトラマン! 『Ultraman:Rising』6月14日公開!

Netflix

Netflixより2024年6月14日(金)配信決定!

日本が誇る特撮作品「ウルトラマン」シリーズ。その「ウルトラマン」シリーズが、Netflixオリジナルアニメシリーズ『Ultraman:Rising』として2024年6月14日(金)に配信されることが決定した。監督・脚本には『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017)では原案、持ち主の子供を探してぬいぐるみが旅をする『オリー』(2022)で脚本を書いたシャノン・ティンドルが就任する


『Ultraman:Rising』は普段はアメリカで野球選手をしている青年のサトウ・ケン/ウルトラマンが怪獣を倒し、その卵を拾ってしまうところから物語がはじまる。怪獣の赤ちゃんに母親だと思われてしまったサトウ・ケンがウルトラマンとして、そして一人の親として板挟みになりながら悪戦苦闘する物語だ。その中でサトウ・ケンは疎遠になっていた自分の父親とも向き合うことになる。

現時点ではサトウ・ケンが怪獣の赤ちゃんに対して戸惑う場面が描かれているが、このサトウ・ケンの人格が人間と融合しているM78星雲、光の国からやってきたウルトラマンの人格なのか、それとも人間であるサトウ・ケンの人格なのかは明らかになっていない。しかし、そのコミカルな怪獣の赤ちゃんへの対応や、怪獣を「倒さなければならない敵」と強く認識している点、父親の存在から人間としての人格、もしくはウルトラマンとしては未熟な人格だと思われる。

主人公のサトウ・ケンの声優には『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011)でデビューした山田裕貴が務める。その他に共同監督に『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』(2012-2016)で監督を務めたジョン・アオシマ、脚本にシャノン・ティンドルと共に『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の原案・脚本を担当したマーク・ヘイムズの参加が発表された。アニメーション制作は「スターウォーズ」シリーズや「ジュラシックパーク」シリーズで活躍したインダストリアル・ライト&マジック(ILM)が担当する。

『ウルトラマンパワード』以来31年ぶり

海外で制作された「ウルトラマン」シリーズは「スクービー・ドゥ」シリーズで有名なハンナ・バーベラ・プロダクションと円谷プロダクションの制作のアニメ映画『ウルトラマンUSA』(1989)、日豪合作の『ウルトラマンG』(1990)、ケイン・コスギが主人公のケンイチ・カイを演じた『ウルトラマンパワード』(1993)が存在する。また、単独のキャラクターではマレーシアのアニメ「ウピンとイピン」シリーズに登場したウルトラマンリブットが登場している。

また、近年ではマーベルコミックで『THE RISE OF ULTRAMAN』(2020)が発刊されている。『Ultraman:Rising』はアメリカでのアニメ作品としては『ウルトラマンUSA』以来35年ぶり、アメリカ発のウルトラマンの映像化作品では『ウルトラマンパワード』以来31年ぶりの新作となる。『Ultraman:Rising』の今後の情報解禁に期待していきたい。

『Ultraman:Rising』は2024年6月14日(金)よりNetflixで配信予定。

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鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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