Kaguya Planet5月先行公開、大木芙沙子「かわいいハミー」配信開始 | VG+ (バゴプラ)

Kaguya Planet5月先行公開、大木芙沙子「かわいいハミー」配信開始

Kaguya Planet 5月の先行公開、二本目の配信スタート

SFメディアのバゴプラが運営するKaguya Planetにて、大木芙沙子「かわいいハミー」の配信を開始します。先週5月15日(土)から配信を開始している、ユキミ・オガワ「町の果て」 (訳・解説 大滝瓶太)に続いて、5月は2本のSF短編小説を先行配信中です。両編のカバーイラストは、浅野春美さんが手掛けました。

Kaguya Planetは、オンラインでSF短編小説を定期掲載していくプロジェクトです。500円で“応援”の登録をして頂くと、各作品やインタビューを約1ヶ月早く読むことができます。

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大木芙沙子さんの新作、配信開始

大木芙沙子さんは2019年から駿瀬天馬のペンネームでオンライン文芸誌「破滅派」にて作品を発表してきました(現在は大木芙沙子)。2021年には、Toshiya Kamei(トシヤ・カメイ)さんによって翻訳された「馬娘婚姻譚」(英訳”Neighs and Cries”)がNew World Writing に掲載されたのを皮切りに、Ghost Orchid Pressのホラーアンソロジーシリーズ『HOME』 『Beneath』『Cosmos』や、Insignia Storiesのアンソロジー『Mythical Creatures of Asia』など英語圏の媒体にも活動の場所を広げています(翻訳はいずれもToshiya Kamei)。2021年6月発行の『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』(柏書房)に短編を掲載しており、西崎憲さんの主催する惑星と口笛ブックスから短篇集の刊行が予定されているなど、今後の活躍が期待されます。『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』はAmazonで予約受付中です。

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大木芙沙子「かわいいハミー」

カバーデザイン 浅野春美

博士の作った最高傑作のヒューマノイドロボット〈ハミー〉。博士に言われた通り、今日もアタマを働かせて人の役に立つ方法を考える。しかしそんなハミーにはうまく稼働しない機能があった。

大木芙沙子
プロフィール

1988年生まれ。2019年からオンライン文芸誌「破滅派」にて活動。2021年には、”Neighs and Cries” (原題:馬娘婚姻譚) がNew World Writing に掲載されたのを皮切りに、Ghost Orchid Pressのホラーアンソロジーシリーズ『HOME』、 『Beneath』、『Cosmos』や、Insignia Storiesのアンソロジー『Mythical Creatures of Asia』など英語圏の媒体にも活動の場所を広げている(翻訳はいずれもKamei Toshiya)。余韻の残る短編小説が魅力の書き手で、20216月刊行予定の『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』(柏書房)に短編を掲載、惑星と口笛ブックスから短篇集を刊行予定。

 

Kaguya Planetでは、三作品を先行公開中

Kaguya Planetでは現在、先行配信コンテンツとして麦原遼「それはいきなり繋がった」D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」(勝山海百合 訳)ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太)を配信中です。

麦原遼「それはいきなり繋がった」は、突然シンメトリーなパラレルワールドにつながった世界が舞台の物語です。理論に裏打ちされた世界観と、そこで暮らす個人の葛藤が描かれた、麦原遼さんの魅力を存分に味わえる作品です。ポストコロナSFとしても楽しめます。

D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」(訳 勝山海百合)は、マッチングアプリで出会った二人の女性の物語です。仲睦まじい二人の会話が愛らしく、中国の神話や、恐竜の化石が多く出土するという河北省の土地柄などが効果的に使われています。

ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太) は、町のはずれにある結婚相談所が舞台の少し不思議な物語です。ユーモアに満ちた怪談で、ユキミ・オガワさんの魅力を味わえる作品です。作家・大滝瓶太さんによる解説と合わせてお楽しみください。

そして、4月の先行公開作品、麦原遼「それはいきなり繋がった」D・A・シャオリン・スパイアーズ「虹色恐竜」(勝山海百合 訳)は、5月29日(土) にいよいよ一般公開します!

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya Planetは2020年12月に活動を開始して以来、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。D・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさんは、作品の邦訳が出るのは初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

また、Kaguya Planetが開始当時から掲げている三つの目標、① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正、② 新人賞以外の入り口を作ること、③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、についても、たくさんの反響をいただいております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

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また、1円から寄付も受け付けております。サポートして頂いたお金は全てKaguya Planetの原稿料や編集料に当てられます。十分な資金が集まり次第、Kaguya Planetの作品掲載数やインタビュー記事の数を増やしていく予定です。プロジェクトの詳細はこちらの特設ページをご覧ください。

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