赤坂パトリシア新作「Annunciation」が米Strange Horizonsに掲載!
日本語と英語で執筆活動をしている赤坂パトリシアの新作「Annunciation」が、オンラインのSF誌、Strange Horizonsに掲載された。
Strange Horizonsは2000年から活動している、スペキュレイティブ・フィクションを扱うオンライン週間誌だ。SF、ホラー、ファンタジー等を中心に、小説、詩、レビュー、エッセイ、インタビューなどを掲載している。ヒューゴー賞やネビュラ賞、世界幻想文学大賞のノミネート作品も掲載してきた。2022年のヒューゴー賞ベスト・セミプロジン部門にノミネートされている。
赤坂パトリシアは2020年にカクヨムで連載していた『ネコばあさんの家に魔女が来た』をKADOKAWAから刊行。
またオンラインSF誌Kaguya PlanetにSF短編小説「Linguicide,[n.]言語消滅」を掲載している。「Linguicide,[n.]言語消滅」はある日突如「日本人」が消えてしまった世界を舞台にした言語SF。SNSを中心に高い評価を得た。
最近では、英語で執筆した小説を複数発表している。2022年1月にはイギリスの歴史掌編オンライン専門誌FlashBack Fictionに関東大震災を扱った歴史掌編小説「Haori」を掲載。こちらは、英語と日本語の両方が掲載されており、赤坂パトリシアによる朗読も聞くことができる。
また、同月後半にはイギリスの幻想掌編・SFオンライン専門誌Fudoki Magazineに掌編小説”The Pocket”が掲載されている。
今回Strange Horizonsに掲載された「Annunciation」は、イギリス人男性と結婚した日本人女性チトセの物語だ。チトセはある日突然大天使に、「言語」を妊娠していると告げられる…
日本語と英語、二つの言語で活躍している赤坂パトリシアの今後の活躍に目が離せない!
赤坂パトリシア「Linguicide,[n.]言語消滅」を掲載しているKaguya Planetでは、海外のスタンダードであるウェブでSF小説を読む環境づくりに取り組んでいる。現在は、ジェンダーSF三作品を先行公開中。ぜひ応援を!