第2期15話/39話ネタバレ感想『呪術廻戦』神作画再び! 宿儺と虎杖の縛りはどうなった? 過去話との繋がりも解説 | VG+ (バゴプラ)

第2期15話/39話ネタバレ感想『呪術廻戦』神作画再び! 宿儺と虎杖の縛りはどうなった? 過去話との繋がりも解説

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

アニメ『呪術廻戦』第2期15話放送

人気アニメ『呪術廻戦』の第2期が2023年8月から放送&配信開始。五条悟の青春時代を描く「懐玉・玉折」編を経て、ハロウィンの渋谷を舞台にした「渋谷事変」編が描かれている。驚きの展開が続く『呪術廻戦』第2期も残すところあと10話。第2期15話/通算39話ではどんな展開が待っていたのだろうか。

今回はアニメ『呪術廻戦』第2期15話/39話の感想をネタバレ有りで書いていこう。また、過去のエピソードとの関連も解説していく。以下の内容はアニメ『呪術廻戦』第2期15話/通算39話のネタバレを含むが、アニメでまだ扱われていない範囲の原作漫画のネタバレは行わない。アニメの方を視聴してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、アニメ『呪術廻戦』第2期15話/通算第39話の内容に関するネタバレを含みます。

アニメ『呪術廻戦』第2期15話/39話「揺蕩-弍-」ネタバレ感想&解説

甚爾襲来

アニメ『呪術廻戦』第2期15話/39話のタイトルは前回に続いて「揺蕩-弍-」。「揺蕩」には、「揺れ動く・動揺する」という意味がある。前回ラストで特級呪霊・陀艮(だごん)の領域から脱出しようとしたナナミンらだったが、伏黒恵が足元に開けた穴から現れたのは、オガミ婆の“孫”に受肉した伏黒甚爾だった。

ナレーションでは「禪院家の呪いを継いで生まれた者」「その呪いを捨てきれなかった者」が「全てを捨て去った者の剥き出しの肉体、その躍動」を目撃すると解説されている。「禪院家の呪いを継いで生まれた者」とは禪院直毘人(なおびと)と恵、「その呪いを捨てきれなかった者」は真希と七海を指しているのだろう。

甚爾は真希が使っていた特級呪具「游雲」を奪うが、游雲は元々甚爾が持っていたもので、夏油が武器庫呪霊ごと引き継ぎ、その後に五条悟が回収している。直毘人は「甚爾か」と、互いを知っているようなセリフを口にしている。直毘人は禪院家の当主で甚爾は禪院家を出た立場だ。

しかし、ここでの甚爾は本能のままに戦い続ける殺戮人形。ナレーションによるとオガミ婆の降霊術は孫の呪力が尽きた時点で終わるはずなのだが、甚爾の肉体が孫の魂を上書きしたためにそこには呪力がなく、降霊に呪力消費の必要もないために降霊の術式が終わる契機を失ったのだという。甚爾が呪力を全く持たない特殊体質であることによるイレギュラー中のイレギュラーが起きているのだ。

甚爾vs陀艮の神作画

本能的に強者を狙う甚爾は、陀艮を標的に海を割るほどの圧倒的な力を見せる。さすがはスタジオMAPPAという神作画が今回も炸裂している。呪霊を相手にしたパパ黒の魅力が最大限発揮される見事な戦闘シーンだ。第2期13話の虎杖悠仁vs脹相につづき、伏黒甚爾vs陀艮も第2期のハイライトの一つになったと言える。

クランチロールが主催する米アニメアワードでは毎年最優秀ファイトシーンが選ばれるが、アニメアワード2022では第1期の虎杖悠仁・東堂葵vs花御が同賞を受賞している。今年のアニメアワードも『呪術廻戦』第2期からのノミネートは間違いないだろう。

甚爾vs陀艮はアニオリの描写も多く、甚爾が大量の魚(式神)を捌く場面も。また、漫画版では食らっていなかった陀艮の必中効果を、アニメ版では甚爾は海の中で食らっている。直毘人が片腕を失い、ナナミンが片目を失った陀艮の必中だが、甚爾は無傷。それにしても、この甚爾を倒した覚醒五条悟はやっぱり強かったということが改めて分かる。

水中でもお構いなしという圧倒的強さを見せる甚爾は、陸上に上がると三節棍の游雲をフル活用した戦いぶりを見せている。游雲をコの字型にして陀艮の頭を固定し、蹴りを入れるアクションも。ナナミンが甚爾に賭けることを宣言すると、甚爾は游雲同士をぶつけて研ぎ、先端を尖らせるメチャクチャなことをやってみせる。

陀艮は滞空して時間を稼ごうとするも、前回領域外でやったように直毘人が上空から叩き落とし、下から甚爾が游雲を突き刺して勝負あり。禪院コンボだ。そして、五条をメッタ刺しにした時のように陀艮をメッタ刺しにする時に甚爾が見せる笑顔はアニメオリジナル。陀艮が祓われて一同は領域からの脱出に成功する。

両面宿儺復活

陀艮が祓われ、次の強者に向かう伏黒甚爾。その相手は意外にも息子の伏黒恵だった。この時点で二人は互いに親子であることを知らない。強者を求める甚爾が恵には何らかの力があることが示唆されている。

一方、祓われた陀艮の元にやってきたのは漏瑚だった。漏瑚は偽夏油に「甘く見積もって宿儺の指8-9本分」と言われており、陀艮よりも圧倒的に強い。ナナミン、真希が瞬殺されると、直毘人も術式を使うがあっという間にやられてしまう。なお、漫画版ではこの時の直毘人は右腕を失っており本来の力が出せていないことが解説されている。

3人の呪術師を倒した漏瑚は、宿儺の指が解放された気配を感じ取り、その場所に直行。第2期13話で脹相に敗れた虎杖悠仁は、同話のポストクレジットシーンで登場した菜々子と美々子から宿儺の指を喰わされていた。

虎杖悠仁を殺したい脹相や真人と違い、漏瑚の目的は虎杖悠仁の中にいる両面宿儺を復活させること。10本の指を一気に取り込ませることで肉体の適応が追いつかない状況を作り出し、肉体の主導権を一時的に宿儺に移らせる作戦を実行する。これで虎杖の肉体の中には、20本中15本の宿儺の指が入っていることになる。

そして、両面宿儺が復活。五条悟とも伏黒甚爾とも違う圧倒的な強さ、邪悪なオーラを放つ宿儺の前に、漏瑚、菜々子と美々子はひれ伏すことに。宿儺は動きを見せずとも斬撃を出して攻撃を繰り出すことができる。アニメの第1期、コミック第2巻の少年院で姿を見せた時よりも力を取り戻していることが分かる。

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宿儺の縛りはどうなった?

菜々子と美々子は、夏油を解放するために偽夏油を殺すことを宿儺に依頼。回想では菜々子が夏油の髪をとかし、美々子が夏油の座る椅子にもたれかかるシーンが描かれる。普段着の夏油が見れるレアシーンだ。夏油は五条悟について聞かれると、「親友だったんだ。喧嘩しちゃってそれっきり」と話す。夏油は、五条を「敵」などではなく「親友だった」と話していたことが明かされている。

菜々子と美々子にとっては、五条悟は夏油を殺したが、それでも夏油の唯一の親友だった。しかし、偽夏油はなんの関係性もなく夏油の骸を弄んでいる。ゆえに菜々子と美々子は偽夏油を許さない。別の指のありかを教えることを条件に宿儺に偽夏油を殺してもらうことが菜々子と美々子のプランだった。

しかし、これが気に食わなかった宿儺は美々子を瞬殺。戦いを挑んだ菜々子もサイコロステーキのようなキューブ状にされてしまう。言葉を誤れば殺される圧倒的パワハラ上司感。両面宿儺という存在の理不尽さを印象付けるシーンだ。

なお、このシーンで宿儺が菜々子と美々子を殺したのは、アニメ第1期、コミックス第2巻で虎杖悠仁との間に作った縛りを破っていると考えることもできる。宿儺は虎杖の心臓を奪った後、生得領域の中で虎杖と勝負をする。宿儺が勝てば、「契闊(けいかつ)」と唱えたら宿儺が1分間肉体を使うことができ、その間は誰も殺さず傷つけない、負ければ無条件で虎杖を復活させるという約束をした。

勝負はもちろん宿儺が勝利したが、その縛りには「この契約を虎杖は忘れる」という条件も入っており、虎杖はこの縛りのことを覚えていない。今回、宿儺は菜々子と美々子を殺したが、「誰も殺さず傷つけない」が適用されるのは「契闊(けいかつ)」と唱えて肉体を使う場合に限られる。今回は10本以上の指を一気に取り込んだことで肉体が適応できず宿儺が主導権を握ったため、その時の縛りは適応されないのである。

「一人を除いて」の意味

一方の漏瑚は、狙いは宿儺の完全復活だと話す。今の宿儺は一時的に力を得ているに過ぎず、肉体の主導権を永久に得るために虎杖と縛りを結ぶよう説得を試みる。この時に漏瑚は「真人の無為転変で変えられた魂の形は反転術式でどうこうできるものではない」「宿儺はあの時、縛りを作らなかったのではない、作れなかったのだ」と心の中で話しているが、これはコミックス第4巻で真人が順平を改造人間にしたシーンの話だ。

順平が真人に無為転変で改造人間にされた時、虎杖は宿儺を呼び出し、「何でもする」から順平を治してくれと頼んだ。だが、宿儺はこれを断った。縛りを作り、虎杖の肉体を支配するチャンスを棒に振ったわけだが、漏瑚はその理由を「順平を治さなかったのではなく治せなかった」からだと推察しているのだ。漏瑚が「虎杖の仲間が大勢来ている」と言及したのは、仲間の命を交渉材料とするためだろう。

ところが、宿儺は新たな縛りを「必要ない」と一蹴し、宿儺には宿儺の計画があることを明かす。その上で、漏瑚が宿儺に一撃でも入れることができれば呪霊側の配下に入ることを宣言。渋谷の人間を皆殺しにすると約束するが、「一人を除いてな」と留保をつける。

その一人とは、伏黒恵のことだと考えられる。コミックス第2巻の少年院で恵と対峙した宿儺は影を媒体にして式神を操る恵の術式を見て、恵みに興味を持ち始めた。「宝の持ち腐れ」とも言い、恵がその術式を使いこなせていないことを示唆した。

その後、宿儺は虎杖に「オマエはつまらんな」と言ったり、恵について「近い内、面白いモノが見れるぞ」と言ったり、恵にゾッコンという様子を見せている。第4巻30話のナレーションでは、「唯一の好奇はただ一人。それ以外は心底どうでもいい」と宿儺の関心は恵にあることが紹介されている。第7巻53話では偽夏油が「宿儺にとっての地雷がいる」と、恵について言及してもいる。

宿儺が「皆殺し」から除いた「一人」が恵であることは明らかだ。その恵は、この前に虎杖に「死んだら殺す」と重い感情を見せているという三角関係が面白い。更に恵はパパ黒に「強者」として選ばれたばかり。五条悟という“最強”が封印されている中、宿儺と甚爾という別の“最強”に術師たちはどう立ち向かっていくのか。次回を楽しみに待とう。

アニメ『呪術廻戦』第2期は2023年7月6日(木) より、毎週木曜23:56~、MBS/TBS 系列全国28局にて放送中。配信先は公式サイトで。

アニメ『呪術廻戦』公式サイト

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齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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