オーガニックゆうき「チグハグバナナ」、トシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」(勝山海百合 訳) 無料公開!5月の執筆者とスケジュールも発表【Kaguya Planet】 | VG+ (バゴプラ)

オーガニックゆうき「チグハグバナナ」、トシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」(勝山海百合 訳) 無料公開!5月の執筆者とスケジュールも発表【Kaguya Planet】

オーガニックゆうき「チグハグバナナ」、トシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」(勝山海百合 訳) 一般公開

オンラインでSF短編小説を配信するKaguya Planetより、オーガニックゆうき「チグハグバナナ」、トシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」(勝山海百合 訳) を一般公開しました。「チグハグバナナ」と「ピーチ・ガール」は、3月のKaguya Planet先行公開作品として配信された作品です。

※オーガニックゆうき「チグハグバナナ」は先行公開したバージョンから一部改稿しております。

オーガニックゆうき「チグハグバナナ」

ある日突然、私の部屋に現れた「バナナ」は、世界を、そして私の生活を壊していく。「バナナ」は、一体何を求めているのか。チグハグな「バナナ」との奇妙な物語。

オーガニックゆうき
プロフィール
1992年生まれの小説家、ウルトラシリーズ好きの、うちなーんちゅ。2018年に『入れ子の水は月に轢かれ』で第8回アガサ・クリスティー賞を受賞し、同作で早川書房からデビューを果たす。2019年10月から2020年6月までは、沖縄タイムスでコラム『うちなぁ見聞録』を連載。2020年12月には『社会・からだ・私についてフェミニズムと考える本』(社会評論社)にSF中編「龍とカナリア」を寄稿した。ミステリとSFを自在に横断していく多才さを見せる注目の作家。

トシヤ・カメイ「ピーチ・ガール」(勝山海百合 訳)

あなたの両親は、あなたを小さな桃型の宇宙船に乗せて地球へと送り出した。鬼の脅威を前に、“ピーチ・ガール”としてグリッドで戦うことを決意したあなたは、仲間集めに取り掛かる。

「ピーチ・ガール」の原作である「Peach Girl」はUtopia Science Fiction誌の20212月号に掲載。スペイン語版や英語朗読版の公開も決定しているポップでクールな冒険譚です。

トシヤ・カメイ
作者プロフィール
トシヤ・カメイはバイリンガル作家(英語とスペイン語)、翻訳家。彼の短編小説はCollective Realms、Trembling With Fear、Utopia Science Fictionなどに掲載されている。
勝山海百合
訳者プロフィール
岩手県出身の小説家。短篇集『竜岩石とただならぬ娘』(2008, MF文庫ダ・ヴィンチ) で単著デビュー。『さざなみの国』(2011) で第23回日本ファンタジーノベル大賞受賞。2020年はトシヤ・カメイによって、“てのひら怪談”作品を中心に多数の作品が翻訳され、海外媒体に掲載にされた。

4月は二作品を先行公開中

4月のKaguya Planetは、麦原遼「それはいきなり繋がった」D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」(勝山海百合 訳) を先行公開中。「応援」の登録をして頂いた会員の方は無料公開前に作品を読むことができます。毎月SF短編小説をウェブに掲載していくというKaguya Planetの取り組みの継続のためにも、登録よろしくお願いします。

Kaguya Planet

5月のKaguya Planetの執筆者は!?

5月のKaguya Planetは、3月、4月に引き続き、2作品の先行公開を開始します。1作品目はオンライン文芸誌「破滅派」などで活動している大木芙沙子さんの新作「かわいいハミー」、2作品目は英語で執筆し海外で高い評価を受けているユキミ・オガワさんの「町の果て」(大滝瓶太 訳)です。

大木芙沙子さんは2019年から駿瀬天馬のペンネームでオンライン文芸誌「破滅派」にて作品を発表してきました(現在は大木芙沙子)。2021年には、Toshiya Kamei(トシヤ・カメイ)さんによって翻訳された「馬娘婚姻譚」(英訳”Neighs and Cries”)がNew World Writing に掲載されたのを皮切りに、Ghost Orchid Pressのホラーアンソロジーシリーズ『HOME』 『Beneath』『Cosmos』や、Insignia Storiesのアンソロジー『Mythical Creatures of Asia』など英語圏の媒体にも活動の場所を広げています(翻訳はいずれもToshiya Kamei)。西崎憲さんの主催する惑星と口笛ブックスから短篇集を刊行予定。

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ユキミ・オガワさんは英語で執筆する日本人作家として、The Magazine of Fantasy & Science Fiction、Clarkesworld、The Apex Book of World SF 4など多くの媒体で作品を発表しています。今回掲載する「町の果て」(原題:Town’s End )は、自身の初のプロ誌掲載作として2013年にStrange Horizonsに掲載された作品で、リッチ・ホートンによる年刊SF・ファンタジー傑作選(The Year’s Best Science Fiction & Fantasy, Ed. Rich Horton, Prime Books, 2014)に収録されました。こちらから原文を読むことができます。

20195月にSFのウェブジン「Rikka Zine」にインタビュー記事が掲載され、『S-Fマガジン』20196月号で大森望さんに紹介されるなど、日本SF界でも注目の作家です。作品が邦訳されるのは今回が初めてです。

翻訳は作家の大滝瓶太さんが手がけました。大滝さんは2018年第1回阿波しらさぎ文学賞を受賞。現在は小説、文芸批評、書評、エッセイなど幅広い文筆活動を行なっています。『小説すばる』にて、書評「理系の読み方」を連載中。新作「ザムザの羽」が掲載されている『S-Fマガジン』2021年6月号は、SNSを中心に話題沸騰中です。

5月のKaguya Planetスケジュール

最後に、Kaguya Planetの2021年5月のスケジュールを、以下の通り発表します。

5/15 (土) オガワ・ユキミ「町の果て」(大滝瓶太 訳) 先行公開
5/22 (土) 大木芙沙子「かわいいハミー」先行公開
5/29 (土) 麦原遼「それはいきなり繋がった」一般公開
5/29 (土) D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」 (勝山海百合 訳) 一般公開

Kaguya Planetに「応援」を!

Kaguya Planetは、①日本SF界のジェンダーバランスの是正②新人賞以外の入り口を作ること③オンラインでSF短編を読む海外のシステムに近づけること、という三つの目標を掲げてスタートしたプロジェクトです。

月500円の「応援」の登録をして頂いた方は、約1ヶ月間早い「先行公開」で作品をお楽しみいただけます。また、広く作品を読んでいただくためにKaguya Planetの作品は無料公開する方針を取っています。この無料公開を継続し、広くSFを発信していくためにも「応援」を宜しくお願い致します!

Kaguya Planet

これまでのKaguya Planet公開作品

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